ごきげんよう。カナダ語学研修のインタビューもこれが最後となりました。今回は、高校1年特進コースのKさんです。

Q:カナダ語学研修に参加した理由を教えてください。

Kさん:元々海外に興味がありましたが、私の中学校で行われていたオーストラリアでのホームステイは定員が1名で、参加することができませんでした。しかし、瀧野川女子学園のホームステイは行きたいという意思があれば参加できるし、またこのホームステイに参加しなければ、今後海外に行くことに臆病になってしまうだろうと考えたからです。今回カナダ語学研修に参加すると決めて、もちろん海外に行くことに戸惑いもありましたが、「行く」と決めてからは恐怖よりも楽しさの方が勝っていました。

Q:ホストファミリーについて教えてください。

Kさん:お父さんとお母さんの二人家族ですが、私以外にも他の国から来た留学生がいました。

一番話をするのは、お母さんでした。お母さんは、私が言葉に詰まってしまっても、最後まで話を聞こうと待ってくれました。他にも、助けられることが多くありました。例えば、語学学校に登校する初日、私を心配したお母さんが一緒に学校までついてきてくれました。しかし、お母さんも行き方がわからなくなってしまい、一緒に迷子になりました。お母さんが街の人に道を聞いてくれたり、Wi-Fiがあるところ探してスマートフォンのマップを使ったりし、なんとか1時間遅れで到着することができました。バンクーバーでは何度も迷子になりましたが、今ではとてもいい思い出になったと思います。

Q:語学学校について教えてください。

Kさん:最初、語学学校で少しでも日本語を話すとイエローカードが出されると聞いていたので、堅苦しいのかなとイメージしていました。しかし、実際は違いました。スペインや韓国など、いろいろな国籍の方がいました。みんないかにも英語が話せそうに見えていたのですが、私たちと同じように悩みながら授業を受けていたので、親近感が湧きました。

私の一番好きな先生はJames先生で、とても楽しく授業を受けることができました。初日に行った、Snow Ballというゲームがお気に入りです。自分の特技などを書いた紙を丸めて他の人のとシャッフルし、誰が書いたかを当てるゲームです。ゲーム感覚で勉強できたのが良かったです。他にも、身体の部位や食べ物、家系図など、生活にも役立つことを教えてくもいました。

LABの先生方は、誰にでも明るく接してくださる方が多く、気負わずに話しかけることができました。きちんとした文法を使って話さなくても、まずは一生懸命話すことで、相手にはきちんと伝わるのだと感じさせてくれます。

Q:金曜日に参加したアクティビティについて教えてください。

Kさん:1週目は、ボウリングに参加しました。日本のボーリングと違うところが4つありました。1つ目はボールの大きさが手のひらに収まるサイズだったこと。2つ目は、指を入れる穴が開いていないこと。3つ目は、倒すピンが5本だったこと。そして、重さが全員で一つのボールを使うことです。

2週目はダウンタウンの散策に参加しました。お昼にはビザを食べに行きました。私の選んだピザはパイナップルののっているものと、サラミのピザです。フルーツがのっているピザは普段食べないので新鮮でした。

Q:最後に一言お願いします。

Kさん:この語学研修に参加して学んだことは、「行かなければわからない」と「伝えようとすれば相手に伝わる」ということです。

みんなそれぞれ、バンクーバーのイメージがあると思いますが、実際に行かなければわからないことばかりです。もし海外に行ってみたいという人がいれば、勇気を出して海外に行ってもらいたいです。私もこの語学研修に参加して、バンクーバーのイメージが180度変わりました。例えば、グランビルアイランド。電車やバスを使って行くこともできますが、「水上バス」に乗って行くこともできます。また、そこで売っている食べ物がとにかくカラフルで、目を引くものがたくさんありました。昼食に何を食べるか迷ってしまうほどです。サンドイッチやフルーツタルトも美味しそうだったのですが、結局ビーフシチューのパイ包みを食べました。

