卒業式が終わって4日目、通学路となる井の頭公園にはすでに満開をむかえた桜の樹も。中学生のほとんどが内部進学で明星学園高等学校(別キャンパス)に進学しますが、卒業式は生徒も教員も涙、涙になります。

桜

中学校は昨日、終業日をむかえましたが、今日はとても静かな学校です。
少し落ち着いたところで、卒業式での3人の卒業生の言葉を紹介させていただきます。
そこには3年間を通した自らの成長を振り返り、在校生への熱いメッセージが語られています。
こちら「中学校ニュース」からお読みください。

(中学校副校長 堀内)

3月15日(水)の卒業式後、昼食をはさんで「卒業を祝う会」が行われました。1月には学年全員が一人ずつ卒業研究のプレゼンを行いましたが、卒業対策委員が企画したこの祝う会には我々教員はどんなことが行われるか知らされないまま招待状をもらいました。そこで繰り広げられた生徒たちのパフォーマンスは私たち教員の想像をはるかに超えるものでした。

祝1

祝2

トップバッターは、女子6人のバンド。星野源の『恋』を熱唱。

曲が終わると男性教員が1名登場。驚きの声と大きな拍手と共に『前前前世』を熱唱。

祝3

祝4

幕が下り、再び幕が上がると場の雰囲気は一転、男女二人による爆笑のコントが…。この配役、シナリオ、間の取り方、とにかく最高でした。

続いて男女5人によるキレキレのHIPHOPダンス。

祝5

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女子二人によるHIPHOPダンスもキレキレです。そして男子三人による漫才。中学校生活三年間を振り返りながら、ギャグ満載の漫才。会場中が爆笑の渦になりました。このクオリティーはどこから生まれたのだろう? 正直そう思いました。

祝7

祝8

第2部はクラス動画の上映。短編映画といってもいいようなクオリティーの動画もあり、時に笑いを、時に感傷的にとクラスごとの思いを表現してくれました。

最後は先生方への花束贈呈と先生方からの一言。(私も花束と記念品をいただき、写真は撮れていません)
三年間の彼らの成長を心から感じられた感動の一日となりました。

(中学校副校長 堀内)

昨日3月15日(水)、中学校卒業式が行われました。卒業生の卒業制作作品(美術・木工・工芸)に囲まれる体育館で、4年ぶりに在校生(8年生だけではありますが)とともに卒業を祝う素敵な式となりました。

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卒業生入場の後、明星行進歌、和太鼓部の迫力ある祝賀演奏、在校生代表の言葉、卒業生代表の言葉、校長挨拶へと続きました。 この日の主役卒業生136名がが壇上に立ちます。

卒業証書は一人ずつ花道をとおり、マスクを取って保護者・在校生席に一礼、副担から名前を呼ばれ返事をすると校長の元に進み、卒業証書を受け取ります。みんなとても豊かな表情です。その後、担任4人が並んでいるところに駆け寄り、熱い握手……。さまざまな思いが交錯し、必死に涙をこらえている生徒もいます。

詳細は、こちら「中学校ニュース」よりご覧いただけます。

(中学校副校長 堀内)

飛行機現在12年生(高3)の奥山晴くんが、来週3月13日(月)放送のNHK Eテレの「沼にハマってきいてみた」に出演いたします。飛行機の観察が大好きなことをきっかけに、「飛行機ウォッチング沼」として取材を受けました。

高校の校内でもロケが行われました。奥山くんが所属している、理科部の部員と顧問も少し映る予定です。

ぜひご覧いただき、お楽しみいただければ幸いです。

(番組紹介URL)
https://www.nhk.jp/p/hamatta/ts/KNY2YKWLG9/episode/te/R575VVNYX1/

NHKEテレ1・東京
3月13日(月)
午後7:30~午後8:00(30分)

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☆番組内容紹介

沼にハマってきいてみた
「三度の飯より空を見上げたい!飛行機ウォッチング沼」

三度の飯より飛行機を見るのが好き!無線機を片手に毎日飛行場に通う高校生が登場。大手航空会社の整備士の現場を特別にウォッチング!ゲストは女優の奥仲麻琴さん。

「飛行機は人生」と語る高校生のはるくん。大好きな飛行機を一機たりとも見逃すまいと無線機の情報を頼りにベストポジションを求め駆け回る。これまでに撮った飛行機の写真は3万枚以上。自衛隊の戦闘機を追う撮影の旅ではハプニング続出!執念の1枚をスタジオで披露。▽大手航空会社の整備士の仕事現場を特別に見学。整備中の飛行機の激レアな光景にゲストの奥仲麻琴さん大興奮!▽ぬまろくは東京都立井草高等学校書道部へ!

