夏休み中、校内で活動している生徒たちがいます。何をしているのか尋ねてみると…

英語の課題を制作中なのだそうです。「英語を使って学校を紹介する動画を作る、という課題です。」なるほど、動画に使う映像を撮るために、わざわざ許可を取って学校に集まったのですね。

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たしかに、授業のない夏休み期間は撮影にうってつけ。人に見てもらう課題だから少しでもいいものを作りたい、という気持ちはよくわかります。

急に暑くなったから、熱中症には気をつけて。あと、作品ができたら学校広報でも使わせてくださいね。

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(おまけの画像。“ドルトンの森”でくつろぐ木人を発見!)

コロナ休校のあおりで、公立の学校が夏休みを短縮する中、私立中高は独自の判断や方針にもとづいて今年の夏休み期間を設定しています。とは言え、本校のように例年並みの夏休みとした学校はごく少数派のよう。

登校日を増やすほど生徒のコロナ感染の危険性が高まる、4月からオンライン授業を取り入れているので学習進度の遅れを心配せずにすむ、などいろいろ理由はありますが、「生徒が“自分の学び”にじっくり取り組める時間を確保したい」ということも大きいのです。

教員たちも例外ではありません。教材や授業ツールの開発を手がけたり、外部の研修会に参加したり、大学の特別講座を担当したり、「夏休み」だからこそできるいろいろな活動に取り組んでいます。もちろん校内でも…

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(社会科・国語科の合同研修「哲学対話」。他教科や司書・養護の先生方も加わって、20名近くになりました。)

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(数学科ミーティング。たっぷり時間をかけて話し合うことができるのもこの時期ならでは。)

教えてばかりだと授業も「痩せて」しまうんです。しっかり充電して、また9月からいい授業ができますように。

安全にご自宅で受講いただけるZoomによるWeb体験授業です。

1限目(10:00~)、2限目(11:00~)、それぞれ1科目ずつご受講いただけます。1科目のみのご受講でも結構です。

参加申し込みをされた方には、前日(8月21日)までにZoomのURLをメールにてお送りいたします。当日は開始時刻までにご入室ください(Zoom教室は授業開始の20分前から開いています。不慣れな方は早めに入っていただいても結構です)。

開催日時:2020年8月22日(土) 10:00~12:00

Web体験授業(小5・小6対象)

Web体験授業(小5・小6対象)の詳細とお申込みはこちらへ→

Zoom個別相談も同時開催しています。一部に在校生も参加し、ご質問にお答えします(Web体験授業と同じ画面からご予約できます)。

7月31日付のオンライン経済メディア「Business Insider Japan」に、荒木校長のロングインタビューが掲載されました。記事タイトルは、『オンライン授業に成功 「ドルトン東京学園」がやっていること、やらないと決めたこと』。

当サイトは、“ミレニアル世代のためのオンライン経済メディア”(サイト紹介文より)とのことで、教育、それも1私学の取り組みがなぜ取り上げられるのか少々意外な感があるかもしれません。しかし、最先端のビジネスシーンで感度の研ぎ澄まされた人たちこそ、教育に対する強い関心や問題意識を共有されている、ということなのだと思います。

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冒頭、インタビュアーの西村創一朗氏ご自身が3人のお子さまを持ち、“コロナの時代には、自宅学習でいかに自分で学べるかが大事であること”を痛感されたのが、本校に興味を持たれたきっかけだったと述べられています。

記事を読んで、西村氏がオンライン学習への移行を可能にした本校のハード面やシステム面だけを取り上げるのではなく、教職員や生徒たちが共有する「自由と協働」の理念、スクールモットー“恐れずに進め”というソフトの部分こそが重要であると、しっかりと光を当ててくださっていることを、何よりありがたく感じました。

記事本文はこちらからお読みください→

7月30日午後、京都芸術大学副学長・本間正人先生のオンライン講演が開催されました。

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本間先生は英語教育とコーチングの第一人者であり、数多の著作を世に出されるなど、その業績はとても言い尽くせるものではありません。本日はドルトンの生徒だけに向けての特別講演と、何とも贅沢な企画です。

冒頭に出てきた例文はなんと“I love you.”。コーディネーターの本校英語科主任・布村奈緒子先生に相手役を演じてもらいながら、「文字を追うだけではわからない発音の強弱が、意味を伝える上では重要」「英語は語順が大事な言語、そこが日本語との大きな違い」など、軽妙な語り口ながら英語の本質を鋭く突く言葉がポンポン飛び出します。

