現在、中学3年生では社会探究と理科Ⅱの合同授業として「多摩市の未来を考える」グループ活動を進めています。テーマは「多摩市の特性を活かした、人と自然に優しいまちづくり ~20年後の多摩市の姿~」です。本取り組みは、SDGsに示される17の目標のうち、「7エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」「11住み続けられるまちづくりを」「12つくる責任、つかう責任」「13気候変動に具体的な対策を」「15陸の豊かさも守ろう」の実現に寄与します。

 

中学3年生は、3学期の社会探究で本校が位置する多摩市について学び、多摩市が抱える問題について考える『多摩学』を扱っています。また理科Ⅱの授業では例年、3学期は環境問題を扱っています。今年度の理科Ⅱでは2学期に、社会との合同授業でSDGsをテーマに「複眼的に物事を考えよう!~ どのような未来の社会をつくりたいか。そのために自分ができること ~」、さらに日本経済新聞記事を活用した授業(過去の活動記事)などを行ってきました。それらの授業を通して中学3年生が多種多様な素晴らしいアイデアをもっていること、素晴らしいアイデアを生み出す力を秘めていることを実感してきました。そこで、3学期には、自分のアイデアや思いの先にある世界(自分のアイデアや思いをもとに社会に貢献すること)を学ぶ授業ができればと考えていました。

話し合いの様子

 

未来の地球をより良い状態に保つため、現在、世界中で脱炭素に向けての研究・開発が目まぐるしく進んでいます。多摩市には、多摩市を基盤に、食とエネルギー(太陽光発電)を通じて自然と調和した未来を創ることを目指し様々な活動に取り組む「たまエンパワー株式会社(会社リンク)」があります。今回の合同授業は、その代表である山川勇一郎氏にご参画頂き、ヒントを頂きながら組み立ててきました。

社会探究、理科Ⅱとも授業のスタート地点は、2年前に多摩市・多摩市議会により宣言された「多摩市気候非常事態宣言」です。宣言の内容をもとに社会探究では「多摩市の位置づけ、歴史、特性」について、理科Ⅱでは「地球温暖化が起きている原因・対策、石油の枯渇問題・石油の代替エネルギー、世界・日本の取り組み」について授業を行い、生徒が考える材料を提供した上で、まずは自分たちで選んだトピックを中心に「どのような未来の多摩市をつくりたいか」を考えるグループワークを行いました。

山川代表へ質問する生徒たち

 

そして先日(2/7)、山川代表に来校して頂き、出張講義をして頂きました。「多摩市の未来は、社会の未来であると同時に、君たちの未来なんです。」、そして「ほしい未来は自分たちでつくる。つくれる。」という冒頭のメッセージから講義は始まりました。そして、「山川代表の今につながる出会いや気づき、経験」、「人が生きていく上で必要なものは何か」、「今、チャレンジしていること」、「省エネや自転車導入の効果」、最後に「ほしい未来を自分たちでつくるために、どのようなことが大切か」を話して頂き、生徒が「多摩市の未来」を考える上での技術的なヒントだけでなく、今後、生徒たちが未来の自分、未来の社会を切り拓いていくための指針や一歩踏み出す勇気を頂いたように思いました。話し合いや質疑応答の時間も25分ほど取りましたが終わらず、授業後も多くの生徒が講義室に残って昼休みの終わりまで途切れることなく山川代表に質問をしていました。

HPにて、山川代表の講義を受けての生徒の感想をご紹介しています。

 

今後は、出張講義の内容も参考にしながら、「多摩市の未来」について更にグループワークを通して皆でアイデアを出し合いながら考え、発表という流れになります。
講義後も質問が殺到

大妻多摩中学高等学校HP

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3月15日(火)開催「入試報告会」予約受付中!

https://mirai-compass.net/usr/otsumtmj/event/evtIndex.jsf

☆現5年生以下、1家族2名までの来校制限(録画配信有)

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2月11日(金)、冬晴れの明るい日差しの中で合格者説明会を行いました。中学入試を終えたばかりの合格者 が集まりました。入試の張緊感からようやく解放されてホッをした表情や、中学生活の話に期待の顔、また少し不安になる顔、さまざまでした。購入したばかりの学用品の大きな袋を小さな肩にかけながら、会場へと進んでくる彼女たちの顔を見ていると、ここに来るまでの長い、長い努力の道のりが思いやられ、思わず「おめでとう!」と声をかけずにはいられませんでした。4月から始まる大妻多摩での中学生活の中で、良いスタートを切っていただきたいです。そして、たくさんの友達を作って、たくさん笑顔になってほしいと願います。

