桜2023年3月16日
高3の方々にとって特別な日になりますように…。
そして、高1高2にとって最高の感謝を伝えた日になりますように…。

高3生を送る送別会が行われました。
高校全10クラスがお世話になった憧れの先輩に、感謝の気持ちをこめて工夫を凝らした映像を上映しました。

高3生が歩んできた歴史、三輪田あるある、踊り&演技…
映像を見て、笑い、懐かしさに涙ぐみ…。三輪田での青春、楽しかったですね。

そして最後のプログラムは高3担任団6名の先生方の心のこもった演奏。
曲は<空に笑えば>。そう、運動会高3ダンスの曲です。
歓声と共に演奏が始まりました。
ヴィオラ、マリンバ、ピアノ、キーボード、カバサ、タンバリン、ウィンドチャイム…
空に笑えば、いつも上を向いて人生を歩んでいけます。
高3生、ご卒業、おめでとうございます。
澄んだ春の青空のように、まっすぐ進んでいってください。

IMG_8888学年末試験が終わった3月9日(木)と13日(月)の2回に分けて、農林水産省訪問ツアーを開催し、高2の希望者計30名が参加しました。

農林水産省は、「食」を中心に、産業政策、地域振興、インフラ、文化、外交等の幅広い政策分野を総合的に担うため、「総合政策官庁」と呼ばれています。「食」と「環境」を未来へつなぐというビジョン・ステートメントは、学園の実践する総合的なテーマとSDGs実践講座の内容とも重なります。

生徒達は、この訪問ツアーで授業以外に新しいことが学べると意欲的に参加していました。

消費・安全局消費者行政・食育課消費者相談係長の山口さんから、農林水産省の業務についてご説明いただいた後、事前にお送りした生徒からの質問にお答えいただきました。

農林水産省の新しい政策、牛乳の大量廃棄問題、農業経営の安定化、農業女子プロジェクト、食品ロス問題、飼料の高騰への対策など、生徒達からは、多岐に渡る質問が出されました。

農林水産省における女性公務員の採用割合は、40%を超えているそうです。省内に保育所も完備され、育児をしながら働くことができる環境が整っています。海外留学や語学研修も充実しており、外務省の次に海外派遣や海外駐在が多い省とのことです。

国家一般職の採用スケジュールと農林水産省への就職についてもご説明いただきました。大学生のインターンも受け入れていて、大学一年生からの応募も増えているそうです。生徒達はメモを取りながら、熱心に耳を傾けていました。

消費者の部屋では、3月9日には「東北3県の現在と、私たちが創る未来〜東日本大震災から12年を経て」、3月13日には「ディスカバー 農山漁村の宝~農山漁村で生きる、農山漁村が活きる~」を見学しました。

省内ツアーでは、大臣室、記者会見室などを案内していただきました。生徒達は、ちょっと緊張した面持ちで見学していましたが、記念撮影では笑顔になっていました。

昼食は、通行証がないと入れない農林水産省第一食堂のあふ食堂へ。今回の訪問ツアーでは、昼食も研修の一つです。全てのメニューには、カロリー、塩分、タンパク質、脂質とともに「食料自給率○%」が記載されています。それぞれのメニューがどれだけ国産のものでまかなわれているかを学びながら、東北復興応援メニューにある東北の海の幸や、「農業女子フェア」の全国の女性農業者が育てた食材(こんにゃく、平飼い鶏など)を使った料理などを堪能しました。

農林水産省の食堂では、国産食材、有機農産物等環境に配慮した食材、被災地産食材を積極的に使用したメニューを開発しています。このことを念頭に置き、生徒達は、オリジナルのランチメニュー(セットまたは単品)やデザートを考え、提案することになっています。

食、環境、地産地消、進路やキャリアパスなどについて考える大変良い機会となりました。

農林水産省のみなさん、あふ食堂のみなさん、ありがとうございました。

MicrosoftTeams-image (161)1月21日に高1の2名、高2の2名の計4名がオーストラリアに短期留学するために、日本を旅立ってから、早くも1ヶ月半以上が経とうとしています。

ブリスベンでの学校生活とホームステイを満喫しています。

St. Aidan’sの制服もとても似合っています。St. Aidan’sの生徒さん達に助けられながら、授業にも積極的に参加しているそうです。

「オーストラリアでの滞在もあと少しとなりました。最後まで全力で楽しみたいと思います‼︎」

MicrosoftTeams-image (156)1月下旬からカナダに一年間の予定で留学している生徒から、カナダ便りが届きました。

カナダに来て一ヶ月が過ぎました。私はBC州のMEI secondary school に在籍しています。
クラスを自分の希望で取る事ができ、私はchoir(合唱)を取っています。クラスの生徒全員が老人ホームでコンサートをするイベントがあり、英語で歌を披露するとても貴重な体験が出来ました。

Social(世界史)のクラスでは、カナダ視点で第二次世界大戦について学んでいますが、今までとは全く異なる視点なのでとても興味深いです。
生活する上で、瞬時に返事が出来ない・リスニングが早く聞き取れないなど、悔しい経験をしていますが、新しい事に挑戦するチャンスが沢山あり充実した生活を送っています。
様々な国籍の生徒がおり、日本との違いや特徴を話し合う事が新鮮で楽しいです。

