地学部では、自分たちの天文観測技術向上のために、定期的に星空宇宙天文検定、通称星検の受験をしています。

今回は中1が5級、中2以上の生徒が4級を受験しました。

5級受験組

4級受験組

結果が出るのはまだ先ですが、いい結果を残してもらいたいと思います。

また望まない結果になったとしても、次につなげてもらいたいと思います。

(地学部顧問)

今回の歴史部の巡検は、日光でした。

朝7時過ぎに池袋に集合し、日光に向けて出発。

日光というと、もちろん東照宮が有名ですが、それ以外に旧田母沢(たもさわ)御用邸や金谷歴史館などの名所もあります。

旧田母沢御用邸は、大正天皇の静養地として造営され、今上天皇が皇太子時代に疎開をされていた場所でもあります。また、金谷歴史館は、有名な金谷ホテル発祥の地であり、明治時代以降に日光に訪れた外国人観光客を迎えた宿泊施設がそのまま残っています。

この二つを午前中に見学しました。

(が!!両方とも予想以上に見所満載すぎて時間が足りず、駆け足となってしまい、残念ながら写真を撮れませんでした!)

昼食をとったあとは、日光山輪王寺(りんのうじ)や東照宮を見学しました。

輪王寺三仏堂は平成の大修理が終わり、そして今年が平成最後の年ということもあり、ご本尊の仏様のすぐそばで見学することができました〔残念ながら、堂内は写真禁止〕。

そして、東照宮に向かいます。

鳥居をくぐってすぐ近くに有名な三猿!このすべての猿の彫刻にまつわる説明も聞きました(猿の一生のストーリーなのです)。

陽明門の前に、東照宮のパワースポット!芸能人も多く訪れるとのことで、部員たちもそこに順番に立ってお願い事を‥。何をお願いしたのかな‥?叶うといいですね!!!

陽明門も修復が終わったばかりで、まさに豪華絢爛(けんらん)!数多くの彫刻があり、そこに様々ないわれもあって、それを眺めていると一日がたってしまう=日暮の門‥というのも納得です。

門を通ると徳川家康公をまつってある本社へ。ここにも豪華な唐門(からもん)があります。

そして、眠り猫の下を通って、奥の家康公のお墓=奥宮へ向かいます。ここは、ひたすら階段を上りました。

↑唐門

↑有名な割に小さい「眠り猫」

↑階段を上った先にあった家康のお墓

その後、東照宮の横にある二荒山神社を抜けて、最後の見学地の大猷院(たいゆういん)へ。

日光というと、家康公が葬られていることは有名ですが、実は家康を大変尊敬していた孫の3代将軍徳川家光も葬られているのです。それがこの大猷院。

祖父・家康公への尊敬の気持ちを示すため、建物の造りや色彩など、すべてが東照宮よりも少ーしずつ控えめなんだそうです。

そして、この大猷院は金で豪華に装飾された建物。金で装飾された建築物というと、他に京都の金閣寺、平泉の中尊寺金色堂が有名ですが、それらは中には入れません。その三カ所で、唯一中に入ることができるのが、この大猷院なんだそうです。

今回の巡検では運が良いことに、輪王寺三仏堂、東照宮の三猿や陽明門、大猷院の門の風神・雷神など、日光山内の各所で「修理が終わったばかり」のものを見ることができました!

きれいに修復された建築物や彫刻からその美しさを感じるとともに、東照宮を建立した頃の徳川幕府の政治・経済力の大きさもうかがい知ることができました。

ところで、この夏の合宿と秋の文化祭のテーマは、この徳川家と対立した「豊臣家」となりました!豊臣家の活躍したのも、この東照宮に負けず劣らず豪華なものが多かった時代。夏合宿で訪れる地では、どのような史跡が待っているのか、楽しみになってきました!

(歴史部顧問)

3月17日(日)に開催されました第13回全国高等学校囲碁選抜大会男子9路盤にて、高校2年の志原大桜くんが3位に入賞しました。

1局の持ち時間5分・秒読み10秒というシビアな時間設定の9路盤。脳を常にフル回転させなければならない対局を1日で10局行いました。

準決勝では惜しくも半目差で負けてしまいましたが、その後の3位決定戦では見事に勝利し3位入賞となりました。

これまでの努力が報われた結果で良かったと感じています。

これまで一緒に対局してくれた部員やOB、学校からのご協力に感謝いたします。

来年度以降も良い結果を出せるよう頑張ります。ご声援ありがとうございました。

(囲碁将棋部顧問)

