今の世界はほとんどが新型コロナウイルスで悩まされています。日本では緊急事態宣言が出て不要不急の外出は控えるようになっています。そのため、私たち学生は学校に行くことができない状況が長く続いていて、早く学校に戻りたいという気持ちが大きくなっています。私もそろそろ立教に戻りたいと毎日思っています。

そこで、zoomなどを使ったコミュニケーションをとる中で少しでも楽しめるように、複数人でも出来るようなアイディアを考えたいと思います。オンライン授業が始まる時間はほぼ夕方ですが、それ以外にも、休日でもいいので、クラスの中であったら誰でも自由参加で各自雑談や勉強しながら、zoomで話したりしてみたいなと思っています。

私は、そろそろ誰かと思いっきり喋らないと、ストレスがたまりそうです。なので、誰でも気軽に話したりできる場が欲しいなと思ったので、こういう場面をもっと増やしたいなと思ってます。

(中学部 女子)

今、コロナウイルスで世界中で騒いでいます。このコロナウイルスは続々と死者を出している怖いウイルスです。そして今感染拡大を防ぐために外出自粛になっています。

そんな中、家でもできることがあります、今,世間ではZOOMを使って授業をしたり、大人なんかはオンライン飲み会などいろいろなことが流行っていますが、ネットは時差があるので話がかぶってしまったり、聞き取れないときがあります。

ですがこれをメリットと考えてみれば、普段ちゃんと話を聞かない人だってちゃんと聞くことで内容がしっかり理解することができます。このように今の出来事をデメリットと考えるのではなく、ちょっとしたことでもメリットと考えると今の日常が少しでもよくなると思います、今はこんな世の中ですがこれを乗り越えればいつもの日常が帰ってくると思います!

(中学部 男子)

私の朝は、”すっきり”をコンセプトにしています。なぜなら、朝どれだけすっきり、しゃきっと出来るかによって、その日の自分のモチベーションや元気度が変わってくると思うからです。

私は「超」が付くほどの夜型で、朝がとても苦手です。朝はいつもぼけーっとしていて、頭が働いていないことが多いです。そのためこの春休み中、いつまでもだらけてしまい、いつも活動を始めるのがお昼ご飯を食べた後…なんてことが多々ありました。しかし、立教のオンライン授業が始まるにあたり、課題をする時間がたくさん必要になってきました。なので、今までだらけていた朝の時間を有効活用しようと考えました。

そこから、朝は必ず冷水で洗顔をすると決めました。冷水を顔にかけることによって、精神が研ぎ澄まされ、しゃきっと目が覚め、すっきりした気分になれます。これを、立教にいても、寒くても続けています。
次に、朝食後に1杯のカフェオレを飲むことです。適度なカフェインの摂取は、ストレスを緩和してくれたり、死亡率を低下させてくれる効果があるそうです。ただ、朝早くから飲むのはあまりおすすめされていません。なぜなら、朝8時~9時の間は”コルチゾール”という脳を覚醒させる働きを持つホルモンが分泌されているからです。なので、朝1番に飲むのではなく、朝食をとり一段落したところで、カフェオレを飲むようにしました。

最後に、これから挑戦していきたいことについてです。これからは、朝1番に”白湯”を飲もうと思います。白湯は、水を沸かしただけで何もいれていない湯のことです。起き抜けは、睡眠中水分補給が出来ないことで軽い脱水状態になっており、血管がつまりやすく、心筋梗塞を引き起こす可能性があります。そのため、朝起きてからの水分補給が大切になってきます。その水分ですが、起き抜けの胃腸に負担をかけないために温かいものが良いそうです。白湯は、胃腸を優しく温め全身の血行を良くしてくれるため、とても健康にいいんです。これからは起き抜けに白湯を飲もうと思います。

これからも、どんな工夫をしたらすっきりとした朝を迎えられるのか考え、挑戦してみて、朝の時間を有意義なものにしていきたいです。朝に課題などをして、夜に自由な時間を作ったりと、モーニングルーティーンを少し工夫するだけで、生活リズムが整えられたりもすると思うので、工夫をするのはとても大切なことなんだと改めて感じました。

(中学部 女子)

この言葉、何度か聞いたことがありますよね?でも、限界って超えられないから限界なんじゃないの?って皆さんは思うのではないでしょうか。
「限界を超える」限界なんて言うのは大げさかもしれません。でも思えばなにげに限界を超えたのかなって思う瞬間が立教での朝にありました。

