日常生活の喜怒哀楽、大きな行事から小さな出来事まで、生徒達が書いた生の文章で立教生活を生き生きと綴るコーナーです。

 

「最高の思い出」

今年のオープンデイと昨年のオープンデイでは大きな違いがあった。

生徒会の仕事をしつつ学級委員としてクラス企画をまとめていく事、つまり生徒会と学級委員の両立だ。

これは決して簡単なことではなかった。

 

オープンデイ期間が始まる前から生徒会の多くの仕事をこなし、且つクラスの申請物の確認などの学級委員としての仕事もこなさなければならない。

準備期間中はクラスメートが各自フリープロジェクトに行っている間、生徒会のみでオープンデイ作業、正直こんなに忙しいつらい時間は今後多くないと思う。

でも逆に言えば、こんなに充実して真剣になる時間もそんなに多くはないんだろうと思った。

 

なかなか企画が進まなく、何度か喧嘩しかけたこともあった。

でもその中で協力し合い、勝ち取った総合優勝は本当にうれしかった。

そして今年のオープンデイで生徒会として活動した事で気付いたことがある。

それは今まで普通にオープンデイ作業していては気付くことができなかった、係・本部また先生方の協力、努力があって初めてオープンデイという行事が成り立っているということだ。

今まで体育館にビニールシートが貼ってあることなど気にしたこともなかったが、自分も本部として体育館設営を行うことで初めて、その大変さや、ありがたさを実感することができた。

 

 今年のオープンデイを通して、昨年よりは少しは成長したのかもしれないと感じつつ、今後忘れることのない最高の思い出になった。

 

(高等部2年 男子 生徒会長)

 
 

 

今年度から名前をE.F.L.からE.C.(English Communication)と改めて始まった英国人による週4時間の授業―Speaking とListeningを中心に授業を進め、ネイティブスピーカーによる「使える英語」の習得を目指して様々な工夫をしています。

今学期はその第2段階として生徒たちを近くの村に連れ出しました。

ペアを作って道行く人たちに次から次へと話しかけていきます。

その詳細レポートをE.C.のHead、Ms Roseがお伝えします。

 

   *   *   *   *   *   *

 

EC Class trip to Cranleigh

 

This term all students from P6 to H2 had the opportunity to visit Cranleigh. Cranleigh is England’s largest village with many shops and facilities and is about 15 minutes from Rikkyo. It gave the pupils the chance to put their English into action and to speak

to residents and shoppers in the village.

 

All students worked with a partner and they all had different tasks to do in the hour they spent in the village. They all needed to ask a passer-by for directions to a particular location and once there find out a piece of information. This involved looking for e.g signs, timetables or price lists and then noting down the answer.

They also carried out a mini survey and asked passers-by about their reason for their trip to Cranleigh and how they travelled there that day.

 

All of the English teachers have learned a foreign language and we are all aware of the amount of confidence needed to speak to a native speaker, especially when you’re just beginning. Because of this we were very impressed with the students, considering it was the first time they had done such tasks. We very much hope the short time they spent that morning goes a long way towards inspiring them that they are successful English speakers, and they can only get even

better.

 

E.C. Head Ms Rose

 
 

 

日常生活の喜怒哀楽、大きな行事から小さな出来事まで、生徒達が書いた生の文章で立教生活を生き生きと綴るコーナーです。

「お疲れ」

 

 いい言葉だと思う。言ってもらうと、自分のがんばりを認めてもらえた気がするし、言ってあげると、その人に力になれた気がする。

 準備期間中、僕は今日が来ないでほしいと何度も思った。

いくら疲れがたまったっていい。

どうか終わらないでくれと強く祈っていた。

 でも、決して今日は悲しい日ではなかった。

確かに、オープンデーは昨日行われ、今日、幕を閉じた。でも、僕は悲しくはないし、寂しくもない。いやむしろ、今日という日があったから、僕がやってこれた。ずっと準備期間が続いたって、それは逃げていることにしかならない。

