(郁文館夢学園 公式Facebookより転載)

私たちの学校では授業の一環としてゼミ活動を行っています。

 

今年の2月に本校のビジネスゼミが「40億人のためのビジネスアイディアコンテスト」に出場しました。このコンテストの趣旨は、世界で暮らしている約40億人の年に3000ドル以下の所得で暮らしている人々の状況をビジネスを通して改善する、というものです。

今回本校のビジネスゼミが提案した「フィリピンでのチキンファイトを利用した災害保険ビジネス」というアイディアで見事に優勝することができました。

 

彼らは優勝の秘訣としてこんなことを話していました。「いい意味で違う性格のメンバーが揃ったことが優勝につながったと思う。意見は衝突することもあったものの、ビジネスアイデアが一辺倒にならずに、より良い物にすることが出来た。」

このような先輩の大きな背中を見せられ、在校生は心動いたのではないでしょうか。

これからの郁文生の活躍に期待が出来そうです。

高校3年 広報委員

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カンボジアの労働と雇用、歴史、文化、教育などを体感し、自分たちの生活を改めて振り返ってみる。豊かとは何だろう、当たり前とは何だろう、普段の生活の中では気に留めていなかったことの大切さを知ることが、カンボジア研修のプログラム内容です。

 

まず、私たちが向かった場所は農場です。広大な土地で、レモングラスが育てられています。今回、私たちは収穫・乾燥させたレモングラスをアロマオイルにする工程のお手伝いをさせていただきました。アロマオイルを抽出するためには、室内で火を焚き続けなければならず、36℃の屋外が涼しく感じるほどでした。労働の大変さを体感しました。

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続けてトゥールスレン、というポル・ポトによる虐殺が行われていた施設訪問を行いました。カンボジアに到着した当初、カンボジアは若者が多く活気に満ちている、と感想を話してくれた生徒たちですが、知識人・高齢者が姿を消した理由を学びました。施設からの刺激も大きなものでしたが、現地ガイドさんからの熱のこもった説明から、「過去」の出来事ではなく、「現在」にどれほど大きな影響を及ぼしているのかを考えさせられることとなります。こちらは、撮影が許可されている箇所が限られているため、写真は撮りませんでした。 

現在まで尾を引く歴史を知った後、私たちはカンボジアの「希望」と「伝統」を体感します。

 

翌日、私たちは現地の孤児院「夢追う子どもたちの家」に向かいました。バスが到着する前から校門の前でたくさんの子どもたちが私たちの来訪を待っていてくれました。子どもたちとは英語や身振り手振りでコミュニケーションを取っていました。言葉は違えど、タペストリーづくりやカレー作りなどを通じてお互いの想いを伝えあい、交流することが出来ました。お別れの際にはサプライズで「贈る言葉」の合唱を日本語でしていただき、バスの中では「また戻ってきたい」という声が上がりました。

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続けて、こちらの写真をご覧ください。今年は、現地の中学生との交流の際に、ご自宅を訪問するという企画を新たに作りました。広大な畑、牛を中心とした牧畜を目にした生徒たちは、日本の生活との差異に驚きを隠せませんでした。現地の学生からは伝統舞踊の披露していただき、郁文館からはソーラン節を披露しました。

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そして、カンボジア滞在の最終日の朝、私たちはアンコールワットの日の出とベンメリア遺跡を鑑賞してきました。渡航前より事前学習で宗教や歴史について学んできた生徒たちですが、九百年もの歴史を持つカンボジアを代表する遺跡から上がってくる日の出や森林を進んだ先に急に開ける遺跡を目にし、文章や絵からでは伝えきれない美しさ、荘厳さを体感することとなりました。

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滞在時間は短かったですが、たくさんの人と出会い、文化を目にすることで、世界観の広がりと視野の広がりを感じる研修となりました。生徒たちはぜひ、カンボジアで得た体験を普段の生活と照らし合わせてほしいと思います。

(郁文館夢学園 公式Facebookより転載)