入寮前、一日のスケジュールを確認すると、朝起きてから外に出るまで約15分! 絶対に足りないだろうと思っていました。案の定自分の中では急いでいてもベットメイクやサイドボードの片付け、ときにはネクタイを結んだままドミトリーを出ることもありました。そして、シーツはがしの日。普段まともにできていないのにプラスしてシーツをはがしてたたんで運ぶとか、100パーセント無理だろうと思っていました。でも、朝起きて今日は早くしないと、そう思って急いで準備をしているとなぜかすべて終わってから時間に余裕がありました。ここでさっきの言葉の登場です。超える、というよりは限界だと思っていたところは限界ではない、のほうが正しいと思います。

生きている中で、思い返してみると意外とこのように思うことがあると思います。例えば、スポーツでの場面。自分の体力の限界や、精神力の限界という壁があると思います。でも、ちょっとした気持ちの持ちようや発想を変えるだけで突破できることもあります。だから、自分はここまでだって勝手に決めつけないで頑張っていけば、もっと上を目指せるということです。
この教訓はこれから生きていく人生でとても大事なことだと思うので、しっかり頭に焼き付けて、何をするにも最初から決めつけないで全力で取り組めたらいいなと思います。

(中学部 女子)

中学部2年生のオンラインホームルームではいろいろな試みをしました。その中からいくつかご紹介。

まずは「幼少期写真当てコンテスト」。ブレイクアウトタイムの時にスマートフォンに入っていた小さい頃の写真を自慢気に見せていた子を見て思いついた企画です。クラスの皆が自分の小さな時の写真、2歳以下のものを出し合って、一日3人、誰の幼少期の写真か当てるゲームをしました。今はバリバリのサッカー少年が小さな時は女の子のように可愛かったり、今と全く変わらない顔をしている1歳の頃の写真だったり、やけに古い写真だと思ったら先生の幼年期の写真だったりと、皆でワイワイガヤガヤやりながら過ごすとても楽しいひと時でした。写真探しをする時に、お父さんやお母さんと昔の写真を見ながら話に花を咲かせることが出来た子供たちもいたのではないでしょうか。

その次は、「今日の名言」。同名の「共有ファイル」を作成して「クラスルーム」に置いておきました。「大変な時期だからこそ皆いろいろなことを考えますよね。そういう時に思いついた名言を皆でシェアしましょう。」という企画。担任自らいくつか載せて解説までつけたものの、暫く無反応。学期を通して「名言」を載せてくれたのは延べ10名ほどでしたが、それでも「先生、今日の名言入れておいたよ!」と言ってくれると無性に嬉しくて、皆でその「名言」を読んで気持ちを分かち合いました。苦しい時だからこそ色々考えて、何かに気づいた時に出る「名言」。形に残してそこに置いておくと、いつかきっとまた自分を励ましてくれる時がある、そんな「名言」達をいくつかご紹介しましょう。

★ 成功は失敗する自由から来る。

★ なんもしなかったなら、おなかはすかない。(本人解説:いつも何もしてないと言っているけど、おなかがすいてるということは何かしたということ。)

★ 本当に怖いのは、お化けでも人間でもない、自分を見失った自分だ。

★ 困ったときは【Ctrl】キーと【Alt】キーを押しながら【Del】キーを押そう!

最後に「〇〇とかけて何と解く?」シリーズ。予め「お題」を「クラスルーム」の掲示板に出してしておいて、週末までに「フォーム」で「✕✕と解きます」を先生に送って皆と共有。そして「その心」を次週のホームルームで一日2−3人ずつ発表していく、というちょっぴり知的な遊びでした。国語科の先生を唸らせるようなものから、皆を笑わせる楽しいものまで様々。いくつかの作品?をこちらにもご紹介しましょう。

★「コロナウィルス」とかけて何と解く?

⇒忙しそうなお母さん  【その心は?】⇒ どちらもきげん(起源、機嫌)が分かりません。

⇒サッカーの試合    【その心は?】⇒ どちらも(感染、観戦)するでしょう

⇒宿題         【その心は?】⇒ なかなか終わらない

⇒鏡          【その心は?】⇒ どちらも「うつる」でしょう

★「立教生」とかけて何と解く?

