IMG_824612月13日と12月15日の2日間に分けて、立教大学池袋キャンパスツアーに行って来ました。
高1の57名と高2の延べ35名が参加しました。赤レンガにツタ(IVY)の絡まる美しく趣きのあるキャンパスを、立教大学の学生ガイドさんに案内していただきました。

立教大学のシンボル、本館(モリス館)・チャペル・図書館等の、6棟のレンガ建築は1918(大正7)年築。英国中世のチューダー様式の建物群で、今でも使用されながら保存されている貴重な歴史遺産です。
このレンガ建造物は、「フランス積み」と呼ばれる、一段に長手面と小口面が交互に並ぶ組積法で構築されています。非常に手間がかかる施行方法で明治中期以降はほとんど用いられていませんが、大正期になってあえてこの方法を採用したのは、装飾面を重視してのことだと言われています。
今回、学生ガイドさんに説明されて、初めて気が付いたのですが、本館の4つの塔の内1つだけが高いのをご存知でしょうか。関東大震災により、一本だけが完全に崩れてしまったそうです。その後、現在のように修復されたそうですが、一本だけは、煙突の機能を備えていたため、他の三本より高く作られたと言われているそうです。

時計塔の時計は英国デント社製。分銅式で、今も職員の方が、3日〜4日に一度、手動で巻いているそうです。
手の掛かる時計塔は、電気時計に交換してはどうかという話もかつてはあったそうですが、修理を重ね、時計を愛する多くの人々の手によって今日もその動きを続けていると伺い、生徒達も心を動かされていました。
第一食堂の入り口にラテン語で記されているのは、哲学者キケロの言葉、“食欲は理性に従うべし”
吹き抜けの大空間、大理石の床、「セントポールズ・リリー」のマークが家具職人によって手作業で一つずつくり抜かれた木製のテーブルと椅子など・・・・
内部も素晴らしいそうですが、コロナ禍のため残念ながら食堂内部の見学はできませんでした。

チャペルでは、偶然にパイプオルガンの生演奏を聴くことが出来たグループも。

時間的に2本のヒマラヤ杉(樹齢約100年)のクリスマスイルミネーションは見られなかったのですが、学生ガイドさんに、「夕方17時以降に点灯するので、また見に来て下さい。」と案内していただきました。

三輪田では、立教大学と同じ英語のオンライン学習を導入しています。
三輪田学園はMiwada English OnlineでMEO、立教大学ではRikkyo English OnlineでREOだそうです。
立教の学生さん達も同じ英語のオンライン学習を使っていると聞き、生徒達もとても嬉しそうでした。
参加生徒達は、ツアー中にガイドの学生さんに熱心に質問をしていました。

立教大学広報課の皆さん、学生ガイドの皆さん、2回に渡りキャンパスツアーを開催していただき

ありがとうございました。

三輪田学園では、定期的に「放課後哲学対話」を開催しています。
哲学対話とは、その場にいる参加者が問いを出し合い、一つの問いに対して時間いっぱいまでお互いに問いかけ合いながら話し合っていくことで思考を深めるワークです。今回は放課後哲学対話の一環として、外部のみなさんと哲学対話をしました。
11/18(金)には、明治大学文学部「哲学プラクティスⅡ」の授業にお邪魔し、明治大学のみなさんと哲学対話を行いました。対話の後には学生のみなさんに大学生活の様子や受験勉強について、たくさんの生徒の質問にお答えいただきました。
11/21(月)、30(水)には、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属「共生のための国際哲学研究センター」(UTCP)から、哲学を学んでいる大学生・大学院生などのみなさんにお越しいただきました。最初は緊張していた生徒も、対話が深まる内に夢中になり、様々な角度から積極的に発言していました。
「一人でいることはさみしいことなのか?」「絵がうまいとはどういうことか?」「頭がいい人ってどういう人?頭がいい人は幸せなのか?」
……様々な問いについて、大学のみなさんと対話をしたことは、生徒たちにとって良い経験になったようです。
「自分だけでは思いつかなかったような考えを聞けました」「次の哲学対話が楽しみ!」「知らないことが多いと、改めてわかった。もっと勉強しなくちゃ!」などの感想と共に、先ほどの対話の内容についてさらに話し合いながら帰って行く生徒の姿が、とても頼もしく見えました。