また、英語が苦手だからという理由で海外に行くことや英語を話すことを躊躇してしまうのももったいないです。知っている単語やジェスチャーを使って頑張って伝えようとすれば、ホストファミリーや語学学校の先生方はきちんと聞いてくれます。私自身も英語が苦手でしたが、この語学研修を通して積極的に英語で会話しようという意識が出てきました。この経験を今後の生活に生かしていきたいです。

コロナウイルス感染拡大のため、カナダ語学研修も予定の3週間から2週間へと短縮され、早期帰国を余儀なくされました。しかし、どの生徒たちもこの2週間で多くのことを学び、感じ取ったようです。参加した生徒全員にインタビューをしましたが、どの生徒たちも「楽しかった!」「もっとカナダにいたい!」「来年も参加したい!」と話してくれ、このカナダ語学研修が充実したものになったのだと感じています。この経験を、これからの高校生活に生かしてくれることを願っています。

また、この語学研修にご理解いただき、生徒たちを送り出してくださった保護者の皆様、生徒たちに素晴らしい体験をさせてくださったホストファミリーや語学学校の先生方やスタッフの皆さん、旅行を安全に行えるようご尽力くださった日本とバンクーバーの旅行会社の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

ごきげんよう。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、休校期間が延長となっている中で、瀧野川女子学園ではオンライン授業に向けて準備を進めています。

昨日は日本テレビ「スッキリ」で紹介いただき、今朝、フジテレビの「めざましテレビ」で、本学園のオンライン授業の試みについて紹介されました!

(「スッキリ」の取材リポートはこちら

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本学園では2010年よりICT教育に着手し、2016年から全生徒、全教員が一人1台iPad Proを使って授業が行われてきました。ApplePencilを使って、ノートにペンで書くのと変わりなく書き込め、クラウドを介して画面も共有することができます。

画面の共有によって、教員が書き込んだ内容が生徒の画面にも反映されたり、生徒が書き込んだ内容を教員が確認するといった、画面上でのやりとりは普段の授業でも行われていました。

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休校期間、普段の授業と異なるのは、顔を合わせて会話しながらの進行ができないということです。

今回オンライン授業で試みるのは、テレビ電話のような映像と音声も授業画面に載せ、授業を進行するということです。スムーズな双方向授業の開始を目指し、準備を進めていきます!

ごきげんよう。今日は、カナダ語学研修に参加した、高校1年特進コースのEさんにインタビューしました。

Q:カナダ語学研修に参加した理由を教えてください。

Eさん:私は、英語が苦手科目でした。中学校の頃は、クラスの中でも一番下の方で、どんなに頑張っても点数が伸びず、英語が嫌いになっていました。しかし、中学3年生の時に瀧野川女子学園の学校説明会に来て、留学制度の話を聞き、始めは興味本位で、かっこいい海外生活をしたいと考えるようになりました。春休みに実施するので、普段の授業にも支障が出ないことも魅力でした。

また、海外の良さを知ったり、英語が少しでもできるようになれば、英語への関心が高まり、今後の英語の授業に積極的に参加していけるのではないかと思ったからです。

Q:ホストファミリーについて教えてください。

Eさん:二人のホストシスターがいます。お姉ちゃんとは、ジャンルは違いますが、ダンスが好きという共通点がありました。妹もダンスをやっているそうですが、「筋トレ」というまさかの話題で仲が深まりました。毎日一緒に筋トレをしていたので、次の日は筋肉痛がひどかったです。

最初は、3人ともダンスが好きだなんて知らなかったので、もっと早い段階で知っていれば、さらに仲が深まったのにと思います。

ホストファミリーと生活をして、色々驚いたことがあります。まずは、「お風呂」事情が日本と違うことです。カナダではお風呂に浸からず、シャワーだけだと知っていましたが、実際にそのような生活にしてみると、意外と大変でした。私にとって、お風呂に入ることは重要なことだったのだなと感じました。

また、「お弁当」も日本と違いました。カナダのお弁当は、サンドイッチのような主食と、果物などのデザートです。日本では、毎日母がお弁当を作ってくれますが、おかずや汁物まで揃えてくれます。改めて母への感謝を感じました。

