国立音楽大学附属中学校・高等学校は3月16日(木)に後期の終業式を講堂で対面実施しました。
コロナ禍において、今までは始業式や終業式など全校生徒が集まることがないようにしておりました。今回は1・2年生のみであることから、久しぶりに対面で全校生徒が集合して実施いたしました。
大友校長の話のあと、今年度で退職される教職員の発表がありました。

退職されるみなさま、今までありがとうございました。
普通科2年は3月3日~3月6日までの3泊4日で、沖縄へ修学旅行に行ってきました。
修学旅行はこれまで、コロナウイルスの影響で中止や延期が続いていたため、沖縄への修学旅行は2019年以来でした。
大きなけがや病気もなく、無事に一昨日、羽田空港に到着することができました。
旅行の前半は平和学習がメインで、平和祈念資料館や糸数壕、ひめゆりの塔、道の駅かでなを訪れました。
壕の中での生活の様子を聞いて衝撃を受け、壕の暗闇に言葉を失い、ひめゆりの塔で真剣な表情で展示を見る生徒たちの姿が印象的でした。
後半は興南学園興南中学校・高等学校の「興南アクト部」の皆さんによる首里城ガイドと交流、美ら海水族館の見学、慶佐次川での体験学習(マングローブ観察、カヌー、マリンクラフト)、国際通りでの自由行動など楽しい交流や体験が盛り沢山でした。
沖縄の歴史や文化に触れる体験や見学地として、エイサーの鑑賞と体験、玉陵や中城城跡の見学などもありました。
それぞれの訪問地や体験を生徒たちは良い表情で楽しんでいて、学校の友達と過ごす旅行は心に残る思い出になったと思います。
この旅行をきっかけとして興味関心が広がった様子もうかがえました。
訪問先でお世話になりました皆様、本当にありがとうございました。

平和祈念公園

ひめゆりの塔

首里城

興南アクト部による首里城ガイド
興南高校での交流の様子
(合唱部発表)
アクト部の皆さんと集合写真
沖縄美ら海水族館
沖縄美ら海水族館(エメラルドビーチ)
エイサー体験
慶佐次川カヌー体験(やんばる自然塾)
マリンクラフト(やんばる自然塾)
玉陵

中城城跡

みんなで集合写真!
国立音楽大学附属中学校・高等学校は、3月26日(日)に「春の教員演奏会」を行います。
本校では毎年、春と秋にレッスン担当教員による演奏会を開催しています。今回は完成したばかりの新2号館のスタジオにて、声楽・フルート・ピアノの演奏をお送りいたします。ぜひご来校ください。
事前予約制です。「こちら」のフォームからご予約ください。
【春の教員演奏会】
日にち:2023年3月26日(日)
開演:10:00
会場:新2号館スタジオ
1月27日(金)
今年度最後のコンサートの始まりは、モーツァルト作曲のオペラ「ドン・ジョヴァンニ」より“お手をどうぞ”でした。音楽科2年が演じるドン・ジョヴァンニとツェルリーナ、男女の二重唱です。昨年末の芸術鑑賞では同じ演目を高校生は鑑賞したので、この曲を思い出した生徒もいたかもしれません。
次は中学3年と音楽科1年によるフルート二重奏でした。作品は音楽科3年の作曲専攻生が作曲した「Dolphin Circle」。2匹のイルカが海中でお互いに追いかけ合って遊んでいる中、海の情景が様々に展開していく。フルートの旋律は双子のイルカが会話するようなイメージで作曲したそうです。聴いていると海中のイルカたちの様子が目に浮かぶようでした。
最後はアルゼンチンの作曲家ピアソラの「鮫」。ヴァイオリン・チェロ・マリンバの編成で音楽科3年が演奏しました。ピアソラの趣味の一つであった「鮫釣り」が題名になっています。色々な編成で演奏されることのある作品ですが、ピアノやバンドネオンの部分を今回は、マリンバで演奏しました。マリンバのマレットが鍵盤の上で連なって見えるくらいの高速で演奏する部分もあり、3年生の実力を見たように感じました。
〜ランチコンサートに出演して〜(出演生徒インタビュー)
今回、国立音高生としての最後のランチコンサートに出演させていただきました。
この曲を初めて聴いたのは中学生の時で、あまりの格好良さに衝撃を受け、「いつか絶対に演奏したい」と思っていたので、念願叶った機会でした。楽譜が元々ピアノとヴァイオリンのためのものだったので、マリンバのパートとしてメロディーラインを交代して演奏したり、アドリブで弾くような部分も作ったりました。試行錯誤しながらのアンサンブルは、とても勉強になりました。また、今回のような楽器の編成は他にはあまりなく、演奏の参考になるものがほとんど無かったため、自分たちで一から創りあげました。練習を通して色々な視点を得られた、大変刺激的な時間でした。そして、 タンゴはクラシックとはまた違う、独特なノリや音楽の雰囲気の良さがあります。それを聴衆の方々に触れていただき、今までに無い、新しい感覚を味わっていただけたと思います。(音楽科3年打楽器専攻)
1月25日(水)
今回のコンサート一曲目は、モーツァルト作曲のオペラ「フィガロの結婚」より”そよ風に”(手紙の二重唱)で始まりました。音楽科2年女子2名による重唱。伯爵夫人とスザンナの華やかできれいな歌声が生徒ホールに響き渡っていました。
続いて音楽科3年5名による演奏。作品はフランスの作曲家イベールの「3つの小品」。この作品はフルート・オーボエ・クラリネット・ファゴット・ホルンでの演奏が一般的ですが、ホルンの代わりにユーフォニアムで演奏しました。今日のコンサートで聴いた作品はCMやテレビ番組、映画などの挿入曲、効果音としてよく使われる、なじみのある曲が多く、お昼の憩いの時間を楽しい雰囲気で過ごすことができました。


