4月12日(日)、立教英国学院では入学始業礼拝が執り行われ、2015年度が始まりました。
青空が広がる中、41名の新入生を迎えることができました。さらに今年は桜の開花が遅く、当日はちょうど満開。春らしい始まりの一日となりました。

当日到着した新入生を迎えるのは、高等部3年生の生徒たち。この日から高3生の証である赤ネクタイをつけて、受付や校内案内を行いました。
「赤ネクタイは責任の重さの証」。毎年、校長先生が入学始業礼拝で高3生に送る言葉です。
笑顔で新入生を迎え、案内を行う姿は頼もしく、まずは一日目、きちんと責任を全うしてくれました。

新入生と保護者を交えて昼食をとった後、午後三時より入学始業礼拝がチャペルで行われました。新入生はこれからどんな生活が始まるのか、在校生はどんな一年が始まるのか、ドキドキしながらの出席となったことでしょう。
礼拝の中では新入生一人一人に校長先生から校章のワッペンが手渡されました。名前を呼ばれるとそれぞれ緊張した面持ちで前へ出てワッペンを受け取りました。

学期が始まってしばらくは慌ただしい日々が続きますが、新入生には一日も早く寮生活に慣れて立教生活を楽しんでほしいものです。
立教英国学院で生活するみんなにとって、この一年が実り多きものでありますように。

今回私はドーチェスターにあるトーマス・ハーディーという学校に交換留学で一週間お世話になった。英人とのコミュニケーションはしたことはあるが、ホームステイやECの授業ぐらいのものなので、今回のように海外の学校に行き、たくさんの同年代の外国人に囲まれるというのは初めてだった。
そんな交換留学で二つ印象に残ったことについて書こうと思う。

一つ目は様々な科目だ。日本ならば高校で基本的なことを学び、理系文系に分かれる程度で、専門的な科目については大学で学ぶというのが一般的だと思う。しかし私が行ったトーマス・ハーディーでは違っていた。例えば私のバディは政治学、経済学、歴史などの授業をとっていたが、他の生徒は数学、ドイツ語、音楽、心理学など違った科目を受けていた。ここも日本とは違い、すべての授業で全員が同じということがなかった。私はこの教育システムがいいと思った。なぜなら早い段階から自分の興味のあることについて学べるので、モチベーションが上がると思う。しかしやりたいことがなかなか決まらない人は大変かもしれないとも思った。

二つ目は授業だ。日本の一般的な授業では先生が黒板に書き、話をして、生徒は黒板に書いてあることや先生の発言などをノートに書き留める、こんな感じだと思う。トーマス・ハーディーでも、もちろん先生が前に立ち同じようにするが、生徒たちに意見を出させていた。もしかしたら私のバディの授業だけかもしれないが、生徒たちが、各々の意見をだしあい、ある事柄について話していた。ある授業では相手の発言が終わるとすぐ発言するなど、すごく白熱していた。私はこれを見て日本にはない光景だと思った。少なくとも私は今まで日本でこのように生徒同士で熱く意見を交わしたこと、またそのような光景を見たことがなかった。このような授業は生徒の想像力を鍛え自分で考える力が身につきやすくなりそうだなと感じた。日本の生徒であそこまで自分の考えや考える力を持っている生徒は、そこまで多くないと思う。

最後に、今回私は初めて海外の学校に行ったが日本にいたら絶対知らなかった海外の生徒や授業などを見ることができて、とても良い経験になった。そんな良い経験をさせてくれたトーマス・ハーディーの先生、生徒、バディ、ホストファミリーにとても感謝している。もし来年参加を迷っている生徒は是非参加してみて欲しい。
今までになかったことを発見できると思う。

(高等部2年生 男子)

