暗記の大切さ (9)

 

ゆとり教育は、今や抜本的に検討され直そう
としている。

高等学校段階での学校五日制は、数年内に
廃止されることであろう。私が著書「学校崩壊
なんかさせるか」で十年前に指摘した通りに
事態は進行している。

徳育重視を名とし て、ごり押しされてきた知育
軽視、知識軽視の時代風潮も根本的に見直さ
れるようになるであろう。

加工貿易国である日本にとっては、国民の賢さ
だけが唯 一の拠り所である。

そのことを深く自覚し、国家百年の計を確立して
いかなければならないと思うのである。

その10につづく…

暗記の大切さ (8)

 

我が国では、知識を覚えるのは罪悪で
あるかのような雰囲気が形成されている。

その実、生徒達は 「学力とは記憶した
知識の総量のことである」と知悉 している。

彼らは、期末試験の折にも、大学受験の
折にも、問われるのは所詮、記憶した知識の
総量でしかないことを悟りきっている。

だから「詰め込み教育否定」の建前とは
別に、彼らはせっせと暗記に励むので
ある。

建前に明け暮れる学校とは別に学習塾も
徹底的に知識の吸収を重視する。

かくして我が国には、本音と建前との奇妙な
「住み分け」が実現されてしまったのである。

 

その9につづく…

暗記の大切さ (7)

イスラム教徒の中には、コーランを全部
暗誦できる人が少なくないそうである。

このような教典を一冊丸暗記している人は、
体系的に物を考えることができるようになる。

またこのように大部な物を暗記してしまうと、
その人の頭脳 には、大量に記憶する経絡が
形成されるという。

そのことが、次の新たな大量記憶につながる
とも言うのである。 昔アメリカ映画で、新入生に
対し教授が次のように語るのを見た。

彼は猛烈 に分厚い医学書を重そうに手に取り
「この本を覚えてください。大体ではあり ません。
全部を記憶するのです 」

 

その8につづく…

暗記の大切さ (6)

私は校長デスクのガラスの下に
世界地図を挟んでいる。

毎朝これを見つめることから
一日の業務を開始することに
している。

その地図によると中国には、
次のような国々が国境を接して
いるのである。

ロシア 北朝鮮 カザフスタン
パキスタン キルギスタン
アフガニスタン ネパール
ブータン インド ミャンマー
ラオス ベトナム

upside down

これを見れば、中国がいかに
巨大な大国であるかをうかがい
知ることができ る。この大国と
円満な関係を維持することなしに、
我が国の安全も繁栄も考えられない。

例の「毒入り餃子事件」*を見ても、
我が国メディアの報道には、中国の
民衆 に対する気配り心遣いがあまり
感じられない。

私は、このことがさらに一層中国人の
反日感情をかき立てるのではないかと
憂慮するのである。

毒入り餃子事件の真相を究明しようと
するのは、あくまでも中国の優れた
商 品を大量に購入したいからなので
あって、その底には日中永遠の友好を
願う気持ちが息づいているのだと言う
ことを、今の千倍の言葉を以て繰り返す
べきで あろう。

このような気配り、心遣いも、中国に
対する地理的、歴史的に正確な知識を
保有することによってこそ可能になるので
ある。

知識もないくせに、国際感覚の重要性を
一方的に叫び立てたり 「詰め込み 、 勉強」
の弊害を一方的に強調することは、極めて
危険ではないだろうか。

*毒入り餃子事件:ジェイティフーズが輸入した
07年10月1日製造の「中華deごちそうひとくち餃子」、
同月20日製造の「CO・OP手作り餃子」から有機リン系
農薬のメタミドホスが、同年6月3日製造の「CO・OP
手作り餃子」から同様のジクロルボスが検出された。
いずれも中国・石家荘市の天洋食品で製造されており、
日中の捜査当局で、薬物が混入した経緯や原因を
調べている。

(2008-02-19 朝日新聞 朝刊 大分全県1地方)

 

その8につづく…

 

暗記の大切さ (5)

 

国際感覚の重要性が指摘される今日である。
食糧自給率38%の我が国だ。 豊かな国際
感覚なしに生き残っていくことはできない。

しかしどのようにすれば国際感覚は育つの
であろうか。

今朝の読売新聞に旧ユーゴスラビアが、
現在どのような小国に分化されてい るかが
地図で示されてあった。旧ユーゴは、
スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、
セルビア、モンテネグロ、マケドニアの六ヶ国に
分化している。

 

このような事実に対する知識なしに、バルカン半島
をめぐる情勢など 論議することができるものではない。

高校生に「中国に隣接している国家の名前を
挙げなさい」と尋ねたところ、どの生徒も適切に答える
ことができなかった。精々北朝鮮、ロシアを挙げられる
程度であった。

この通信を読んでくださる方々も、どのくらいを覚えて
おられるであろうか。

 

その6につづく…

暗記の大切さ (4)

 

知識は創造性の源、私は旧制の中学校に
入学したのだが、朝礼の折などに校長は
「無為に時間を過ごすのではなく、英語の
単語を一つでも多く、幾何の証明問題を
ひとつで も多く覚えろ」と語った。

