さる11月に高校2年生&中学3年生がそれぞれ国内フィールドワークに出かけ ました。(行事の再編にともなっての2学年実施で、次年度からは中学3年生のみの行事になります)四万十・沖縄・水俣・奈良京都の4方面を自ら選択し、事 前学習を重ねて現地に向かいました。各方面から中学3年の様子をレポートします。

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沖縄方面では、初日は普天間基地や嘉手納基地という、現在も沖縄が抱える基地負担の実態を、その現場に立って学習しました。また、沖縄戦の図を通じ て、地上戦の惨禍を感じ取ることができました。この日最後のプログラムは兼箇段の伝統的な獅子舞を観賞し、兼箇段の方々との交流の時間となりました。

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二日目は南部戦跡めぐりが中心となりました。沖縄戦の舞台となった一つ一つの場所に立ち、そこで何が起きたのか、なぜ起きたのかを考えました。実際 に避難壕として使われた糸数の壕に入る体験も行いました。この日の最後は、沖縄戦に動員された学徒隊の一つ、白梅学徒の元学徒の中山きくさんの講演会でし た。戦争がどのように始まったのか、そして戦争の実相はどのようなことだったのか、感じることができました。

三日目は北部の大浦湾でカヌー・ビーチコーミング・琉球紅型の体験学習です。沖縄の美しい海を満喫できました。また、そのすぐそばで新しい基地建設 が始まろうとしている現実を知りました。最終日は首里周辺の歴史遺産の見学です。琉球王国時代の歴史に加えて、沖縄戦の被害とも重ねて学習しました。全日 程を通じて、終始好天に恵まれ、元気に全行程を終える事ができました。

さる11月に高校2年生&中学3年生がそれぞれ国内フィールドワークに出かけ ました。(行事の再編にともなっての2学年実施で、次年度からは中学3年生のみの行事になります)四万十・沖縄・水俣・奈良京都の4方面を自ら選択し、事 前学習を重ねて現地に向かいました。各方面から中学3年の様子をレポートします。

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四万十川FWのねらいは、「自然保護とは何か」「過疎化とその脱却を探る」ことです。初日は高知空港から窪川へバスで移動し、窪川から四万十川の蛇 行に沿って江川崎まで移動しました。一日目の宿である四万十楽舎は過疎による小学校の廃校舎を利用した施設です。そこで山を手入れしなくなったことによる シカ害を実際に見に行き、帰ってからは四万十楽舎の西本五十六さんから「不便を楽しむ」ことを教わりました。

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2日目は中流から河口へ出ます。途中佐田の沈下橋で四万十学遊館の館長である杉村光俊さんから川の生物の採集の仕方を教わりました。夢中になってた くさんの魚やエビを確保することができました。この日は杉村さんから「自然は人が手を入れないと荒れてしまう」ことを学びました。

特に放棄水田は自然を破壊してしまうことも、実際に目で見て学びました。宿は太平洋に突き出たところにある「四万十癒しの里」です。ここで砂浜美術 館の藤原忍さんのお話を聞きました。砂浜美術館の館長はニタリクジラです。藤原さんのお話から「同じものを見ても視点を変えると人生が楽しくなる」ことを 学びました。

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3日目は太平洋に面した黒潮町に入り、カツオたたきづくり体験、塩づくり体験をして民泊に入りました。ここでは自然とともに生きる人たちと出会い、 食べ物が命であることを実感しました。4日目の朝、引率と出会った時にはみんなの顔が輝いて何かが違って見えました。人の優しさに出会い、一生懸命生きて いくことが大事だと気付かされたフィールドワークでした。

10月11日、高1海外研修<イタリア>の事前学習には、イタリア家庭料理研究家のアドリアーナ・ヴァッローネさんをお迎えしました。「イタ リアの食のイメージは?」というアドリアーナさんの問いかけに「ピザ!」「スパゲティ!!」と生徒。しかし「イタリアではスパゲティは一番好まれないパス タです」と聞き、驚いてお話はスタートしました。

■イタリアのレストランでのマナー
イ タリアのレストランでは「取りわけて食べる」ことはしない。だから「取り皿」はないし、皿に手を触れることが好まれない。ピッツァであっても一人一人自分 が食べたいものを注文して一人一枚食べるから、友達と分け合ったりしない。いろんな味を食べたければ一枚にいろんなトッピングをしてもらえる。レストラン でも、自分の食べたいものを自分の皿でいただくのがマナー。それは1800年代のフィレンツェで作られた食事のマナーであり、貴族と貧しい人を区別するも のであった。料理を取りわけて食べるということは、たくさんの皿を洗えない貧しい人々が一つの皿から一緒に食べる食べ方であり、「貧乏くさい」印象で受け 取られる。