さあ、次はいよいよ皆さんの番です!以下の通り、3月15日(火)に「入試報告会」を行います。来年度の入試に向けた最初の説明会となります。終わったばかりの入試についての傾向と来年度入試に向けた対策をお話しします。また、大妻多摩の教育改革のビジョンもお話ししたいと思っております。本校を受験校の一つとしてお考えのみなさんは、ぜひご参加ください。

 

対 象: 本校にご関心のある受験生(5年生以下)及びその保護者

 来校・・・150 組 限定 ひと家族2名まで

 録画配信・・・前日に配信ページをお知らせ

会 場: 大講義室
日 時: 3月15日(火) 来校者向けタイムスケジュール

13:30~ 受付開始
14:00~15:00 入試報告会 及び 説明会
15:00~16:00 校舎・施設見学(希望者のみ)

 

「入試報告会」の予約開始は2月19日(土)9:00からです

 

説明会予約サイト

2月19日(土)9:00~開催日前日17:00

 

昨年12月28日に本校弦楽部は東京国立競技場近くにある日本青年館で開催された第28回全国高等学校選抜オーケストラフェスタ参加いたしました。
 
オーケストラフェスタは高等学校の管弦楽部や弦楽部の全国大会であるため近現代の難曲を100人以上の規模で挑戦する学校も多く迫力ある演奏が繰り広げられます。その中でいかに弦楽合奏である大妻多摩の個性を発揮させるかが今回の課題でした。中学に入って楽器を始めた生徒が多いため曲はバロックの楽曲から選びイギリスの作曲家パーセルの劇音楽『アブデラザール組曲』(抜粋)を演奏しました。指揮は高校1年生の天沼杏奈さんがおこないました。
 
この大会は生徒が他校の演奏を鑑賞しお互いに励まし合うということも目的の一つです。今回はコロナ禍の中での開催ということもあり、無観客で動画を収録して、YouTube上でこの大会に参加した他校を含む全生徒が鑑賞するという形での参加となりました。このサイトからも演奏の一部をご覧になることができます。

 

当日の演奏の一部 第2曲ロンドより

 
また高校2年生の植田さんが、全国の生徒の中から選抜された高校生によるオーケストラ合奏にも参加し、ブラームス作曲交響曲第1番第4楽章を演奏いたしました。こちらの動画は一般公開ですので、2022年2月28日まで下記のURLからご覧になることができます。
 
選抜合奏のURLはこちらから
https://www.youtube.com/watch?v=76pq-0xrDLM&list=PLzgjOtALiy103Hpg3dJLozc5CwCACyw6o&index=44&t=29s
 
ここまでの演奏や活動ができるようになったのコーチの入江先生をはじめ、多くの学校関係者の協力があってこそです。いままで弦楽部を支えてくださった方々に感謝したいと思います。
 
弦楽部顧問 村上晴彦

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マナー講座「和食のマナー」

2/12(土)にマナー講座を実施しました。テーマは「和食のマナー」です。中学でも授業で扱うようですが、高校では必要性の実感が全く異なるので、この時期に再度学習するのは非常に有効です。
箸の正しい持ち方や上げ下ろしの作法を知らない生徒が意外と多く、「初めて知りました」などの感想も多く見受けられました。
マナーにはそれぞれ理由があり、長年かけて定着してきたものです。堅苦しいように感じるかも知れませんが、同席者への思いやりだったり、機能性や実用性が生かされていたりします。日本人の心があらわれるところですね。

 

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「高3が案内する校内見学ツアー」開催のお知らせ

 
ご好評につき、満員となった明日(2月17日 13時30分~14時45分頃) の「高3が案内する校内見学ツアー」ですが、来校者枠にキャンセルが出たため、2組限定で追加募集致します。
 
高校3年生が案内人となり、”大妻多摩”の魅力をお伝えします。在学生がガイド役となるので、生徒から見た学校の様子を交えながら、特別教室や学生生活に欠かせない施設をまんべんなく見学することができます。  
 
親子での見学も可能です。その他、複数回実施しますので、都合の良いお日にちにぜひお越しください。みなさまのお申し込みをお待ちしております。  

お申込みはこちら

説明会予約サイト
 
~開催日前日17:00

 

高大連携

 
このたび、大妻多摩中学高等学校と東京薬科大学は、高大連携に関する協定を締結しました。この協定は、相互の教育・研究に係わる交流・連携事業を通じて、将来の夢を実現させるためのより強固な協力体制を構築し、医療、環境、工学に携わる優秀な女性人材をこの多摩地域から社会に送り出すことを目的としたものです。
 