英語力だけでなく、文化交流を通して多様な価値観に触れていきたいです。

IMG_8067“ヤングケアラー”、“ディーセントワーク”、“フェアトレード”、“インクルーシブ教育”…これらの言葉をご存知ですか?これらは、本校の中学3年生が卒業論文を執筆した際に選んだテーマに関連するキーワードです。
三輪田学園の中学校3年生は、「社会科読書」(授業)の集大成として、卒業論文を執筆します。【SDGs】を大きなテーマとして、『SDGs 17の目標』に関連する様々な図書を、1学期から2学期にかけて読んでいきます。それまで読んできた本から、見聞きしたニュースや新聞・本から、身近な人から、日常の中でふと気になったことから、自分の書きたいトピックを見つけ、担当の先生と相談しながら、なるべくクラスの中で被らないように、卒業論文のテーマを決めます。「問い」を立て、関連資料を探し、読み込み、まとめ、そして「問い」に対する結論をまとめます。HUB(探究)の授業を通して培ってきた「問い」を立てる力も、ここで発揮されます。
冬休みから執筆に向けて本格的に動き出し、2月の入試明けに提出した後、各クラスで自分の論文について発表を行い、3月3日(金)にはクラスの代表者による学年発表会を行いました。
代表者の執筆テーマは以下の通りです。
・ヤングケアラーの今後について
・日本人の働き方
・すべての子どもたちに教育を提供するための開発途上国の取り組みと課題
・障害者差別、格差のない社会づくり
生徒達は、自分の選んだテーマに対し、問題とその解決に向けた考察を通して、深い知識を身につけました。またクラス・学年での発表を通じて、様々なテーマについて、考えていかなければならない問題にも触れることができました。一人一人ができることは小さいかもしれませんが、より良い社会の実現に向けて、一歩踏み出す勇気を持ち、これから先の人生を歩んでいってもらいたいです。

54976b26-6cb4-4de3-ade7-acd2102a7b292月12日(日)に、高校1年生10名、高校2年生16名の計26名が、日本旅行様主催の「千葉県鋸山SDGsモニターツアー」に参加しました。このプログラムでは、『日本の近代化を”石”で支えた鋸山 〜地域とつくる観光資源とは〜』というテーマを基に、千葉県房総半島のシンボルである「鋸山」の産業文化、地域の取り組みによる環境保全と観光利用が共存できる仕組みを学びました。
当日の朝、三輪田学園に集合した参加生徒は、日本旅行の担当の方と共に、バスで鋸山へと向かいました。私達はその道中、神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ、全長約15キロメートルの東京湾アクアラインを利用しました。アクアラインの途中にある休憩所、海ほたるでは、掘削作業で使われた、「カッターフェイス」と呼ばれる巨大なドリルや、アクアラインの換気のために造られた「風の塔」などを見ることができました。アクアラインが建設された現在では、移動時間の大幅な短縮が可能になっただけではなく、房総半島の更なる経済発展が可能になるなど、千葉県には欠かせない存在となっていることは言うまでもありません。今や観光としての役割も担っているアクアラインですが、これが社会や人々に与えた影響は計り知れず、建設、地域社会、経済などの様々な面から、色々なことを深く学ぶことができます。これから先、東京湾アクアラインを利用する機会があれば、ぜひ注目してみてください。
千葉県に入ると、私達は鋸山資料館を見学しました。鋸山で採られる「房州石」は、どのような方法で切り出され、運ばれ、切り出された房州石はどのように使用されたのか、当時の写真や実際に使われた道具を参考に、ガイドの方に教えていただきました。コンクリートやセメントが普及し、房州石は需要が減っていると伺いましたが、それでも現地では石垣などに使われていて、町全体が房州石の資料館のようでした。
鋸山では、最初にロープウェイを使って登った後、房州石の採石によって垂直に切り立った崖を上から覗き込む「地獄のぞき」や、高さ30メートルにもなる「百尺観音」、石切り場を見学しました。鋸山の石切り場には、安全第一の文字や実際に使われていたとされる機械があり、当時の石切職人の方々の大変さや仕事の風景が浮かんできました。
今回、鋸山のSDGsモニターツアーに参加してたくさんのことを学びました。特に印象に残ったことは、鋸山の歴史が衰退しないように地域の人が一丸となって取り組んでいた姿です。放っておけば草が生え、地獄のぞきの景観や登山道は失われます。地域の方々、沢山のボランティアの方々が鋸山を守り、そして私たち観光客が実際に訪れることで経済を回し、石切りが行われなくなった今でも鋸山は壮大な景観を保ち続け、さまざまな人から愛され続けているのです。鋸山を通して、人と人との繋がりが密になることは人との繋がりが希薄化する現代社会においてとても重要なことだと思います。鋸山に行くまでの道筋にもたくさんの人が関わっています。日本旅行の方々、海ほたるの従業員の方々、バスの運転手さん、引率してくださった先生。こういった人と人との関わりを持つことも、SDGsの目標を達成していく大切ことだと考えました。これから、世代が変わり私たち次世代が社会を動かしていく番です。鋸山で学んだことを生かして頑張っていきたいです。

