今回の保育理科は、和光大学 現代人間学部 心理教育学科の韓 仁愛(ハン インエイ)先生による講義が行われました。乳児とは、3歳未満児のことを指します。3歳未満といっても、この時期は生涯において最も劇的な変化が起こる時期であり、0歳・1歳・2歳では大きく特徴が異なります。それぞれの時期における体の変化や、行動の特徴などを学びつつ、子育てにおいて何が大切なのかを考えていきました。

以下、生徒の感想です。

  • 子どもは生まれた瞬間から、周りの人にすごく影響されるということがわかった。だからこそ周りの人は小さな言動にも気をつけなければいけないということが改めてわかるし、大人が手を貸しすぎても自分から行動できない子になってしまうので、子育ての難しさを実感した。
  • 服の着せ方や脱がせ方は、子供が理解できる言葉遣いをしなくてはいけないので難しいと感じました。子供の感性を伸ばすには、子供自身が体験して学んでいくことが大切だと知りました。私は幼児保育について詳しく知らなかったので今回の授業で知ることができてよかったです。

どのようにすれば、1歳児に衣服の着方が伝わるか皆で考えました
どのようにすれば、1歳児に衣服の着方が伝わるか
皆で考えました

これから進学するみなさんへ[国語科 新村]

 

今年はへび年。へびにまつわる思い出がある。
小学校のころ、学校で山登りに行ったときのことだ。腕に虫に刺された跡を見つけ、「あ、かまれた。」と言った。一緒にいた友達がびっくりして「何に? へび?」と声をあげた。「たぶん、蚊だと思う。」と言うと、「何言ってんの? 蚊はかまないよ。刺すんだよ。」と言い返されて驚いた。私の家では大人たちが「蚊にかまれる」というのだ。違いにとまどうよりも、面白いと思った。後に「蚊にかまれる」というのは西の方の言い方であり、東京で育ったが、親族が東京出身ではない私は自分でも知らずに方言に触れていたとわかった。

大学生になって、国文学・国語学を専攻する中で、方言学の講義と演習を受講した。演習では、各自が出身の地方または調査可能な地方の方言を調べて発表することになっていた。私は奄美大島の方言について、出身である祖母から聞き取り調査をすることにした。大学には全国から学生が集まっていて、発表では日本各地の方言が披露され、その独自性と多様性に圧倒され、「日本は広いな」と思った。

もちろん、学問として調査をするので、動詞や形容詞の分析が中心になるのだが、一番盛り上がったのは川端康成の「雪国」の冒頭部分の各方言訳だ。方言は話し言葉であるのに、書き言葉である小説を方言にするのには無理があるが、この方法なら同じ文を各地方でどのように言い換えるのか、比較ができるのだ。例えば、冒頭の「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」という部分は、鹿児島県指宿市編では「国境ノ長カトンネルオ抜クット雪国ジャッタ。」となるそうだ。みんな家族や知り合いに相談しながら取り組んでいた。ところが、私はこの課題ができなかった。祖母がどうしても訳せないというのだ。まず、奄美大島では雪があまり降らない。『雪国』の冒頭は汽車から降りた場面で「駅長さん」が出てくるが、そもそも奄美大島には電車が通ってないので、「駅長」にあたる言葉もない。「襟巻(マフラー)をして」という部分では「奄美ではよっぽどおしゃれじゃないと、マフラーなんて持ってない。」と祖母が怒り出してしまった。困り果てて教授に相談すると、私だけ夏目漱石の『吾輩は猫である』の冒頭部分を訳すことになった。少しだけ紹介しよう。「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」の鹿児島県大島郡宇検村久志編は「ワンナ猫(ミャー)ジャッパ。名(ナー)ヤナマネン」となるそうだ。訳してくれた祖母は大変だっただろうが、孫に方言を伝えるのは楽しかったと言ってくれた。

発表を通して言葉という視点から日本各地の人びとの暮らしぶりを感じ取れたような気がして興味深かった。一つの切り口を深く探っていくと、そこから世界が広がったり、他と繋がったりする経験ができる。それが学ぶということの醍醐味ではないだろうか。これから進学する生徒さんたちには、それぞれが興味のあることを深め、世界を広げていってほしいと思う。

国語科 新村

中学1年生は自分の好きなこと、興味のあることについて探究学習をしています。
10月から自分の興味があることについてさまざまな疑問を出して、それらの疑問をもとに調べ学習をしてきました。今回は発表に向けてクラスのみんなにアンケート調査を実施しました。リアルタイムでクラスメイトの投票結果を見ることができて、「みんなはこう思ってるんだ!」といった声や、「意外とみんな知らないんだなぁ」といった声が聞こえました。
自分以外の視点からの意見を聞き、視野が広がりました。どんな発表になるか楽しみです。

