5月13日、14日の2日間、中学1年生は「新入生オリエンテーション研修」を実施しました。

今回の研修のテーマは『将来から逆算して考える』『学びの道具を知る』の2つです。

中学1年生では「社会知と自己知の反復を通じて、志を育む」ことを軸に学習を進めています。

『将来から逆算して考える』というテーマに沿いながら社会知と自己知を深めていきます。初日は社会知の一環として、(1)世界と現代の状況&学ぶ意義を知る講義、自己知の一環として (2)OGの講話を拝聴しました。

(1)世界と現代の状況&学ぶ意義を知る講義では、世界と日本が直面する問題を知り、その問題を解決するためには、主体性を持った学びが必要だということを生徒達は真剣に聞き取っていました。

(2)OGの講話では、卒業生の本間さんから学生時代に山脇学園で学んだことや、働くことの意義を拝聴しました。働くとは「幸福になること」というお言葉は、生徒達の心に響く言葉でありました。生徒にとって、本間さんのような卒業生は人生のロールモデルになり得る存在です。学校にとって、卒業生は宝ですね。本間さん、ご講話をいただき、ありがとうございました。

また、「制服の意義や役割について」株式会社トンボの皆様から講話をいただきました。着こなしと着崩しは異なるということや、美しく見える服装の黄金比などを学びました。株式会社トンボの皆様、ありがとうございました。

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2日目は、生徒にとって最も身近な大人である教員が自らの生い立ちや生き方を語りました。いつも生徒に「目標を持て」と言う先生方が、自らの目標やミッションを語れなければいけませんよね。さて、生徒たちはどのように聞いていたでしょうか。子どもの目線から尊敬できる、影響を与えられる大人でありたいものですね。

教員の次は生徒が自らのことを語ります。自らの現在地を知り、未来の自分と結ぶことで、どこへ向かうべきか、そこに向かうにはどのような能力を身に付ければよいかを逆算的に考えることができます。自らのことをオープンに、でも多少の恥ずかしさを感じつつ、生徒達は自身の特徴や考えを述べていきました。自らの目標を発表していく機会は2~3学期のスピーチコンテストに生かされることと思います。

学びの道具として、今年度からiPadを全員に配布して授業で使用していきます。データの共有や検索、課題の配信や提出、シンキングツールにも利用し、授業の幅や生徒ができることを広げていくことが狙いです。本校ではGoogleClassroom、ロイロノート、atama+など導入し、現代の学びの良さを生かしていきます。

一方で、デジタル機器や道具は万能ではありません。紙とペン、面と向かっての話し合いなど従来の様式でしか得られない体験が、生徒の成長を促す場面は多くあります。アナログな手法とデジタルな道具をバランスよく、上手に利用することも学んでいきます。

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4月16日(金)7限、YAMAWAKI HALLにて学習ガイダンスを行いました。

山脇学園では6年間の学習プランが立てられています。中学3年生は、高校の学習に向けた土台(基礎)固めとなる時期です。

2学期から高校の教科書に移る教科もあり、ここで土台をどれだけ固められるかで今後の進路にも大きく関わってきます。高校生や卒業生も、高校に進学する前にもっと中学生の内容を固めておくべきだったと、口を揃えて言っています。

各教科の先生から教科毎に学習の話がありました。授業の内容だけでなく、学習方法や予習・復習のポイントの話もありましたが、どの教科も共通しているのは、積み重ねた学習が大切であることです。

どの生徒も話を聞き漏らさないよう熱心にメモを取っていたのが印象的でした。今年度よりiPadが導入されましたが、やることは変わりません。

中学3年生からは、教えてもらう学習から「自主的に学ぶ」学習へと移ることを期待しています。

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4月14日(水)、中学1年生の道徳の授業が行われました。

初めての道徳の授業は、西川校長先生がご担当されました。

本校の建学の精神、校歌、初代校長山脇房子先生のお言葉を手掛かりにしながら道徳とは、徳のある人物とはどのようなことなのかを学んでいきました。

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以下は山脇房子先生のお言葉です。

誰にでも努力次第でできることがあります。それは徳の高い人になることであります。徳を磨き、徳を積んで、徳の高い人になることは、自分の心がけ一つでできるのであります。

