化学部は今年も高校生向けの学会に参加しました。

まず3月25日は、東京農業大学世田谷キャンパスで行われた「ジュニア農芸化学会2019」でポスター発表を行いました。ここのところ継続して取り組んでいる、お茶の抗酸化成分に関する研究発表です。純粋な化学と言うよりは食品化学に近い内容ですので、農芸化学会での発表にはぴったりのテーマでした。校内に閉じこもっていては、接することのない貴重なお話を聞くことができました。また、この日発表した高校一年生は学会デビュー戦でしたが、丁寧に落ち着いて発表することができたのも大きな収穫でした。

翌26日は、化学部にとって文化祭に次ぐイベントである化学クラブ研究発表会です。今年は再び芝浦工業大学豊洲キャンパスで行われ、今回は導電性高分子を用いた二次電池についてポスター発表を行いました。このテーマも断続的に10年近く取り組んでいるため、逆に意表を突かれる質疑が多かったようです。声がかれてしまうほど熱心に発表する姿は、非常に立派でした。

どちらも高校一年生による継続中のテーマであったため、賞をいただくことはできませんでしたが、来年の引退発表に向けていい経験ができたと思います。この経験を糧に、さらに上を目指して欲しいと思います。

(化学部顧問)

山岳ワンゲル部の春休みの活動報告です。

山岳ワンゲル部は例年「春島合宿」と称して、春休みに伊豆諸島の島々を訪れ、その島の山に登っています。今年は3泊4日で神津島を訪れました。そして、この春島合宿は中1から高3までの全部員が集まる最初で最後の部活でもあります。総勢39名の大所帯で22日の夜、夜行客船に乗って神津島へと向かいました。

翌朝、神津島へと到着しました。船の中では熟睡できなかったのか、生徒たちの顔にも疲れが見えます。船の奥に見えるのが、翌日登る天上山です。船は島の東側に着きましたが、キャンプ場は西側にあります。天上山のふもとを横断しながら、キャンプ場まで歩きました。昼食の後は、島内自由散策をしました。ある生徒たちは島の温泉施設でのんびりし、ある生徒たちは自転車を借りて島内のスポットを巡っていました。浜辺で遊ぶ生徒や、島内の資料館を巡る生徒もいました。

17時にはキャンプ場に再集合し、夕食作りの開始です。夕食作りは、春島合宿で生徒たちが最も楽しみにしていることの一つです。彼らは自宅から持ってきた食材・調味料と、島内で調達した食材を使って本格料理にチャレンジしていました。普段の合宿と異なり、肉や野菜など新鮮な食材を調達できるのが春島合宿の醍醐味です。

上の写真は、野菜と肉を煮込んで鍋を作っています。

中1の生徒も、この一年間でだいぶ手慣れてきました。

翌日は、早朝から39名の隊列を組んで、天上山へと出発しました。

まずは、海を眺めながら海岸線を歩いていき、島東側の港の方へと向かいます。

登山口へ向けて坂を登っていきます。高3生は1年ぶりの登山なので、少し辛そうです。

山頂まであと少し!

後ろを振り返れば、島の東側が一望できます。木々で覆われていますが、右端の海岸線が朝私たちの歩いてきた道になります。港ははっきりと見ることができます。

山頂での記念撮影! 皆、いい顔していますね。

キャンプ場に戻ってからは、温泉に入ってゆっくりした後、お楽しみの夕食作りです。

先輩から後輩まで、この1年間寝食を共にする中で、とても仲良くなりました。

最終日は丸一日かけて東京へと帰港します。港についたときには、すっかり日が暮れていました。

広場にて今年度最後のミーティングです。山岳ワンゲル部では、毎年の恒例として卒業していく高3生から一言ずつメッセージをもらっています。

高3生たちは自分の進学先、この部活での思い出、後輩たちへ向けたメッセージを自分の言葉で話していました。総勢10名。途中誰一人退部することなく、よくやり遂げてくれました。

顧問も合わせての記念撮影。高3生の新天地での活躍を期待しています。

山岳ワンゲル部もまた、4月からは新入部員を加えての活動が始まります。どんな部員たちが入ってきてくれるか、今から楽しみです。

(山岳ワンゲル部顧問)