Q:語学学校の授業について教えてください。

Eさん:クラスはレベルによって分かれていて、毎週変わります。English Onlyのポリシーのもと、先生とはもちろんですが、生徒とも英語で会話をします。最初は、不安と頭の使いすぎで頭痛がしました。しかし、だんだんとその生活にも慣れてきて、1週間後にはクラス全員と友達になることができました。

授業は、ボキャブラリーとスピーキング、リスニングに力を入れていますと思いました。知らない単語がたくさん出てきましたし、ナチュラルでスピーディーに、かつ正確に発音できるようにトレーニングしました。何度も復習を重ね、しっかりと授業を理解できるようになりました。

クラスはとても明るく、どこよりも賑やかです。席は決まっていないので、大学のように、好きなところに座ることができます。年齢も国籍もみんな違うのですが、一番年下の私たちはみんなに可愛がってもらえました。

Q:最後に一言お願いします。

Eさん:当たり前ですが、ホストファミリーは今まで全く接点のない、見知らぬ人たちです。そのような人たちとどのように接するのか、不安に思いました。しかし実際、ホストファミリーは私を家族のように迎えてくれました。どこまで踏み込んでいいのか、どれくらいの距離感で接すればいいのか、何度も悩みましたが、コミュニケーションが大切なんだということに気づいていきました。最初は、ホストファミリーから話しかけてもらうことが多かったのですが、その会話に返事をするだけでなく、私からも話題を出すことで、盛り上がり方が変わってきました。カナダに到着した時は、本当に英語だけで生活ができるのか不安しかありませんでしたが、今では頑張って伝えようとする姿勢が大切だと感じています。私の言葉を待ってくれたり、簡単な文にしてくれたり、あの手この手でフォローしてくれます。今となっては英語への恐怖心はすっかり消えました。

 

ごきげんよう。
バレーボール部です。

先日、高校3年生4名が卒業を迎えました。
人数が少ない中での活動で、大会に参加することができないなど苦労したことも多くありました。それでも日々の練習に積極的に取り組み、後輩とともに練習に励みました。
他校との合同合宿や、練習試合など多くの人々に関わって成長した3年間だったと思います。
また、部活動を3年間継続することができたのは保護者の支えがあったからこそです。感謝の気持ちを忘れずに、バレーボールを通じて学んだことを今後の人生に活かしてほしいと思います。

コロナウイルスの影響で、バレーボール部を支えてくれた3年生の門出を祝うことができなかったのは、後輩にとっても心残りだったと思います。
後輩の皆さんは、コロナウイルスの情勢が落ち着き、部活動ができるようになったら精一杯練習に取り組み、試合の結果で恩返しをしましょう。

バレー

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ごきげんよう🎾テニス部です。

3月31日、今年度最後の日を迎えました。

3年生は本校から旅立っていきます。

ご卒業おめでとうございます!!

新しい次のステップで更に輝いて素敵な日々に出会えることを願っています!!

テニス部の3年生は、

東京都高等学校テニス選手権大会
団体戦 ベスト32
シングルス 本戦出場

東京都高等学校新人テニス選手権大会
シングルス 本戦出場

っと、大会の戦績でも活躍していました。
しかし3年生の素晴らしいところは戦績だけではありませんでした。

それは何かと言いますと、、
テニスを楽しむ

っというところですね。
いい集中力を保ちながら楽しそーにテニスをしていたのがすごく印象的な学年です。

それはテニスの時だけではなく、トレーニングの時でもでした。

楽しさをみつけて、つらいトレーニングもみんなで乗り切っていました。

なのでいつも部活の雰囲気が明るく、後輩たちもつられて頑張っていました。

周囲を巻き込んで、いい雰囲気を作ってくれる3年生には僕もいっぱい助けてもらった様に思います。

新しい環境でも楽しんで挑戦している姿が思い描けます。
楽しんで、毎日コツコツ努力してきた3年生だからこそ自ずと、素晴らしい戦績を手繰り寄せたんだと思います。

つらい状況、苦しい状況、逆境で楽しむ。

すごく難しいことだと思いますが、上達の秘訣だと思います。

見習って、瀧野川テニス部の伝統にしていきたいと思います!
3年生の皆様、ご卒業おめでとうございます。

それではまた次回の投稿で。
ごきげんよう🎾

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ごきげんよう。今日は、カナダ語学研修に参加した、高校1年特進コースのKさんにインタビューしました。

