先日、本校では6年生(高校3年生)を対象に「卒業生を囲む会」が行われました。
「卒業生を囲む会」は、教育実習に来ている本校の卒業生に、それぞれ自身の体験に基づく受験勉強の方法や大学選びについて話してもらうことで、受験生として迎えるこの1年をどう過ごしていくか、6年生に考えさせる機会を設ける行事です。
また、大学でどのようなことを学んでいるか、さらに大学生活、就職活動などについて話してもらい、大学入学後のイメージを膨らませて、進路に対する意識を高め、志望校選びに役立てる機会でもあります。
今年度は教育実習生11名が、それぞれ文科系コース、理科系コース、芸術・体育系コースに分かれ、自分の体験を話してくれました。
先輩たちが受験の時期にどのようなことを考えていたのか、どうしてその大学・学部を選んだのか、受験勉強の方法など、先輩たちの一言一言に真剣に耳を傾けていました。なかには、当時使っていた世界史の単語カードを持参してくれた実習生もおり、話が終わった後も興味津々の様子で、先輩たちにいろいろと質問をする様子が見られました。
ここで生徒たちの感想を紹介します。
「私は、今まで卒業してからの進路を1パターンしか考えていませんでしたが、今日のお話を聞いて1つだけにしぼるのではなく、自分の好きなことを生かしていける他の方向を考えて行きたいと思いました。」
「これまでモヤっとした将来像であったけれど、勉強以外で時間をつくって、将来のことや勉強の仕方について考え、それに向かって努力することが大事だと思いました。」
現在、大学生活を送っている先輩の話を聞くことで、大学生活がどのようなものかを意識する良い機会であったと思います。