〜ランチコンサートに出演して〜(♪出演生徒インタビュー)
本来、木管五重奏はフルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットで編成されますが、学校にホルン専攻の生徒がいなくて困っていました。ですが同級生にユーフォニアムのお友達がいたので、この度ホルンパートをユーフォニアムで吹くという、珍しい編成でアンサンブルをしました。開放的な内装の3号館で、ランチコンサートにぴったりなイベールの木管五重奏を同級生と演奏できて、とても楽しかったです。
〜練習を通してのアンサンブルの楽しさと難しさ〜
アンサンブルの醍醐味であり楽しいところは、仲間とお互いの音を聴き合い、目の前の音楽を力を合わせて作っていくところだと思います。難しいのはお互いの音を聴くところです。これがなかなか思うようにできない時があり、個人個人がお互いの音を聴けないとアンサンブルが崩壊してしまいます。普段ソロをやっている私達にとって、アンサンブルはなかなか経験することの無い機会であり、とても勉強になるものだと思います。
〜仮装して演奏した工夫の意図〜
クラシック音楽は手が出しづらい、お堅いものだと思われがちです。その常識を覆すために、私たちは”音楽のレベル”は下げずに楽しい見た目で受け入れやすくするという作戦でイベールを吹きました。見た目を楽しくすることで、曲も楽しく聴こえるという効果があったかなと思います。
〜地域謝恩コンサートにも出演する宣伝〜
この度ランチコンサートで参加した木管五重奏は、地域謝恩コンサートで再び演奏する機会をいただきました。楽しく演奏したいなと思います。一人でも多くの方のご来場をお待ちしております。(音楽科3年クラリネット専攻)
本日、今年度の「合唱祭」を行いました。
現2号館での最後のイベントでした。高校音楽科では、年末の「くにたち音楽会・合唱」が終わった後の1月からの1.2年生の合唱の授業は、クラスに分かれて生徒同士で演奏を創り上げる合唱の授業になります。これまでは2号館スタジオに2学年6クラスが集まっての演奏会でしたが、コロナ禍ということもあり、演奏はスタジオで行い、鑑賞は各々のホームルーム教室でライブビューイングしました。3年ぶりの合唱祭ということもあり、どのクラスも熱の入った素晴らしい歌声がスタジオ内に響いていました。
♪生徒インタビュー記事♪
今年度の合唱祭で最優秀賞をいただきました、2年C組です。私たちが歌った「ネコのおくりもの」という曲は、日頃の感謝を伝える曲です。お世話になった方々へ、感謝の気持ちを込めて歌いました。演奏後、先生方からも今までで一番良い演奏ができていたと言ってくださり、嬉しかったです。
本番に向けての朝や放課後の練習では、指揮者や伴奏者を中心にみんなで改善点を出し合い、話し合いながら作り上げました。また、アイデアを出し合って、より曲の世界観に近づけるように工夫しました。限られた時間の中でそれぞれができることを見つけて練習に励みました。
最優秀賞と発表されたとき、みんなで泣いて喜びました。最初で最後の合唱祭、2Cのみんなで作り上げた合唱で、最優秀賞をいただくことができ、とても充実した音楽の思い出になりました。

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