Q:カナダ語学研修に参加した理由を教えてください。

Kさん:高校の英語の授業が楽しいので、英語が話せたり、聞き取れたりできるようになったらいいなと思ったからです。普段、先生は全て英語で授業をされていますが、聞き取れない時があって、もっと自分が聞き取る能力があったら授業をもっと楽しく受けられるのではないかと思いました。

Q:ホストファミリーについて教えてください。

Kさん:お父さんとお母さん、お姉ちゃんがいます。お姉ちゃんは私の面倒をよくみてくれました。ホストファミリーはみんな明るくて、とても優しい人たちでした。「今日は朝早く起きたから眠たいでしょ?」「明日はショッピングに行くの?」など、たくさんの質問をしてくれて、会話が途切れませんでした。ホストファミリーはみんな働いているので、なかなか一緒に遊びに行ったりできませんでしたが、その分家でたくさんお話をしました。

Q:ホストシスターはどのような方ですか?

Kさん:30歳くらいで、私のお昼のお弁当や朝ごはんを作ってくれました。よく一緒にご飯を食べていたので、ホストファミリーの中でも一番会話をしたと思います。お父さんやお母さんには内緒でお菓子をたくさんくれました。甘いものが好きだと言ったら、最初の日にドーナツ屋さんでたくさんドーナツを買ってくれたのを今でも覚えています。

休日に友達と買い物に行くと言ったら、「私は化粧品のお店で働いてるから、ぜひおいで!」と言われ、私が欲しいと言っていた香水を一緒に悩んで、色々説明してくれました。

Q:語学学校について教えてください。

Kさん:授業はコミュニケーションが中心です。英語を書くよりも、話す方が多いと感じました。最初は先生が言っていることが理解できないことも多くありましたが、だんだんと耳が慣れてきて、聞き取れるようになったのではないかと思います。授業が始まって、3日目くらいには少しずつわかるようになりました。例えば、単語の意味がわからなくて先生に質問しても、全部英語で返ってきます。その英語を自分で理解するまでに時間がかかったので、とても苦労しました。

私の先生は、カナダ出身の方です。フレンドリーで、授業はとても楽しかったです。授業では、たくさんリスニングを行いました。気を抜いていると、何も頭に入らなくなり、あっという間に授業が終わってしまうので、しっかり授業を聞いて、復習をしました。

Q:金曜日のアクティビティについて教えてください。

Kさん:イタリアンクッキングを選びました。参加者全員で協力し、英語で説明を受けながらガーリックトーストとカルボナーラを完成させました。料理は、正しく伝わらないと難しいのだなと感じました。ガーリックをどれくらい使うかをきちんと伝えられなかったので、とても大変でしたが、最終的には美味しくできたと思います。

アクティビティは、年齢や国籍が違う人たちと交流できる機会です。クラスメイト以外の人と交流するのは少し大変でしたが、楽しかったです。

Q:カナダに行って、驚いたことはありますか。

Kさん:食べ物のサイズが大きすぎることです。プーティーンという、カナダ発祥の食べ物や、ポットパイなどを食べました。

中でも印象に残っているのは、空港近くのアウトレットに行った時に日本食屋さんで食べた親子丼です。その時友達が頼んだ親子丼が、日本の親子丼の何倍もあるサイズだったので、びっくりしました。日本のテレビで見る、フードファイターの人たちが食べるようなサイズの丼に入っていて、日本の10倍はあるのではないかと思ったくらいです。

Q:最後に一言お願いします。

Kさん:私は英語が苦手ですが、そのような人も、英語しか使えない環境にいたら自然と聞き取れるようになると思います。最初は、語学学校に行くのが大変だと感じたり、公共交通機関で登校するのが怖いなと思うかもしれませんが、だんだんと慣れてくるので心配ないです。自分からたくさん話して、色々なところに出かけてみてください。

