登校再開2日目です。

中1生は残る2クラスが登校練習。明日からのオリエンテーションに備えます。

中2生も昨日とは別の3クラスが登校し、旧クラスで担任から成績表を受け取ります。

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1年次の成績は、すでにe-ポートフォリオ「まなBOX」で見ていたはずですが、印刷物で手渡されるのはまた別ですね。

それから新学年のクラスに移って、新しい担任と顔合わせ(先生もドキドキしたそうです)。

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最初のホームルームの話し合いテーマは、なんと「よい先輩になるためには」。

DSC(生徒会組織)が問題提起し、クラスの中でグループディスカッションを行って、みんなの意見を集約します。

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よい先輩とはどういう人か、そうなるために何を心がければよいか、「優しく接する」「色々教えてあげる」「行動で示す」など、意見が次々と出てきます。

入学後長い間学校に通えず、心細い思いをしていたであろう中1生のことを思いやる、きっとよい先輩になりますよ、きみたちは。

待ちに待った登校再開です。

まずは中1生の登校練習。

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あいにくの雨模様ですが、担任が校門までお出迎え。

ついに先輩になった中2生は、ホームルームとオリエンテーション。

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そして、学生証の写真撮影です。

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背も伸びて、顔つきもお姉さんお兄さんらしくなった気が…。

密な状態を避けるため、登校練習もオリエンテーションも分散して行っています。

明日は第2弾ですね。

5月の最終週は、久々に教職員ほぼ全員が集まって、登校再開準備の仕上げです。

教科や学年団、部署ごとに入念なミーティングを行った後は、校内の環境整備。

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各所に消毒液と清掃キットを配置。

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教室に収容する生徒は通常クラスの約半数、12名想定。個人ロッカーも整備。

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ラーニングコモンズに入った新刊400冊は、司書教諭と

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東京学芸大学からお迎えしているチューターさんが整理してくれました。

今年もまた、生徒たちをよろしくお願いします!

週始めの午後は、中2のオンライン学年集会でした。

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登校再開とはいえ、従来のように全校生徒が毎日登校して学校で1日を過ごす生活に、すぐに戻れるわけではありません。

みんなの安全と健康を守るため、当面は分散登校して受ける授業と、4月から実施しているオンライン授業の併用が続きます。

この新しい学びの形が効果を上げるためには、これまで以上に生徒たちの主体性や自律が求められます。

そのような話を皮切りに、今後のスケジュール確認や登校時の注意点などが伝えられていました。

みんなに会えることを楽しみに、でも、気を引き締めて再開に備えましょう。

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前庭の花壇も、ドルトンの森の中の畑の予定地も(画面奥です💦)、

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みなさんを待っていますよ!

いよいよ6月1日(月)から登校再開です!

正面エントランスには、ミラー式非接触体温計を設置。

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30㎝ほど離れて額に赤外線センサーを当てると、1,2秒で計測が済みます。

(この機種では、32℃前後が平熱と判定されます)

スクールバスの乗車時にも使う、携帯型の非接触体温計もそろえました。

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校内各所に、感染予防の心得を掲示。

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緊急事態宣言が解除されても、生徒の安全と健康を守ることの大切さは変わりません。

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正門に設えたバラ園もちょうど咲き誇り、生徒たちが学校に戻ってくるのを待っています。

ドルトン東京学園のオンライン学習は、午前中はクラスみんなで受ける教科の授業、午後はラボラトリーとオフィスアワーという構成です。

ラボラトリーは自分で決めた学習・研究テーマに1人・少人数で取り組む活動、オフィスアワーは先生たちがWeb上で開く何でも質問・相談コーナーです。

生徒たちの感想はというと…。

★数学サークルラボ
結構難しい問題をみんなで解いたり共有するというやり方は、とても楽しかったので、これからも参加したい。

★英検ラボ
英語文法のおさらいがしっかりできた。先生の説明もわかりやすかった。

★コンピュータミュージックラボ
音楽を分析するのも作るのもすごく楽しそうで、趣味として磨いていこうと思った。

★自習室ラボ
とても集中できて、課題が1時間でできた。勉強がはかどった。

★テーマトーク談話室ラボ
たくさんの話ができてストレス発散できた。

などなど。ちゃんと目的をもって、さまざまなラボに参加していることがわかります。

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さて、パティ先生のオンライン・ヨガ教室のようすは…。

生徒たちはすっかり英語の指示にも慣れて、体を曲げたり伸ばしたり。

集中力を高めるワシのポーズや木のポーズ。

PC疲れや動画疲れを癒す、いいリフレッシュタイムですね。

「三人称単数現在形」「関係代名詞の副詞的用法」…私を含め、かつて沢山の“英語嫌い”を生んできた原因の1つは、これら呪文のような用語から入る英文法の学習だったのではないでしょうか。とくに私のような大昔の英語教育を受けた者は、“文法的にこうだからこの問いの正解はこれ”式の先生の解説が、どうにも腑に落ちなかった覚えがあります。