生徒たちは校長先生に教わった通り「話は目で聴く」を意識しながら、手帳やワークシートにたくさんのメモをとっていました。今回の授業で学んだことを、これからの学校生活で実践していってくれることと思います。

 

生徒の感想より

★入学式で「尊き花 尊き実」を校長先生が読まれた時は徳の意味がわからないままでしたが、今回この話を聞いて、徳の意味を知り、自分も山脇学園にいる間に徳の高い人になり、卒業した後も徳の高い人で居続けたいと思いました。

★西川校長先生の話しを聞いて、徳を積んで、人の見てないところで良い行いを続ければ良いことに変換されていくので、たくさん良いことをして友達や自分が楽しく生活していければいいなと思います。そしてこれから西川校長先生が山脇学園の校歌を歌ってくださったようにきれいな声で歌いたいです。

★私は、徳を身につけるために他のクラスが授業中のときは静かに廊下を歩いたり、今日、先輩が道を教えてくれたようにまだ先だけど来年入ってくる新一年生に教えたりなど誰か困っていたらすぐに手伝ったりして、助けようも思いました。実際にそれを行動に表したいです。

★西川校長先生がおっしゃった他人との関係を結ぶ3つの心得の話は、目で聞くということでは、相手の目を見ることで、「私はあなたの言っていることを聞けています。」という証拠になります。挨拶では、様々な挨拶には、色々な意味があります。挨拶をするだけで、気持ちのいいメッセージになります。相手から言われるのを待つのではなく、自分からいうことが大切だと気づき、また、当たり前のことにも感謝したいと思います。そして、綺麗な言葉では、マイナスな言葉を使わないように、美しい言葉を使って、美しい人になります。今日はいろいろなことを学びました。自分が実行できることはきちんと実行したいと思います。

 

入学式後の2日間、中学1年生は、山脇学園での生活が安全で豊かなものになるように、安全教室やガイダンス、校内巡りなどを行いました。

e-netキャラバン様による安全教室(SNS講座)を行いました。SNSは便利な反面、使い方を間違えると、犯罪に巻き込まれたり、加害者や被害者になってしまったりしてしまうことを、具体的な事例や映像と共に学びました。

また、生徒たちは自分のスマートフォンを講堂に持ち込み、自分のプライバシーを守るためのセキュリティの設定方法(写真の位置情報オン/オフ、Air Dropの公開範囲など)も学びました。最後の質問タイムでは、たくさんの生徒が手を挙げ、SNSの使い方について熱心に質問する様子が印象的でした。

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担任の先生と一緒に校内巡りも行いました。

わくわくドキドキ、新入生の笑顔が見られたこと、とても嬉しく思いました。

 

3月19日から23日まで「第132回 日本森林学会大会」が開催されました。

SI部継続研究班の高校1年生(現2年生)2人が高校生ポスター発表で参加し、「特別賞」を受賞しました。
以下は、参加した生徒二人が書いた報告です。

【ポスター発表とは】
会場に掲示したポスターに興味を持った参加者に、対面で行う発表形式です。今回は、オンラインでの開催だったため、参加者はウェブ上でポスターを閲覧し、チャット機能を用いて質疑応答しました。

【発表内容・研究活動】
森林学会では、森林や湿原、そこに住む動物について発表します。私たちは、中3の時「科学研究チャレンジプログラム」で西表島へ行き、マングローブに興味を持ったことから研究が始まりました。
ここで、少しマングローブについてお話します。

マングローブは、熱帯・亜熱帯の海水・淡水が混じり合う「汽水域」と呼ばれる特殊な環境に生育する樹種の総称のことを指し、西表島では7樹種見られます。私たちは調査対象に、代表的な3樹種を選びました(写真参照)。

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それぞれの根に注目してみると、どれも特徴的で面白い形をしていますね。そのため、実際に現地で樹種を見分けるには根に注目すると判別できます。3樹種ともそれぞれの見た目からついた根の名称があります。 例えば(一番左から)、たこ足の形から支柱根(しちゅうこん)、板のような形から板根(ばんこん)、膝の折れ曲がった形に似ていることから膝根(しっこん)と呼ばれこれらは、軟らかな土壌でもしっかりと根を張り、幹を安定させています。