998cf4b2-ff1b-4be6-8fb9-4bbbd2bdcf06百年記念館2階にある虚心亭という60畳の和室に、雛人形が飾られました。
普段は箏曲、長唄、茶道クラブが活動している部屋です。雛人形によって一気に華やぎます。
この雛人形は昔、卒業生が寄贈してくださったもので、毎年飾られています。女子校ならではですね。
人形は心の和を創造するそうです。
子供に健やかに成長してもらいたいという思いが込められて丹念に作られています。
享保年間(1716〜36)には三輪田学園のすぐ近くの牛込神楽坂では雛市が立っていたそうです。
「五人囃子の笛太鼓」からは賑やかな音が聴こえてくるようです。元服を控えた11〜16歳の少年だそうで、ちょうど中学生、高校1年生の年齢ですね。生徒たちがたくさん見に来てくれます!

c0b58c8e-a964-4bb5-b3e3-3102d2bc06552月24日金曜日、中学1年生は道徳ホームルームで、お台場にある「東京グローバルゲートウェイ」に行ってきました。
英語体験学習の施設で、海外にいる感覚で英語を体験できます。

三輪田学園で1年間学んだ英語を試すことのできる大きなチャンスです。
飛行機の機内、マーケット、和室など、様々なシーンでの英語を通して、生徒たちは「もっと英語を話したい」と意欲が湧きました。

英語を実際に話すときは通じるのかどきどきしますが、まずは声に出すことが大切です。
海外では自分の考えを求められることが多いと聞きます。
三輪田での6年間のたくさんの学びと経験から、自分はどう感じ、どう考えるのか、しっかりと語れる三輪田生になってほしいと思います。

学校で学んだ英語を実際に話すのは楽しく、世界が広がってワクワクします。
まさに「学ぶって楽しい! 英語って楽しい!」を実感できたツアーでした。

346e685e-5a8c-4d13-a99f-0f0339f816d22/24(金)6時間目の道徳ホームルームで、高二生から中三生へ「学習アドバイスの会」が開かれました。
中三生は約5~6人のグループになり、教室、談話室、クリエイティブルームなど、たくさんの場所に分かれて、高二生から学習アドバイスのお話しを輪になって伺いました。

・丸暗記するのではなく、流れを意識して勉強すること。
・リスニングは一朝一夕には上達しないので、毎日積み重ねること。
・時間を決めて集中すること。
・毎日の勉強習慣を定着させること。
・時には甘い物を食べること。

憧れの高二生から勉強のこつを教えてもらって、中三生は嬉しそうです。
先輩のお話が素直にすーっと入ったようです。
会の間は真剣そのもの。ノートやiPadにアドバイスをメモしていました。

この日、放課後学習も行われ、教員が付き添って、夜遅くまで約50名が、来週末から始まる学年末考査に向けて勉強していました。

学びの文化が定着します。
頑張れ! 三輪田生!

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IMG_18693年ぶりの校内音楽会、高校の部が開催されました。
プログラムです。
長唄連獅子、箏曲花吹雪、ミュージカル「アナと雪の女王」、〜SEKAI NO OWARIメドレー〜、独唱、ピアノ独奏、音楽クラブ合唱、音楽&器楽クラブ コンパス・オブ・ユア・ハート、吹奏楽 民衆を導く自由の女神。

高校生の演奏は奥深く、心に響きました。
舞台で演奏した生徒たち、その演奏を聴いた客席の生徒たち。本日の演奏のように、懸命に、前向きに、明るく、中高時代の青春を謳歌してほしいと思いました。

高校の部の閉会の辞は毎年、器楽クラブ部長さんが務めていて、音楽への思いが凝縮された心に染みる文章でしたので皆様に一部をご紹介させていただきます。

「コロナ禍により2年間、通常開催が出来なかった校内音楽会でしたが、今年は皆さんの前で無事、全てのプログラムを終えることができました。長い間コロナの影響で、日々の生活や学校行事に制限がかかり、当たり前の日常が失われ、多くの人が不自由を感じてきたと思います。合唱や楽器の演奏では飛沫感染が心配され、音楽の授業やクラブ活動では特に、大きな制約を受けてきました。ですが、そうした状況を経験したからこそ、音楽の必要性や大切さを再認識できたと思います。どんなに辛いことや悲しいことがあっても、言語を超えて温かい気持ちや感情を共有できること、誰かを励ましたり支えたりできることが、音楽の力であり素晴らしさであると思います。本日の演奏が、皆さんの心に寄り添えていたら嬉しいです。校内音楽会も、私たちの学校生活を豊かにする、なくてはならない行事の一つであり、これからも、想いの込もった演奏が響く音楽会であってほしいと思います。今年、このような形で校内音楽会を成功させることができたのも、音楽を通して、感動を伝えようとした演奏者の想いがあったからこそだと思います。ありがとうございました。」

生徒の皆さん、感動をありがとうございます。

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