1月20日(木)に東京薬科大学で行われた調印式には、平塚明学長をはじめとする大学の関係者、本校からは校長、教頭、進路指導部長が出席しました。
 
東京薬科大学は、創設140年を超える長い歴史の中で育まれた医療人教育に定評があり、それを支える高い研究力・多様な研究室をおもちの素晴らしい大学です。今後は、大学で行われる実習や各種講座への参加、本校生徒の論文制作への助言などを通して連携を深めてまいります。
 
大妻多摩中学高等学校HPhttps://www.otsuma-tama.ed.jp/

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2022(令和4)年度 中学入試は、2月1日(火)、2日(水)、4日(金)の日程を無事に終了することができました。冬らしい寒い3日間でしたが、雨や雪も降らず、心配していた交通機関の遅れや、新型コロナウイルスの影響もなく、予定通り入試を実施できたことに感謝しています。すでにHPでも掲示しておりますが、入試概況は以下の通りでした。

2月1日(火)
<総合進学入試>
第1回では、定員40名に対して84名の出願、77名が受験し45名が合格。
適性型思考力では、定員10名に対して20名の出願、20名が受験し17名が合格。
午後では、定員20名に対して208名の出願、204名が受験し131名が合格。
<国際進学入試>
第1回では、定員10名に対して4名の出願、4名が受験し3名が合格。
午後では、定員5名に対して7名の出願、7名が受験し4名が合格。

2月2日(水)
<総合進学入試>
第2回では、定員35名に対して156名の出願、96名が受験し56名が合格。
<国際進学入試>
第2回では、定員5名に対して8名の出願、6名が受験し4名が合格。

2月4日(金)
<総合進学入試>
第3回では、定員15名に対して144名の出願、66名が受験し36名が合格。

合格した皆さん、合格おめでとうございます。
4月から大妻多摩で一緒に学べることを楽しみにしております。
また、受験していただいたのに、残念ながらご縁のなかった受験生の皆さん、本校を受験校として選択してくださったこと、及び、本校の説明会に何度も足を運んでくださったことに深く感謝するとともに、他校での中学生活が素晴らしいものになりますよう心より祈念いたしております。

来年度以降に私立中学の受験をお考えのみなさんは、3月15日(火)の「入試報告会」においで下さい。2月の入試の報告や本校の教育理念などについてお話しいたします。私学の魅力が伝わる会にしたいと思います。どうぞこれからも大妻多摩に期待して下さい。

全ての受験生の皆さん、本当にご苦労様でした。

 

大妻多摩中学高等学校HP

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大妻多摩では2月20日(日)に追試験を実施します。
試験当日に体調が優れない・発熱や咳などの症状がある場合には、無理をされず欠席をしてください。なお、追試験の出願に際して、陽性の診断書や陰性証明書の提出は必要ありません。

  

追試験の出願期間は、2月5日(土)9時00分~2月8日(火)23時59分です。

  

  

受験生の皆さんにとっては、入試もいよいよ目前ですね。
教員も生徒も、がんばってる小学生に伝えたいことがあります!
ありすぎて、校舎内のあちこちにこぼれています。🌸
  

入試当日、ぜひ会場で探してみてください。

  

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【高1】「国境なき医師団」講演会

高校1年生(34期生)

1月22日(土)、高1は探究とHRの時間をあわせて、「国境なき医師団」から小児外科医の岩川眞由美医師をお招きしての講演会を実施しました。

 

岩川医師は中東やアフリカ各国の紛争地で小児医療に携わって来られた方で、本当は二学期早々に講演していただく予定でしたが、コロナの第五波で延期、それもまた岩川医師のアフガニスタン派遣で延期となり、ようやく今回講演していただくことが出来ました。

 

前半は岩川医師による「国境なき医師団」の活動の説明や、活動を通して感じたことや考えたこと、自分自身のことなどを話していただき、後半は質疑応答の時間でした。

岩川医師には、医療看護に限らず、国際関係や女性が働くというジェンダー問題に関心のある生徒から質問が出るかもしれませんとお伝えしていましたが、たくさんの生徒からの質問にざっくばらんに回答していただき、生徒にとってはいい刺激になったように思います。学級閉鎖になっていたクラスにもZOOMで講演を配信し、質問もチャットで受け付け、回答してもらいました。

 

終了後も個別に岩川医師に質問をする生徒が何人もいました。あるクラスの学級日誌には「今年で一番充実していた時間でした。自分の世界が一つ広がった気がしました」とか「実際に働いている方から話を聞けて、とても貴重な経験でした」とか「とても勉強になりました」という感想が記されていました。

本当にその通りだと思えるよい講演会でした。

 

