これ以上ないくらいの晴天。明誠坂の両側の梅の花は満開。そんな中、今日は第54回卒業証書授与式が行われました。素晴らしい卒業式でした。
いつも通りの登校。でも今日は最後の友だちとの登校。いつものルーティーンも今日でおしまい。高校生活最後のホームルーム前には、卒業アルバムにメッセージを書きあったり、担任の先生と写真を撮るといった、楽しい一時を過ごしていました。
2年生も式に出席するために平常登校。3年生より一足早く会場に入って、3年生の入場を待ちます。
午前9時50分。最初の3年生が、会場全体の大きな拍手の中、担任の先生に先導されて中央の赤絨毯をゆっくり歩き、席に着きました。10時開式です。
国歌斉唱の後、早速、「卒業証書授与」となりました。1組から順に起立します。そして男子219名・女子65名、合計284名を代表して、小倉千尋さん(3-4)が奥秋校長より卒業証書を受け取りました。最初に生徒の代表として登壇する小倉さん。とても緊張した表情で卒業証書を受け取っていました。続いて、「賞状・賞品・表彰状授与」として、次の各賞の授与が行われました。
- 日本大学学長賞(学業部門) 鳥山優美さん(3-1)
- 日本大学明誠高等学校校長賞(学業部門) 石川めぐみさん(3-2)
- 優等賞(22名) 代表 樋口わかなさん(3-7)
- 皆勤賞(47名) 代表 淺香 潤くん(3-3)
- 日本私立中学高等学校連合会会長賞 野﨑優司くん(3-2)
- 山梨県高等学校文化連盟賞 組澤誠人くん(3-2)
- 山梨県高等学校体育連盟優秀選手賞 松村直輝(3-6)
- 日本大学明誠高等学校後援会会長賞 河内美咲きん(3-1)
- 日本大学明誠高等学校同窓会会長賞 大神田丈くん(3-6)
そして、奥秋校長より校長式辞があり、さらに副学長・生産工学学部長落合実先生より学長告辞(代読)の後、来賓祝辞として、江口英雄上野原市長、佐藤智後援会長、高橋政雄同窓会長からお祝いの言葉をいただきました。次に、式を進行している大桃教務主任から後藤斎(ひとし)山梨県知事からのメッセージと様々な方や学校からの祝電が披露されました。祝電は会場後方の壁面に掲示されていました。
続いて、吾郷里佳子さん(3-5)が卒業生を代表して卒業記念品の目録を奥秋校長に手渡しました。卒業記念品は以前、このエデュログでもご紹介しましたが、新装なった体育館の舞台照明設備一式で、すでに工事が終了し、今回の卒業式でもその照明のおかげで舞台がこれまでよりずっと明るく見えました。ありがとうございました。
ここからが式のクライマックス。「送辞」です。まず登場したのは、在校生を代表して、現生徒会長の志村裕樹くん。卒業生と同じフロアに立って、卒業生に話しかけるように送辞を述べました。続いてそれに応える形で、3年生を代表して小俣遼平くん(3-8)が「答辞」を読み上げました。涙ぐんでいる3年生…。さらに続く「校歌斉唱」で涙腺が爆発してしまった生徒もチラホラいました。一緒に歌っていた担任の先生たちも泣き顔に近いものがありました。
とても良い卒業式でした。参加した人たちだれもがそう思ったことでしょう。この式で卒業生は後輩たちと心がひとつになりました。だからこそ、あんなに良い式が挙行できたのです。
3年生は退場し、卒業証書授与式は終了。最後のホームルームのため、卒業生は教室へ向かいました。ホームルームでは担任の先生からひとりずつ卒業証書が手渡されました。ホームルームが終わっても先生と話をしてなかなか帰ろうとしない生徒が大部分。保護者との謝恩会の開始時刻が1時間遅くなると言う粋な計らいのおかげで、担任の先生もクラスでゆっくりと生徒と最後のお別れをすることができました。なかなか学校から去ることができないのか、午後2時半を過ぎてもまだまだたくさんの生徒たちが残っていました。
一方、保護者と卒業生のうち何名かにお願いをして、グラウンドで来年度に制作する学校紹介DVDの撮影をおこないました。どんなDVDができあがるか楽しみですね。
明誠高校を飛び立った卒業生たちはこれからどんな世界に向かっていくのでしょうか。少しぐらいの逆境にたえられるくらいの知力と体力は3年間の学校生活で身についているはずです。前途洋々…となりますよう、今後の卒業生の活躍に期待しています。明誠高校は後輩達がしっかり守っていきます。心配せずに前に向かって行ってください。健康に気をつけて。お元気で。