共立女子第二中学校
校長 関 和彦
小学校生活最後の冬、みなさんの前には中学入試という区切りの坂が待っています。その坂が厳しいのか、それとも緩いのか、色々と思われます。入試という坂を登りつめ、はじめて見る坂の上、そこにどんな新たな学校生活が待っているのでしょうか。
共立女子第二中学校は高尾山系の月夜峰という緑豊かな丘の上に立地しています。そこには真の意味での「坂の上」の学校生活が待っているでしょう。
遠く秩父の連山、奥多摩の山々、そして城山・高尾山、振り返ると多摩の横山が生徒の学校生活を守るように、そして走馬灯のように廻っています。
その中心にみなさんがいるのです。朝の玄関前の一呼吸、それは学びの心を呼び覚ましてくれます。
広大なキャンパス、リニューアルされました校舎群、そして最新設備、そこに「光と風」が織り成す自然を基調とする学校生活が待っています。
学校生活の基本は学習にありますが、豊かな学習は生徒一人ひとりが抱く夢、それを確かな志へと育むことによって実現されると思っています。それを本校では「針路」から「進路」教育プログラムとして展開しています。
学習においては国語・数学・英語・社会・理科の重要性は当然ですが、「生きる」ことにかかわる保健体育・技術家庭、そして芸術も第二中学では光り輝く学びとしてあります。
中学・高校は一生の友ができる大切な時、学習・クラブ活動・学校行事は友と共にあります。共立女子第二が好きな子は自然を愛する心に満ちています。生徒たちはお互いにこの上ない学校生活を贈りあっています。
坂の上の共立女子第二中学・高等学校はそういう生徒を慈しみ、ともに歩んでいきたいと思っています。
中学入試が行なわれます2月上旬は旧暦の正月に当たります。入試という坂を登り、坂の向うから昇る眩しいばかりの初日を家族の皆様で迎えられますことを願っています。