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しかし、幹を安定させるまでには何十年も時間がかかります。なぜなら、「散布体」と呼ばれる種子のような役割をするものが母樹から落下後、水中を漂いながら土壌に定着することがとても難しいことだからです。「散布体」は自らを定着させやすくするために、ある程度の大きさと重さを持っていますが、残念ながらそのほとんどが定着出来ず、そのまま沖へと流されてしまいます。

これらを踏まえて、学校での実験は西表島で観察したことを再現しました。例えば、塩分濃度の違いによって「散布体」の漂い方が異なるのか、土壌に定着してからは色々な方向に挿しても発芽・発根するのか研究しました。

実験を進めていく中で、専門家の先生方から関連する論文をご紹介頂く等、ご指導していただきました。また、昨年末に開催された「日本マングローブ学会大会」に参加した際、モーリシャス沖での重油事故で現地調査された先生のお話を伺うことができました。重油で汚染されたマングローブは、そこに生息する鳥、魚だけでなく、食料とする現地の方々の生活も影響が出ていることを知り、生態系の大切さを改めて感じさせられました。

【日本森林学会大会に参加して】
学会に参加した他の高校生の発表は、自分たちで木を伐採したり、蜂の巣箱を作ったり、ドローンを使った調査など応用的なものが多く、良い刺激を受けました。私たちの発表に対して質問やご意見をいただき、次に繋がることを教えていただきました。

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学会の最終日は、表彰式と、高校生と大学生の間でパネルディスカッションが行われました。表彰式では、「特別賞」という栄誉ある賞を頂き、これまでの努力が報われたようで嬉しい気持ちになりました。

 

パネルディスカッションでは、世界中で起きている山火事が及ぼす影響について、意見交換をしました。山火事と聞くと悪いイメージを持ってしまいますが、生態系を革新する役割もあるとお聞きしました。自分だけでは知りえなかったことも、最前線で森林研究をされている大学生の方々との論議で、私たちの考える視野がさらに広がりました。

 

【展望】
今回の学会はオンラインでの開催だったので、より多くの方にじっくり発表を見ていただけたと思います。学会に参加したことで、新たな疑問も生まれ、今後も研究を続けていこうと思います。
この記事を読んで、少しでもマングローブに興味を持って頂けたら幸いです。最後までお付きいただきまして有難うございました!

4月8日(木)山脇学園中学校入学式を行いました。

生徒は講堂で1席ずつ空けて座り、保護者は教室から中継映像を視聴する形で挙行しました。

今日から始まる山脇学園での生活。人生を共にする新しいクラスメート。春風と共に、一人ひとりの新しい「志」が校内を包みこんだ1日となりました。

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【山脇学園中学校入学式式辞】

この4月より山脇学園校長として就任いたしました西川史子と申します。

ただいま入学を許可いたしました279名の新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。厳しい入学試験に合格し、本日晴れて本校の生徒となられた皆さんを、本学園教職員一同、心から歓迎いたします。また保護者の皆様におかれましても、これまで慈しみ育てられたお嬢様のご入学をどれほどお喜びのことかと存じます。心よりお祝い申し上げます。

今日、この日に皆さん一人ひとりのお顔を拝見し、お会いできたことをとても嬉しく思います。真新しい制服は皆さんにとても似合っていて、中学生になったのだ、という清々しさが伝わってくるようです。

これまで皆さんは、遊びたい気持ちを抑え、受験のための勉強に取り組んでいらしたことでしょう。時にはつらい、苦しいと思うこともあったでしょうし、思うように成果が上がらないときはもうやめてしまいたいと思ったこともあったかもしれません。しかし今日、この日を迎えることができた皆さんは、そのような経験をすべて乗り越えてこられたのです。最後まで諦めずに頑張りぬいたことを心から称えたいと思います。また、その経験はこれから始まる学園生活の中にも必ず活かされると思います。

それらは決して一人で乗り越えてきたことではなく、一番近くにはご家族、そして周りには先生や友達の存在がいつもあったことでしょう。特にこの一年は、新型コロナウィルスの脅威を感じながら勉強を続ける日々だったと思います。周りの方は皆さんを守ろうと心を砕いてくださったと思います。この喜びの日に、そばで支えてくださった方々に思いを寄せてください。