私は幾何は学年最高と言われるくらい
得意だったのだが、校長の話を聞いて
いたので、幾何の勉強とは証明問題を
覚えることだと 「素直に」考えていた。

斉藤という名の校長であったが、彼の
言葉は今なら間違いなく袋だたきに遭うに
違いない 。

「知識の詰め込みからは創造性も思考力も
育っては来ない。そんなやり方で身に付く
ものではない」と。

『本当の学力』が、ご高説もっともであるが、
私自身の経験では、証明問題を多く覚えれば
覚えるほど、問題を前にして補助線を引く閃きが
鋭くなってきたのである。

当時の私は知識は身につければ身につける
ほど思考力や閃きが鋭くなるものだと素直に
考えていたのである。

 

その5につづく…

暗記の大切さ (3)

 

我が国を占領したアメリカ占領軍は、
このような事実を隠蔽する意味もあって、
すべては日本側の責任であるかのごとく
宣伝に狂奔した。

何しろ完全な報道管制の下に行われる
宣伝だから、どんな無理も押し通すことが
できたのであ る。

教育も例外ではなかった。

それまでの我が国の教育は根本的かつ
全面的に 間違っていたかのような宣伝が
行われた。

実は戦時中の極端な例は別として、明治
以来の我が国教育は、外国の成果をも
取り入れた相当程度のびやかなもので
あった。

明治初年の国語教科書が、アメリカの教科書
の直訳だった時期もあるくらい、我が国は外来
文化を肯定的に受け入れたのである。

大正時代には 「八大教育主張」と言われるほど、
外国の影響も受けた様々な教育思想が論議された。

それなのにアメリカ占領軍と、アメリカ以上に
アメリカ的であろうとする醜 い日本人達によって、
日本の教育、日本の思想、日本の文化、日本の
歴史は徹底的にけなされたのである。

その後遺症は六十年後の今日にも及んでいる。

 

その4につづく…

暗記の大切さ (2)

 

アメリカは広島、長崎に原爆を投下した。

大量の非戦闘員を対象とする無差別殺害は、
明らかに国際法違反である。 東京大空襲は
昭和20年3月10日夜であった。

都民が寝静まった0時8分に第一弾が投下された。

00:15空襲警報発令、それから約二時間半に
わたって波状絨毯爆撃が行われた。その後
平均6トン以上の焼夷弾を搭載した34 4機の
B29の大群が、分散して低高度で東京の下町に
浸入した。

B29の先発部隊が江東区・墨田区・台東区に
またがる40k㎡の周囲にナパーム製高性能
焼夷弾を投下して火の壁を作り、住民を猛火
の中に閉じ込めて退路を断った。

その後から約100万発(2,000トン)もの油脂
焼夷弾、 黄燐焼夷弾やエレクトロン(高温・発火式)
焼夷弾が投下されたのである。

逃げ惑う市民には超低空のB-29から機銃掃射が
浴びせられた。折から風速30mの強風が吹き荒れて
火勢を一層激しいものにし、火の玉のような火の粉が
舞い踊り、強風に捲かれた炎が川面を舐めるように
駆け抜け、直接戦争 とは関係の無い一般市民は
次第に狭まってくる火の壁の中を逃げまどいなが ら、
性別も判らないような一塊の炭と化すまで焼き尽く
されたのである。

これなども明らかに国際条約に違反する犯罪的行為で
ある。アメリカは後ろめたかったろう。

 

その3につづく…

暗記の大切さ (1)

戦後教育で目の敵にされたものは数多くあるが
「暗記」は、もっとも厳し く攻撃されたもののひとつ
ではないだろうか。

初めに、昔アメリカ占領軍が、 日本の教育や思想を
全面的に否定するに至った経過を考えてみたい。

原爆投下東京大空襲

日本との戦争に勝ったアメリカには、アジア、アフリカを
植民地として支配し続けた、白人列強一員としての
後ろめたさがあった。

中国との戦争に関して我が国に釈明の余地はない。
しかし太平洋地域での戦争に関しては、日本は現地の
人々と戦ったのではなかった。我々の敵は、すべて白人
であった。

おかしいではないか。アジアの各地域で、どうして白人は
そんなところに存在していたのか。日本にも非があった
かも知れぬが、白人列強が、世界のほとんどの地域を
植民地支配していた事実そのものも、そもそも容認しがたい
問題だったのである。アメリカは後ろめたかったに違いない。

 

その2につづく…

中学校入試 第2日目

 

本日、中学校入試2日目を実施いたしました。

厳しい寒さの中、保護者の方や応援に
駆けつけてくださった塾の先生方と
握手を交わしたりする姿は、
朝日を背にキラキラと耀いていました。

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当日受験も可能です。

今日の試験が上手くいかなかった人も
「特待生」狙いの人も
是非、当日出願もご利用ください!

受験生の皆さん、保護者の皆様、そして
学習塾の皆様、お疲れさまでした。

 

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