10月8日に引き続き、11月5日6時限「5年ホームルーム」の時間に、本校フィリアホールにて、5年生理系を対象にした講演会が開かれました。前回は生物系でしたが、今回は物理系です。特別講師は、東京大学教授の小紫公也先生工学系研究科航空宇宙工学専攻)でした。

小紫先生

今日のテーマは「未来のロケット推進」。序盤は、小紫先生が宇宙を夢見た1960~80年代の話でした。性能重視よりもコスト重視(例:イプシロンロケット)に傾きつつある現代の傾向と対比させながら、宇宙開発の歴史や現状の課題について、明快に説明していただきました。なぜ、今までとは一線を画す新しいロケット推進について探究する必要があるのか、その動機がよくわかる興味深い話でした。そして、話題が最新の研究成果に移ると、生徒たちの関心はさらに高まり、まるでSFのような「レーザー光線で鉛直上方に推進するロケット」の動画が再生されたときには、会場全体が驚きに包まれました。

質疑応答の時間では、先日の科学の甲子園において見事なパラシュート(ロケットではないですが)を作った森下くんらが的確な質問をするなど、活発なやり取りが行われました。講演が終わった後も、何人かの生徒が個別に質問をしていました。小紫先生、ありがとうございました!

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