⇒色鉛筆        【その心は?】⇒ 十人十色でしょう

⇒大砲         【その心は?】⇒ どちらも驚異(脅威)の力をもっているでしょう

⇒売れない芸人     【その心は?】⇒ どちらにも「ブレイク」が必要でしょう

⇒ネクタイ       【その心は?】⇒ 固く結ばれている

大混乱で始まったオンライン「ホームルーム」。数ヶ月の間、月〜金で毎日行われた「ホームルーム」。こんな時期だからこそ、それぞれの子供たちの心に残るよい思い出になったことと思います。

「一番印象に残っているのは、なんだかんだ言ってホームルームでした。今日思ったこととかを躊躇なく言える、これが本当のホームルームの意味なのかなと思います。」(男子)

「実際に会う前からオンラインで繋がれて良かったと思えるようになりました。友達と仲良くなるうちに早く会いたいなと思えて、初めて会うのに顔見知りという不思議な感覚がありました。 」(新入生女子)

「ZOOMを使うのも初めてで、最初はとても緊張していました。でも、初日のHRでみんなの顔を見て安心しました。いつものHRでは出来ないような試みも出来て、楽しかったです。」(女子)

「僕にとってのストレス解消法の一つはおしゃべりなので、ホームルームの時間が待ち遠しかったです。遠く離れていても、まるで隣で話しているような気分になれたことは、自宅で過ごすストレスを和らげてくれました。」(男子)

新型コロナウィルスの影響で生徒たちはイギリスにある本校に戻れず、急遽入学始業礼拝はオンラインで挙行、そしてその翌々日、初めてのオンラインホームルームがビデオ会議アプリ「ZOOM」を使って行われました。

一人、また一人と少し恥ずかしそうな顔をして画面に順番に登場する顔、顔、顔、そして顔。「繋がった!」「マイクが入ってませんよ。」「あれ?さっきまでいたのに。」「聞こえますかー?」大混乱の初日オンライン・ホームルームでしたが、久しぶりに皆の顔を見ることが出来てとっても幸せでした。

「最初のホームルーム、画面越しに見えた皆の顔がとても印象的で今でも忘れられません。」

今学期最後のホームルームのコメントで、ある生徒がそんなふうに書いていたのが印象的です。

毎日日本時間の午後6時半から始まるホームルーム。その前にある2−3時間のインタラクティブ授業とそれぞれのご家庭の夕食の間にあるとても不思議な時間でした。勉強をするわけでも、先生からの諸連絡をただ聞くだけでもなく、早めに「入室」してくだらないことを話したり、誰かの問いかけに皆であれこれ答え合ったり… 他愛もない時間がとても貴重に思えて、コロナ禍の日常の中では何となくいつも楽しみにしていました。

たいてい前の授業が終わると直ぐに2,3人が入ってきます。前の授業がない時には30分も前から「待合室」にいて、先生が「入室許可」のボタンを押すまで画面の前で待っている子もいました。かと思えば、時間になっても現れず、先生から「誰かラインで連絡入れてくれる?」と頼まれた友達が連絡すると、「ネットの繋がりが悪くて入れません!!」などというトラブルもしばしば。そしてやっと全員が揃うと、いつもの通りまずはオンライン・小テストが始まります。Googleの「フォーム」というアプリを使って毎日英単語のテストをしました。「送信」ボタンを押して回答を送ると直ぐに自動採点されて目の前でそれがグラフになります。皆で今日の点数を共有画面で眺めるのがいつの間に習慣になっていました。「おっ!今日は8割の人が満点!」先生の嬉しそうなコメント。集計グラフの名前はすべてペンネームですが、自分の点数を苦笑いで誤魔化している友達を当てるのもまた楽しいひと時でした。

特に終了時間が決まっていないホームルームだったので、小テストの後の諸連絡が終わっても、「何かしましょうよ〜」と画面上でしか友達に会えない子供たちからのおねだり。ZOOMのグループ自動割当機能を使ってアトランダムの小グループに分かれてお話をしたり、皆でゲームをしたり、クイズを出し合ったりして過ごしました。1週間に一度、木曜日になると学校のチャプレンと保健室の先生が隔週でホームルームに遊びに来てくれました。オンライン授業で画面を見過ぎて体の不調を訴える子供たちには保健室の先生がアドバイスをしてくれたり、体操やマッサージを教えてくれました。チャプレンはイギリスやご自宅の周りで起きていることをお話してくださったり、人生について語ってくれたりもしました。それぞれが自宅の中で過ごす単調な日々でしたが、日本とイギリス、画面の向こうとこちら側で不思議に繋がっている感覚はコロナにも負けない強い自分を磨くいい機会になったように思います。