この春休み、僕はバディの家にホーム ステイをしながら1週間イギリスの現地校に通った。それはとても有意義な時間であり、普段できない経験をたくさんしたと思う。何よりも、慣れない環境で得た経験は僕を人間的に大きく成長させてくれる、はずだ。
トーマスはとても大きな学校だった。生徒数は約2000。敷地もとても広く、何度も迷いそうになった。僕の記憶力の悪さのせいでもあるのだろうが、未だに食堂から数学棟までの道を覚えていない。
そんな学校で僕が驚かされたことがいくつかある。
まず一つ目は、授業の時間を知らせるチャイムだ。ベルの音が短く2回。最初は何の違和感もおぼえなかったが、なんとそのチャイムは火災報知器だった。授業の度に火災報知器が鳴るのである。きっと欧米ではこれが普通なのだろう。よく考えるとなるほどだが、なんだか意外だった。
二つ目は、授業制度だ。月曜の2時間目が終わってから気づいたことなのだが、僕のバディは授業を3教科しか受けていなかったのだ。なんでもトーマスでは受けたい授業以外は受けなくていいらしい。そのため3時間目、昼休み、4時間目は全て休みだった。しかもその休み時間の間、生徒たちは食堂でカップ麺を食べたりカードゲームをしたりと自由にしてよかった。うらやましい限りである。
他にもいくつか面白いことはあったが、これらは全てこの交換留学に参加しなければ見ることのないものだった。今思えば、この一週間はとても充実していたと思う。毎日新しい発見があり、新しい出会いがあった。友達も増えた。これからもこのような交流の機会があれば積極的に参加していきたいと思う。

(高等部1年生 男子)

私は、立教に来て初めてイギリスの家にホームステイしました。
最初は、とても不安でした。イギリスの家での生活と日本の家での生活で大きな違いがあるのか、はたまた自分の英語力でちゃんと伝えたいことを伝えられるか。現地の学校で皆と心を打ち解けられるか。私は、不安でいっぱいでした。

ホームステイ初日、私たちは一週間お世話になる学校、ミレー・スクールでホストファミリーの人たちを待っていました。このとき、わたしはどんな家族でどんな人たちなのか分からないし、自分のことをちゃんと受け入れてくれるのか、すごく不安でした。
そして、わたしのホストファミリーの人たちが来ました。すごく笑顔で、「Hello!!」と言われ、わたしも笑顔で返しました。「不安がらず何でも言って。私たちは、あなたを歓迎するわ。」と言ってくれました。わたしは、そこで不安だった気持ちも和らぎました。

そして、いよいよ学校生活が始まりました。現地の学校なので、周りはイギリス人ばかり、立教よりはるかに生徒数も多く、最初は驚き圧倒されてしまいました。
授業も全て英語で、友達と会話する時も英語で、立教では味わったことがない生活でした。
しかし、そんな中私のバディーやバディーの友達が積極的に私に話しかけて来てくれました。だから、私も頑張って英語で返すようにしていきました。
そうしていくうちに、ミレーの人たちと仲良くなっていきどんどん友達も増えていきました。気づいた時にはたくさんの友達が出来、学校への不安は無くなっていました。

英語ばかり話しているのではなく、今度はミレーの人たちに日本語を教えてあげました。グループに分かれて日本語でのコミュニケーションを行い、そして日本の和菓子や文房具について英語でプレゼンテーションを行いました。それは、日本のことをもっとイギリスの生徒たちに伝えていき、日本のことを分かってもらいたいと思ったからです。

そして、とうとう交換留学も終わりに近づいてきました。
この一週間をとても短く感じました。私は、この一週間で多くのことを学びました。
自信を持って、自分なりに積極的に話すとちゃんと相手も理解してくれます。私は、最初不安で自信もなくうまくいくのか心配でした。しかし、今思うととてもいい経験が出来たと思います。
英語に直に触れ、たくさんの人と話をしたりなどこんないい経験はなかなかできません。だから、私は今回の交換留学ができて本当に嬉しく思います。
これから、この経験を生かし英語をもっと伸ばしていきたいと思います。

(高等部1年生 女子)