何だっていつかは終わる。

だったら、終わるまで、終わる瞬間を目指したらいい。

僕は少しだけいばって、昨日までの自分にそう言い聞かせたい。

 時間が流れるという事は。

もしかしたら、幸せなことなのかもしれない。

過ぎていくから、色んな時間を大切にできる。過ぎていくから、つらいことも耐えていける。

 そして、何か行事が終わるごとに、お互い

「お疲れ」

と言い合えるこの学校が、僕は大好きだ。

 お疲れ立教。

 

(高等部2年 男子)

  

「100年以上前に建てられた本校女子寮の屋根裏から発見された埃まみれのトランク。

           現在、生徒たちの手によって、その調査が進んでいる。名づけてトランク探偵。」

 

 

 第5回  11月13日(第6回目授業)

 13日の前半の調査で、MISS J.E.BURRELLであることが判明した。そこで人物の特定を行ってみることになった。

人物を特定するにはどうすればいいのかな?ワトソン君?

 

Y探偵 「区役所とかに行けばいいんじゃないの?住民を登録するから。」

 

そうだね。しかしイギリスには住民票がないんだよ。他に登録される方法はあるかな?

 

S探偵 「・・・・・・・・。」

 

『国勢調査』を知っているかな?

 

ウィキペディアで国勢調査の概要をざっと仕入れ、英国のCENSUSサイトを訪問した。英国では1801年から国勢調査(CENSUS)が行われている。調査は10年ごと。
便箋の手紙の日付は『1916年』。

…ということは、一番近い国勢調査はいつかな?

 

S探偵 「1910年・・・・・・じゃなくて1911年か!」

 

その通り。1911年には別の場所に住んでいて、1916年までの間に立教の住所に来たかもしれない。だから登録住所は異なる可能性もある。

そういうわけで、調べました、UK CENSUSサイト。行き着いたのは NATIONAL ARCHIVESのデータベース『1911 CENSUS』。なんと現在は1801~1911年までの国勢調査データはウェブ上で公開されている上に、氏名・生年月日・住所などで検索もできる。1911年は、氏名・性別・年齢・社会的地位・家族関係・出生地・国籍・職業などを調査していたが、現住所は調べていなかった。ただし働いている場所は調べている。
検索のキーワードはもちろん『J.E.BURRELL 女性』。

さてさて検索してみますと、21件がヒット。うち女性は5名。イニシャルが一致するのは2名。 …期待が高まります。

 

①  ELIZABETH J BURRELL 1844年生まれ(1916年には72歳) BRISTOL、GLOUCESTERSHIRE地区に居住
   (エリザベス J バレル  イングランド地方グロスターシャー州ブリストル市居住)

②  ELIZABETH J BURRELL 1882年生まれ(1916年には34歳) ABERYSTWYTH、CARDIGANSHIRE地区に居住
   (エリザベス J バレル  ウェールズ地方カーディガンシャー州?市居住)

地名を探ってみますと、立教住所からはいずれも遠い。
そこで黙々とポストカードの住所を調べたユウト探偵。

Y探偵 「発見!住所はブリストル市です!」

 

…ということは?

 

S探偵 「候補①の女性ですね。1911年ブリストル市在住、エリザベス J バレルさん。67歳です。」

 

喜ぶ探偵たち!
謎のJ.E.BURRELLさんを、果たして本当に見つけたのだろうか。

 

 

  トランク探偵シリーズ


※  第1回を読む / 第2回を読む / 第3回を読む / 第4回を読む  ※

 
 

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「OPEN DAY」

 