大学の方々に貴重な機会をいただけたことを、ありがたく思います。
今後も「放課後哲学対話」の活動は続きますので、またご一緒できることを楽しみにしています。
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11/26(土)午後、高1,2希望者対象に慶應三田キャンパスツアーを4年ぶりに開催しました。
最初に文学部教授の井上逸兵先生より、大学の特色について説明していただき、その後4名の慶大生に受験勉強や大学生活について体験談を話していただきました。
最後にグループに分かれて三田キャンパスを案内していただきました。

生徒たちは普段聞けない教授や大学生からのアドバイスに真剣に耳を傾けていました。
今後の進路や進学について考えるきっかけとなり、勉強のモチベーションも高まったようです。6ab832ad-aa5c-47b7-b2d4-2b576f46a0cf

IMG_789211月26日(土)の午後に、中3~高2希望者対象の東京大学キャンパスツアーが開催され、中3~高2までの27名が参加しました。各学年毎のグループに2名の東大生がついて、安田講堂や赤門などの名所を中心にキャンパス内を案内していただきました。ツアーの最後には、勉強や受験に関する質問タイムをたっぷり取っていただき、2時間の予定が大幅に延長しましたが、生徒達の質問に丁寧にお答えいただき、親身になって相談に乗っていただきました。他では聞けない日々の学生生活や受験の話、勉強のアドバイスなど現役東大生の方から生の声を聞くことができ、今後の進学や進路について考える大変良い機会となりました。12月9日からスタートする期末試験に向けてモチベーションも高まったようです。ツアーの最後に、ガイドの東大生の方に三輪田の付箋を差し上げたところ、とても喜んでいただきました。
午前中に降っていた雨も午後には止み、訪れた際には、銀杏並木が丁度見頃で黄金色に輝き、三四郎池の紅葉も美しく、絶好の秋のキャンパスツアー日和となりました。東大生のガイドの皆さま、長時間に渡りありがとうございました。

IMG_7774三輪田学園から徒歩10分、同じ九段の地に、大正時代に建設された耐震構造のスパニッシュ様式の登録有形文化財(旧山口萬吉邸)が建っています。
この邸宅は、1927年に日本を代表する3人の建築家(内藤多仲氏・木子七郎氏・今井兼次氏)によって建てられました。美しい曲線を施したスパニッシュデザインと鉄筋コンクリートの黎明期の代表作です。
東京都千代田区という都心部にありながら90年もの間、激動の時代を乗り越え、取り壊されることなくほぼ建築当時のままの姿を遺している奇跡とも言える建築物です。三輪田学園は大正12年の関東大震災で被災、そして昭和20年には空襲により校舎が全焼し、1週間臨時休校を強いられましたが、その後、学校を再開しました。ご近所の旧山口萬吉邸は、東京が度重なる空襲に遭っても、鉄筋コンクリートで施工されたその姿を保ち続けたことは驚きです。現在は、会員制のビジネスイノベーション拠点として、次世代のビジネスリーダー層を対象としたビジネスサロンの開催や会員企業の研修会、オフサイトミーティングなどの場として利用されています。会員制のため、一般客の利用はできませんが、今回、特別に、この歴史ある邸宅で3回のゼミ学習を開催できることになり、美術、建築、空間デザイン、文化財の保存、CSV経営に興味がある高2の生徒20名が参加しました。

11月24日(木)の第1回ゼミでは、kudan houseのリノベーションに携わった竹中工務店の鍵野さんと運営会社NI-WAの髙山さんに旧山口萬吉邸を案内していただき、歴史的建築物の再生に当たってのご苦労や企業の社会的使命について貴重なお話を伺うことができました。約800㎡に及ぶ敷地には地上3階、地下1回のモダンな邸宅と緑豊かな庭園あり、随所に自然光を活かした工夫がされています。美しい鎌倉の寄木細工の床、大正時代にドイツから輸入したボイラー、大理石の階段、暖炉、アンティークの家具、使用人を呼ぶためのブザー、など現代の住居には見られないものばかりでした。生徒達は、次回のビジネスプラン作成のために、熱心にメモを取り、見学していました。
鍵野さんと髙山さんから伺ったお話、kudan houseに関わった多くの方々と「先代の山口萬吉が築いた邸宅を次世代に遺したい」という所有者の想いををしっかり受けとめて、次回11月30日(水)に、生徒達は自分達の感性を活かしたビジネスプランを作成することになります。