今回のミレースクールとの短期留学を一言で表すとなったら、他の人は何と表すだろうか。私は、「新しい」と表すだろう。
立教での1週間の交換留学を終えた後、早く春休みになって、バディに会いたい、ミレースクールに行きたいという気持ちで、残りの3学期を過ごした。卒業礼拝が終わり、先輩方や、友達との別れを悲しんだ後、私達はミレースクールに向かう車に乗り込んだ。みんな緊張しているのか、車の中はテンションが高かった。ミレースクールに近付いていくに連れ、鼓動が速くなっていく。これから1週間、問題なく過ごすことが出来るのか、学校での授業は大丈夫なのだろうか。そんな考えで頭は一杯だった。
ミレースクールに着き、バディの迎えを待つ。ここに戻ってくるのは、1週間後。その時には、このプログラムに参加して良かったと思えるように、これからを過ごそうと、まっている間に誓った。バディが迎えに来てくれた時、私は嬉しくて抱き着いた。自分でもここまで嬉しくなるとは、予想していなかったのでかなり驚いた。
次の日に、ハンプトンコート宮殿に観光に連れて行ってもらった。宮殿は、美しい装飾がたくさん施されていて、厳かな雰囲気を醸し出していた。
そしていよいよ、ミレースクールに通う日がきた。その日だけは、バディの家の人が、学校まで送ってくれた。私は車の中で緊張していたが、それよりも期待で胸が一杯だった。
まず私達を迎えてくれたのは、自動ドアだった。ミレースクールの生徒は、当たり前のように通っていく中、私達立教生は驚いていた。立教にはもちろん、自動ドアなど1つもない。日本の高校でも、自動ドアがある学校など、数少ないのではないだろうか。そのあとの校舎案内でも、日本の高校にはないものがたくさんあった。例えば、ジムにあるようなマシーンがあったり、電子白板が各クラスに設置されていたり。授業も日本の授業とは、違う部分が多かった。授業は基本的に電子白板を使うため、先生はパソコンを使いながら、授業を進めるなど。また、購買のお会計も指紋認証という、日本では珍しいスタイルだった。
授業は、ずっとバディと一緒に受けるわけではなく、立教生だけの授業や、他の学年の授業にお邪魔したりした。日本語のレッスンにお邪魔した時は、日本の文化についてのプレゼンテーションを行ったり、スピーキングの練習のお手伝いをしたりもした。やはり日本人への日本語の教え方と、イギリス人への日本語の教え方は、方法が違う。当たり前のことだが、強く実感した。
放課後は、このプログラムに参加している他の子の家に遊びに行ったり、町に行ったりもした。自分のバディ以外の子とも、かなり関わりを持つことができたと思う。
ミレースクールで過ごした1週間は、私にとって「新しい」1週間だった。初めて経験することばかりで、戸惑ったりもした。しかし、バディの子を始め、沢山の人に助けてもらい、とても貴重で楽しい1週間を過ごせた。私は、先生方や、ミレースクールの生徒達、バディの家族、そしてなによりバディに、「有難うございました。」と伝えたい。

(高等部1年生 女子)

念願の留学が実現しました。
ミレースクールへの留学は、世界で活躍するという、私の将来の夢への第一歩になると思い、胸がときめきました。
この留学は、一人で英人の家庭にホームステイをするので、本当に英語に囲まれた時間をもつことができます。ホームステイ中は、「一語でも多く話したり聞いたりしよう。」「英国のふつうの暮らしを満喫しよう。」「英人の友達を作ろう。」と心に決め、ミレースクールに向かいました。

ミレースクールの授業は、私にはとても新鮮でした。先生に自分の意見を言ったり、生徒同士での話し合いの時間が沢山設けられていました。英語の授業では、生徒達が、ミステリーやホラーの物語をそれぞれ作成し、自分が作成した物語の構成などを他の生徒達と説明し合っていました。

私が最も興味を持った授業は、ミュージカルの授業です。ミュージカルの授業では、「シカゴ」や「アニー」などの練習をしていました。生徒がいくつかのグループに分かれ、場面作りや演技、ダンス創作、歌の練習をし、演出と役者の勉強をします。先生もグループに沢山のアドバイスをして指導なさっていました。私達立教生は、その授業中、見学をしていましたが、私も参加したくてたまらなかったです。そして、そのミュージカルの授業にも試験があると聞いて、さすがミュージカルの本場の国だなと思いました。

日本語の授業では、立教生が、日本の学校の制度や規則、お菓子、文房具、漢数字、手遊び歌など、日本の文化についてプレゼンテーションをしました。日本に興味がわいて楽しめる内容になるようプレゼンテーションの仕方を考え、ミレースクールの生徒達と漢数字や日本語を使った会話を一緒に練習しました。ミレースクールの生徒達はキラキラした顔で話を聞いてくれましたし、文房具を紹介した時にはとても盛り上がりました。私は嬉しかったですし、プレゼンテーションにも自信がつきました。特に電子辞書は、初めて見たという人が多く、日本のハイテク機器が誇らしかったです。
日本語での会話を練習する時間には、英国の映画やドラマのこと、家族のことなど、簡単な日本語ですが笑顔で積極的に話してくれて、通じ合うことができました。