「後から振り返ったら君たちの人生のとっても大切で貴重な日々になると思いますよ。」

担任の言った言葉がわかるのはずっと先のことなのか、それとももう身にしみてこの「特別な時期」を感じていたのか分かりませんが、画面の向こうですらこの数ヶ月の子供たちの成長ぶりが感じられた、そんな濃〜い時間だったように思います。

来学期は是非、その成長した姿を目の前で見てみたい ―― 楽しみがまたひとつ増えました。

ハーフターム中の自主参加課題として30名ほどの生徒が英文エッセイに挑戦しました。その生徒たちの中から、自分の英語力、文章力を更に伸ばしたいという生徒たちがエッセイライティングワークショップに参加してきました。

前回に続き、今回は7月29日に行われた大阪ワークショップに参加した高等部1年生の感想を掲載します。

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エッセイライティングワークショップに参加して

私は7月29日に大阪で開催された、IIBC主催のエッセイライティングワークショップに参加しました。

ワークショップでは、まず初めに軽いゲームのようなものをした後、エッセイの書き方について2人の外国人の先生にレクチャーしていただきました。エッセイはIntroduction, Body Paragraphs, Conclusionの3つで構成するのだと初めて知りました。これまでに書いたことがある人や、学校や塾などで習った、もしくは自ら学んだ人からすると、「そんなこと」と思うかもしれませんが、それらのどれにも当てはまらなかった、日本語の作文などしか書いたことがなかった私には、構成が起承転結でないというところからが学習でした。以前、英検のライティングの書き方を習いましたが、それは英検対策用の書き方だったので、実践的な英文エッセイの書き方とは違うということも同時に学びました。

その後は各々自分の書きたいトピックで文の構成をイメージし、エッセイを書いていきました。ハーフターム期間中に自由参加型の課題としてエッセイを書いていたおかげで、他の参加者が1から書いている時間、私は個別に添削をしてもらい、周囲の2,3倍質問することができたので、納得がいくまで書き直しができました。

私はこのワークショップを通して、大きく3つのことを学びました。

1つは早めに行動しておいて損はないということです。もしハーフターム中にこの課題がなかったら、私はあの場でみんなと同じように1から書いていました。しかしそれでは自分の思うところまでやりきれなかったと思います。現に時間内にできた!やりきれた!という顔は少なく、もうちょっとなのに・・・という納得がいくまで書けなかったような表情の顔の方が多かったです。日頃、大変なことは後回しにしてしまいがちだったのですが、メリットに気づけたことで、最近は先にやるべきことを終わらせて、更に余った時間を趣味などに当てることができるようにもなりました。

もう1つは自分の間違いに怖がったり恥ずかしがったりせず、質問することが大切だということです。私が最初に書いていたエッセイは、構文も言い回しも違い、内容も話が飛んでいて理解しにくいなど、多くの間違いがありました。自分では認識していなかった部分もありますが、間違いだらけなのはわかっていたので、添削してもらうまで少し恥ずかしいと思うこともありました。けれど、恥ずかしさはどこがどう違うのかを考えるエネルギーと変化させられるとわかったので、質問する際のハードルが下がり、コミュニケーションも取りやすくなりました。

最後の1つは挑戦してみることです。エッセイを書いてみようと思わなければ、これらの経験はおろか、このワークショップに参加する機会すらありませんでした。少しでも気になったことがあれば、積極的に挑戦してみることで、思い込みとは違う新たな一面が見えて、苦手を克服することにもつながると気づきました。
エッセイの書き方だけでなく、さまざまなことを学ぶことができて、とても有意義な日になりました。少しでも興味があれば1度参加してみるのもいいと思います!

【UCL-Japan Youth Challenge 2020 Online】

日英両国の高校生、大学生が交流をしながら、UCLの教授から講義を受けたり、
英語でディスカッションをして全体発表をしたり、多くを学ぶことのできる本プログラムは、8月より本格的に始まります。
コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、今年度はオンラインでの開催となりました。

先日、参加する生徒たちと校長先生で、校内でのプレ・セッションを持ちました。

ロイヤル・ソサイティの標語「言葉によらず(take nobody’s word for it)」と、大学における学びや研究活動におけるその言葉の持つ意味について、校長先生より教えていただき、それをキーとして、望ましいマインドセットについて考えました。

