各方面別授業報告が行われました。

 

①トルコ

授業ではトルコのイスラムの歴史と特徴、食文化などを教わり、

生活に密着した宗教がどういうものか学びました。

10月には東京ジャーミーを訪問し、トルコ語やイスラムのことなどを教わりました。

11月にはトルコ料理の調理実習を体験しました。

報告

その他の方面からの報告はこちらをご覧ください

講演

12月3日、図書委員会主催による講演会が全校で開催されました。

今年の講師は政治学者の姜尚中さんです。

 

姜さんは壇上に上がると

「こんなに大勢の中高生を目の前に講演をするのは初めてで、とても緊張する」

と話され、ご自身と会場内の生徒の緊張をほぐすと、

ご自身の少年時代について語り始められました。

 

姜さんの貴重なお話と

生徒とのコミュニケーションのようすは >>こちら

◆高等学校 第65回卒業式が挙行されました


3月2日、神奈川学園高等学校第65回卒業式が挙行されました。前日は温かな気温の中、春一番が吹く厳しい天候でしたが、式当日は晴天には恵まれたものの 寒さが逆戻りしたかの様な肌寒い一日となりました。三寒四温を繰り返して春を迎えようとする今の季節の移り変わりは、卒業を迎えた皆さんのこれまでの成長 の軌跡を思い出させるかの様でした。多くの保護者の皆様にご出席頂きながら、長く親しんだ学び舎や友達に別れを告げ、新たな旅立ちとなる節目の一日となり ました。

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第一部「卒業証書授与式」では、卒業生全員の名前が読み上げられ、一人ひとりが校長先生より卒業証書を受け取りました。6年前の入学式で大きめのセーラー 服を着て少し不安そうにしていた表情は、夢や希望に満ちた堂々とした笑顔に変わっていました。会場からは、大きな拍手が卒業生一人ひとりに送られていまし た。
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校長先生からは、6年間を振り返りながら、行事や講演会での出会いや、学年の先生たちが「感性をたがやそう」と大切にしてきたこと、進路改革は自分との戦 いでもあるという言葉に応えて一人ひとりが努力し学年全体で雰囲気をつくっていったこと、そして大きく豊かに成長していった様子が語られました。

毎年卒業生が主体となって行われる第二部の様子は学校HPをご覧ください。

福祉学習の一環として、シニア体験をして、高齢期特有の身体の変化(視覚・聴覚・触角等)を知る実習を行ないました。また、アイマスクをしての白杖体験、車椅子体験も行い、身体が不自由な人への介助の仕方も学びました。

 

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シニア体験キットを装着しました。きき手首おもり、両腕関節サポーター、きき足ひざサポーター、左右違った足首おもりをつけて、関節がよく動かないこと、身体が重たく感じられることを体験します。

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さらに、ヘッドホン(音を遮断するためのもの)、白内障用ゴーグルなどを付けて、きこえづらさ・見えづらさなど、高齢者がふだん体感している状態を再現します。これで校内を歩いたり、階段の上り下りなども行ないました。

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白杖をつき、介助してもらいながら校内を歩きました。途中で、自販機の使用も試みました。

 

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シニアキットと車いすは「社会福祉協議会はーと友」からお借りしました。ありがとうございました。
授業を終えての感想は学校HPをご覧ください。

3学期最初の事前学習の様子です。冬休みの課題を踏まえての授業があったり、外部講師を

招いての授業があったり、と多様に取り組みが進んでいます。

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イギリス: ナショナルトラスト・サポートセンターの方に来ていただき、「紅茶の歴史」の講演を

していただきました。後半のスコーン作りも和やかに楽しくできました。

トルコ: オスマン帝国の歴史について、イメージ豊かに学ぶことができる授業でした。

イタリア:美術史の授業が継続し、初期ルネッサンスまで楽しく学んでいます。

ニュージーランド :『鯨の島の少女』という映画を鑑賞しました。マオリの文化をニュージーランドの風景を切り取った映像から豊かに感じました。

オーストラリア:『裸足の1500マイル』という映画を鑑賞しました。アボリジニの母子がイギリス統治下の社会で引き離される場面には、胸が痛みました。

さる11月に高校2年生&中学3年生がそれぞれ国内フィールドワークに出かけました。(行事の再編にとも なっての2学年実施で、次年度からは中学3年生のみの行事になります)四万十・沖縄・水俣・奈良京都の4方面を自ら選択し、事前学習を重ねて現地に向かい ました。各方面から中学3年の様子をレポートします。

京都奈良方面では、歴史の現場に立つことで当時の人々の考え方に触れること、想像力を働かせながら自分なりの問題意識を持つことを目標に、研修にのぞみました。

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1日目は奈良の文化遺産をめぐりました。国語で学習した大和三山を甘樫丘から見つけ、授業でならったものが眼前に広がる感激を味わい、石舞台古墳では「どうやってこのような巨石を積み上げたのか」という話から、当時の生者と死者の世界について学びました。

