CIMG90604日、初等部で学園講堂で音楽鑑賞教室が開かれました。今年度は「清明の卒業生のお兄さん・お姉さんとその仲間たちによる音楽コンサート」と題して行われました。出演者は、﨑谷直人さん(ヴァイオリン)、伊藤慧さん(ピアノ)、山本珠里杏さん(ヴァイオリン)の3人の卒業生と神奈川フィルハーモニー管弦楽団の高野香子さん(ヴィオラ)、フォアシュピーラーの飯尾久香さん(チェロ)でした。低学年の子どもたちは、初めは少し緊張気味でしたが、知っている曲が流れだすと、思わず体が動き出していました。演奏者の方々も子どもの自然な姿を受け入れてくれ、体を動かしながら演奏してくれました。会場全員が音楽を楽しむことができました。

最後は校歌の演奏となり、みんなで校歌を斉唱しました。小さかったあの子らが、これほど立派になって帰ってきてくれ、後輩にこんなに素敵な贈り物をしてくれるとは!教育は短い期間で大きな成果を期待するような営みではありません。「人を育てる」という仕事の意味と魅力を改めて感じた1日でした。CIMG9082

CIMG9028消防車試乗CIMG8998さんぽの時間として、1年生両クラスで田園調布消防署に歩いて見学にいきました。初めての見学でしたので、子どもたちはびっくりの連続でした。

まず、消防車を見てその大きさ、迫力にびっくり。消防士の消防服着装を見せていただくとその速さにびっくり(47秒で着装が終わりました)。消防服を着せてもらうと、その重さにびっくり。はしご車のはしごの長さ、伸びたときの高さにびっくり(30m、10階まで届くそうです)。

質問コーナーでは好奇心あふれる子どもたちの質問に、次々とていねいに答えてくださって、子どもたちも満足していました。「ご飯を食べているときに火事(の連絡)があったらどうするのですか?」という質問には「最後まで食べずに出場します。でも火の元の確認はしっかりとします。外に食べに行くことはできませんから、消防署の中で作ります。」と教えてくださって、子どもたちにも勤務のご苦労の大変さが少しだけ想像できたようでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人で読む低学年の「文学の時間」は教師の読み聞かせを聞くことが主な活動ですが、読み聞かせの後の自由読書も子どもたちは楽しみにしています。自由読書になると、子どもたちは本棚に向かい、自分の好きな本を手にとって読み始めます。一人で読む子もいれば、写真のように友達と仲良く読む子もいます。「これ、見たことあるよ」「かわいいね」などと、二人でひそひそ声で話しています。自分の経験を伝えあって、体験と本の内容を関連付けたり、自分の感想を伝えて友達に共感を求めたりしているのです。ただのおしゃべりではなく、本を仲立ちにした知的な交流とも言えます。(学年が上がり、一人ずつの読みの速さが変わっていくにつれて、一緒に読む子は減っていきます。)

いろいろな楽しみ方で、本好きな子に育っていってほしいなあと思います。

takoage2今週の手作りは、「たこ」でした。1年生でも短い時間で作れるように、紙を折って作る「折り紙たこ」作りました。子どもたちは絵を描いたり、バランスがとれるように足の長さを調節したり、糸をつけるところを変えたり工夫をしていました。糸がからまって手こずる子もいましたが、出来上がると校庭や中庭にもっていって、走り回っていました。空に上がる様子を見て「上がった!上がった!」と満足げな表情をしていました。

水道コンクール表彰2016 昨夏、東京都水道キャラバンの方が来校し、4年生に水道について教えてくれました。そのときに紹介してくださった「57回水道週間作品コンクール」に応募した子がおり、2名がポスター部門で入賞しました。先月末に新宿の都民ホールでの表彰式に出席し、賞状等を頂いてきました。今朝の朝礼で二人が紹介されると、全校児童から大きな拍手をもらいました。 受賞した二人の作品は、新宿西口プロムナードギャラリーと東京都水の科学館に展示されるそうです。おめでとうございます!