批判的に考え、自分でそれを表現していくことは、非常に大切な姿勢であることを、実感をもって共有することができました。

プログラムの今年のテーマは「Beyond Covid-19」。多くを学び、成長できる機会にできることを期待しています。

プログラムに向けての生徒の意気込みを紹介します:

・私は、今回このプログラムで最近失いつつあった自分の積極性を取り戻し、疑問に思ったことは質問したいと思います。また、大勢の人たちと交流し、debateにも年上の方々が多い中で沢山刺激を受けつつ参加したいと思います。現在、世界で流行中のコロナウィルスが題材となっているので、様々な意見が聞けるのを楽しみにしています。

(高等部1年)

・私は今年で2回目の参加なので、ただがむしゃらについていくのではなく、少しでも皆を引っ張っていくぞという心意気で臨みたいです。また、去年はテーマについて新しい知識や他人の意見を取り込むだけで精一杯でした。なので今年は、「コロナウイルス」について自分なりの解決策やそれとの向き合い方を見つけようと思っています。

(高等部3年)-online01

中2では、オンライン上のクラス活動として、1学期間にわたって「ライティング・マラソン」に取り組みました。

テーマは週ごとに変わり、テーマに関連する質問に毎日1つずつ答えていきます。作文の「要」となる自らの意見やアイデアを多面的にふくらませ、それらの情報・記録をもとに、週末に作文を書きまとめるという活動です。

生徒は自分の好きな時間に、好きな場所で文章をつづります。担任や副担任は離れたところから、日々アップデートされていく文面にアクセスしています。コメントをつけながら執筆の経緯を見守ることができるのは、オンラインならではの「つづりかた」であると思います。

これまで寮での集団生活を送っていた生徒たちは、離れ離れになって学校生活を送っています。クラス全体で取り組みを共有することで、クラスと学校との「つながり」を実感する機会となり、そのことが継続して取り組む意欲を生んだのではないでしょうか。

今回は全3回にわたって、生徒たちの作品をテーマごとに紹介したいと思います。

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最終回は7月6日~7月12日に実施した「今学期のまとめ」です。

はじめてづくしの1学期、学期最終週に振り返りを兼ねて行いました。私たち教員も、コロナ禍に見舞われたこの1学期を、生徒のみなさんと一緒に無事に完走!することができたことを嬉しく思います。夏休みはしっかり休んで、たっぷり遊んで、9月に学校でお会いできることを楽しみにしています。

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・今学期に苦労したこと・大変だったこと・印象に残る出来事は?

▶ 一番最初のHRが一番印象に残っています。コロナの関係で、立教に帰れず残念な気持ちが、みんなに会えたので嬉しい気持ちに変わった瞬間でした。(中2・女子)

▶ 今学期は生活リズムがくるっていたのでとても大変でした。苦労したことはやっぱり課題です。印象に残る出来事はオンラインコンサートや、ルワンダの講演会です。(中2・男子)

▶ やっぱりオンラインでの授業だと、集中して授業を受けることが難しいと思います。でも、画面の中の方がECははかどった気がします。(中2・女子)

▶ 宿題。提出方法が先生によって様々なので、よく読まないと間違えてしまう。でも、分からなかったり、もう一度確認したり、質問出来るのがとても良かった。(中2・男子)

▶ 数学が僕は出来ないので、普段だったら先生に何度も聞きに行って、ようやくできているのに先生にきけないので点数が悪くて苦労した。(中2・男子)

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「待ちにまった夏休み」

昨日やっと夏休みに入り、オンライン、インタラクティブ授業が終わりました。とても長かったです。まさか、コロナウイルスでこんな形で授業を受けるとは思いませんでした。離れていても、ちゃんと授業を受けられる技術はすごいなと思います。小さなパソコンで人々の顔と声が、見れて聴こえてコミュニケーションが取れます。

僕にとってのストレス解消法の一つはおしゃべりなので、ホームルームの時間が待ち遠しかったです。また、よくお世話になっている先生や新任の先生などの顔も見れるので、楽しかったです。遠く離れていても、まるで隣で話しているような気分になれたことは、自宅で過ごすストレスを和らげてくれました。

でも、やっぱりいつもパソコンをチェックし、常に宿題に追われていたので、「何もしない日が欲しいな」と思いました。夏休みが始まり、時々チェックはしますが、しばらくパソコンから離れます。嬉しいのですが、なんだか寂しい気もします。休み中は、録画された授業を見直し、ちゃんとテスト勉強したいと思います。(中2・男子)