さて、山脇学園での生活をスタートされるにあたり、本校のことについて少しお話をしたいと思います。山脇学園は明治36(1903)年に創立されました。創立者であり、初代校長は山脇房子先生です。明治という時代にあって、女性が教養を磨き、社会で活躍することを願い、本校を設立して女子の教育にあたりました。また英語教育の重要性を説いたり、日本で最初の洋装の制服を取り入れたりしたのも房子先生でした。このワンピースの制服は、今もほぼデザインを変えずに、山脇生が誇りをもって着用しています。

校章も房子先生の先進性と思いを感じるデザインです。ハートに富士、いつも心に富士の姿を。房子先生は、富士山を女性の理想の姿とし「秀峰三姿」として、3つの心がけについて述べています。

一つ目として、「いつどこから見ても変わらぬ姿」です。富士山は、何時どこから見ても凛とした美しい姿です。このように人も、裏表なく、またどのような時にも、平常心を保つこと

二つ目として、「清らかで穢れなき心」です。心に穢れを持たず、偽りのない日を過ごすこと

三つ目として、「感情を抑える克己心とおだやかで平和な姿」です。富士は火山の一つでありますが、表面は非常におだやかに平和の姿をしています。「気持ちがたかぶることがあっても、静かにこれを抑える克己心をもつこと

 

また、房子先生の著書「尊き花 尊き実」には、房子先生の願いやお考えが細やかに記されているのですが、もうひとつ、今日、是非皆さんにお伝えしたい部分があります。

それはこの著書の最初の章に記されている部分です。そのままご紹介しましょう。

 

富士の姿を心として人は誰でもいろいろの望みを持っております。偉い人になろう、優れた人になりたいと思っています。日本一の学者になりたい人もありましょうし、また日本一のお金持ちになりたいひともありましょう。日本一の美しい人になりたいという人もあるでしょう。そしてそれはまことに結構なことであります。

が、果たしてその望みが通るでしょうか。それはほんとに難しいことで、誰もがどんなに努めても到底達しえない望みではないでしょうか。

けれどただ一つ、誰にでも努力次第でできることがあります。それは徳の高い人になることであります。徳を磨き、徳を積んで、徳の高い人になることは、自分の心がけ一つでできるのであります。」

 

「徳の高い人」といって、皆さんはどんな人を思い浮かべるでしょうか。思いやりのある人、笑顔の絶えない人、頑張っている人、助けてくれる人、リーダーシップのある人、謙虚な人、裏表のない人など 様々なイメージが浮かぶと思います。「徳のある人」とはどんな人なのか、これから一緒に考えていきたいと思いますが、「徳」とはその人の身に備わった品性、といえるのではないでしょうか。そしてそのような人になりたいと思えば、誰でも努力次第でなれるのですよ、という言葉は、今も昔も変わることのない房子先生からのメッセージのように思えるのです。

房子先生は山脇生に、どのような時代にあっても、品性を携えた凛とした姿で社会に貢献する人になってほしい、という願いを持っていました。山脇生はこれを生涯のテーマとして受け取り、人生の様々な場面において行動を迷ったとき、自分の中にある「徳」に照らして考えることのできる人になってほしいと思います。

建学の精神や理念は、時代は変わろうとも受け継いでいくべきものです。ただし創立者の当時の言葉をそのまま受け入れることではなく、創立者の理想の本質の部分を現代に当てはめて継承していくことが求められていると考えています。

山脇学園は118年の伝統を持つ学校ですが、ずっと変わらないことが魅力なのではなく、ゆるがない土台を持ちつつも、その時代に合った形、この先の未来を見通した形に進化し続けていく学園でありたいと思います。

これからみなさんが生きていく未来は、情報にあふれ、国際化が進み、価値観も多様化し、答えがひとつではない問いが日々投げかけられる社会です。このような社会では、自分の頭で考え、軸を持ち、心で感じたことを的確に表現する力、しなやかに物事に対応し、道を切り拓いていく力が求められます。

私たちは、中高6年間の、人生で最も心身の成長が著しい時期に、そのような力をつけてほしいと考えています。そのために、これからみなさんは、与えられることを待つのでなく、自分から道を探し、行動してほしいと思います。