*CSV経営:CSVとはCreating Shared Valueの略で、日本語では「共通価値の創造」と訳されます。企業が社会のニーズや問題に目を向け、それに取り組むことで社会的な価値と経済的価値を共に創造しようというアプローチを試みる経営方法です。

くつ こちらトップでお願いします。『GINZA TANAKA(田中貴金属ジュエリー) 銀座本店』、『GINZA  VOGUE』、『銀座かねまつ』の皆様を訪れ、「銀座で本物に触れる体験」をさせていただきました。

 

『GINZA TANAKA』では、本物の金とプラチナを持たせていただく貴重な体験をさせていただきました。

金やプラチナを多く使っている商品の値段が、当日の相場によって変動することを初めて知りました。見学に行ったこの日は、2013年ぶりにプラチナの値段が最高となった日で、たくさんのお客さまがいらしていました。

GINZA TANAKA のオリジナル指輪は、くり抜いて作られているのでつなぎ目がなく、強度が高い指輪であることが一番印象に残っています。

 

『GINZA  VOGUE』は帽子のお店で、帽子の作り方を実際に見せていただきました!

デザインから縫製まですべての工程をその店舗で行われているのは珍しく、全て一点物ということでした。普段からどんなデザインが良いかを考えて、思いついた時にはメモをされているそうです。このお店では木型を使って帽子の型をとっています。この木型も最近では珍しいそうです。

 

『銀座かねまつ』は靴のお店で、実際に足のサイズや形を計測していただき、オーダーメイド靴がどのように作られるのかを学びました。

以前はお店の方が手で計測していらしたそうですが、今は電子化されていて、短時間で正確に測定できる様子を体験させていただきました。女性の店員さんの履かれていたパンプスもご自身でデザインされたものだそうで、とても素敵でした!帰りにお土産も頂戴しました。

 

どのお店の方々も、お仕事や商品に対してこだわりと誇りをお持ちでした。銀座で触れた「本物」とは、商品など目に見えるものだけではなく、そこにかける思いや、お客様に喜んでいただくことを喜びとするスピリットなのだなと感じました。

 

ea2b5d71-0522-4ee5-8c0b-5c3373d12559高校3年生の卒業を記念した講演会が11/25の午後、本校講堂で行われました。
講師は師岡カリーマ•エルサムニー先生(アラビア語講師・コラムニスト)です。
講演タイトルは「世界市民の第一歩を踏み出した妹たちへ」。高一、高二、高三生、全員で拝聴しました。
師岡先生は約半世紀の人生で、今も青春の只中にあると仰って、三輪田生を妹と表現、エールを送ってくださいました。

師岡先生の教えをご紹介します。

「レールを外れても無駄なことは何もありません。疎外感、孤独感を助けるのは自分自身。だからこそ違和感は宝物なのです。」
「意見が合わない時も相手をリスペクトすること、思いやりをもって接することが大切です。」
「ものごとを見分ける目を鍛えるために私たちは学びます。心の羅針盤(知識、想像力)を磨くことが大切です。」
「生れ落ちてすぐ歩き始めるシカと違って、人間は生きるための知恵を持たずに生まれてきますが、動物と違って、人間には選択の自由があります。」

より広い世界に、個人としての自分を追求してほしい。内なる心の旅を楽しんでください。
師岡先生は生徒に、困難にあっても人生をしっかりと歩んでいく勇気を与えてくださいました。
貴重なお話をありがとうございました。

中間試験が終わった翌週の10月27日(木)と27日(金)の放課後に、English Committee(英語委員会)主催のHalloween Movie Event Day 1 & Day 2が本学園講堂にて開催されました。
中1~高2までのおよそ延べ200名が参加して、映画鑑賞『The Addams Family (アダムス・ファミリー)』(2019 film)、クイズ大会(映画に関する英語クイズ)、ハロウィンフォトスポットでの写真撮影などを楽しみました。生徒達は仮装で参加OK! カチューシャやヘアアレンジでプチ変身したり、被り物や羽などの小物を利用したり、フルに仮装したり…それぞれの楽しみ方で参加していました。