2 日目は法隆寺や薬師寺、東大寺など奈良の仏閣を巡りました。法隆寺では明治になるまで数百年間布に包まれていた秘仏救世観音を見ることができました。東大 寺では大仏の大きさや金剛力士像や鹿に(!)圧倒されました。ガイドの方のお話を伺うことで、名の知れた文化財以外のものにも注目しその由来を知ることが できました。

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3日目は京都で金閣寺を拝観した後、大徳寺で座禅体験をしました。30分の坐禅があっという間に感じられ、清々しくなった心にはそのあとの法話も 染み入るように感じられました。午後は伝統の京野菜を守ろうとする桂高校を訪問し、その取り組みと学びました。鷹峯とうがらしや金時人参を食べさせていた だき、野菜の持つおいしさにびっくりしました。夜は和菓子作りを体験しました。

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4日目は東寺を拝観し、広い境内を巡りながら武蔵が描いたという襖絵を見て思いを馳せました。そして最後に「未来と自分は変えられる」という心の 話を伺いました。色々な文化財を見て、様々な人々の思いに触れながら、最後は自分の在り方やこれからを考えることができた研修になりました。

さる11月に高校2年生&中学3年生がそれぞれ国内フィールドワークに出かけました。(行事の再編にとも なっての2学年実施で、次年度からは中学3年生のみの行事になります)四万十・沖縄・水俣・奈良京都の4方面を自ら選択し、事前学習を重ねて現地に向かい ました。各方面から中学3年の様子をレポートします。

水俣方面では、水俣の厳しさと豊かさに向きあい、色々な人との出会いを通して「人間の尊厳を探求する」を目標にさまざまな事前学習を行ってきました。

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1日目はかつて水銀で汚染されたヘドロを埋め立てた親水護岸の慰霊碑の前で、FW研修での決意を語りました。その後水俣病患者のご家族である杉本家の皆さんがとても大切にしている船に乗せてもらい、夜には全員で肇さんから「ハイヤ節」を習いました。

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2日目はコース別行動です。水俣病や胎児性水俣病の患者さん、患者さんのご家族、支援者の方々から少人数で貴重なお話を聞くことができました。生徒 たちは「事前学習で学ぶのと、直接会ってお話を聞くのとでは、心への響き方が全然ちがう」と言っていました。夜には、それぞれコースで学んできたことを 「語る会」が開かれました。

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3日目もコースに別れ、山での「田舎料理体験」「里山散策」「野遊び」を通し「水俣病だけではない水俣」「水俣の豊かさ」を感じました。夜にはシン ガーソングライターの柏木敏治さんに、コンサートを開いて頂きました。水俣や水俣病をテーマにした曲の演奏をして頂き、歌詞に込められたメッセージに聴き 入る生徒の姿がありました。

最終日は福田農場で、自分たちがとったミカンでゼリーを作ったり、パエリアを作りました。水俣の「環境都市」としての色々な取り組みも、伺うことが できました。4日間を通してたくさんの人と出会った旅でした。これから最終レポートを通して、感じたこと・考えたことを深め自分自身につなげていきたいと 思っています。

さる11月に高校2年生&中学3年生がそれぞれ国内フィールドワークに出かけ ました。(行事の再編にともなっての2学年実施で、次年度からは中学3年生のみの行事になります)四万十・沖縄・水俣・奈良京都の4方面を自ら選択し、事 前学習を重ねて現地に向かいました。各方面から中学3年の様子をレポートします。

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沖縄方面では、初日は普天間基地や嘉手納基地という、現在も沖縄が抱える基地負担の実態を、その現場に立って学習しました。また、沖縄戦の図を通じ て、地上戦の惨禍を感じ取ることができました。この日最後のプログラムは兼箇段の伝統的な獅子舞を観賞し、兼箇段の方々との交流の時間となりました。

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二日目は南部戦跡めぐりが中心となりました。沖縄戦の舞台となった一つ一つの場所に立ち、そこで何が起きたのか、なぜ起きたのかを考えました。実際 に避難壕として使われた糸数の壕に入る体験も行いました。この日の最後は、沖縄戦に動員された学徒隊の一つ、白梅学徒の元学徒の中山きくさんの講演会でし た。戦争がどのように始まったのか、そして戦争の実相はどのようなことだったのか、感じることができました。

三日目は北部の大浦湾でカヌー・ビーチコーミング・琉球紅型の体験学習です。沖縄の美しい海を満喫できました。また、そのすぐそばで新しい基地建設 が始まろうとしている現実を知りました。最終日は首里周辺の歴史遺産の見学です。琉球王国時代の歴史に加えて、沖縄戦の被害とも重ねて学習しました。全日 程を通じて、終始好天に恵まれ、元気に全行程を終える事ができました。