さて、こちらは中1アドバンストクラスのオンライン英語。テーマは「自分について話す・相手について質問する」表現です。

まず全員で色々な表現を確認したら、ZOOMの小部屋に分かれてペアワーク。教員は各部屋を回ってそのようすを確認します。みんな滑らかに会話していますね。

次は、英語の文法構造と基本的な動詞について。

「英語と日本語の違いは?」とたずねると、生徒たちから一斉に「語順が違う!」「発音が違う!」「音程が違う♪」といった答えが返ってきます。

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実際に英語を使いながら英語の文構造を体感する、という仕組みですね。

私もこういう英語の授業を受けたかったなあ。

「ドルトン東京学園の英語教育はどんなふう?」と思った方はこちらへ→

中2ラボに「数学サークル」ができました。

このラボは輪講形式で、一つのテキストを数人で読み解いていきます。

問題を割り当てて順番に説明役を決め、教員を含む他のメンバーが説明した人に質問や指摘、感想を投げかける、という形式です。ちょうど大学のゼミのようですね。

使用テキストは、ロシアの数学者たちが中高生を集めて実施していた数学サークルの成果をまとめた、『数学のひろば』(岩波書店)という問題集

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必要な知識は中学程度ですが、これが相当に骨太な思考力を問う内容なのです。

ドルトン東京学園のラボは、生徒が自分の興味関心をとことん追求できる場。

また1つ、面白いラボが生まれました。

「ドルトンプランのラボってどういうもの?」と思った方はこちらへ→

中1理科’’SFS(Skills for Science)’’は、理科研究を進めていくための基礎的なスキルを学ぶクラスです。

今日は、生徒たちが自宅で進めてきた自由研究を、発表できる形に落とし込む具体的な手順について説明がありました。

研究結果を発表するポスターのひな型を共有し、PDFに変換してTeamsに提出する方法をWindows/Mac(生徒の個人端末はBYODなので、どちらもレクチャーをします)それぞれでレビュー。

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「画面を共有してくれるひとー!」と呼びかけると、すぐに何人かの生徒たちが画面を出してくれて、そこに教員の解説が入り、また生徒たちから質問が飛び、それらを解決しながら進んでいきます。まさにドルトンプランのエッセンス、「協働」の学び!

さらに技術的な質問については、午後のオフィスアワー「PCの使い方」ルームで、教員が一人ひとりを丁寧にサポートしています。

 

また別の日の午後には、中1生が企画・運営するアクティビティ「オンライン〇〇」。

中1全クラスの生徒たちが学年横断で各企画ルームに散らばり、企画の内容やルール決め、準備から司会進行まで、すべて自分たちで行っています。

ゲーム企画のルームでは、ちょっと複雑なイラストゲームと、イントロクイズを開催していました。

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ここでひと言。

この記事のタイトルには、あえて頭に【学校生活】とつけています。

新型コロナウイルスの影響による休校が始まったときからそうしていました。

たとえ校舎にいなくても学ぶことはできるし、級友や先生たちと繋がることもできる。

学校は、学びは、人と人とのコミュニケーションは、そのあり方を変えただけで中断なんかしていません。本校だけでなく、いま多くの私学は同じ思いで「今、これから必要な学校のあり方」を模索し、改革を続けています。

そんな気持ちを込めて、【学校生活】というタイトルを使い続けているのです。

前回お伝えした中1に続いて、今日は中2の授業のようすです。

中2の美術では、マスク制作のコンセプトとデザイン起こし、材料集め、実際に作るまでの一連の作業が終盤に入っています。

出来上がったマスクをいくつか見せてもらったのですが、’自由な創造性’ が特徴のドルトンの生徒らしく、どれもとても個性的♪

標準服と同じ柄のマスクや、細かなプリーツを表裏に縫い込み、ガーゼを出し入れできるようにしたもの、針金で作るアートマスクまで!

さすがドルトン生、課題を楽しみながら豊かな創造力を発揮しています。

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続いては英語のラボラトリー。

ふだん学校で行われているラボラトリーは、自分で決めた・選んだテーマを追求する時間ですが(もちろん専門の先生のサポートも受けられます)、これがまたオンラインとの相性もよいのですね。先生やほかの生徒が身近にいる安心感がありつつ、集中して1人で取り組むことができるのです。

発音ワークショップのテーマは、日本人の苦手なLとRの区別。

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ネイティブの先生から丁寧な解説を受けた後、少人数で心おきなく練習していました。

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