本日は1学期中間考査の最終日でした。最後の問題用紙が回収され、生徒たちの顔にはホッとした笑顔が広がりました。しかし、その安堵も束の間、突如として緊急地震速報が鳴り響きました。これは訓練です。
生徒たちは訓練の指示に従い、一斉に落下物から身を守る姿勢を取りました。安全が確認されると、迷うことなくグラウンドへの避難を開始。事前に確認していた避難経路のおかげで、混乱なくスムーズな避難が完了しました。グラウンドに集合し、真剣な眼差しで注意と講評を聞く生徒たちの姿は、防災への意識の高まりを感じさせました。
さらに、本日はホームルーム後、部活動の生徒たちを対象に救命講習を実施しました。上野原消防署からお招きした2名の講師の方々から、命を救うための心肺蘇生法、特に胸骨圧迫の重要性と、AEDの正しい使い方を学びました。
「救急車が来るまでの10分間、強く、早く、絶え間なく」。この言葉の重みを、生徒たちは1分間の胸骨圧迫で痛感しました。わずか1分で息を切らす生徒もいるほど、その大変さを身をもって知った瞬間でした。その後は、訓練用のAEDを実際に操作し、いざという時にためらわずに使えるよう、手順を体に覚え込ませました。
上野原消防署から2名の講師をお招きして心肺蘇生法の胸骨圧迫とAEDの使い方を学びました。
胸骨圧迫は救急車が来るまでの10分間くらい強く、早く、絶え間なく行う必要があります。10分は長いので1分間、参加者は講師からアドバイスを受けながら全員で胸骨圧迫を経験しました。1分でもかなり疲れたようで息を切らせている生徒がいました。
講師の方からは、「今日学んだことは、部活動の場に限らず、日常生活の中で必要となる場面が来るかもしれません。その時には、ためらわずに積極的に行動してください」という力強いメッセージをいただきました。
何事もなく平穏な日々が続くことが一番ですが、緊急時に生徒たちが本日の学びを冷静に発揮できることを期待します。
