今年度の中3はコロナウィルス感染拡大防止のために、登校はせずに、自宅学習からのスタートとなっております。
非常に寂しいスタートでありますが、顔と顔を合わせて過ごす何気ない普段の生活の有り難さを感じております。
このような状況ではありますが、できる限り生徒とコミュニケーションをとり、
また学力向上のために日々取り組んでおります。その一部をご紹介したいと思います。

・オンラインでの提出・添削や動画による授業&解説!
生徒たちは、通常授業が行われる平日(月〜土)に、時間割に沿って課題に取り組み、オンラインでの提出をしてくれています。
それを担当教員が丁寧に添削し、生徒へオンラインで返却をしています。
毎日のこのような習慣は自宅学習期間になる前から行われていたことであり、形は変わってもやることは変わっていません。
インプットとアウトプットをバランス良く行っていくことで力がついてくると思いますし、受けっぱなし、解きっぱなしということがないように、
フィードバックをして理解が深まるようになっており、オンラインになっても着実に力をつけていけるように生徒と教員が協力し合って日々過ごしております。
さらに授業や解説の動画配信を行っております。
もちろん、授業や解説を行うのは本校の教員であり、撮影、編集、配信を行います。
教員側も「生徒のために今できることをやり切ろう」という想いをもって懸命に取り組んでおります。
また、今まで築き上げてきた生徒との信頼関係があるからこそ、その声や説明を聞くことで生徒も安心しながら勉強に集中することもできるかと思います。
・電話やビデオ通話による面談やオンラインでのリアルタイム活動
自宅学習期間中も朝の出席や課題、授業を行うだけでなく、電話やビデオ通話を使いながら生徒とコミュニケーションをとり、心のケアも行うようにしています。
担任と1対1だからこそ話せることもありますし、文字だけでなく声や顔を見ながらコミュニケーションをとると、今の想いも把握することが可能になってきます。
また、声や顔を見てコミュニケーションをとれること自体が、やはり嬉しいものですし、安心もします。
さらに、リアルタイムでオンライン自習室を開催し、みんなで頑張っている様子を見せ合い、刺激し合いながら、課題や自習に取り組んでおります。
自習室には生徒だけでなく、教員も参加しながら一緒に時間を共有しており、非常に効果的なものになっております。
一人ではきついものも友人や先生と一緒ならできるということも現実あると思います。
また今後は、他学年でも取り組んでいるリアルタイムでの学年集会を行う予定であり、文字だけでなく生のメッセージを生徒たちに送る機会を増やしていきたいと思います。
今回は、現在取り組んでいる一部をご紹介させていただきましたが、やはり本当は顔と顔を合わせて一緒に活動していくからこそ、
ノンバーバルコミュニケーションも含めて、こちらも感じることがあり、それを生かした教育ができると思います。
ただ、こういうピンチの時だからこそ、教員側の「生徒のために今できる最大限のことをやろう!」という想いと、
生徒たちの「期待に応えよう!」とする想いをしっかりと確認することができましたし、
生徒たちの提出物への取り組みや自習室への参加などの頑張りを普段以上に感じることができました。
学校が再開時には今まで以上に、生徒同士の強い絆、生徒と教員の強い信頼関係で歩んでいけると確信しております。
今回この記事をお読みいただきました方々、貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。
お体には十分にお気をつけいただき、ご自愛ください。
また、この場をお借りして、医療関係者の方々をはじめ、リスクと隣合わせの現場で懸命に活動をされている方々に感謝と敬意を表したいと思いますし、
1日も早く、このような方々が体も心も休まる日々が来ることを願っております。
(中学3年学年スタッフ)