あっという間の1時間半が過ぎた後、生徒からは「授業中に“わからない”と言うことは自分のプライドが許さなかったが、自然に“I don’t know.”と言っていいんだと思えた」「“ここは〇〇形だから”などと文の構成をあまり考えずに話そうとしていたが、それでよかったんだと自信がついた」「最後に先生が言った“失敗と言わずに未成功と言おう。質の高い未成功を積み重ねて大成功につなげよう”という話が印象的でした」などの熱い感想が寄せられました。

本間先生、ありがとうございました。生徒たちの感想コメントにもあったように、今度はぜひドルトンの校舎においでいただいて、リアル講演会をお願いします!

 

7月中旬、㈱ガイアックスの協力で開講した「起業ゼミ」が、朝日新聞系列のWebニュース媒体Withnewsの記事になりました。

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(Zoomを使って生徒にレクチャーをするガイアックスの佐々木様)

記事の中心は、記者の方が生徒と社会科主任のK先生(このゼミの企画・運営者)に行ったインタビューです。

実社会と直につながる学びの面白さにワクワクしている生徒たちの声、「起業のノウハウを学びながら、さらに『社会の中の課題を見つけて、その解決に向けて思考する』汎用的な力を身につけてもらいたい」というK先生のねらい…記事をお読みいただければ、ドルトン東京学園がめざす教育の方向性がよくお判りいただけると思います。。

Withnewsの記事全文はこちらでお読みください→

在宅オンライン授業→分散登校&オンライン授業→午前短縮授業&午後のオンラインラボと、4~7月の学校生活は変化を続けました。共通していたのは、生徒同士が校内で一緒に過ごす時間が短かった、ということ。感染リスクの抑制を考えると、致し方ないところです。

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そんな中でも、DSC(生徒会)のコアメンバーは、学校生活に関する生徒アンケートを実施したり秋からの行事の企画を検討したりと、しっかり活動を続けています。

学校は夏休みに入りましたが、教室に集まってミーティング。

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窓から見える雨に濡れた“ドルトンの森”の緑が鮮やかです。

これまで何度かお伝えしてきた、“ドルトンの森”の一角に生まれた畑のお話です。

始業前に生徒有志が集まって、土を耕したり種をまいたり。作物が芽を出したかどうか気になって、毎朝ようすを見に足を運ぶ男子生徒もいます。

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ピーマン、しし唐、キュウリやズッキーニなど、立派な夏野菜が穫れはじめました。

近辺に生息しているタヌキ(?)に作物が荒らされてしまうことも、トンボが羽を休めていることも…。

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新宿から電車とバスで20数分の立地で、これほど豊かな自然の恵みと触れ合えるなんて、素晴らしい学びの環境だと思います。

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生徒たちが夏季休暇の間、教職員スタッフが心を込めて畑の面倒を見てくれるそうです。

7月27日(月)~8月28日(金)の平日(土日祝日とお盆の期間を除く)、学校見学をお受けいたします。

新型コロナ感染を巡る昨今の状況をふまえ、①完全予約制、②1回(1日6回)につき1組限定、③入校時の検温と手指消毒・マスク等の着用、④発熱・体調不良の場合はキャンセル、という形で開催させていただきます。

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新しい学びのかたちに対応した数々の施設を教職員がご案内いたします。

お申し込みは本校ホームページからどうぞ→

ドルトン東京学園の午後のオンラインラボでは、最近バラエティに富む特別ラボやワークショップが開催され、生徒たちは刺激に満ちた体験を存分に楽しんでいます。

㈱ガイアックスとのコラボから生まれた「起業ゼミ」、海外で活躍する日本人とリアルタイムでZoomミーティングを行う「世界の今を感じよう!」ラボ、そして今回はミネルバ大学の日本人学生チームが主催する「Minerva Japan Caraven 2020」への参加です。

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サブタイトルは、「カチカンヲアップデートセヨ」。知らず知らずのうちに人の視界を固定し、ときにはその人の持つ可能性まで狭めてしまう「価値観」の軛(くびき、首枷)から自身を解き放ち、バイアスを外してものごとを見つめ直そう、というもの。

ミネルバの学生さんたちの見事なファシリテーションに導かれ、「自分が本当に求めているものは何か」という根っこのところから進学や進路について考える、中等部1,2年生のうちにこのような機会を得ることができたのは、本当に貴重な体験だったと思います。

 

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