ごきげんよう。

未だ新型コロナウイルスの感染拡大に収束がみられないですが、新年度に向けて、オンライン授業の試みをしています。

普段の授業でも使用しているiPadアプリMetaMoJiの最新機能を使用したもので、これまではノートのみ共有されていたものが、テレビ会議のような映像と音声も同じ画面に映し出すことができるようになりました。

今日は日本テレビの取材があり、新学期が迫る中、学校再開はどうなるのか、現状についてインタビューを受けました!

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この取材の中で、まさに始めようとしているオンライン授業を、教員が試している様子についてもご紹介しています。

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オンライン授業の様子について取材を受ける前田先生


生徒役でオンライン授業を受ける先生

 

<テレビ放送のお知らせ>
チャンネル:日本テレビ 4ch
放送日:4月2日(木)8:00〜10:25「スッキリ
※9:30頃までの間に放送される予定です。大きなニュース等が入った場合には放送されません。

ごきげんよう。3月3日の卒業式でお話する予定でした、91期生に送る在校生代表の言葉を掲載します。

 

青く澄んだ空から柔らかい光が降り注ぎ、大地が暖かくなり、草木は萌え、桜のつぼみが膨らむ今日の良き日。三年生の皆様、本日はご卒業おめでとうございます。在校生一同、心よりお祝い申し上げます。

今、皆様は瀧野川女子学園での3年間をどのように振り返っていらっしゃいますか。多くの人との出会いの中で貴重な体験をし、十人十色の思い出を築き上げてこられたことと思います。常に私たち後輩の前を歩き、お手本となってくださった先輩方の背中は、私たちにかけがえのないものを残してくださいました。特に印象に残っているのは、クラブ活動でのご活躍です。先輩方は常に私たちの先頭に立って、リーダーシップを発揮してくださいました。日々の練習を通して、机の上の勉強だけでは得ることができないものを教えていただきました。クラブ活動で鍛えられた精神力や忍耐力は、これからの人生の中で必ず生きてくることと思います。

今、こうして振り返ってみますと、先輩方は常に私たちの目標であり、心の支えでもありました。そんな先輩方が、努力してこられた姿を、私たちはずっと見てきました。創立者、山口さとる先生の思いでもあり、校訓でもある「剛く、正しく、明るく」をもとに、先輩たちが築き上げてこられた伝統を私たちが受け継いでいきます。

先輩方は私たちに多くの財産を残し、今新たな場所へと旅立たれようとしています。これから先輩方はそれぞれ違った道を歩み、それぞれの世界でさらにご活躍することでしょう。私たちも先輩方をお手本に切磋琢磨し、悔いのない学園生活を送りたいと思います。

在校生一同、より良い瀧野川女子学園にしていきますので、どうか見守っていてください。卒業後も何かの折には学校へいらっしゃってください。先輩方の活き活きとした姿は、私たちの将来への励みとなります。先輩方のこれからのご活躍を心からお祈りし、送辞とさせていただきます。

ごきげんよう。今日から4月になり、瀧野川女子学園91期生110名が新しい道へと歩み出します。

コロナウイルス感染拡大防止のため卒業式を中止するという、生徒と保護者の皆様の安全と健康を第一に考えての非常に心苦しい決断になりました。

しかし、それまで91期生は卒業式と謝恩会に向け、様々な準備を行って参りました。ここで、3月3日の卒業式で読み上げる予定でした、卒業生代表の言葉をご紹介したいと思います。

「卒業生代表の言葉」

梅の花も咲き、春の気配を感じる頃となりました。この良き日に、私たち110名は瀧野川女子学園を卒業します。

はじめに、本日はこのような素晴らしい式を挙行していただき、誠にありがとうございます。ご多忙中の中、ご出席くださいましたご来賓の皆様、関係者の皆様に卒業生一同、心より御礼申し上げます。