■間違ったイタリア料理
日本には「ナポリタン」というパスタをケチャップであえる料理があるが、イタリアには存在しない。ケチャップはアメリカから来たポテトにかけるもので、パ スタには決して使わない。これをイタリア料理と思われては困る。トマトソースというものは、時間をかけて作るもの。最低一時間は煮込まないとトマトの甘み がでてこない。だから日曜日の朝3~4時間かけて一週間分を作る習慣だった。今日作るカルボナーラも来日してイタリアンレストランで働いた時に驚いた料理 だった。白いスープにカリカリのベーコン、それはカルボナーラではない。本当は、黄色です。

■素材へのこだわり
カ ルボナーラはシンプルな料理、だから素材の良さが大切。ベーコンは肉を加熱して作るので味が抜けてしまっていておいしくないから塩漬けした肉を干して作る パンチェッタを。今日はアドリアーナさんお手製のパンチェッタも持参していただきました。また今日のオリーブオイルはヴァッローネ家の自家製。10月11 月はオリーブの収穫期で今頃パパは忙しくしているでしょう。オリーブオイルの質の違いは、一つは温めて絞ったものか、冷たいまま絞ったものか。温めた方が たくさんの油を絞れるが味は落ちる。二つ目はオリーブの実は酸化しやすいのでいかに収穫後早く絞ったか。またオリーブオイルの香りは畑の周辺からの花粉に よって変わる。オレンジの畑の近くではオレンジの香りが、トウモロコシ畑の近くではその香りがするそうです。

■オリーブオイルのテイスティングと料理講習・カルボナーラ
調理室に場所を移し、市販のオリーブオイルとヴァッローネ家のものを比較。手の甲につけて香りを、口に含んで味を。よいものは香りがたち、口の中だけで終わらず、のどの奥まで感じられる力があることを実感しました。続いてカルボナーラの調理実習をしました。

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文化祭2日目は、一日中雨が降るあいにくの天候となりましたが、休日ということもあり2,772名のお客様がお越し下さいました。
お足もとが悪い中、ご来場頂きまして誠にありがとうございました。2日間を通して無事終了致しましたことを生徒と共に心より嬉しく思っております。2日間の来場者数は6,082名となりました。
1 学期から準備を始めてきた生徒たちに対して、お忙しい中、次世代を担う子供たちのためならと、多くの皆様が講演や訪問などを快く引き受けて下さいました。 生徒たちは、企業や行政、社会の一線で活躍される皆様など「社会」「本物」に出会うことで本当に多くのことを学ぶことができました。地域の皆様、保護者の 皆様からのご理解とご協力も重ねまして、厚く御礼申し上げます。

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2012文化祭が開催されました。前日から心配されていた雨もあがり、これまでの猛暑がちょうどひと段落した涼しく気持ちのよい天候の中、第1日目を予定通り行うことができました。

どの団体もこの日に向けて調べあげてきたもの、練習を重ねてきたことを精一杯発表することができたのではないかと思います。

本日初日は、ご父母の皆様をはじめ、3,314名のお客様にご来場頂き、展示・公演発表をご覧頂き誠にありがとうございました。生徒たちは明日も精一杯努めることと思いますので、ぜひご来場賜ります様、心よりお待ち致しております。

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文房具は誰もが毎日何気なく使っている物ですが、意外と知らないことがたくさんあります。

中3Bでは文房具を販売している会社に訪問したり、大学の先生に文房具開発のお話を伺いながら、研究を進めています。

  1班:「文房具店」の裏側

1班は「文房具店」の裏側を調べています。「東急ハンズ」「有隣堂」「銀座伊東屋」に訪問して文房具の販売方法とその工夫を学び、各文房具店の共通点や相違点を研究しました。また、企業に文房具を販売している「染谷商店」に伺い、倉庫などの見学も行いました。

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  2班:「学校(で使う文房具)」班ーー鉛筆の作り方を学ぶ

2班は「学校(で使う文房具)」班です。葛飾区にある「北星鉛筆」で鉛筆の作り方を学びました。鉛筆の歴史や、鉛筆を作っている工場も見学することができ、鉛筆の奥深さを知りました。

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  3班:「歴史」班です。

3班は「歴史」班です。「パイロットコーポレーション」に見学に行き、万年筆を作ってみたり、フリクションボールペンについて話を聞きました。歴史だけではなくシャーペンの構造なども調べています。

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4班:「文房具の今後」を調べています。

文房具の開発には人間工学という学問が関わっていることが分かり、千葉大学大学院工学研究科 人間生活工学研究室の下村先生に学校に来校していただき、「エルゴノミックス」というペンの開発のお話を伺いました。「エルゴノミックス」は人間の手の構 造や筋肉の動きなどを分析し、使いやすく手にフィットするように作られた、斬新なデザインのペンです。普段手にしている文房具がこんなにも企業や大学の先 生方が苦心して作っていることが分かり、興味深かったです。

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クラス全体での様子などは学校ホームページをご覧ください。

夏休みは文化祭の準備が一気に進む期間です。各クラスは、それぞれのテーマに関する研究機関や専門家の方にお話をうかがったりしながら、研究を深めます。

  高1Cのテーマは、「竹」。ブンブンゴマ・竹トンボづくりも!

