★★★【教員研修】(1) 充実の年始研修!★★★
1月7日(月)職員会議後、全教員対象の年始業務の初めとしまして研修を実施いたしました。
内容は以下の3部構成で行なわれました。
第一部 国際教養 ~セメスター留学 実施報告~
第二部 サイエンス科
①作文入試対策講座について、
②中学2年の実践報告、
③本年度からサイエンス科に関った先生より
第三部 英語科からTOKについて
初めに、石川副校長よりこの研修会における目的の説明があり、今後の世界情勢・日本・かえつ有明の置かれている状況の共通認識を図りました。
これを、ベースに、一番重要な「生徒にとって今後必要な進化型の学び、教育、授業」はどうあるべきかをこの研修会を基に検討・議論をしていこうという共通理解が図られました。
第一部では、今年度イギリスへセメスター留学に行き、帰国した高校1年の鈴木亮太朗君、中学3年の青山夕希菜さんの実践報告がありました。
二人は、自分が経験したことを堂々と教員に説明しました。
説明後、ある教員から質問が投げかけられました。
「留学に行く前と行った後で自分が変化したということはありますか?」
青山さん
「はい。以前は自分のことをあまり人に話せなかったのですが、留学をして、自分から伝えないと何もできないと自分を表現しなくては、伝えなくてはいけないということを学びました。以前より話ができるようになりました。」
鈴木君
「世界中にたくさんの友人ができました。イギリス人・中国人・韓国人などです。意外なことに、彼らは日本好意的に見てくれてました。テレビなどのメディアから伝わっている情報は一部なのだなと思いました。」
など頼もしい答えが返ってきました。多感な時期に海外・世界を体感するというのはとても素晴らしいということを改めて認識させてもらいました。
第二部はサイエンス科から以下の報告です。
①作文入試対策講座について
②中学2年のサイエンス実践報告~意見文について~
③本年度からサイエンス科に関った教員より
社会科の畔上教諭、木之下教諭、保健体育科の若菜教諭よりそれぞれ丁寧に実践の報告が
ありました。



第三部は英語科からTOKについての研修です。
Dutson教諭によるTOK(Theory of Knowledge)教授法の研修で、目標は、「教師からの助けを僅かないしは無しで、生徒が質問と答えを追求できるような『質問の共同体』作ること」
また、かえつのTOKとしてさらに「生徒の知に対する興味と欲を発達させ、個人で考えられる人にし、豊かさと乏しい考え方の違いを教えること」です。
これを全教員が理解するためにエクササイズで実験と哲学の授業を学びました。
哲学「椅子を考える」
大変興味深い内容でした。
最後にジョージ・バークリー「存在することは、認識されることです。」 イマニュエル・カント「それ自体」
で締められました。深かったです。
結果的に熱を帯び今回の研修会はのべ2時間30分にわたりました。
今後もかえつ有明の教職員は、生徒のため、世のために研修を続けてまいります。
応援してください!