
昨年度の海外語学研修参加者
本校でもついにゴールデンウィークに入りました。5月7日(水)には山梨県内の高校で一斉に総合体育大会が開催されるので、カレンダー通りの休みにさらにもう1日休み(=自宅学習日)が追加され、5連休となります。学校がお休みの間はこのエデュログは生徒の活動の様子をお伝えできないので、違う角度からの記事となります。
さて、夏休みに行われる本校の海外語学研修、現在参加者募集中です。本日は、ここで本校の海外語学研修の紹介をして、本校への入学を考えている中学生のみなさんと参加しようか考え中の在校生のみなさんにPRをしたいと思います。
今年は7月20日(日)の夜行便で日本を発ち、8月5日(火)に帰国する15泊17日の予定で実施されます。本校では2008年からニュージーランド最大の都市オークランド郊外の静かな街にある公立中学校・高校に当たるローズヒルカレッジにおじゃまして、英語の勉強をしています。本校の語学研修の1番の特徴は、現地の高校生活を味わいながら生きた英語を学べる点です。
もちろん、現地ではホームステイ。お客さんとしてではなく、家族の一員としてみなさんを受け入れてくれるキゥイ(=ニュージーランド人)のみなさんは、みな優しい人たちばかり。大体の家庭で、参加する生徒とほぼ同年代のお子さんがいて、学校まで一緒に通ったりします。ホストファミリーは広大な牧場に住んでいる家庭だったり、学校から徒歩で行ける場所の家庭だったり、さまざまです。ウィークエンドには家族でショッピングや観光に連れていったりしてくれるはずです。最初はなかなかコミュニケーションがうまくいかなかったりするのですが、数日すると慣れてくるので問題ありません。自称「英語はまったくできません」という生徒も楽しく過ごして日本に帰ってきますから(笑)。

動画「2013海外語学研修ダイジェスト」
さて、学校では、午前中、ローズヒルカレッジの教室を明誠高校の生徒たちのためにお借りして特別英語授業を実施します。明誠の生徒だけなので、毎日情報交換もできるし、困ったことも先生やコーディネーターの方に相談することができます。そして生徒たちにとって何よりうれしいのが、その時だけ、少しは友達と日本語をしゃべれること(笑)。英語がわからなくてホームシックになって帰りたくなったりすることもあるのですが、その時間の存在で気持ちが休まります。それに友達同士励ましあうこともできます。
午後は、ローズヒルの生徒の中から選ばれてひとりひとり明誠の参加者についてくれるスクールバディの授業にいっしょに参加したり、明誠高校の生徒たちのために企画されたアクティビティに参加したりします。現地の高校は授業は選択制が基本ですから、スクールバディが数学が好きなら、毎日数学をたくさん勉強します。ということは、明誠の生徒もその授業につきあうことに…(笑)。日本にはない科目や実技科目もあり、楽しく勉強できるはずですが、中にはずっと本を読んで話を聞くだけの授業もあるようで、それもこれもすべてスクールバディ次第ということになります(笑)。
アクティビティは明誠の参加者のみで出かけますが、英語の勉強ですから、午前の授業の先生が同行してくれます。博物館に出かけて現地の文化に触れたり、セーリング体験をしたり(オークランドは「帆の街」と呼ばれています)、動物園に出かけたり(ニュージーランドにしかいないキゥイを見られたら幸運です!!)します。リラックスしながら英語が勉強できる時間となるはずです。
ニュージーランドは、先住民族「マオリ族」の人たちやその文化をとても大切にしていて、ローズヒルカレッジでも生徒たちは、マオリ語を勉強したり、マオリ族の文化を学んだりしています。本校の生徒たちは、学校に到着するとマオリ式の歓迎会に招待されます。マオリ語と英語のあいさつの後、歌を披露してくれ、ローズヒルの生徒や先生と鼻と鼻を合わせてあいさつを交わします。これがマオリ式あいさつです。明誠の生徒たちも英語でのあいさつと校歌合唱で答えます。
また、ローズヒルの生徒たちとは、研修期間内に文化交流会の時間が設けられて生徒同士の交流が行われます。毎年マオリ文化を紹介してもらっていますが、その中でもここ数年、男子は、世界一の実力を誇るニュージーランドのナショナルラグビーチーム「オールブラックス」も試合前におこなっているマオリ文化を象徴するダンス「ハカ」を教えてもらっています。さらに、スポーツ交流の時間も行われ、昨年はニュージーランドの生徒たちに混じってタッチラグビーを行いました。ローズヒルには自慢の体育館があるのですが、タッチラグビーは体育館と外の天然芝と両方で行われました。
ホストファミリーとのお別れの時は悲しい瞬間。ホームシックで泣きそうになっていた生徒も、この時はもう英語や現地での生活に慣れて日本に帰りたくないと言います。気持ちも高まっているのでもっと現地にいられれば本当に英語がマスターできそうに思います…でも、そんな時に別れの時がきます。現地の文化に従ってハグをしてお別れ。見ている私たちの方ももらい泣きしてしまいそうになります。もうひとつの家族ができた、という気持ちになっています。