3月23日〜26日にマレーシアと台湾で大学見学ツアーが行われました。毎年郁文館グローバル高校からは数名の生徒を両国の大学に輩出しています。

マレーシアは多人種、多文化の国家であるため、大学でもそのような環境下で授業をうけることが出来ます。すべての大学が実践的な授業を行っており、社会に出た時に即戦力となることができます。またインターンシップにも非常に力を入れており、日本では学べない、体験できない企業でできるのがとても魅力的でした。

台湾の大学では多くの授業が中国語で行われますが、オールイングリッシュで受ける授業もあります。台湾の大学生は勉強にとても熱心です。授業にはマレーシアと同様に実践的なものが多いです。ほとんどの台湾人は親日家です。物価は安く生活しやすいです。就職率は日本で非常に高いので異文化体験、語学習得ができ自己成長につながる4年間を送ることができると確信しました。

どちらの国の大学でも、充実した大学生活を送れ、自分の夢を叶えるための毎日を過ごすことができると実感しました。

グローバル高校二年 広報委員

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(郁文館夢学園 公式Facebookより転載)

今年度、中学校に新設されたGL特進クラス。彼らはグローバル高校の生徒から提案されてできたバディーシステムに参加しています。バディーシステムとは、GL特進クラスの生徒全員がグローバル高校3年生と2人1組になり探究心を基に学びを深めるものです。GLの生徒はホームルームや休み時間、放課後を活用して疑問を積極的に高校生に質問し、それに対し高校生はより良いサポートを追求し、実践しています。今年度の英検取得級ですが、21人中19人が4級を、12人が3級を、8人が準2級を取得しています。バディーシステムを活用する中で、勉強面、生活面で目標達成をしてきたGL特進クラスに今後も期待です!!

 

高校二年 広報委員

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先頃、中学3年生の卒業論文が完成しました!

 

中学2年生の夏、テーマ決めから始まったこの卒論。

2年生の冬頃から生徒たちは参考文献を集めたり、独自に取材をしに行ったりと情報収集をし、いよいよ3年生から本格的な執筆活動が始まりました。

1学期のうちに下書きを提出し、2学期で清書・表紙を完成させ、先日ラミネート加工を施し、ついに完成に至りました。

3年生の夏には留学があり、忙しいスケジュールの中、生徒たちは一所懸命取り組んでいました。夢の職業や好きなことを熱心に調べたり、それついて意見を書いたりしたことは彼らにとってかけがえのない経験になったと思います。

 

中学卒業後、この経験が彼らの糧になることを期待しています。

 

作業の様子①

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作業の様子②

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作業の様子③

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完成した卒業論文を手に持つ生徒たち

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2月下旬に「マンガ原作の達人」として、株式会社スパイスコミニケーションズ取締役会長 兼 コミックコンテンツプロデューサーである大石賢一さんをお招きし、「夢達人ライヴ」を開催しました。

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マンガの原作者になるまでの道のりや、「マンガで世界を救う」という夢について、また、夢はどのようにして実現できるのか、ということを熱く語って頂きました。

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生徒たちは、多くのことを吸収しようと真剣に話を聞き、メモをとっていました。

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講演の最後には、質疑応答の時間がありました。

「マンガを通して世界に伝えたいことは何ですか?」「常に新しいことを考えるコツはありますか?」など、多くの質問が出ました。大石さんはその一つ一つの質問に丁寧に答えてくださいました。

 

生徒たちは、今回の講演で夢へとつながるヒントをたくさん得ることができたと思います。それをぜひ今後の人生に活かしてほしいです。

 

最後にライヴに参加した生徒の感想を簡単に紹介します。

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・私はCAを目指しています。講演の中で、「好きな事をしたり、夢を叶えたりするには世の中の知識を知らなければ、叶うものも叶わない」という言葉があり、はっとさせられた。まだまだ世の中を知らないことに危機感を持つと共に、自分の好きなことだけしかやっていないことに気がつきました。これからは、もう少し幅広く勉強していきたいと思います。