ここで学んだことはすべて、自分の未来を高い視点から広い世界を見渡すことにつながります。

自分の枠を決めずに、好奇心を持ち、失敗を恐れずにチャレンジすること、自分の限界まで頑張る経験をすることこそが、自分が持っている本当の力を知り、学びの世界を知り、これから進むべき道を見極めることに繋がります。山脇学園には、それができるチャンスや経験の場にあふれています。

本校は赤坂というこの場所に、恵まれた校地と充実した学習環境を持っています。また、1学年280名という大勢の生徒と、120名以上の教員がいます。たくさんの先生との出会いがあり、そこで行われるすべての教科の授業が、みなさんの豊かな人間性、知性や感性をつくることに関わっています。

また、本校が用意している数多くの国際教育プログラムや科学研究プログラムは、みなさんのなかに多様な価値観を知り、表現する力や、ものの見方・考え方を知り、探究する力を育てることでしょう。本物に触れ、たくさんの友だちと学び合う経験の積み重ねは、みなさんがどのような分野で社会に貢献していくかを考えるうえで、多くの気づきをもたらしてくれるはずです。

変化し続ける社会の中で、学校や教育のありかたは大きく変わろうとしています。学習ツールも目覚ましく発達し多様化して、みなさんが求めれば、学びの世界は無限に広がっていく時代です。

本校は今年度よりiPadを導入しました。昨年度より校内で行ってきた研修では、学びの可能性が大きく広がることを実感しました。授業の世界が変わる、といってもよいくらいです。どうぞワクワクした気持ちで取り組み、自分が主体となって学ぶ楽しさを味わってください。

私は長く山脇学園に勤務し、その間、多くの生徒と出会い、卒業生を見送りました。優しさや素直さ、ひたむきさにあふれる山脇生が大好きで、また卒業して様々なところで生き生きと活躍しているたくさんの卒業生をとても誇りに思っています。

昨年は、医療現場で働いている卒業生が、何人も「頑張っています」とメールをくれました。また、ピアノでドイツに留学している卒業生は「今年は国際コンクールもリモートになりました」と出場したその時の演奏動画を送ってくれました。「今は会社に行けないので、リモートで仕事をしています」「今は安全に育児をすることに専念しています」などなど、それぞれの卒業生たちが困難に負けることなく、それぞれの場で活躍していることを感じ嬉しく思いました。みな、山脇で中学高校時代を過ごし、経験したことや学んだことを礎とし、誇りとして、人生を歩んでいます。そして今日山脇生になられたみなさんも、そう感じられる日々を送って頂きたいと願っております。

今、みなさんの周りにいるのは、これからともに過ごし、学び合い、影響を与え合う友達です。また、今日出会った新しい担任の先生、学年の先生方のほかに、様々な教科の先生方との出会いもあります。どの先生も情熱にあふれ、皆さんと過ごし、ともに学ぶことを楽しみにしています。また上級生も、みなさんの入学を心待ちにしています。部活や行事を主体的に運営し、ひたむきに様々なことに打ち込む先輩たちの姿から、学ぶことも多いことでしょう。

みなさんを取り巻くたくさんの人たちから、みなさんはたくさんのものを受け取り、そしてみなさんも周りの人にたくさんのものを与えていきます。異なる感じ方や考え方から自分では気づかなかったことを発見することもあるでしょう。誰かが何かに頑張っている姿に憧れ、私も頑張ろうと励まされたりすることもあれば、誰かの意外な弱みに気づいて応援したくなることもあるでしょう。

どうぞ、人の心と大切に向き合い、言葉や対話を大切にしながら、豊かな人間関係を築いてください。一生の友が、必ずできます。そしてみなさんの山脇での6年間が、安心で楽しく、充実したものになるよう、先生方は常に見守り、支援していきます。

最後になりましたが、保護者の皆様に申し上げます。今日は画面越しに式をご覧いただくことになりました。ご理解とご協力、まことにありがとうございます。

本日お嬢様は、緊張感の中にも、とても立派なお姿でこの場にいらっしゃいます。この度、大切なお嬢様をお預かりすることになり、改めまして身の引き締まる思いがいたします。教職員一同、心を合わせ、お嬢様の教育に全力を傾けてまいります。