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「立教に “ 帰る ” ということ」

久しぶりに立教に帰るのはどんな感じだろう。来学期帰寮できることが決まってから何度もこのことを考えた。今までずっと帰りたくて帰りたくてエッセイを書いてきたけれど、帰れることが決まってから書く文章を書くのはまた少し違うなと感じた。

私は帰ってからのことを想像するために、去年の立教生活と今学期のことを詳しく思い返してみた。

まずは去年。今学期はずっと帰れなかったから立教生活での良い所ばかり挙げていた。けれど、リアルな立教生活はざっと想像してみただけじゃ気づかないものがある。

起床の鐘で飛び起きた時の、持って行き場のない苛立ち。食事で高校生の先輩との会話が弾まなかった時のあの絶望感。お腹が空いて夕食を楽しみにNew Hallにいってみたら、漂ってきたタイ米の匂い。全部思い出しただけでげんなりする。だけど、こういった事も含めたのが立教生活なのだとも思う。

不満なら沢山出てくる。難しいのはその時その時の状況で「楽しい」とか、「幸せ」を見つけること。一番基本的だけど意外と難しい。

今学期、慣れない作業がいっぱいで大変な部分の方がどうしても目立ってしまっているけれど、ずっと家にいることで私にはすごく嬉しいことがあった。それは飼っている猫とずっと一緒に入れたこと。立教にいるとしばらく離れて過ごす事になるから最近は前よりも懐いてくれているように感じる。

どんな時でも「幸せ」を見つけられる人になりたい。(中2・女子)

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「無題」

僕にとってこの1学期は特殊な1学期でした。なぜなら1度も学校に行かずに授業をし、1学期を終わらせたからです。

また今学期は課題をすべて提出すること、2日以内にやることを目指していました。今学期はそれがうまくいきました。(最後の1週間に少し遅れたものがありましたが)その反面、今回は英語の単語テストがあまり練習できませんでした。

来学期は、学校に行ったとしてもどちらもできるようにしたいです。(中2・男子)

ハーフターム中の自主参加課題として30名ほどの生徒が英文エッセイに挑戦しました。その生徒たちの中から、自分の英語力、文章力を更に伸ばしたいという生徒たちがエッセイライティングワークショップに参加してきました。

今回は7月22日に行われた東京ワークショップに参加した高等部3年生の感想を掲載します。

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IIBC エッセイコンテスト ライティングワークショップに参加して

7月22日にIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が主催するエッセイライティングワークショップに参加しました。IIBCでは、毎年英語が母国語ではない中高生を対象としてエッセイコンテストを実施しています。東京で開催された今回のワークショップは、コンテストへの参加を予定している高校生が、英文エッセイの書き方を学ぶというものでした。私は、エッセイを書くにあたって重要なルールやコツを習得したいという理由から参加することに決めました。

午前中はそれぞれの自己紹介から始まって、エッセイライティングの基本を学びました。実際に例文のエッセイを使って問題を解きながら、構成の仕方や各パラグラフの役割などを確認しました。

毎回二人一組になり英語で話し合う時間が設けられ、その後全体での答え合わせがありました。言葉が詰まってしまうこともあって最初は少し苦戦しました。しかし、お互いに言葉を補い合いながら話すうちに、意見交換がどんどん活発なものとなりました。ここで、ひとつ大きな気付きがありました。説得力のあるわかりやすい英文を書くには、このペアディスカッションの時のように相手に自分の考えを順序立てて伝える力をつける必要があるということです。同時に、説明することへの苦手意識をなくすために努力をしなければいけないと感じました。

午後はさらに細かくエッセイをみていきました。日本語にはない決まりや、実際にライティングで使える表現などを学びました。講師の先生方からのレクチャーでは積極的に手を挙げて発言し、午前中に見つけた自分の課題の解消に努めました。また、その日学んだことについてのミニゲームで勝ち残ることもできました。ワークショップの後半には、実際に自分が書いたエッセイを添削していただきました。説明不足や不明瞭な部分についてご指摘をいただき、 「論理的に伝える力」が足りていないことを痛感しました。

朝10時から16時半までぎっしり詰まったスケジュールで、あっという間の1日でした。新型コロナウイルスの感染予防のため参加者15人全員で向き合って話すことはできませんでしたが、穏やかな雰囲気の中リラックスして参加することができました。先生方も優しく接してくださり、わからないところはどんどん質問できたのもよかったです。自分の弱みに気がついたことで学びがさらに深まり、達成感のある有意義なワークショップとなりました。

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