 

 

3月半ば、イングリッシュシャワーが実施されました。

多くの中1生にとっては、英語を習い始めてからもうすぐ1年になります。

このたび、希望者132名(学年の半分近く)が「イングリッシュシャワー」のプログラムに参加しました。

3日間、毎日6時間ずつ、外国人の先生から英語のみを使ったレッスンを受けました。

内容は、先生の出身国について、ゲーム、発音活動など、多岐にわたります。

その中でも、自分の好きなものや思い出のものについて語るshow and tellという活動には多くの時間を割きました。

1人1人がスピーチを用意して発表し、グループの中での代表を決め、代表者は講堂で発表を行いました。

慣れない英語で人前で話すのは大変だったでしょうが、とても有意義な経験になったはずです。

参加した生徒全員が、3日間でたくさん英語を使うことが出来ました。

英語学習は日々コツコツと取り組むものなので、今後もぜひ頑張って欲しいです。

「イングリッシュシャワー」は中2から高1でも希望制で行われます。

今回参加した生徒はもちろんですが、そうでない生徒も、次の機会にぜひ挑戦してみましょう!

城北学園のグローバル教育についてはこちら(HP)もご覧ください。

(中1英語科スタッフ)

先日、総合学習Johoku Research Projectのクラス代表者による発表会がありました。

1学期から準備して、夏休みにレポートを作成し、2学期にクラス予選を行いました。

そのクラスの代表者が、講堂の大型モニターを使って発表します。

まずは、B組代表 「セミの生態についての研究」

*オスの腹部には発音器がありますね。

続いてA組代表「川魚について」

*こんなに色が変わる淡水魚は、飼ってみたいですね。

3人目は,D組代表「学校検診における心雑音の検討」

*異常なしで良かったです!!

4人目は、G組代表「寿司は食べられなくなるのか?(プラスチック海洋汚染の現状調査)」

*葦のストローは、本当に環境問題を解決できそうです!!

5人目は、F組代表「足立区の池や沼の微生物達」

*本当に、こんな微生物が足立区にはいるんですね!!

6人目は,E組代表「死刑制度についての見解」

*日本が殺人事件発生件数が少ないのは、死刑制度があるから?

最後に、C組代表「ミラーテスト」

*フクロウは、自己認識しているのかな?

最優秀賞は、G組代表、優秀賞は、F組代表でした。

7人とも本当に中1とは思えないくらい、すばらしい内容・プレゼンテーションでした。

発表を聞いている者の姿勢もとても良かったと思います。

城北中学1年生の最後の行事でしたが、皆の成長を感じるとともに、能力のある生徒が沢山集まった学年だと感じました。

ガンバレ!1年生!!

(中1学年スタッフ)

新高1(中入生)は、4月に茨城県つくば市で2泊3日の体験学習を行います。

主なアクティビティとして、外国人留学生との交流の機会があります。

そこで、今回は総合学習の時間を利用して事前準備を行いました。

まず、留学生リーダーに来てもらい、彼の母国についてのクイズ、社会課題についてのプレゼンテーションをしてもらいました。

学年全員が集まってのオリエンテーションでしたが、手を挙げて発言する生徒も!

体験学習当日も、「ミスを恐れない」気持ちで積極的に発言してほしいと思います。

その後、各クラスへ戻り、英語で書かれた資料(社会問題についてのもの)を和訳し、用紙にまとめる作業を行いました。

17通りのテーマがあり、皆、自分たちに課されたテーマを読み解くため、和英辞典を片手に集中して取り組んでいました。これらの成果は来年度、学年で共有されます。

4月に入るとすぐに体験学習が待っています。充実した3日間にできるよう、引き続き頑張っていきましょう!

(中3学年スタッフ)

中学2年の物地の授業では、グループワークを通して学ぶ活動を1年間を通して行ってきました。1学期は「天気予報実習」、2学期は「運動エネルギー・位置エネルギー」の実験報告、そして3学期は「太陽の位置から情報を知る」ということで、アナログ式の時計を使って、太陽の位置から南の方角を得るにはどうしたら良いか、グループごとに話し合って、プレゼン資料を作り、発表するということを行いました。

生徒は、あえてiPadは渡さず、自分たちの知識や経験から、方法をディスカンションしながら導き出していきます。そして、理由を考え、プレゼン資料を作成していきます。

そして、報告会です。生徒は、自分たちで作った手書きの資料を、大型スクリーンに映し出して、グループごとに発表し、お互いに相互評価を行い、担当教員も評価をし、3学期の成績に反映させます。

いよいよ4月から中学3年生です。内容も高校の内容に入っていきます。内容も高度になっていきます。頑張っていきましょう!