真新しい制服に身を包み、これから始まる新たな学校生活に期待と不安で胸がいっぱいだった入学式から早3年が経ちました。いつの間にか慣れ親しんできた「ごきげんよう」という挨拶にも、毎日袖を通してきたこの制服にも、今日でお別れだと思うと寂しく思います。

3年間を振り返ると、様々な日が思い出されます。スポーツフェスティバル、合唱コンクール、あかつき祭、ハワイ諸島修学旅行や創造性教育。私たちは共にたくさんの行事に取り組んできました。時にはすれ違い、うまくいかないこともありました。大変なことを共に乗り越え手に入れた数々の賞と、仲間との楽しい時間はとても大切な思い出となりました。

高校生活の中で私を変えた出来事があります。それは生徒会活動です。私は高校1年生から生徒会副会長を務めてきましたが、人前に立つことが苦手な私が生徒会に入ることはとても勇気のいることでした。生徒会に入るきっかけとなったのは、1年生の時の担任の先生からの勧めでした。最初に声をかけていただいたときは、自分なんて向いていないし、目立つようなことはしたくない、という気持ちが大きかったです。先生がせっかく生徒会に勧めてくださったのだし、自分の殻を破るなら今しかないと思い、立候補する決意をしました。しかし、すぐに壁にぶつかり、自分の心の弱さで泣いてしまったことがありました。そんな時に先生や友人がかけてくれた「大丈夫だよ」という温かい言葉は、私に勇気と自信をくれました。生徒会入ったことで、人前に立つことへの抵抗が少なくなり、自分の心も強くなれました。私が副会長を3年間続けられたのは仲間の存在があったからです。いつも楽しそうに私の話を聞いてくれる仲間や、私のことを頼ってくれた後輩のおかげで、行事の企画や運営は楽しく、素晴らしい時間で、とても貴重な経験となりました。

高校生活で特に印象に残っていることは、ハワイ諸島修学旅行です。初めての海外で、話す言葉も文化も違う場所で過ごした数日間は毎日が輝いていました。ハワイ大学で行ったチャリティーバザーでは、自分たちの力だけでコミュニケーションをとることが楽しく、自信に繋がりました。バスの窓から眺める美しい海と植物、ルアウショー、フラダンスのレッスンでは、ハワイの自然や伝統を学ぶことができました。

私たちが楽しく学園生活を送り、こうして卒業の日を迎えることができたのは、校長先生をはじめ、先生方の支えがあったからです。共に喜び、時には厳しく私たちを指導してくださり、ありがとうございました。そして、これまで育ててくれた家族。自分の都合で強く当たってしまったり、生活リズムを合わせてもらうこともありました。辛い時や悩んでいる時にいつも前向きになれる言葉をかけてくれてありがとう。

在校生の皆さん、あっという間に卒業の日を迎えてしまいます。今しかできないこと、今しなくてはいけないことを考え、悔いのないようにしてください。「剛く、正しく、明るく」より良い学園にしてください。

結びに、3年間お世話になった全ての方々に感謝を示すと共に、瀧野川女子学園のさらなる発展と、皆様のご健康を心からお祈りしつつ、答辞とさせていただきます。

とても元気がよく、何事にもパワフルに取り組んできた91期生。これからの皆さんの活躍を期待しています!卒業おめでとう。そして、行ってらっしゃい!

ごきげんよう。今日は、カナダ語学研修に参加した、中高一貫4年のMさんにインタビューしました。

Q:カナダ語学研修に参加した理由を教えてください。

Mさん:実際に海外に行き、普段と異なる環境で英語を学習するという点に、中学生の時から魅力的に感じていました。高校生になって、今後英語を使う機会が増えることを改めて実感し、英語での会話力を上げたいと思い、参加を決意しました。

Q:ホストファミリーについて教えてください。

Mさん:私のホストファミリーは、陽気で面白いお父さんと、料理が上手なお母さんの二人家族です。

お父さんは、日本が好きで、日本に来たことがあるそうです。日本語も少し知っていて驚きました。休日には、本格的なラーメンを作ってくれたり、オススメのベトナム料理レストランに連れてってくれました。