 

 

・マンガ原作者でありながら、問題の現場である遠いアフリカまで渡航し、マンガをつくるために時間をかけて綿密に研究・調査をしている大石さんの姿勢に、夢への誠実さを感じました。また、小さな夢だけでなく。大きな夢を追うことが大切だとおっしゃっており、自分の中であきらめていた夢を、もういちど誠実に一から追いかけてみようという気持ちになりました。

郁文館夢学園では、生徒が夢を持ち、夢を追うことを後押しするために様々なキャリア教育を実施しております。その一つが職場体験です。本校の職場体験は、株式会社リクルートホールディングスに協力を賜り、体験をするだけではなく、通年の企画として実施しております。

一学期から事前学習として「働くことの意義」や「そもそも働くとは何か」について考え、夏休みには実際に職場体験を行いました。

 

〈体験の様子〉

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職場体験では、ただ仕事を体験するだけではなく、一学期に行った事前学習を参考に職場の方にインタビューを実施し、自分たちの想像する勤労観や仕事にかける想いと実際に働いている方々のそれらを比較してみます。

二学期には、事後学習を経て実施したインタビューを元に各職場を紹介する記事を作成しました。

そして、生徒たちが作成した記事を製本し、職場体験は終了となりました。

  

〈完成した冊子〉

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実際に職場体験をした、中学1年宮本くんは「職場体験で、働いている人たちが楽しんでいるのを見て仕事は嫌なものではないと気付きました。失敗もしたけれど、やっていくうちに上達して楽しくなっていきました。体験中は大人として扱ってもらえて嬉しかったです。来年も参加したいです。」と感想を述べてくれました。

 

〈宮本君〉

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職場体験が楽しいだけのものではなく、生徒の職業観や人生観の醸成の助けとなり、高校や大学を卒業した後に社会で活躍するためのヒントになることを願います。

2月20日(土)、体育祭・郁秋祭と並ぶ「郁文3大イベント」の1つ、『郁文夢の日』が開催されました。

『郁文夢の日』とは、「全校生徒が自分の夢や目標を再認識する、1年のスタートとゴールの日」です。

今年の入学式で発表された郁文館の一文字である「矜」になぞらえ、全校生徒が学園内で誇りに思うことを紹介しながらのオープニングでは、過去に全国ベスト16位に輝いた剣道部や5年連続8回目の全国大会出場を果たしている書道部、そしてブラスバンド部のコラボレーションなどが披露され、会場は大いに盛り上がりました。

 

〈オープニングの様子①〉

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〈オープニングの様子②〉

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また、生徒たちが楽しみにしている「劇団 Teachers」では、夢をテーマに教員と生徒による劇が上演され、会場は爆笑の渦に包まれました。

中学3年生による卒論発表では、自らの夢を題材に書き上げた卒業論文の中から特に優秀なものを、執筆生徒本人によるプレゼンを交えて紹介してもらいました。

 

〈卒論発表〉

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そして『郁文夢の日』の目玉、「MVD(Most Valuable Dreamer=1年間で最も夢に向かって努力した生徒、すなわち最も郁文生らしい生徒」にはプロサッカー選手を目指す中学3年渡部君、フラワーアレンジメントの大会で賞を取り、着実に努力を続ける高校2年河野さん、女子サッカー選手という夢が、一年間の留学を経てスポーツイベントの企画という夢へとふくらみ準備を進めるグローバル高校2年兼子さんが選ばれました。受賞生徒たちが夢を見つけるまでのエピソードを生徒劇により紹介し、その後本人たちによる受賞スピーチが行われました。スピーチは感動的で迫力に満ち、全生徒が聞き入っていました。

 

〈MVDスピーチ①〉

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〈MVDスピーチ②〉

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〈MVDスピーチ③〉

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夢の日の終盤ではバングラデシュにある姉妹校、ナラヤンクル・ドリーム・モデル・ハイ・スクール(NDMHS)とスカイプ中継により交流しました。来年度の体育祭は両校の優勝チーム(団)が相互にボーナスポイントをやり取りできるというルールが決定したこともあり、各チーム(団)の団長とチアリーディング同好会を中心にエールの交換を行いました。

