サイクリング部は5月23日茨城県ひたちなか自動車安全研修センターで行われたツールドひたちなかに参加しました。

2年生の前川、園田、漆崎がジュニア部門、関根は男子デビュー部門、そして、12月の落車から復活した土屋が女子デビュー部門のそれぞれのレースに臨みました。

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ジュニア部門参戦の3人は前回の取手クリテで露呈したペース配分と積極性という難しい課題にどのように向き合うかが鍵となりました。前川と漆崎は終始先頭付近でレースを展開しつつも、来るべきゴールスプリントに備えて脚も温存出来ている様子でした。
園田も序盤は必死に食い下がるも徐々に後退し単独での走行を強いられることになりました。最後のゴールスプリントで前川が競り勝ち、総合11位・ジュニア部門優勝を勝ち取りました。漆崎も前川に競り敗けはしたもののその差は1.2秒の総合12位ジュニア部門2位となりました。エンデューロレースの為、チェッカーフラッグのタイミングが非常に際どい状況でした。
実際、最終ラップはカウントされなかったものの、自分達の判断で限界を超えかけている中で、脚を止めずに走り続けたことに大きな成長を感じました。園田も後半ほぼ単騎での走行でしたが、持ち前の粘り強さでトップ2と同一周回クラス3位でゴールしました

男子デビュー部門の関根は6位入賞を視野に入れての走行となりました。長く続いた精神戦を制し、7位争いに競り勝ちました。

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正則初の女子部員である土屋は男子との混走のハンデを感じさせない走りを披露してくれました。体幹を利用した綺麗なフォームで安定したペースを作り出し、女子総合4位部門2位で無事完走致しました。実質上のデビュー戦であることを考慮すれば、十分に評価できる内容でしたが、本人は優勝しか考えていなかったようで、レース後の悔しい表情が印象的でした。

レース中際どい落車が何回かあったものの、全員無事にレースを完走出来たことは大きな収穫でした。

今回のレースは開催地が遠く、さらにスタート時間が朝8時ということもあり、集合時間の朝7時に間に合うのか心配されました。しかし、保護者の方々のご支援のおかげで選手全員が余裕を持ってレースに集中することが出来ました。さらには、レース中の写真撮影やたくさんの差し入れも戴きました。レース開始から終了まで選手達にかけて戴いた温かい応援の声は、選手全員の心に届いていたと思います。本当にありがとうございました。

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今回、コロナ感染防止の為、表彰式は行われませんでしたが、主催者の許可を得て、ジュニア部門ワンツースリーを達成した3人を含めた5人の記念撮影を行わせて戴きました。表彰台の上で弾けた笑顔は本当に最高でした。ずっと見ていたいと心から感じました。これからも精進して参ります。変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。

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 4月からiPadが1、2年生全員に配布され、生徒たちの学習が深まっています。2学年の共通科目「日本近現代史(日近史)」では、iPadと一緒に情報共有アプリも導入。調べ学習や意見の共有に活用されています。

 5月中旬の6限目、この時間のテーマは「地租改正」でした。地租改正は明治維新の一環で実施され、お米を納める年貢が廃止されました。代わりに、土地にかかる税を現金で納めることになりました。農民の反発があり、暴動も発生しました。

 「農民にとって地租改正で何が変わったのだろうか?」――教員から発問されると、生徒たちはプリントや資料を調べ始めました。一人で黙々と作業をする生徒もいれば、クラスメイトと議論をしながら協力する生徒もいました。

 

 その後、生徒たちはアプリに自分の意見を書き込み、教員に送信しました。すると、生徒の意見がプロジェクターでホワイトボードに投影されました。「農民が税を納めるのが大変になった」「自分一人で税を納めないといけなくなった」などの意見が出ました。

 教員は生徒と議論をしながら、授業を進めていきます。「なんで納税が大変だと思った?」「農民は作ったものを売り、お金にする必要があったと考えました」「そうだね、農民は収穫物を売って現金に換え、納付することになった。納税は年貢よりも大変になったんだね」――そんなやり取りを重ね、生徒たちは地租改正の影響を理解していました。