(中2物地担当者)

中学2年生の総合学習では、以下のような内容を1年間通してやっていきました。

①タイピングやプレゼンテーションアプリ等のICTスキルを磨く。

②繰り返しプレゼンテーションを行うことで、プレゼンスキルを磨く。

③情報リテラシーを学ぶ。

④グループワークと通して問題解決能力の向上

⑤「調べる」→「ディスカッションする」→「まとめる」→「発表する」 この作業を繰り返し行い、思考力、判断力、表現力を磨く。

この1年間を通して、中学2年の生徒たちは、プレゼンテーションの手法を学び、PBL(Project-Based Learning)を通して、徹底的にプレゼンテーションをトレーニングしてきました。そして3学期、最後の取り組みとして、プログラミング学習を行いました。ペッパー君を「スクラッチ」というプログラミング言語を使って動かし、ペッパー君にプレゼンテーションをさせるというものです。ペッパー君にプレゼンテーションをさせることで、自分たちで作り上げたプレゼンテーションを客観的に見ることが狙いです。

生徒は、「城北中学校を紹介しよう」というテーマで、

①ペッパー君を動かすプログラム

②城北を紹介するスライド

を、グループ内で作成していきます。

その間、生徒たちは城北内をくまなく回り、必要な画像を撮りに行きます。そして、グループ内で分担して、プログラムとスライドを作成していきました。

そして、最終授業の日、いよいよプレゼンコンテストです。

生徒は、プログラムをペッパー君に移し、スライドをモニターにミラーリングし、プレゼンスタートです。ペッパー君は、身振り手振りや、言葉を発して、プレゼンテーションをしていきます。

まるで、本物の人間がプレゼンテーションをしているようですね。

次年度から、このような取り組みを中学1年〜中学3年まで行うことになりました。城北のICT教育はまだまだ変化していきますので、ご期待ください。

(中学2年総合学習担当スタッフ)

今回高校2年生の地学基礎では、千葉科学大学の植木教授を招いて、長さ10mのボーリングコアの観察を行いました。今回用いた試料は土浦のものとなります。

生徒たちも初めて見るボーリングコアについて、互いに意見を交わしながら観察していました。

今回のボーリングコアには、礫や化石、砂、泥と様々なものが含まれていました。それらがなぜ含まれているのか、観察した結果をプリントにまとめて過去に何があったのかを考えます。

今回ボーリングコアを観察して、そこから何がわかるのかを考察することの大切さが生徒に伝わっていればと思います。

植木先生ありがとうございました!!

(地学科スタッフ)

高1現代社会では、3学期に生命倫理の授業を実施しています。

日進月歩の科学技術の発展は、私たちの人生に重大な選択を迫る機会を増やしています。

今回の授業テーマは、ゲノム編集とデザイナー・ベビー(ゲノム編集した受精卵から生まれた子ども)。

昨年11月に中国の研究者が、HIVに感染しないように遺伝情報を書き換えた双子の女の子が生まれたとして、国際的な非難を浴び、物議を醸しました。

しかし、彼らが親になるかもしれない10~15年後はどうなっているかわかりません。

そこで3つの問いをグループごとにディスカッションしました。

 

①デザイナー・ベビーの「第一世代」は、どのような人生を送るだろうか?

②今行われているゲノム編集治療とデザイナー・ベビーの作成との間の違いは何だろうか。

③もし2000万円でゲノム編集ができるならば、自分の子どもにするだろうか。

最初から意見が飛び交い、時には「~~な場合はどうなの?」「こんなこともあるのでは?」と折り重なるように疑問や考えが生まれて、グループの意見が練り上げられていきます。

高1学年は、さまざまな授業でグループで話し合い、まとめ、発表することを重視してきました。その成果が遺憾なく発揮されています。

グループで出た意見を黒板に書いて共有しました。

ディスカッションの中で、鋭く、本質的な考えに到達する過程をそばで見ているのは、とても興味深く感じていました。また、授業者も思いもつかないようなユニークな例えや考えが出てきて、授業でグループディスカッションする醍醐味を味わうことができました。

1年間の現代社会の授業を通じて得たものを、これからの人生に役立てていってほしいです。

(高1 現代社会担当)

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