 

〈NDMHSとの交流①〉

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〈NDMHSとの交流②〉

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〈NDMHSとの交流③〉

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最後は、早くも「体育祭が待ちきれない」、ということで前哨戦として校歌合戦を行いました。今回の校歌合戦の結果により、体育祭でポイントが加算されることもあり全員が全力で熱唱し、今年の『郁文夢の日』は幕を閉じました。

 

〈校歌合戦の様子〉

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終了後は、教室で生徒一人一人が夢と向き合う時間。自分の夢と、そのためにこの1年間で努力するべき内容を決意カードに記入しました。生徒たちが新たな想いを胸に、新たな1年を迎え、夢に向かって邁進してくれることを願ってやみません。

 

〈夢カード〉

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昨日3/1は高等学校、グローバル高等学校の卒業式でした。

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高等学校195名、グローバル高等学校87名、併せて282名の卒業生が学園を巣立っていきました。

卒業生一人一人の、夢の実現と幸せな人生を心より祈念します。

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前日の予行の日に配布した、卒業アルバムです。3年間の思い出がぎっしりと詰まった、眺めているだけでとても楽しくなってくる、素敵なアルバムに仕上がっています。

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さて、89年前の卒業アルバムのお話しです。  

先月、昭和2年の郁文館中学校・卒業記念写真が学校に寄贈されました。

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他界された御尊父の遺品を整理していたご子息が見いだし、有効に活用して欲しいとの思いから、母校にお送り下さいました。今後の年史編纂などに利用させていただきます。

 

本校保管の卒業生名簿の、昭和2年3月卒業の第三十六期生、144名の中にお名前がありました。所属は2組だったようです。

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中に卒業生ご自身の書き込みがあり、クラスメートが一高を始めとする旧制高校、医大などに数多く進学したことを記した上で、「郁文館中学の名声 盛んなり」と、母校のことを誇らしげに記されています。

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今回の卒業生にも、母校のことを誇りに思ってもらえるように頑張らねばと、郁文の教職員の矜恃として決意を新たにしました。

校 長  宮崎 宏

郁文館では、学校の地元である谷根千地域に貢献するための活動を毎年行っています。昨年秋からは、郁文館グローバル高校生を中心とした有志生徒達が外国人向けの観光マップづくりを進めてきました。

 

企画を考えたのも生徒達です。昨年8月のよみせ通りのお祭ボランティアにて、外国人に対して地域の魅力を伝えられていない現状に気付いたそうです。そこで生徒達は、海外での日本のサブカルチャー人気に注目しました。谷根千に潜む、ガイドブックにも掲載されていない珍しい場所を調査し、谷根千地域の特性を生かしたワンダースポットとして、英語の紹介文をつくり、マップをつくりました。マップは谷根千の観光案内所をはじめ、各商店にて配付しています。

 

以下は企画リーダーの古田さんのインタビューです。

「谷根千エリアを訪れる外国人観光客の皆さんに谷根千の魅力を少しでも多く味わって頂きたく思い『谷根千ワンダースポット』の企画を進めました。今回、このマップ作成にあたり外国人観光客が真に求める谷根千や観光の情報が何かという事を探る事に苦労しました。メンバー皆で外国人に対して街頭インタビューなどを行い、マップを完成させる事が出来ました。このマップには他のガイドマップなどには載っていないような谷根千の魅力が満載です。ワンダーマップが一人でも多くの観光客の手元に届き、谷根千での観光を思い出深いものにする手助けになれば光栄です。」

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(企画リーダー:古田さん)

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 谷根千企画に参加している生徒達は、実際に起こっている社会の問題を発見し、解決のために具体的な行動を通して学習しています。本企画が地域の活性化の一助になることを願います。

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