午後6時くらいから生徒がホストファミリーとローズヒルカレッジに集まり始めました。FarewellPartyの会場はスタッフルーム。いつもは先生方が利用していますが、今日はパーティーの会場になります。生徒は本日のパーティーのために男子は甚平、女子は浴衣を着ます。家から着てきたり、こちらで着替えたりは人それぞれですが、みんな良い感じです。
6時45分、留学生担当のアン先生がFarewellPartyの開始を宣言しました。そして、ローズヒルカレッジ校長のSue先生が挨拶をしてくださいました。その後、明誠高校の奥秋校長先生が挨拶をされました。校長先生の挨拶のあと、Kentoのホストファザーがクリスチャンということもあり、食事を頂くためのお祈りを皆さんでしました。そして、食事の時間となりました。生徒はホストファミリーの座っている場所で一緒に食べました。料理やデザートはローズヒルカレッジがオーダーしてくれたもののほか、各ホストファミリーからも料理を持ちより、Suzukixさんも鶏のから揚げを持ってきてくださいました。大変豪華な夕食となり、しばし歓談の時間となりました。
ホストファミリーとご飯を楽しんだあとは、修了証授与の時間です。1人1人が呼ばれ、Sue校長先生から修了証とローズヒルカレッジのマーク入りシャツを着たKiwiの人形が手渡されました。生徒は嬉しそうに「Thank you」とお礼を言っていました。1人ひとりの修了証授与の写真は語学研修ブログにアップしましたのでそちらもあわせてご覧ください。
さて、いよいよ生徒による出し物披露です。まずはKahoとMahiroが最初の踊り、ラジオ体操第一について説明。日本では、知らない人はいないというくらいポピュラーな体操であり、運動前にするものだという説明がありました。生徒は慣れた体操ですので、しっかりと体操を行いましたが、ホストファミリーの人たちは、あの独特の音楽と動きを興味深そうに見ていました。中には写真を撮ったり、動画を撮っている人もいました。最後、深呼吸で終わると拍手が生徒に送られました。
続いて、ソーラン節。ソーラン節についての説明は、SayakaとChikaが担当しました。こちらはリズミカルな音と動き。踊ったことのある生徒もいましたが、そうでない生徒もおり、こちらに来て朝の時間などに練習をし、その甲斐あってか、本番でもなんとか成功。最後のポーズが決まると、一段と大きな拍手が会場から起こりました。
出し物終了後は、じゃんけん大会。RenとKentoがじゃんけんの説明をしてくれました。ニュージーランドにもじゃんけんは「rock、scissors、paper」という形でありますが、今回は日本風に「じゃんけんぽん」でやりますと説明。そのままRenとKento、およびTakumiが代表でじゃんけんをします。「じゃんけんぽん」のかけ声で、じゃんけんをして、ある程度勝ち残った人にはプレゼントが渡されました。扇子や消しゴム、折り畳み式プラスチック水筒など日本的なプレゼントにホストファミリーの人たちは喜び、会場は大変盛り上がりました。
じゃんけん大会が終わり、生徒からローズヒルカレッジおよびGeorge・Phillip先生へThank-you cardが手渡されました。感謝の気持ちを述べたのは2年生のDaikiと3年生のCynthia。手渡されたアン先生・デルウィン先生と、ジョージ・フィリップ先生は非常に喜んでいました。こうしてFarewellPartyは終了となりました。
最後に参加者全員で記念撮影をして、生徒はホストファミリーと一緒にステイ先へと帰っていきました。短い一時でしたが、生徒もホストファミリーもFarewellPartyを楽しんでいる様子でした。
最後まで会場に残っていたのはCynthia。実はホストファミリーの都合でパーティの到着時間が遅れてしまったのです。気まずい雰囲気の中、Cynthiaは車内で何も言えずずっと我慢し、会場に到着したそうです。会場に到着したCynthia、これまでの集大成となるフェアウェルパーティに間に合わなかったらどうしようという緊張の糸がぷつりと切れ、泣き出してしまいました。パーティの出し物やThank-you cardは無事済ますことができたのですが、インターナショナルのAnn先生や校長先生が終始Cynthiaを気遣ってくれていました。インターナショナルのDelwin先生は、Cynthiaからプレゼントされた浴衣をすぐにインターナショナルの部屋にきれいに飾ってくれました。最終的にはホストファミリーとも和やかな雰囲気のもと、写真を撮ることができました。Rosehill CollegeやホストファミリーのCynthiaへの優しさ、そしてCynthiaの語学研修への熱い想いを考えると、取材班もぐっとこみあげてくるものがありました。
明日は14日目。ニュージーランド最後の日です。明日の朝、ホストファミリーと別れ、オークランドへと向かいます。