6月も2週めに入り、梅雨入りが近づいてきました。「今咲いている花って何かな」と1年生に尋ねると、「アジサイ」という答えが返ってきました。「アジサイのほかには?」と聞いてみると、はっきりとした答えが返ってきませんでした。そこで、さんぽの時間に、この時期に咲いている花を探しながら歩きました。ランタナ、ホタルブクロ、ツユクサを見つけ、クチナシの匂いもかぎました。途中でネコジャラシも見つけ、穂で毛虫遊びを楽しみました。学校周辺の住宅街にも、子どもたちが楽しめる小さな自然が残っています。

 先週の1年生の手作り遊びは、「空とぶ円ばん」を作って遊びました。
工作用紙の円盤を、割りばしと輪ゴムで作った発射台から飛ばしました。難しかったのは、輪ゴムで輪ゴムを割りばしにつけるところです。何度か教師が作ったものを見て、教師の手元を見ながら作りました。それでも「できな~い!」という子は、できた友達に作り方を教わって完成させました。友達と教え合うことで、コミュニケーションが増え、仲良しの友達も増えていきます。
出来上がると校庭に出て、飛ばしっこが始まりました。飛ばし方がわからない子も試行錯誤したり、友達に教わったりしながら飛ばせるようになりました。上手に飛ばせるようになると、「すっごいとんだよ。」と驚いた顔で知らせに来てくれる子もいました。翌日には「家でも作ったよ。」「お母さんが驚いたよ。」と得意気な顔で教えてくれました。

先月30日に清明幼稚園の「ちびっこうんどうかい」が初等部校庭で行われました。学年のダンスや競技も盛り上がりましたが、親子競技は家族と一緒にがんばる子どもたちの顔は、とてもうれしそうでした。保護者競技は、お父さんやお母さんが本気で走っている姿に子どもたちの声援も一段と大きな声が響きました。未就園児と卒園児のかけっこも大勢の参加者があり、ありがたいことでした。最後の「とんぼっこリレー!」では、年長のうめ組の子どもたちがありったけの力で駆けぬきました。さすがに年長組、迫力のある走りでした。

昨年から始まった第2回「ちびっこうんどうかい」。今年も大勢の方に見守られて、子どもたちが輝いていました。ご協力をしてくださった皆様、ありがとうございました。

今週の1年生のそうごうの時間の実験コーナーでは、ポップコーンを作りました。初めは、ポップコーンがトウモロコシでできていることを知らない子もいました。熱したポップコーンがフライパンの中ではじける様子をじっと見つめる子どもたち。はじけ始めると、「ぐらぐらうごいてきた!」「割れた!」「一気にできた!」とポップコーンができる瞬間を自分のことばや体で表現していました。この感動を表現した言葉は、大事な”学びの芽”になります。できあがると、自分で作ったポップコーンに塩をかけて味見しました。「おいしい」「しょっぱい」と口々に感想を言いながら、残ったポップコーンを大事そうに持ち帰っていきました。楽しい1時間でした。

 

今日は1,2年生のたんけんごっこ(遠足)がありました。1,2年生のペアで手をつなぎ、電車を乗り継いで二子玉川の河川敷をめざしました。早めの昼食後、みんなで河川敷のせせらぎに入りました。真夏のような暑さでしたので、子どもたちは大喜び。プラスチックトレーなどで2年生が作った船を流れに乗せて遊んだり、水しぶきを上げて歩き回ったり、小石でダムを作ったりと約1時間、遊び切りました。

1年生の持ち物をリュックサックにしまってあげている2年生や、帰りの電車の中で2年生に譲ってもらった席に座っている1年生の姿を目にしました。2年生も年長の意識をもっているのがわかりました。この優しさや思いやりが1年生の心の中に積み重なり、清明の校風になっていくのだなと改めて感じました。

1年生の算数の時間は、「かずあそび」をしています。子どもは生活のいろいろな場面で数を使い、数に興味をもっています。しかし、子どものようすを見てみると、ものの数を数えて数字で表すことはできても、数字を見て物の数をイメージすることはやや難しいようで。とくに「数の概念」が十分に育っていない子にとっては、その傾向が強くみられます。そのため、1学期の算数の時間には、数を使ったいろいろな遊びをし、体験を通して数や数字に慣れていきます。

今週は数字カードを使って、大きな数を出した子がカードをもらうゲームをしました。「セーノーセッ!」とみんなで声をかけ、一斉にカードを出すと「やったー!ぼくの勝ち!」「同じ数だからもう一回!」などと大喜び。数の大小を学びながら、「〇さんの勝ちだよ。」と教え合っていました。友達とのかかわりも自然に深まっていきそうです。

東京都水道局の水道キャラバンの皆さんが来校し、4年生に水道の仕組みを教えてくれました。浄水場ではどのように水をきれいにしているのか、「沈殿」や「ろ過」とはどのようなことなのか、などを実験をまじえて学びました。水道の歴史も教えていただき、子どもたちは社会科の学習で学んだことと結びつけて学びを深めることができました。学習の終わりには、「きれいな水を使えるのは、これほどまでに幸せなんだとわかりました。」「水の大切さを学びました。」と、感想を伝えていました。身近な「水道」が多くの人々の知恵と努力で支えられていることが分かり、充実した学習ができました。

5月30日(土)に清明幼稚園の「ちびっこうんどうかい」が開かれます。内容は、「シュートしてGO!」(年中)や、ダンス「お魚さんに変身!」(最年少組と2歳児)、「とんぼっ子リレー!」(年長組)など競技やダンス、親子競技などです。時間は午前9時から11時30分までです。 未就園児と卒園児が参加できる競技もあります。ぜひおいでください。

今週の1年生の手作り遊びは、ブーメラン作りの2回目でした。1回目は工作用紙でみな同じ作り方で作りましたが、2回めは自分で好きな形のブーメランを作りました。「どんなブーメランを作りたい?」と尋ねると、「雪のけっしょうの形」「かっこいい形」「人みたいな形」「ごぼうみたいな形」(!?)と、いろいろなアイデアが出ました。工作用紙を渡すと、切ったり、折ったり、色を塗ったりして、それぞれがお気に入りのブーメランを作りました。

できあがって試してみると、うまく飛ぶブーメランとあまり飛ばないブーメランがありました。上手に飛ばせられた子は大喜びでしたが、あまり飛ばない子は、どうしたらよく飛ぶかと先生に聞いたり、自分で考えて作り直したりしていました。「力を入れて飛ばすとよく飛ぶよ。」と飛ばし方を工夫している子もいました。この工夫をすることが考える力にもつながっていくのだなあと感じました。

出来上がったブーメランは愛着があるのでしょう、大事そうに持ち帰りました。大好きなものが増えていくことが、子どもにとってはとても大事なことなのだと考えています。

明日は、午前10時から11時30分まで学園講堂で第2回学校説明会が行われます。清明学園の教育理念や実際をスライドなどでお話しします。ご興味のある方は、ぜひおいでください。

さて、5年生は20日から22日まで修学旅行に行きます。今日は修学旅行出発式が行われ、5年生の代表が下級生にメッセージを伝えました。伊勢・鳥羽方面での旅行の中で、どんな学びができるのか、期待と意欲が伝わってきました。

また、いつも5年生がしている仕事を4年生に託すことばもありました。短い間ですが、4年生が最上級生として、1年生のお世話や週番活動などの仕事を代わりに行います。4年生もやや緊張した面持ちで、5年生のことばを聞いていました。4年生も気持ちを引き締めて、がんばります。

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