本日行われた山梨県高校総体サッカー競技大会準決勝について、本校の元教諭の手塚先生が試合の記事を書いて下さいましたので、ご紹介します。
平成29年度第69回県高校総体サッカー競技 兼関東大会予選準々決勝 |
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日大明誠 | 0 | 0 | 前半 | 0 | 1 | 北 杜 |
0 | 後半 | 1 |
手塚秀昭のホイッスル
「関東」出場ならず
アディッショナルタイムに無念の失点
県高校総体サッカー競技大会兼関東大会予選代表決定戦は、10日(水)、昭和町押原公園天然芝グラウンドで2試合が行われ、北杜高校と日本航空高校の2校が関東大会出場を決めた。
本校は、最近メキメキと実力をつけ第1シード山梨学院高校を破り、意気上がる北杜高校と対戦した。
立ち上がりは両チーム共に代表権のかかった試合のためやや固さがみられた。本校は空中戦にはことごとく勝ち、両サイドバックからの押し上げから前線へスルーパスを狙ったが、シュートまで至らなかった。対する北杜高校は前線の⑦⑨への縦パスを狙い、15分と17分にCKを得るが得点にはならなかった。本校は細かいパスを織り交ぜて徐々にペースを掴みかけ、今日先発の⑪横瀬のシュートを皮切りに北杜ゴール前に攻め入り、チャンスを掴んだがゴールを割ることはできはなかった。両チーム互角の戦いで前半を終えた。
後半に入り、本校はパスをつないでゴール前に攻め入りシュートを打つが、決め手を欠き一進一退のゲーム展開となった。北杜高校はボールキープに優る本校のパスをインターセプトで狙い、そのボールを⑦や途中交代の⑳につなげる戦法に徹底し、CKやFKで何度か本校ゴールを襲うが、本校DF陣の身体を張ったプレーで得点を許さなかった。
本校は選手交代でリズムを掴み、ボールキープ率は高いのだが、サイドからのクロスも単純に入れるだけで、相手の長身GKに防がれてしまった。35分には北杜高校にゴールを割られたが幸運にも相手のオフサイドに救われた。
北杜は⑦のドリブルから決定的なチャンスを作り始め、0対0のまま延長かと思われた3分のアディショナルタイム終了間際、カウンター攻撃から⑦のドリブル突破を許し、劇的なゴールを決められ、無念の敗退となった。十数年振りの関東大会出場に王手を賭けた1戦であったが、北杜高校の粘り強い守備からのカウンター攻撃に涙を呑んだ。
敗れたとは言え、直前のリーグ戦の不振から脱皮し、2大会連続(新人大会は単一大会)でのベスト4入りは賞賛に値する。明日の3位決定戦での健闘を期待する。