イベントは、先生方の仮装の紹介からスタート。それぞれの先生が、ご自身のイメージに合わせてチョイスした仮装で登場し、生徒達も大いに盛り上がりました。次に、English Committee(英語委員会)の生徒達が、“Halloweenにぴったりの映画”として選んだ『アダムス・ファミリー』を鑑賞しました。
アダムス・ファミリーは幽霊一族です。アダムス・ファミリーの屋敷の近くに理想郷とする住宅街をプロデュースするマーゴは、「普通」である事に価値を置き、アダムス・ファミリーを敵視し、排除しようとします。この映画は「多様性を認め共存すること」をテーマにした作品でもあります。また、人間の子供パーカーとウェンズデーが交流し「個性を認め合い、お互いを尊重すること」の素晴らしさも描いています。生徒達には、映画の独創的なダークファンタジーと独特の世界観を味わうと共に、作品の中に込められたメッセージも感じ取って欲しいと思います。

鑑賞後は、映画に関する英語クイズに答えました。クイズに正解した生徒達の中から抽選で2名に、ネイティブの先生が選んだハロウィンにちなんだ賞品がプレゼントされました。イベントの前後には、ハロウィンフォトスポットでお友達と一緒に、仮装した先生と一緒に、写真撮影を多いに楽しんでいました。中間試験後の息抜きになったようです。

*コロナ感染症対策を徹底させて、実施致しました。

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10月24日(月)の放課後にかぼちゃランタン(ジャック・オー・ランタン)を作成しました。
ESSとEnglish Committeeのメンバーから11名が参加しました。今年は、北海道から大きなオレンジ色のかぼちゃが届きました。Kalie先生がステンシルシートを用意してくださいました。気に入ったデザインを選んで、かぼちゃの表面に貼って、マジックでくり抜く部分をマジックで書きます。それから、へたの部分をくり抜き、取った部分は蓋として使用します。中の種の部分を丁寧に取り出します。かぼちゃの顔をカービングするところが重要なポイントです。ナイフでかぼちゃをカービングするのは力が必要です。

参加生徒達は、けがをしないように、真剣な表情でかぼちゃと格闘していました。4人のネイティブの先生に手伝ってもらいながら、ユニークなランタンが10個完成しました。最後はランタンに火を灯して、幻想的な雰囲気を楽しみました。10月27日(木)のHalloween Movie Event Day 1でジャック・オー・ランタンコンテストが開催されます。どのかぼちゃランタンが1位に選ばれるかとても楽しみです。ジャック・オー・ランタンは悪霊を追い払ってくれるそうです。完成したジャック・オー・ランタンは、今、玄関で、生徒達とお客様を出迎えています。33ef7512-8a91-4055-8d05-0a65ce31ae8a

IMG_8509三輪田学園では、中学3年生から、少しずつ進路指導が始まります。「進路」というと受験や就職と考えがちですが、「将来にわたった生き方を考えること」、「『なりたい私』を考えること」こそが、本当の進路探究です。

しかし、中学3年生の時点で、「私はこう生きていきたい!」と決まっている人はわずかです。そこで、『なりたい私』探しの第一歩として、今夏、両親や親せきなど身近な大人から学ぶため、「仕事や生き方についてのインタビュー」を行いました。仕事を選んだきっかけ、やりがいや困難なこと、必要な資格や条件はあるのか。人生において大切にしていること、自分の人生に影響を与えた人や本・出来事、今の若い人たちにどんな生き方をしてもらいたいかのメッセージなど、各々がインタビューを行い、その内容をまとめました。

新学期が始まり、各クラスでの発表会を経て、選ばれた代表者たちが、講堂のステージに上がり、今度は学年全員の前で発表を行いました。企業の営業、警察官、救急隊員、医療ソーシャルワーカー、歯科医、ネイリスト、TVディレクターなど・・・非常に職種のバラエティーに富んだ発表会となりました。

インタビューを通して、「両親や親せきがどんな仕事をしているのか、職種としては知っていたけれど、具体的なところまでは知らなかった」という感想を持った生徒たちが多くいました。例えば一口に公務員や営業といっても、具体的に必要な資格や仕事内容は様々です。今回のインタビューと発表会を通して、私たちの周りには実に多くの職業があり、これから社会に出ていく生徒たちには多くの可能性があること、その可能性を狭めないためには、いまやるべきことに一生懸命に取り組むこと、たとえあまり興味がないな、苦手だな、と思うことがあってもまずは見聞きしてみることが大切だと、気付いたようです。

今後中3では卒業生を迎えて職業インタビューを行うなど、進路関係のイベントが複数あります。様々なことにアンテナを張って、少しずつ『なりたい私』を見つけていってもらいたいと思います。

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