 

アンケート実施中①
アンケート実施中①

アンケート実施中②
アンケート実施中②

1月10日(金)より、令和7(2025)年度中学入試の出願受付を開始いたします。
本校では、Web出願を導入しています。生徒募集要項をご確認の上、手続きを行ってください。

出願受付期間

入学試験日 出願受付期間
第1回 2月1日(土) 1月10日(金)0:00〜1月31日(金)12:00
第2回 2月2日(日) 1月10日(金)0:00〜2月1日(土)15:00
第3回 2月5日(水) 1月10日(金)0:00〜2月4日(火)23:59

Web出願専用サイトはこちら(外部サイト)

Web出願手続きの流れ

※インターネット環境がなく、Web出願が困難な方は、中高事務室(TEL.042-350-7123)にご相談ください。

12月24日(火)の終業式後、日本赤十字社より講師の方をお招きして赤十字防災セミナーを行いました。セミナーでは、災害時に役立つ知識と技術を体験を通じて学ぶことができました。

震災の実際の写真や、震度7の大きな地震があった際の家の中の様子のシミュレーション動画などを見せていただいたので、実際に自分が被災したら……と災害のリアルな状況を具体的にイメージする助けになりました。
また、身近なものを使った応急処置としてビニール袋とタオルを使った止血方法や腕を吊るす方法を学びました。これらは、特別な道具がなくても命を守るために役立つ技術であり、実際に体験することで自分でもできるという自信を持てました。
多くの命を救うことができるのは、何でも知っているお医者さん一人より、少し知っている市民100人というお話がありましたが、生徒たちも今日得た知識をもとに、何かがあった際に自分や周りにいる誰かを救える人になってほしいと思います。
本日のセミナーは、防災への意識を高める素晴らしい機会となりました。日本赤十字社の皆様に感謝申し上げます。

 

 

とても分かりやすく教えていただきました
とても分かりやすく教えていただきました

「どうしたら腕を吊れるかな?」周りと相談中
「どうしたら腕を吊れるかな?」周りと相談中

今回は養護の佐藤葉月先生と数学科の二村結衣先生に質問をしてみました!

最初は佐藤先生です! 佐藤先生に駒女の先生方について、お聞きしました!

Q1. 駒女の先生方に、なにか共通点はありますか?

みなさん個性があるので共通点を見つけることが難しいですが……
個性的な事が共通点かもしれないです。

Q2. 駒女の先生あるあるを教えてください!

お菓子の差し入れをしてくれる先生がたくさんいます。
保健室から職員室に戻るとお菓子が! やった〜o(≧▽≦)o
ありがたいことに私のお菓子ボックスはいつも満パンです! 笑
いつもありがとうございます♡

Q3. 駒女の先生方で「この先生かっこいいな」と思う先生は誰ですか?

丸山先生、鈴木先生は養護教諭の先輩としてとってもかっこいいと思っていて、憧れです!
日々2人の先生からたくさんのことを学んでいます!

次に二村先生には数学科の先生に関する質問をしました!

Q1. 数学と物理って似てると思うのですが、ライバル意識してますか?

してません!笑

Q2. 数学科の先生以外でなりたいなら、なんの教科の先生になりたいですか?

体育の先生です。高校生までは体育の先生になりたいと思ってました!

Q3. 数学で1番難しい! と思う単元ってなんですか?

個人的に苦手なのは数学Aの整数の問題です! 数Aは苦手とする生徒が多いです笑

 

私たち仲良しです!
私たち仲良しです!

左が二村先生、右が佐藤先生です!
左が二村先生、右が佐藤先生です!

  • 今回は2人の先生方をご紹介しましたが、本当はもっと紹介したい先生方が1人、2人、3人……といるのでまた次の機会にしたいと思います!

先日、日本赤十字社東京支部の理事の方がご来校いただき、支部長感謝状(青少年赤十字功労 銀枠)として表彰していただきました。
学校を代表して、2学期終業式の際に保健委員長が表彰されました。

本校は青少年赤十字に加盟しており、今年で5年目になります。
アイシティの空のコンタクトケースの回収や、防災教育などを行っています。
今後も引き続き、積極的に活動をしてきます。

 

感謝状をいただきました!
感謝状をいただきました!

日本赤十字社の理事の方がご来校くださいました①
日本赤十字社の理事の方がご来校くださいました①

 

日本赤十字社の理事の方がご来校くださいました②
日本赤十字社の理事の方がご来校くださいました②

学校の代表として終業式に保健委員長が表彰されました!
学校の代表として終業式に保健委員長が表彰されました!

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