 正則高校では今年度より全学年でオンライン英会話を導入しています。フィリピン人の講師と1対1で25分間、英語でコミュニケーションを取り、日本のこと・フィリピンのこと、様々な話題を交流します。
 外国人講師とのチームティーチングは経験している生徒たちも、英語しか通じない方と初対面で話すのには緊張した様子。iPadの画面上に相手が映るまでの数分は、教室に重たい空気が流れます・・・。

 しかし始まってしまうと、身振り手振りを交えて時には笑いもこぼれながら会話する生徒たちの姿。25分間という長くも短くも感じる時間の中で、様々な内奥を伝えようとする様子が伝わってきました。今年度内に残り4回、次回に話したい内容を考え、英語の表現を自分のものにしながら、実際に使える英語の習得に向かって学習に励んでいきます。

 何人かの感想を紹介します。
(今回が初体験の生徒)『たくさん会話ができて楽しかったです。一方的に質問されるだけの時間にならないでよかったです。自分の英語が伝わったときの喜びは、いままで感じたことがないものでした。次の授業ではもっとスムーズに話して、沢山話すことが出来るようにしたいと思います。』
(昨年度、先行実施していたクラスの生徒)『4回目のオンライン英会話で徐々に会話が弾んでいるように思えてきた。1回目はタイピングがないとどうしようもなかったのに、1回で聞き取れるようになるまで成長した。また、相手の方も質問してくれたし、自分からも質問できるようになり、自分でも成長しているように感じた。』

感想の1人目の生徒のプリントには、このような記述が。教科書の中だけの表現ではなく、内容がある生きた会話をしていることがうかがえますね。相手への気遣いが素敵だなと思いました。

体育祭エデュログ

天候にも恵まれ5月13日、体育祭が大井陸上競技場で開催されました。本校の体育祭は全クラス対抗戦が伝統になっています。1年から3年までの各クラスが 全校優勝目指し て練習、準備を重ね、集団クラスリレー、四人五脚・ムカデリレーや綱引き、そして名物競技、大縄跳びなど今年も熱戦が繰り広げられました。進行、運営 も100人を越す体育祭実行委員会がつとめ、生徒の手による体育祭という先輩から引き継がれた伝統が生きています。3年生は高校生活最後の体育祭、3年間 のクラスづくりの高 さを見せつけました。2年生は昨年を超える頑張りを見せるため必死のとりくみ、1年生は入学して1ヶ月の時期でありながら立派な戦いぶり、上級生の胸を借 りる思いで頑張りました。3年生のクラスがそれぞれ全校優勝、最優秀応援賞を獲得し、貫禄と成長した3年生の姿を示してくれました。閉会式後、各クラスが輪になっ てこの日の振り返りをする姿には、うれし涙、悔し涙で仲間に語る学級委員の姿が印象的でした。この日の体験や学びが正則生にとって、高校生活の糧と力に なっていくことが確信できる一日となりました。汗と涙がいっぱい、熱気と感動の体育祭、大成功でした。

今年から受験生と保護者の方へ、体育祭を公開するようになりました。今年お越しいただいた方からは、「生徒さんたちの一生懸命取り組む姿に感動しました。」という感想をいただきました。

当日の様子など、写真つき記事はこちら

3/1(火)、2015年度の卒業式が行われました。卒業生の氏名読み上げで、担任が涙溢れさせる場面。学年委員会主催のセレモニーで、笑いあり涙ありの中、担任への感謝の言葉が述べられる場面。午後の各ホームルーム兼クラスの解散式で、生徒が一言ずつクラスメートや担任に思いを語る場面・・・どれも深い関わり合いがうかがえました。

卒業生代表は最後にこう述べています。「多くの人との関わりや経験を通して、社会をつくる1人だという自覚を持ち、自分に問い続け、考え続けていきたい。」人々が孤立しがちな昨今、卒業後のそれぞれの社会にも、また豊かな関わりをつくり上げて欲しい。そう願ってやみません。

3学年主任

卒業式の様子など、写真つき記事はこちら

11月25日、工学部がある東京理科大学の葛飾キャンパスに行ってきました。最初に特殊な3Dプリンターを見せていただき、その後は4つの研究室を見学させていただきました。中でも、介護などに使われている「マッスル・スーツ」に生徒は興味をもったようでした。研究室見学のあと、工学部の先生に講演していただき、材料力学、流体力学、熱力学、機械力学という4力学について学ぶ、貴重な機会となりました。
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