例えば高1C組のテーマは「竹」。夏休み前にはクラス全体で、「特定非営利活動法人・日本の竹ファンクラブ」の中元さんをお迎えして、竹に関する 基本的な知識を学んだり、クラス全体で「ブンブンゴマ」を作ったりもしました。当日は、このほかにも竹で作った展示品をお見せすることができると思いま す。

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神奈川県立歴史博物館で竹と年中行事を学ぶ

また、夏休みには神奈川県立歴史博物館や東海大学などを訪問しています。
歴史博物館では、竹と年中行事との関係を学びました。「竹と年中行事」というと、なかなか「七夕」しか思い浮かびませんでしたが、お盆の飾りつけや、お正月の「門松」も地域によってその形が異なるなど、とても興味深い事実を教えていただきました。

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 東海大学の杉本先生から、「新建築素材としての竹」を学ぶ

また、東海大学では工学部の杉本先生からお話をうかがいました。杉本先生はさまざまな大きな取り組みや建造物に関わっていらっしゃる先生です。杉 本先生には、21世紀の新しい建築資材としての竹の可能性についてお話をうかがいました。というのも、杉本先生が以前「愛・地球博」で竹を使った建造物を 作られていたからです。杉本先生は、環境などの観点から「持続可能な建築材を利用した建造物」という依頼を受け、竹に目をつけたとおっしゃっていました。 たいへん興味深いお話でした。また、竹を用いたオブジェの可能性などについてもお話をうかがいました。先生は、ある食品メーカーで採用されたという学生さ んの作品を見せてくださりながら、いろいろと説明してくださいました。

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この後も、鶴見川流域センターへの訪問などを予定しています。
クラス全体が、予想以上に深い「竹」の世界で新発見を重ねています。どんな展示室になるか、ぜひご期待ください。

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   今年の文化祭テーマ『CHANCE!!」の意味は?
(「2012年度文実新聞 NO1」5月14日発行より)

今年、私達文実から、みなさんに伝えたいこと……それは、
「未来のカギを握るのは私たち!」「文化祭はそのチャンスである!」ということです。

震災後、私たちが当たり前と考えてきたことが、実は当たり前ではなかったとわかってきました。原発の安全性や政府の動き方、国と国とのかかわり方、働き方、家族との関係など、いろいろな分野で、考え方を大きく変えていく必要があるように思います。……
視野を広げ、吸収し、考え、自分と向き合い、行動し、発信していく、変えていく――文化祭を、私たちが未来を変えていくチャンスにしていけたらいいと思いませんか?
そしてもう一つ、文化祭は自分自身を知り、友達を知る、クラスづくりのチャンスでもあると思います。

今年の文化祭で目指したいことは、この二つ……
①過去と今を学び、未来を考えよう。
②クラスづくりのチャンスにしよう

そして、そのために大切にしたいことは、次の4点です。
1、知ること 2.伝えること 3.行動すること 4.相手を尊重して、思いやること。

  中1大食堂のテーマは「message~伝えたいこと~」です。

中学1年生は「大食堂」に取り組んでいます。ちぎり絵やステンドグラス装飾などで、絶滅危惧種の動植物を描くことにしました。人間のさまざまな活動 が環境に及ぼした影響や、地球温暖化などの問題を考えてもらおうとしています。深刻な課題ではありますが、大食堂としての居心地の良さももちろん追求して います。

夏休みの作業も6日から始まりました。一人延べ二日間の作業に出る予定で頑張っています。

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テニス部 県私立高校ソフトテニス大会 団体準優勝
高3 木村・清水ペア/小菅・葛城ペア/鈴木・佐藤ペア
県高校総体ソフトテニス大会 県大会出場

テニス部  高3 木村・清水ペア/小菅・葛城ペア
関東大会ソフトテニス大会 県大会出場

新体操部  高3 片倉・竹村・池谷 /高2 安部・重田
県高校新体操大会兼関東高校新体操大会県予選 団体競技 第5位

アーチェリー  H3 長網美樹
県高校アーチェリー大会兼関東高校アーチェリー大会県予選 女子個人優勝
県高校総体アーチェリー競技兼全国高校総体県予選 女子個人優勝
関東高校アーチェリー大会 女子個人第6位
■→インターハイ本選出場/国体出場 決定

陸上部   高2 藤井美聖
県高校総体兼関東大会予選 女子三段跳び 第6位
■標準記録を突破して、日本ユース選手権大会出場決定(全国大会)
県陸上競技選手権大会 女子三段跳び 第6位
■→関東大会出場決定  現在日本ランキング14位

空手道   高3 遠藤ひとみ
国際青少年空手道選手権大会 第3位
全日本女子ウェイト制空手道選手権大会 重量級優勝

書道    高3 木村萌音
第47回高野山競書大会 金剛峯寺賞

筝曲部   昨年の秋の日本音楽発表会県大会で第1位になった筝曲部は、
■今年8月に富山県で開催される「全国総合文化祭」日本音楽全国大会に出場します

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