新入生のみなさんが心身ともに健やかに、有意義な学園生活を送られることを心より願い、本日の式辞といたします。

                         令和3年4月8日 西川史子

【在校生代表 歓迎の言葉】

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葉桜が目に映える季節となりました。新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

私達在校生は、皆さんをお迎えするこの日を心から待ち望んでいました。

皆さんは今、これから始まる学校生活へのたくさんの期待と少しの不安で胸がいっぱいのことと思います。中学高校の生活では、初めてのことや、小学校の時と比べて、物事を自分で決断する機会も増えると思います。困難に立ち向かわなければならない場面もあるでしょう。一人で大変な時は、周りにいる友人や、先輩、先生方に相談してみましょう。そして誰かが困っている時は支えてあげましょう。

また、これからの生活では、たくさんの行事を経験することになります。夏季学校や、山脇祭、体育祭、合唱祭など、クラスや部活で絆を深めたり、様々なことに挑戦したりと、忘れられない思い出が増えていくことと思います。私は卒業が近づいてきている立場ですが、今までの行事を振り返ってみると、その当時の楽しかった思い出がたくさん蘇ってきます。その経験を通して成長した今の自分があるのだと感じています。皆さんも一つ一つの行事を思う存分楽しんで、充実した学校生活を過ごしてください。

最後に、山脇学園は明るく優しい生徒が多いと思います。周りにいる仲間の存在が良い刺激となり、学業やその他の生活で切磋琢磨し合える環境です。六年間は長いようであっという間だと思います。与えられた時間で、様々なことに挑戦していってください。これから、山脇学園で共に学び、楽しい思い出をたくさん作っていきましょう。皆さんの学校生活が有意義で、素晴らしいものになることを願っています。

山脇学園中学校・高等学校は、東京23区内初のCambridge Englishスクールに認定されました。

Cambridge Englishスクール」とは、ケンブリッジ大学出版発行の教材を採用し、英語学習の成果をケンブリッジ英語検定で測定する学校のうち、学校全体の英語力を向上させるための3カ年計画に取り組むことを約束した学校を対象とする認定制度です。

中学校においては本校の独自教科である「イングリッシュアイランドステイ(EIS)」で、ケンブリッジ大学出版発行の教材『PREPARE Second edition』を採用します。入学時点から習熟度別授業を行うことによって、生徒一人一人の習熟度に合わせて4技能(5領域)をバランスよく習得出来るように工夫をしてくことを目的としています。

授業時間 教材
中学1年 中学2年 中学3年
G1 2 EIS PREPARE1 PREPARE2 PREPARE3
G2 2 EIS PREPARE3 PREPARE4 PREPARE5
G3 5 EIS+通常授業 PREPARE4 PREPARE5 PREPARE6

G1:日本人教員1時間、日本人教員とネイティブ教員によるティームティーチング1時間
G2:ネイティブ教員のみによる授業2時間
G3:ネイティブ教員のみによる授業5時間

 

年に1回ケンブリッジ英語検定(CEFRでレベルPre-A1 からA2の試験を予定)を受験し、4技能の到達度を世界基準で測定していきます。自分の英語が世界で通用するという自信をつけるとともに、留学や海外大学進学などの目標に向けて、日々学習を進めていきます。

高等学校においては、2022年度からの新教育課程の実施に合わせて、高校1年から順次、より学術的でかつ多角的側面から思考力を育てられるケンブリッジ大学出版の「Unlock」という教材の導入を進めていきます。

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出典:Prepare Second edition, Cambridge University Press

 

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山﨑 元男校長は、健康上の理由により3月31日付で退任します。本校には校長として4年間お勤めいただきました。

後任の校長には中学教務部長の西川 史子先生が就任します。教職員一同、建学の精神に則り教育活動に努める所存ですので、今後とも一層のご協力を賜りますようお願い申しあげます。

 

新校長メッセージはこちら

中学2年生は、学年末考査終了後、次年度のプログラムに分かれてガイダンスを実施しました。

中学3年生では、それぞれの希望によって、「スタンダードプログラム」「英語チャレンジプログラム」「科学研究チャレンジプログラム」の3つのプログラムに分かれてクラスが編成され、放課後活動や研究活動を行っていきます。