お母さんは、とても優しく、一緒に買い物に連れて行ってくれました。英語で会話しながらの買い物は新鮮で、いい経験になりました。カナダのスーパーは、日本のスーパーと違い、量り売りやバラ売りが充実していました。特に果物は、どれにしようか迷ってしまうほどです。牛乳やジュース、パンなどは、日本の2倍以上の大きさがあって驚きました。

毎日夕食の時には、今日あったことを話したり、面白いニュースについて話をしたりしました。コロナウイルスに関連した番組が多く、日本とカナダの違いについて話をしました。カナダではマスクをしている人が少ないことや、感染を防ぐために、お店を閉め、徹底していることに驚いた、などと話しました。

ホストファミリーが音楽番組が好きなので、音楽に関連した番組を見せてもらうこともありました。カナダの音楽番組は、一人で歌ったり、演奏したりするのではなく、1つの曲の多くの人で演奏したり、楽しんでいました。演奏する人の年齢も様々で、たくさんの小学生が大人に混ざってギターやドラムを演奏していました。年齢の違いにとらわれず、みんなで音楽を作り上げていく音楽番組は面白く、日本にも欲しいなと思いました。

Q:語学学校での授業について教えてください。

Mさん:語学学校では、英語しか話してはいけないと聞いていたので、入学前は少し身構えていましたが、いざ入学してみると、周りの人がとても優しく、すぐに馴染むことができました。

私のクラスの授業は、スピーキングがメインでした。班の人と話し合うことが多く、日常会話だけでなく、幅広い会話をすることができたと実感しています。クラスメイトも、私が悩んでいると、「私はこう思うんだけど」と話しかけてくれて、新しい発見がありました。

一番印象に残っている話し合いのテーマは「ジレンマ」です。厳しい状況で、2つの選択肢のうちどちらを選ぶか、という悩んでしまうような質問でした。選んだ答えが同じでも、人によって理由が違って興味深かったです。クラスメイトの出身地が様々なので、考えの違いや、文化の違いに触れることができたと思います。

お昼ご飯は、韓国やメキシコ、スペインの人と食べる機会がありました。質問をしたり、話を聞いたりと、全て英語で自由にコミュニケーションをとりました。話しているうちに、以前より自然と英語が出てくるようになったと感じています。

Q:カナダのオススメの場所などを教えてください。

Mさん:カナダは自然豊かでとても綺麗です。山と海があるでけでなく、朝日や夕焼けの景色も輝いていました。

また、カナダには多くの観光スポットがあり、ショッピングや観光を楽しみながら、英語に触れることができます。特にオススメの場所は2つあります。一つ目は、グランビルアイランドです。驚くほど大きなマーケットがあるだけでなく、ショッピングができる可愛いお店も多くあります。フードコートも充実していて、丸一日楽しむことができます。

もう一つは、Treesという、バンクーバー発祥のチーズケーキカフェです。私はラズベリーチーズケーキを食べました。チーズの酸味とラズベリーの甘みがマッチしていてとても美味しかったです。学校の近くにもあるので、休日でも行きやすいです。

食べ物を注文したり、メニューについて尋ねたりと、基本的なことでも話すことで英語が身についたと思います。

Q:最後に一言お願いします。

Mさん:この語学研修に参加して、実際に行きた英語に触れ、学べただけでなく、様々な国の人と会話を楽しむことができました。

カナダに行く前は、英語で話すことに自信がなく、積極的に話すことができませんでした。間違えていないか、しっかりと伝わるかという不安が大きかったことを覚えています。しかし、まず環境から変えたことで、段々と自然が英語が出てくるようになりました。相手の話していることがわかって、自分の伝えたいことが相手に伝わった時はとても嬉しかったです。毎日が充実していて、新しい発見や経験をすることができました。

カナダ語学研修に少しでも興味のある人は、ぜひ参加してみてください!まず環境を変えてみることで、自分の意識も変化し、貴重な経験になるはずです。不安や心配があるかもしれませんが、自信を持って一歩踏み出してみてください。一生の宝になるはずです!

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