去る3月7日から10日にかけて、高校2年生(現高校3年生)の沖縄研修旅行が行われました。

初日は平和学習をテーマに、平和祈念公園で献花と資料館の見学をしました。また、ひめゆりの塔・旧海軍司令部壕・ガマの3コースに分かれ、それぞれの場所で平和ガイドの方からお話しをうかがいました。生徒達は沖縄戦の凄惨さを肌で感じ、平和の大切さに改めて思いを馳せていました。

2日目はタクシー研修を行いました。生徒自身があらかじめ班ごとに訪れる場所を決め、タイムスケジュールを作成し、それを元にタクシーで沖縄各地を回りました。自分達で行き先を決められるのは魅力的だったようで、皆熱心に計画を立て、また研修を存分に楽しんでいたのが印象的でした。班別行動になる都合上、教員の目の届かない時間が多かったものの、特に問題も起きず、スムーズに研修を終えられました。

3日目の自然学習では海洋博公園を訪れるとともに、コース毎にシュノーケリングやカヤック、フィッシング、トレッキングなどを体験しました。生憎の天候で多少の変更はありましたが、無事全てのコースでアクティビティを行うことができました。

最終日となる4日目は、首里城見学をした後に各自で国際通りを散策しました。生徒達はあっと言う間に終わってしまう研修旅行の名残を惜しむとともに、最後の時間を有意義に過ごしていました。

今回の研修旅行は、極力生徒の自主性を重んじ、また、彼らの希望に添うような形で行いました。こちらから一つ一つ指示を出さずとも、自分たちで考え自分たちで行動し、自分たちの研修旅行を作り上げていった生徒の姿を見られたことは、教員としても喜ばしく思います。充実した研修旅行でした。

(旧高校2年学年スタッフ)

地学部ではこの春普段できない活動をということで、千葉中央博物館と千葉大学の見学を行いました。

千葉中央博物館では、最初に学芸員の高橋直樹先生に館内の説明をしていただきました。展示物の説明はもちろんのこと、それに付随する裏話など、貴重なお話をしていただきました。

その後、普段一般の人が入ることのできない収蔵庫を見せていただきました。

収蔵庫では、学芸員の伊左治鎭司先生にタイプ標本(新種を記載する際に、その基準となる標本)を中心としたお話をしていただきました。

千葉中央博物館の方々、ありがとうございました。

午後からは千葉大学の見学を行いました。

小学校や中学校、そして高校しか知らない生徒たちにとって、大学はあまりに大きくかつ自由な場所だということを実感できたようです。

千葉大学では、理学部地球科学科の佐藤利典教授に大学でどんな研究をしているのかのお話を聞きました。

その後、千葉大学サイエンスプロムナード(主に学生が運営を行っている、千葉大学内にある小さな博物館)にて、学生学芸員の方に様々な展示の説明をしていただきました。

千葉大学でも、生徒たちは貴重な経験ができました。ありがとうございます。

(地学部顧問)

高校硬式野球部では3月の練習試合解禁とともにまもなく春の大会を迎えます。秋の都大会は初戦で敗れ、その悔しさを晴らすために冬の間一生懸命練習をしてきました。春の都大会は一段と成長した姿を見せてくれるでしょう。

さて先日、練習試合に呼んでいただき、そこで関東遠征に来ていた昨夏の甲子園準優勝校、金足農業と練習試合をさせていただきました。

結果は7-4で勝利!全国経験のあるチームにも臆することなく立ち向かい、冬の間に辛い練習を乗り越えて成長した姿を見せてくれました。大会も彼らの活躍が楽しみです。

今後とも応援のほどよろしくお願い致します!

(高校硬式野球部顧問)

釣り部では、3月例会として「本牧海釣り施設」でトリックサビキを用いた釣りを行いました。

この釣り方は、疑似餌を用いた通常のサビキ釣りとは異なり小さな針にアミエビをつけて釣るものです。

当日はやや寒くなりましたが晴天に恵まれ、風もさほど強くなく釣りやすい状況でした。

中学1年生も入部して1年近くが経ち、道具の使い方にもすっかり慣れ、渋い状況でも頑張っていました。誰かが魚を釣り上げるとみんなが集まります。

高校2年生は春合宿を最後に引退するため、最後の例会となりました。

大きなコノシロが釣果の中心となりました。部長の生徒が部では唯一のアジを釣りあげました!