動画「2013海外語学研修ダイジェストExtra」
一昨年と昨年は、ホストファミリーとお別れをした後、高速道路で2時間ちょっとかかったところにある「ロトルア」という所に観光にでかけ、1泊してからオークランドに戻りました。今年度は円安で旅行費用が高騰してしまったので、費用を抑えるため残念ながらロトルア旅行は行程からはずされてしまいました。ホストファミリーに連れていってもらえるとよいのですが、遠いのでなかなか難しいかもしれませんね…。でも、参加する人は「どこに行きたい?」と聞かれたら、「ロトルア」と答えてみましょう。もしかしたら連れていってくれるかも(笑)。
ニュージーランドに着いた日とニュージーランド最終日の夜は、オークランド中心部のホテルで宿泊します。最後の日はもう英語に恐怖感はなくなっているのか、自分でお店に入っていって買い物をする生徒が目立ってきます。初日とは大きな違いで、語学研修の効果を目の当たりにすることができます(笑)。
そして、次の日(8月5日)の朝、現地を発って夕方成田に到着して研修は終了となります。毎年、迎えにきてくれた日本の家族に会って、家族のありがたみを語る生徒もたくさん。外から、自分の生活や日本を見ることができるのも語学研修の利点かもしれませんね。現地でホストファミリーの家事のお手伝いをしていたからなのか、「子供が日本に戻ってきたら家のお手伝いをするようになりました。こんなことだったら、毎年ニュージーランドに行かせたいですよ」と保護者から喜びの電話をもらったこともありました。もちろん、参加者のほとんどは、英語の勉強に興味が出てきて今までよりもいっそう勉強に身を入れるようになりますし、参加車の中からは日本大学主催の付属高校のケンブリッジ研修に参加する生徒も毎年続出します。参加するといろいろな効果があります。
先日行われた説明会に参加していなくても構いません。参加したいと思った在校生のみなさんは連休明けに担任の先生に申し出てください。また、説明会に参加したけれどもまだ参加の表明をしていない生徒も5月8日には参加希望届の提出お願いいたします。申し込みはしばらくは間に合いますが、できるだけ早く表明していただくと助かります。よろしくお願いします。
また、中学生のみなさんの中で、海外語学研修に興味をもった人は是非、本校に入学して来年度参加してください。今年度も、この語学研修に参加したくて本校に入学してきた生徒もいます。お待ちしています。下のリンクは過去の海外語学研修のビデオが見られるページへのリンクです。リンク先は、動画の順番がバラバラになっているようですが、タイトルをご欄になって順番に見ていただくとよろしいかと思います。
■参考リンク■
明誠チャンネル海外語学研修関連ビデオリンク
2014年度海外語学研修フライヤー

2013年度インターエデュ日大明誠高校特別サイト♪