例年であれば、どのプログラムも次年度の宿泊行事の説明が中心ですが、宿泊行事の延期に伴い、今回は希望したプログラムではどのようなチャレンジができるかという話を中心に、生徒それぞれがプログラムの意義について考えていきました。

スタンダードプログラムは、学習も部活も多様なチャレンジができるプログラムです。

今回は、全員でMatt Cutts: Try something new for 30 days(マットカッツさん:何か新しいことを30日間試してみる・30日間チャレンジ)という動画を見て、30日間続けられそうな“小さなチャレンジ”を個人で出してもらい、その後グループに分かれて発表を行いました。今回それぞれで出してもらったチャレンジの成果を、中学3年の4月にiPadを使用して発表してもらうことになっています。

英語チャレンジプログラムは、担当であるネイティブ教員による自己紹介の後、デモレッスンを行いました。

全て英語で行われ、イギリス英語とアメリカ英語の違いを身近な場面から学ぶことで、イギリス語学研修に向けてのモチベーションを高めることができたようです。

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科学研究チャレンジプログラムは、1年を通して本格的な研究活動を行うプログラムです。

今回は、このプログラムを選んだ理由やその意義を再認識した後、一年間の目標の設定を行いました。選択者のプログラムへの意識と期待が高まる機会となったようです。

どのプログラムにも共通していることは「主体的に取り組み考えて行動する」「まずはチャレンジしてみることが大切であり、チャレンジに失敗は付き物、それも1つの経験」ということです。

どんな「志」にも「チャレンジ」できる環境が整っているのが山脇学園の魅力です。

今回のそれぞれのプログラムで説明を聞いた後、生徒からは前向きな発言や行動が見られ、やる気に満ち溢れた姿が印象的でした。この調子で中学3年生の最高のスタートが切れればと思います。

 

3月12日(金)に、留学生のピンカさんのフェアウェルパーティーを開催しました。

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ピンカさんは11月30日からの約4か月間、高校1年生の仲間として山脇で学びました。

慣れない日本での生活や文化の違いに戸惑うこともあったそうですが、毎日明るく元気に学校生活を送りました。学年中に友達もできて、いつもピンカさんの周りには笑顔が絶えませんでした。

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ピンカさんとともに学ぶことは、山脇生にとっても大きな刺激となりました。

複数の言語が堪能で、国際的な感覚を持ったピンカさんを目前にして、「国際社会で活躍する」ということがより身近かつ具体的に感じられました。また、インドネシアの文化について学んだり、日本の文化を伝えたりすることで、相互の文化理解が深まりました。

山脇生からは、日本を思い出してもらえるようなプレゼントを贈りました。ピンカさんからはサプライズで動画と歌のプレゼントがあり、会場が感動で包まれました。
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お別れは寂しいですが、最後は涙を拭いて笑顔で「またね」と再会を誓いました。短い間でしたが、山脇生にとっても濃く充実した時間となりました。
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<<生徒の感想>>

・私はこの約4ヶ月間ピンカさんと関わる機会が沢山ありました。一緒に遊びに行ったり、お話したり、勉強したりとどれも楽しい思い出ばかりです。彼女が帰国してしまうことはとても悲しくもっと長くいれたらいいのに……という悔しさもあります。フェアウェルパーティーはとても感動するものでした。ピンカさん自身にも山脇に来てよかったと思ってもらうことができたと思います。高1のみんなと先生方の優しさが心に染みました。インドネシアと日本は決して近い距離ではありませんが、いつでも心は繋がっています。

・ピンカさんが初めて学校に来た日、ピンカさんは一人一人と目をあわせて「こんにちは」と挨拶をしていました。そのフレンドリーさと一人一人と向き合う優しさと心遣いにとても驚きました。私はなかなか自分から話しかけにいくことができませんでしたが、ピンカさんは誰に対しても同じように話しかけてくれました。 私たちもピンカさんの姿勢に刺激を受けるとともに、「ピンカさんに喜んでもらいたい」「全力でお迎えしたい」という思いが芽生えました。 どうすれば喜んでもらえるかを学年全員で考えて、歓迎会を作りあげることができました。フェアウェルパーティーでも、ピンカさんに喜んでもらえて本当によかったです。ピンカさんにとって日本が、山脇学園が、また帰りたいと思える場所になっていたら嬉しいです。

 

 

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