いつものことですが、最後には皆で協力して釣り場をきれいにして帰ります。

次は春合宿。ワカサギ釣りで今年度の活動を締めくくります!

(釣り部顧問)

先日、春季大会ブロック予選が行われ、2年ぶり5度目の春季大会都大会出場(都ベスト16)を決めました!

■3月26日(火) ブロック予選1回戦

対 都立竹台高校・高島高校 12‐1(7回コールド)

■3月27日(水) ブロック代表決定戦

対 中央大学附属高校 3‐0

関東大会出場経験もあり、昨年の秋季大会では都ベスト16の中央大学附属高校を破りました。

3月に入って練習試合が解禁されてから、試験や行事が重なるなかでも短い期間でひたむきに練習を重ね、「都大会出場」というチーム目標を達成することができました!

試合ではノーエラーの堅い守備、チャンスをものにする積極的な走塁、そして部員全員のチームを盛り上げる声が、勝利を呼び込みました。

また、連日、多くの保護者の皆様・OB・関係者の方々に応援していただきました。ありがとうございました。

4月7日(日)に抽選会が行われ、都大会の組み合わせが決まります。初戦は4月14日(日)の予定です。

都大会でも勝利を重ねられるように全員で頑張ります。

今後とも応援、よろしくお願いします!

(高校軟式野球部顧問)

3月21日(木)~24日(日)に、平成30年全国高等学校選抜自転車競技大会が行われました。

21日の開会式は、小倉市にある北九州メディアドームで行われました。

開会式の様子

我々が参加するロード競技は、24日に熊本県五木村にある「道の駅子守唄の里五木」を起点とする特設コースで行われます。

前日にコースの下見を行いました。

また、本大会の前にこのコースを利用するオープニングロードレースがあり、城北からも1名の選手が出場しました。

90名程度出場しましたが、見事完走することができました。

オープニングロードレース

そして、いよいよ本番のレースが始まります。

155名が出場し、城北からは2年生が2名出場しました。

出走前

試合中

試合は、1周6.9kmのコースを4周した後、1周10.4kmのコースを5周した合計79.6kmで争われます。

1周回るごとに、トップから規定の時間を離されると次の周回には入れなくなります。

半分以上の選手が脱落していく中、城北の選手は常に良い位置をキープし、見事完走して37位と38位でゴールしました。

本人達にとっては悔しい結果だったと思いますが、立派な走りができたのではないかと思います。

試合後

今回は、出場する選手の他に、補欠選手とサポートメンバーも来て選手を支えてくれました。

また、選手の家族や高校3年生のOBも応援に駆けつけてくれたことが選手の力になったと思います。

また次年度も都総体、関東大会と続いていきますので、応援のほどよろしくお願いいたします。

(自転車競技部顧問)

3月23日から26日の3泊4日で、スキー部では春合宿を行いました。場所は、冬合宿同様、長野県市山ノ内町のよませ温泉スキー場です。

よませ温泉スキー場は、元オリンピック選手であり、日本の名スラーローマーであった海和俊宏氏が拠点としているスキー場で、城北スキー部では、海和氏が主催しているKAIWAスキースクールにコーチングをお願いしています。

さて、今年の春合宿ですが、雪が例年より多く、前半の2日は寒く真冬のような天気、後半2日はガチ晴れの半袖でも問題ないような天気、両極端な天候の中、選手はトレーニングを行いました。

コーチの指示をよく聞き、実践して技術を体得していきます。

春スキーなので、どうしても気温は高くなり、雪が緩んできます。そのような時は、コース上に雪面硬化剤をまき、バーンを硬くすることで、コースを長持ちさせます。その間も、選手たちは協力してコースをしっかり整備していきます。

今回の合宿は、けが人、病人一人もいませんでした。選手の技術も飛躍的に上達し、大成功だったと言えるでしょう。

4月に高校生は大会があります。今シーズンの最終レースです。しっかり結果を残して、次のシーズンにつなげていってほしいですね。

(スキー部顧問)

地学部では、自分たちの天文観測技術向上のために、定期的に星空宇宙天文検定、通称星検の受験をしています。

今回は中1が5級、中2以上の生徒が4級を受験しました。

5級受験組

4級受験組

結果が出るのはまだ先ですが、いい結果を残してもらいたいと思います。

また望まない結果になったとしても、次につなげてもらいたいと思います。

(地学部顧問)

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