今年のオープンデイ「楽しかったー。」「いい思い出になった。」そんな単純な言葉で終わらせられるような甘いものではなかった。

 私はダブルダッチの長になった。

長を任せてもらえたのは嬉しかったが、自分は去年からダブルダッチを初めた様なレベルで、何をやれば良いのかわからなかった。

最初は皆、部活が忙しくて練習に全員参加するのだって多くはなかった。

とりあえず自分に出来る事は全部やろうと思った。

暇があればほとんどダブルダッチについて考え悩んでいた。

しかし、いくら本を読んでもろくにアドバイスも出来ない自分が情けなかった。

時々出てくるメンバーの愚痴に深く傷ついた事も多々あった。

だけどメンバーの皆でふざけ合っている時は本当に楽しかった。

皆で優勝に向かって一生懸命頑張った。

 そして当日の後夜祭が始まった。

出来は最高だった。

技もほとんど成功した。

一つ一つ技が成功していくごとに熱い何かがこみ上げてくるのを感じた。

そして最後の決めポーズ。

本当にスカッとした。全部を出し切ったと思った。

メンバーの7人全員が心を一つにしたのを感じた。

あの感じはこれから絶対に忘れる事はないだろう。

そして高3の先輩方中心に皆盛り上げてくれて本当に嬉しかった。

 そして結果発表。

なんと優勝でした。

ずっと念願だった優勝を手に入れる事ができた。

表彰式が終わった後にダブルダッチの先生や去年ダブルダッチの長だった先輩に“おめでとう”と言ってもらえて涙が出てくるほど嬉しかった。

 今回たくさんつらい事もあったがその分最高の終わり方ができて本当に良かった。

私はこのメンバー6人が大好きで本当に一緒にやってこれて良かったと心から思う。

今まで支えてくれたたくさんの人達にお礼が言いたい。

また、一緒にやってきたこのメンバーを私はこれからもずっと大切にしていきたい。

最高の思い出になった。

 

(高等部2年 女子)

 

 
 

 

 

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「深すぎた一日」

今回で立教に来てから三度目のオープンデイ。

クラス企画とフリープロジェクトは今回でラストとなった。

この日のために何日もかけて準備してきた。

クラス企画では三日前になっても形にならなくて正直不安しかなかった。

でもみんなそれでもずっと作業を続けた。

しかし前日になっても未完成。焦りと不安しかなかった。

 

当日の朝、礼拝前に急いで教室に行くと、何人かは既に声を張り上げて準備を始めていた。

「ガムテープ取って。」「あそこを補強して。」という声がどこからも鳴り響いていた。

礼拝後も一切手を休めず開始ギリギリまで作業した。

自分は一つのエリアをその時間作業していたので全体が完成したかどうか分らなかったが頑張ったから結果はどうであれと思いながらお客さんと一緒にクラスを歩いた。

すると思っていた以上の展示に仕上がっていた。

ギリギリまで頑張って本当に良かったなと思って作業している時を思うと涙さえ出そうになった。

 

 フリープロジェクトはダンス企画、そして長だった。

企画を作った時は正直ほとんどノリだった。

夏休み中もなんで企画長なんかなったのだろうと後悔までした。

でも練習していく内にそんな気持ちはなくなっていた。

ダンスが形になっていくとうれしくてうれしくて、こんな初心者ばかりのメンバーでもここまでやれるんだなと思った。

そして本番。高三生から言われたことを胸に全員精一杯踊った。

やりきった感でいっぱいでほんとに感動した。

この企画をして心からよかったなと思えた。

なんだかんだ本番は全員心から笑って踊っていたと思う。

結果はどうであれ最高のステージになったと思った。

 

 このオープンデイは色んな人に感謝し、色んな人と楽しめた。三年間で一番いい思い出となった。

 

(高等部2年 男子)

 

立教英国学院では、毎週日曜日に交替で近隣の教会の日曜礼拝に出席しています。

11月21日(日)には、高校3年生がクランレイの教会へ出かけました。

高校3年生にとっては最後の教会への外出ということで、歴史ある教会の建物や周囲の景色をカメラで撮影している生徒も多くいました。

 

礼拝の後、帰りにクランレイの街を歩きました。

街は前日にクリスマスの飾り付けを終えたばかりで、街全体がクリスマスシーズンの活気に溢れ、たくさんの子供たちが踊ったり、歌を歌ったり、広場にできた仮設スケート場でスケートを楽しんだりしていました。

歩いていると、テレビに出てくる「ペパピッグ」というアニメのマスコットを発見。

もちろん、一緒に写真を撮らせて頂きました。良い記念になりそうです。

 

クリスマスのために飾られた街並みを見ながら、期末試験前のひととき、クリスマスの雰囲気にひたることができました。

イギリスの街のクリスマスの様子は、きっと高校3年生たちにとって学生生活最後の思い出の1ページになることでしょう。

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