CIMG8785今週の1年すみれ組のさんぽの時間は、かにくぼ公園へ行きました。今日はこの冬一番の寒さで、西日本では大雪が降りました。雪谷にも冷たい北風が吹いていましたが、子どもたちは「早く行こう!」と元気いっぱい。早速出発しました。

公園に着くと「霜柱だ!」と一人の子が気が付きました。先日の雪が融けて土にしみ込み、続いた寒さで霜柱が段にもなり、長い霜柱ができていました。珍しい霜柱だと気が付いた子が拾い始めると、他の子も担任にビニル袋をもらって集め始めました。「こっちの方がいっぱいあるよ」「こっちは日影だから寒いからだね」と、日影と日向の霜柱の違いに気が付いて教え合っていました。「遊び」の中に「学び合い」がありました。CIMG8781

学校へ戻る子どもたちのビニル袋の中には、見事な霜柱がいっぱい入っていました。「どうするの?」と尋ねると「お母さんに見せてあげるの」。

珍しいものだからお母さんに見せたい、という優しさと真面目な表情に、その後どうなるかという話は切り出せず、本人に任せることにしました。

 

 

 

…ギターだったんだけど1年生のそうごうの時間では、子ども同士の素敵なかかわりを見ることがあります。今週のそうごうの時間にもそんな姿がありました。木工コーナーで大きな木材をくぎを使って作品を作っている子がいました。「なあに?」と聞くと、「ギターだよ」といってギターを弾く真似をして見せてくれました。弦は輪ゴムをくぎにひっかけて作っていました。「おもしろいね」とほめると、照れておどけた表情をして弾くのをやめてしまいました。

友達が近寄ってきてこの作品を見るなり、「バイオリンみたい」とつぶやきました。すると、なるほどと納得したのか、この子はバイオリンを弾く真似を始めました。友達のつぶやきを聞いて、別の見立てをして遊び始めたのでしょう。その様子を友達はニコニコして見ていました。二人の間には私には聞こえない曲が流れているようでした。

子どもには子どもだけのすてきな世界があるように思います。

 

21日は大寒でした。暖冬傾向が続いていましたが、この時期になると寒さは格別です。月曜日に降った雪はまだ道端に凍り付いて残っています。厳しい寒さにもかかわらず、さんぽの時間になると1年生は準備をして並んでいました。「さんぽ」への子どもたちの「並々ならぬ期待」が感じられます。

東調布公園での小さな流れのある場所に行くと、霜柱を発見をした子がいて近くにいた子たちが「どこどこ?」と集まってのぞき込んでいました。海抜の低い大田区では目にする機会は多くありませんから、子どもたちは興味津々で見ていました。スイセンの花を見つけて鼻を近づけ、においをかいでいる子もいました。紅梅を見つけて名前を忘れないように、「こうばい、こうばい」とつぶやきながら歩いている子もいました。

寒ければ寒い中で、子どもはいろいろな発見をします。子どもにとっては「寒さ」も大事な学びの場といえそうです。

CIMG8619

CIMG8576CIMG8585明日1月17日で、阪神淡路大震災から、21年目を迎えます。学園では幼稚園、初等部、中等部合同の全校避難訓練を行いました。避難後、初等部校庭で教職員全員で黙とうを行い、阪神淡路大震災で犠牲になった多くの方々の御霊を慰めました。

この21年間で、防災・減災への取り組みが進み、安心・安全なまちづくりが進みました。しかし、この災害の記憶を語り継ぐことは犠牲者への私たちの責任であり、使命といえます。追悼集会を続けることで、毎年子供たちと一緒に改めて考えたいと思います。

 

常総市手紙昨年9月、茨城県常総市は豪雨による水害で大きな被害を受けました。そこで、児童会が中心になり、初等部の子どもたちも常総市の学校や子どもたちに役立ててもらおうと義援金を募り、常総市にお見舞いとしてお送りしました。

昨年末、常総市教育委員会からお礼状をいただき、先日の朝礼の折、部長からお話がありました。子供たちのお小遣いやお手伝いをしたお駄賃など、自分の自由になる範囲の金額での募金でしたから金額は多くはありませんでしたが、社会の動きを知り、社会とつながる大事な学びの機会になりました。そして、お礼のお手紙をいただいたことで、その意味を改めて考え直すことになりました。お手紙によればまだまだ被害からの復旧は完全とは言えないようです。一日も早い復旧をかなえていただければ、とお祈り申し上げます。

 

ページ
TOP