(高校 大石)

和太鼓2月17日付 「読売中高生新聞」に、本校高校和太鼓部が参加した太鼓芸能集団『鼓童』とのイベントの模様がカラー1ページで紹介されました。

「鼓童」は、新潟県佐渡市を拠点とする太鼓芸能集団で、様々な国・地域で7000回以上の講演を行っています。そんなスター集団に交じって日本の高校生が演奏する初のイベントが2月4,5日に東京文京区の「文京シビックホール」で開かれました。

当日は『鼓童』と交流のある6校がオファーを受け、熱い演奏をお届けしましたが、紙面には本校和太鼓部部長 野瀬美月さんのメッセージも記載されています。写真は、高校小ホールで『鼓童』のメンバーから直接指導を受けている様子です。

本校和太鼓部から『鼓童』のメンバーになっている卒業生もおり、部員も大きな刺激をもらっています。

また、先日「朝日中高生新聞」の『GOGO高校』のコーナー(1月29日付)にも本校和太鼓部がカラー1ページで紹介されました。現在、今月末の定期演奏会に向け部員一同、練習に励んでいるところです。

(中学校副校長 堀内)

2月24日(金)、中学校『合唱コンクール』が3年ぶりに有観客で(コンクールそのものも2年ぶり)行われました。先日の『9年卒業研究発表会』に続き、たくさんの保護者の皆さんにお会いすることができました。

杉並公会堂に集まった中学生。7年生(中1)の学年合唱は『夢の世界を』、クラス合唱は課題曲の『絆』と自由曲の2曲。クラスの紹介に続いて、指揮者とピアニストが紹介されます。毎回今年の7年はどのような声を響かせてくれるか楽しみにしていますが、全員マスク着用にも関わらず、期待に応えてくれました。

8年(中2)の学年合唱『チェリー』は、安心の歌声でした。140数人のボリュームを感じます。課題曲は『あなたへ~旅立ちに寄せるメッセージ』。そして、9年生。学年合唱は『Climb Every Mountain』『栄光の架橋』の2曲。学年が上がるにつれて音色が変わっていきます。一年一年の成長を感じます。

9年(中3)の課題曲は『若人の歌』をアカペラで挑戦。男声と女声、声のみの響きがホール全体に広がります。最初のクラスの合唱が終わると同時に大きな拍手、そして保護者席からざわめきがわき起こりました。9年は新型コロナの影響により入学式が行われず、登校できないまま家庭学習・オンラインでのやり取りがしばらく続きました。その後も保護者の皆さんに子どもたちの姿を直接見ていただく機会を作れずに来ましたが、卒業式間近になってこのような活躍の場を作ることができてほっとしました。

表彰は各学年、金賞・銀賞がクラスに贈られます。また、個人賞は優秀指揮者賞と指揮者賞、優秀ピアニスト賞とピアニスト賞がこちらも学年ごとに贈られました。
今年度の最優秀賞でもある9年の金賞は4組が獲得しました。自由曲は『群青(合唱曲)』。この曲は東日本大震災で甚大な被害を受けた南相馬の小高中の生徒と先生が協同で作った曲です。大地震による津波で、さらに原発事故によりちりぢりになった卒業生への思いがメッセージとして表現されています。

後から聞きましたが、4組の指揮を担当した生徒は2月に被災地の一つ宮城県石巻を訪れました。現在の石巻の様子をカメラにおさめ、『群青』の曲に合わせた動画を作成、その動画をクラスみんなで見ながら、会えなくなった友人に届けたい気持ちを共有していったようです。

『合唱コンクール』は、親御さんと同じ気持ちになってしまい、いつも熱いものがこみあげてきます。皆さんのご協力に感謝します。

(中学校副校長 堀内)

本橋写真昨年6月、尾木直樹氏から始まった明星学園創立100周年記念「リレーエッセイ」、第8弾はバスケットボールプレイヤー 本橋菜子さん(東京オリンピック銀メダリスト・卒業生79回生) 。
タイトルは、『私の波乱万丈、バスケ人生記』。

本橋さんは、高校3年間を明星学園で過ごし、女子バスケットボールで全国3位、早稲田大学に進んでからは全国優勝、さらに一昨年の東京オリンピックでは銀メダルを獲得しました。それだけを聞くと、順風満帆なバスケ人生を送ってきたように見えるかもしれません。しかし、そこには想像を絶する試練があったそうです。
それをいかに乗り越え、現在があるのか、彼女のほんわかとした文章に勇気をもらえる中高生はたくさんいるのではないでしょうか。

