よく晴れて暖かな春の一日、三田国際学園中学校のサッカー部をお招きして練習試合を行いました。

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勝ったり負けたりの好ゲーム。“ドルトンの森”を背景に、人工芝のフィールドで球を追います。

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コーチや顧問の指示がなくても、自分たちで試合場を整備し、ゲームの最中もお互いに声をかけあい注意点やマークすべきところを確認しています。

日ごろから「部員一人ひとりが考えて行動する」意識づけをしてくださっているコーチのご指導の賜物です。

(ちょっと前のことになりますが、)年度の終わりも近い3月末、中等部1,2学年の保護者懇談会が行われました。

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1学年は全クラス合同でカフェテリアに集まり、茶話会形式で。「コロナ禍で子どもが家で過ごす時間が長いと、どうしてもだらけた姿が目に付いてしまって…」などと、悩み事も共有すれば話がはずみます。

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2学年はクラスごとにホームルーム教室で。ゲーム形式のアクティビティなど、保護者による企画と進行でこちらも楽しい雰囲気に。

ドルトン東京学園には、堅苦しいPTA的な組織はありませんが、今回のように気軽に参加できる懇談会や、保護者有志の方々で運営されるドルトンプランの勉強会、といった活動がさかんです。また、生徒が企画運営する特別ラボの講師を「自分が子どもたちの役に立てるなら」と、快く引き受けてくださる保護者の方々も。

「自由と協働」の理念の下に集い、みんなで学校・校風を育てようという意欲に、ただただ感謝するばかりです。

2020年2月以降のコロナ下での教育の取り組みを、“オンライン教育事例集”の形で小冊子にまとめました。

タイトルの「加速するBlended Learning」は、対面授業とオンライン授業双方の長所を組み合わせた、本校のめざすこれからの教育のあり方を表しています。

e-ポートフォリオやMicrosoft Teamsを介した課題・教材のやりとり、ZoomやScoolTactを使った双方向型の授業や特別講座、Web上で開かれるホームルームや学年会、カウンセリングルーム、生徒主催のレクリエーション、全校生徒がバーチャル空間に集まったSTEAMフェス…このようにまとまった形になると、わずか1年の間になんと多くのチャレンジと試行錯誤を重ねてきたのだろう、と感慨深いものがあります。そして数々の挑戦の原動力となった、教職員の協働と生徒の学ぶ意欲と創造力も。

「大変だった1年間」というよりも、「みんなが飛躍的に成長した1年間」だったのだと、あらためて思うのです。

冊子は3月末の合同進学相談会をはじめ、外部相談会や学校説明会、資料請求等でお配りする予定です。

3月24日(水)、2020年度修了式を実施しました。移動や集合にかかる時間を短縮し、そしてもちろん密集を避けるため、校長室から放映する荒木校長のメッセージを生徒たちは教室のプロジェクタで視聴します。

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この方式が定着したのも今年度からでした。

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今年度、対外活動や奉仕活動など、全校生徒の模範となる活躍をした生徒たちに、ドルトンアワードの表彰です。

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そして離任式。離任される先生方に、DSC(生徒会)から花束を贈呈。「授業以外に初めて行事や部活動・ハウスの活動を担当して、楽しかったしとてもいい経験になった」と話してくださった英語ネイティブの先生も。

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担任からレポートカード(成績表)を受け取った後、誰からともなく「クラス写真を撮ろうよ!」の声。このクラスで集まるのは今日まで。昨年は校内で修了式ができず、こういう光景を目にすることもありませんでした。

4月からまた新しい仲間を迎え、新年度がスタートします。

3/18、新校舎地鎮祭を無事に執り行いました。

先立って新校舎建築安全祈願祭を行った国領神社から斎主をお迎えして、

学校関係者・工事関係者約25名列席のもと、

厳かに工事の無事・安全を祈願しました。

2022年9月竣工の予定で着々と進行しています。

 

新校舎地鎮祭を行いました

 

新校舎ブログ一覧はこちら→

これまでお伝えしてきたSTEAMフェス、諸々のアクシデントに見舞われながらも、振り返ってみれば「大成功」と呼べる内容だったと思います。

STEAM各部門の受賞作(研究発表・作品)のほんの一部をご紹介すると、

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S賞「手洗いと手指細菌の数」中1男子

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G(頑張ったで)賞(Tジャンル)「自分に合う趣味を見つけられるアプリ」中2女子