さる11月に高校2年生&中学3年生がそれぞれ国内フィールドワークに出かけ ました。(行事の再編にともなっての2学年実施で、次年度からは中学3年生のみの行事になります)四万十・沖縄・水俣・奈良京都の4方面を自ら選択し、事 前学習を重ねて現地に向かいました。各方面から中学3年の様子をレポートします。

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四万十川FWのねらいは、「自然保護とは何か」「過疎化とその脱却を探る」ことです。初日は高知空港から窪川へバスで移動し、窪川から四万十川の蛇 行に沿って江川崎まで移動しました。一日目の宿である四万十楽舎は過疎による小学校の廃校舎を利用した施設です。そこで山を手入れしなくなったことによる シカ害を実際に見に行き、帰ってからは四万十楽舎の西本五十六さんから「不便を楽しむ」ことを教わりました。

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2日目は中流から河口へ出ます。途中佐田の沈下橋で四万十学遊館の館長である杉村光俊さんから川の生物の採集の仕方を教わりました。夢中になってた くさんの魚やエビを確保することができました。この日は杉村さんから「自然は人が手を入れないと荒れてしまう」ことを学びました。

特に放棄水田は自然を破壊してしまうことも、実際に目で見て学びました。宿は太平洋に突き出たところにある「四万十癒しの里」です。ここで砂浜美術 館の藤原忍さんのお話を聞きました。砂浜美術館の館長はニタリクジラです。藤原さんのお話から「同じものを見ても視点を変えると人生が楽しくなる」ことを 学びました。

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3日目は太平洋に面した黒潮町に入り、カツオたたきづくり体験、塩づくり体験をして民泊に入りました。ここでは自然とともに生きる人たちと出会い、 食べ物が命であることを実感しました。4日目の朝、引率と出会った時にはみんなの顔が輝いて何かが違って見えました。人の優しさに出会い、一生懸命生きて いくことが大事だと気付かされたフィールドワークでした。

10月11日、高1海外研修<イタリア>の事前学習には、イタリア家庭料理研究家のアドリアーナ・ヴァッローネさんをお迎えしました。「イタ リアの食のイメージは?」というアドリアーナさんの問いかけに「ピザ!」「スパゲティ!!」と生徒。しかし「イタリアではスパゲティは一番好まれないパス タです」と聞き、驚いてお話はスタートしました。

■イタリアのレストランでのマナー
イ タリアのレストランでは「取りわけて食べる」ことはしない。だから「取り皿」はないし、皿に手を触れることが好まれない。ピッツァであっても一人一人自分 が食べたいものを注文して一人一枚食べるから、友達と分け合ったりしない。いろんな味を食べたければ一枚にいろんなトッピングをしてもらえる。レストラン でも、自分の食べたいものを自分の皿でいただくのがマナー。それは1800年代のフィレンツェで作られた食事のマナーであり、貴族と貧しい人を区別するも のであった。料理を取りわけて食べるということは、たくさんの皿を洗えない貧しい人々が一つの皿から一緒に食べる食べ方であり、「貧乏くさい」印象で受け 取られる。

■間違ったイタリア料理
日本には「ナポリタン」というパスタをケチャップであえる料理があるが、イタリアには存在しない。ケチャップはアメリカから来たポテトにかけるもので、パ スタには決して使わない。これをイタリア料理と思われては困る。トマトソースというものは、時間をかけて作るもの。最低一時間は煮込まないとトマトの甘み がでてこない。だから日曜日の朝3~4時間かけて一週間分を作る習慣だった。今日作るカルボナーラも来日してイタリアンレストランで働いた時に驚いた料理 だった。白いスープにカリカリのベーコン、それはカルボナーラではない。本当は、黄色です。

■素材へのこだわり
カ ルボナーラはシンプルな料理、だから素材の良さが大切。ベーコンは肉を加熱して作るので味が抜けてしまっていておいしくないから塩漬けした肉を干して作る パンチェッタを。今日はアドリアーナさんお手製のパンチェッタも持参していただきました。また今日のオリーブオイルはヴァッローネ家の自家製。10月11 月はオリーブの収穫期で今頃パパは忙しくしているでしょう。オリーブオイルの質の違いは、一つは温めて絞ったものか、冷たいまま絞ったものか。温めた方が たくさんの油を絞れるが味は落ちる。二つ目はオリーブの実は酸化しやすいのでいかに収穫後早く絞ったか。またオリーブオイルの香りは畑の周辺からの花粉に よって変わる。オレンジの畑の近くではオレンジの香りが、トウモロコシ畑の近くではその香りがするそうです。

■オリーブオイルのテイスティングと料理講習・カルボナーラ
調理室に場所を移し、市販のオリーブオイルとヴァッローネ家のものを比較。手の甲につけて香りを、口に含んで味を。よいものは香りがたち、口の中だけで終わらず、のどの奥まで感じられる力があることを実感しました。続いてカルボナーラの調理実習をしました。

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