本橋さんの『リレーエッセイ』はこちらからご一読ください。(これまでのエッセイも、こちらからお読みいただけます)

【本橋菜子さん  プロフィール】
2009年、明星学園高等学校に入学。12年時、全国高等学校総合体育大会で全国3位。
2012年、早稲田大学に進学。3年生の時、全国バスケットボール大会で優勝。優秀選手賞とアシスト王に輝く。
2016年、羽田ヴィッキーズに入団。2018年4月、女子日本代表に初選出。
2019年、アジアカップで日本の大会4連覇に貢献、NVP・得点王・アシスト王・オールスターファイブを獲得。
2021年、右膝前十字靭帯損傷のリハビリに励みながら東京オリンピックに出場、銀メダルを獲得。

*今後も月1回のペースで、さまざまな分野で活躍する明星学園ゆかりの方々でエッセイをつないでいきます。ご期待ください。

(中学副校長 堀内)

高校『ファッション部』は、昨年9月の明星祭で発表したファッションショーを無観客で収録し、公開いたしました。

ファッションショー

一つ一つの作品にこだわった私たちのファッションショーを、ぜひ多くの皆様にご覧いただけましたら嬉しく思います。

詳しくはこちらの明星学園高等学校ホームページをご覧ください。

https://www.myojogakuen.ed.jp/high_school/topics/30057

(高校 ファッション部一同/顧問 大石)

和太鼓2023年2月4日に、高校和太鼓部は文京シビックホールにおいて太鼓芸能集団『鼓童』との交流公演を行いました。第1部では『鼓童』が、第2部では参加した各高等学校が、そして公演の最後には各学校の代表者と『鼓童』のメンバーが共演しました。

プロの太鼓奏者と交流する機会をいただけたことは、部員にとって刺激のある貴重な経験だったと思います。

今後もこの経験を糧に、大会や演奏会に向けて一生懸命練習に励んでいきますので、和太鼓部への応援をどうぞよろしくお願いいたします。

(中高和太鼓部顧問)

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2月25日(土)、中学2年生の「卒業研究テーマ相談会が行われました。一年間をかけて探究に取り組む『卒業研究』が本格的にスタートしました。
この日のために、22人の卒研ボランティアの皆さんに集まっていただきました。

第1部の全体会は、8年生(中2)全員がいちょうのホールに集まり、3人のボランティアの方(大学の先生)から、「研究とはなにか?」「研究の進め方」、それぞれのご専門を通したテーマの見つけ方など、具体的なお話をしていただきました。大学というのは、単なる机に向かってだけの勉強ではなく、そういうことも研究するんだ、研究ってとても大変そうだけど、でも面白そうだ。中には大学でそんな勉強をしてみたいなと感じた生徒も少なからずいたようです。
講師の先生は以下のとおりです。
▪今泉朝雄さん(青山学院大学非常勤講師)教育学
▪長崎秀俊さん(目白大学社会学部教授)マーケティング
▪中山久美子さん(東京外国語大学非常勤講師)言語学

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第2部では、生徒は11の教室に分かれ、それぞれ1名の教員と2名のボランティアの専門家の皆さんに入っていただきました。生徒は一人ずつ、自分が一年間かけて取り組もうとしているテーマ(らしきもの)を発表していきます。まだまだ、問いのカタチになっていない生徒も多い状況ですが、探究のための種のようなものをみんなの前できちんと表明することで、すべては始まるように思います。他の生徒から質問を受け、教員も感じたことを述べた上で、ボランティアの方にアドバイスをいただきます。

私が担当した教室には、音楽・映画・アニメ・ゲームなど、エンタメ系に関心のある生徒が集まっていたのですが、一人一人の生徒に丁寧にアドバイスをしてくださるボランティアの方の見識の深さと生徒への対応には感謝しかありません。

予定の時間を少しオーバーしてしまいましたが、難しい内容もありながら、生徒は興味津々で、他の生徒とボランティアの先生の対話にも耳を傾けていました。

「大学のゼミの授業みたいだったね!」教室から出るとき、思わず生徒と話してしまいました。
まもなく9年(中3)になる彼らにとって、本当に貴重な時間を持つことができたのではないかと思います。

☆ 9年(中3)『卒業研究』の実践については、こちらからお読みください。

(中学校副校長 堀内)

 

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