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U(ユニーク)賞(Aジャンル)「マスク生活を面白く」中2男子

ほかにも個性的な探究・制作の数々が賞を獲得しています。

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発表は画面上ではこんな風でした。丸いのが参加者のアバターで、発表者の近くにいたり線でつなげたりすると、音声や画像が共有できるのです。

閉会式の来賓スピーチでは、「こんな文化祭を実施する学校はおそらく日本で初めて・ただ一つ(?!)」と大絶賛をいただきましたが、それもこれも準備や当日のサポートをしてくれた生徒スタッフと担当教員の努力あってのこと。

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(ラーニングコモンズで司会進行とサポート業務にあたるDSCの生徒と先生たち)

本当にありがとうございました。また一つ、みんなで大きな山を越えたね!

 

3月22日(月)、いよいよSTEAMフェス当日となりました。予定よりも少し遅れてバーチャルキャンパスで開会式が始まり…

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画面左には参加者のアイコンがびっしり。

午前中は代表生徒の発表。テーマは「With Corona(コロナ禍に生きる)」。

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新型コロナの正しい知識を分かりやすく伝えるウェブサイトを作った中2生、

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PCの前で長時間を過ごす人が腰痛にならないよう、ストレッチのコツを伝授する中1生、

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mRNAワクチンの製法と有効性を解説する中2生など、どの発表も興味深く見応えがあります。

後半の学年別・全体発表も楽しみにしています。

いよいよ明日に迫ったSTEAMフェス。実施について外部の方にお話したところ、「先進的すぎてどういう風に開催するか想像がつかない」と言われてしまいました。

ちゃんとお伝えできるかどうか心もとないのですが、極力簡潔にご説明します。

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生徒は自分の研究成果や作品を5分前後のプレゼン動画にまとめ、それが↑の画面のようにカード状に一覧化されて、在校生・保護者・教職員が事前に閲覧・コメントできるようになっています。

これをもとに投票や自薦他薦によって、STEAMフェス当日の代表発表者が決まります。

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発表の場は本校のキャンパスを模したバーチャル空間。↑は講堂、シートのモザイク色もそのままです。

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こちらはラーニングコモンズ。発表者と聴講者はアバターで集まり、ライブ発表を聞いたり質疑応答をしたりできるのです。

私たちにとっても初めての試みですが、「恐れずに進め」のスクールモットーの通り、会の成功に向けてチャレンジしています。

3月19日、日本農芸化学会・ジュニア農芸化学会2021「高校生による研究発表会」で、理化学研究会の生徒(中2生)が発表をしました。

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理科実験室からオンラインで発表しています。

本来はその名称通り高校生のみを対象とする発表会ですが、研究内容を審査された結果、特別に中等部生の参加が認められたものです。

発表のテーマは「柴犬由来培養マスト細胞の培養方法と活性抑制に関する研究」。先日文科大臣賞優秀教員の表彰を受けた西川先生の指導の下、試行錯誤を続けながら研究を重ねてきました。

「東北大学大学院の教授からの質疑にがんばって対応しています(冷汗)。」「最後は京都大学の先生です…」と、質疑応答のようすが西川先生から逐次slack(教職員で使っている情報共有ツール)に投稿され、見守る教員たちはドキドキしていましたが、生徒たちは落ち着いてやりきったようです。

周りの高校生の発表に刺激を受け、専門の研究者から学び、また一回り成長したことと思います。

大会サイトはこちらからご覧いただけます→

Science(科学),Technology(技術),Engineering(ものづくり),Art(芸術、Liberal Arts 広義の教養),Mathematics(数学)の祭典STEAMフェス、新型コロナの影響で延期や開催方法の見直しを重ねた結果、3月22日(月)オンライン開催となりましたが…

そこはドルトン、開催方法も内容もオリジナリティと先進性に溢れています。

①中1中2在校生全員が自分でテーマを設定し、②調査研究や作品制作の成果を動画にまとめ、③アップロードしたものを全員で閲覧して投票し、④優秀作として選ばれた人たちはバーチャル空間で代表発表をする、というもの。

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オンライン授業の改善を受講者の立場から研究!

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サーモカメラを自作! ほかにもタイトルを見ただけで興味をそそる研究発表が目白押しです。

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屋上でオープニングムービーを撮影する中1有志と、見守る学年主任。

これからも続報をお伝えします。どうぞお楽しみに!

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