=====出願受付中=====
受験生の皆さん、感染症が流行り出していますが、体調は大丈夫ですか。本番では、これまでの勉強の成果が出ることを祈っています。

出願締め切りは、2月1日(火)の試験が1月31日(月)、2月2日(水)の試験が2月1日(火)、2月4日(金)の試験が2月3日(木)ですので、どうぞお忘れ、お間違えのないようにお願いいたします。

大妻多摩中学高等学校HP

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IMG_20220105_094104三学期始業式

(感染防止のため、始業式はZoom配信で行われ、生徒は教室にて画面を見ています。途中プレゼンテーションソフトを利用しながら実施しました)

 

あけましておめでとうございます。

皆さん年末年始はご家族と有意義に過ごせたと思います。

ここのところコロナの感染者がまた増えつつあります。オミクロン株は今まで以上に感染しやすいとの情報もありますので、今一度気を引き締めて感染防止対策に取り組んでいきましょう。
さて、新しい年を迎えた皆さんの、今年の抱負はなんですか?将来の自分について真剣に考える機会はとても大切なので、新年のはじめには是非その年の抱負を、ご家族お友達などに伝えるようにしましょう。

抱負というのは、皆さんの夢であり目標なわけですが、ここで夢に関わる渋沢栄一さんの言葉を紹介します。(提示) (  )に入る言葉を想像してみてください。

 

夢なき者は( 理想  )なし。

( 理想 )なき者は( 信念 )なし。

( 信念 )なき者は( 計画 )なし。

( 計画 )なき者は( 実行 )なし。

( 実行 )なき者は( 成果 )なし。

( 成果 )なき者は( 幸福 )なし。

ゆえに( 幸福 )を求むる者は夢なかるべからず。

 

なんだか数学の証明みたいに筋道が通っていて、納得できますね。幸福になりたければ夢を持ちなさいとおっしゃってます。

人は夢を描けばそれに向かって歩んでいこうとするわけですけれども、いつも順調に前進できるわけではありません。これらの過程のどこかで躓くことがあると思います。夢はあっても上手く計画を立てられない人、計画は立てたけれども実行がままならない人、もしかしたら夢それ自体思い浮かばない人もいるかもしれませんね。

夢スイッチが入る瞬間は人それぞれですが、「好き」「憧れ」「得意」「感動」「苦手」「読書」「人の体験を傾聴」などを意識して身の周りにアンテナを張り巡らせてみてください。 これらの言葉にヒットする出来事を集めながら、自分の内面を深掘りしていくうちに、自然に自分の夢の輪郭がはっきりしてきますよ。

夢が描けたあとは、このようなことに気を配ってみましょう。「書き出して毎日眺めよう」「理想は高遠に 実行は足もとから(大妻コタカ先生の言葉)」「YMWD(年月週日)に落としこもう」「仲間を募ろう」

 

さて、もう一人登場願いましょう。皆さんご存知の大谷翔平選手です。

彼は夢の実現のために「マンダラチャート」を書いていたことが知られています。大谷選手が高校生の時に書いたマンダラチャートをみてください(提示)

これが、計画を日常に落とし込むということです。もちろんマンダラチャート以外の方法もありますので、毎日コツコツと重ねる地道な活動をどのようにすれば続けていけるか、自分で工夫してみてくださいね。
夢というのは美しくて華やかなものですが、そこに到達するための行いはレンガを積むように地味で時には辛い作業です。高く積もうと思えば、おのずと一段目が重要になってきます。一段目のレンガをどれだけ正確に、そして横にたくさん並べるかによって、その後に積めるレンガの段数は決まってきます。夢についても同じ事が言えます。高い目標を掲げればそれだけ重い毎日のルーティンを着実にこなす事が必要ですし、同時に視野を広く保つことが重要になります。

それを充分知ったうえで、高い目標を目指す皆さんであってほしいと願っています。

 

最後になりましたが高校3年生の皆さん 、皆さんは今、目の前の目標に一点集中で頑張っていますね。

大妻多摩での6年間の学校生活の中で、ここぞという場面でしっかり力を発揮できるよう努力を重ねてきた皆さんですから、是非自信をもって勝負の日に挑んでください。

 

皆さんにとってこの一年も充実した日々になりますように願って、始業式の言葉と致します。

 

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「高3が案内する校内見学ツアー」開催中!

高校3年生が案内人となり、”大妻多摩”の魅力をお伝えします。在学生がガイド役となるので、生徒から見た学校の様子を交えながら、特別教室や学生生活に欠かせない施設をまんべんなく見学することができます。
各回 5 組限定(1 家族 2 名まで)となります。親子での見学も可能です。出願前に学校のようすを知りたい方や、はじめて来校される方はぜひお申込みください。

複数回実施しますので、都合の良いお日にちにお越しください。

お申込みはこちら

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