ホームステイ先の家族は、私を温かく迎えてくれて、ジョーク混じりの楽しい会話が途切れることがありませんでした。休日や放課後には、バディとダンスを習いに行ったり、友達の家に招待してもらったりと、ミレースクール以外の外国人の方とも触れ合うことができました。
一週間の留学を通して、言語や文化の異なる人間同士が理解しあうことの素晴らしさ、大切さを改めて感じました。これからも英語力を上達させて、もっと深く分かり合いたいです。この幸せで貴重な留学を支えてくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいになりました。ありがとうございました。

(高等部1年生 女子)

私はこの春休みの一週間、交換留学プログラムに参加しました。
一月に、自分のバディが立教に来て初めて会い、茶道や剣道、様々な日本文化に触れ、多くのことを経験してもらいました。もちろん、その一週間は私達にとっても初めての経験が多く、濃いものとなりました。
あれから約二ヶ月、イギリスも少し暖かくなり、春の兆しが感じられる三月。卒業式も終わり、皆の春休みが始まりました。そんな中、私達は早速バスに乗り、ホームステイ中にバディと通うミレースクールに向かいました。正直、私の心の中は緊張や不安でいっぱいでした。初めて通う現地の学校、一人だけでステイするホームステイ。今回は、なんとしても自分一人の力で生きていかなければなりませんでした。

ミレースクールに着くと、そこにはバディが迎えに来てくれました。約二ヶ月ぶりに会うバディ達の顔を見ると、このプログラムに参加した立教生達は少し緊張が和らぐようでした。
そこで立教生達とはお別れし、バディの家へ向かいました。その子はとても明るい性格の持ち主で、私に沢山話しかけてくれたし、今、彼女が学校で勉強している日本語も一生懸命に話そうとしてくれました。彼女が日本語を練習している姿を見ていると、改めて日本語の難しさを感じました。

土曜日からこのプログラムは始まったのですが、週末はあっという間に過ぎてしまい、月曜日が来てしまいました。いよいよミレースクールに登校です。学校までは車で送ってもらいました。
約十五分、そこには緑のチェック柄のスカートをはいている女の子達が沢山いました。ミレースクールは、約千五百人もの生徒がいる女子高です。私は校内の人の多さに衝撃を受けました。学校で久しぶりに会う立教生達。数日間しか離れていなかったのに、日本語が懐かしく感じられました。
そしてバディと一緒に受ける授業。どこの教室にも電子ホワイトボードがあり、それは先生のパソコンとつながっていて、授業の資料、ノートが全て映し出され、それと共に授業が進められていきました。ミレースクールの入り口の自動ドアですら感動していた私達にとって、電子ホワイトボードで普通に授業がすすめられていく光景は、現代的で憧れました。英語での授業は、理解するのが大変でしたが、いつもバディが助けてくれたので良かったです。
私がミレースクールの授業で思ったことは、私達の学校は、生徒が自分の考えなどを授業で多く発言したりするのではなく、先生の話しに耳を傾けることを意識します。しかし、それと比べてミレースクールは、先生が少し話したことについて生徒が積極的に発言し、先生が生徒をどんどん巻き込むようにして進んでいくということです。私はそのミレースクールの生徒の積極的なところを見習わなくてはと思いました。
ミレースクールの授業には、ウクレレやズンバなど普通ではあまり体験できないような内容もあり、とても楽しむことができました。

巨大な学校に一週間通い、そこには授業以外でも自動ドアなどの設備の違いであったり、食堂の広さであったり、様々な違いがあり憧れるところもありましたが、千五百人もいるミレースクールの生徒達には難しい、私達立教生は周りの友達、先輩や後輩、先生方を第二の家族として、近い関係でいられるということが改めて良いことだと思いました。
この交換留学プログラムに参加して、もちろん辛いこともありましたが、イギリスについて知ることができ、改めて日本の良さを知ることもできました。この経験により、少し自信がついたので、さらに英語にも力をいれて勉強していきたいと思います。

(高等部1年生 女子)

▪️2015年 日本での学校説明会・進学フェア

イギリスから担当教員が参ります。会場内に本校ブースを設け、個別相談に対応します。詳細は各ホームページでご確認ください。

3月29日(日)
10:00 – 16:00
中学高校進学相談会「よみうりGENKIフェスタ2015」 :
東京国際フォーラム 展示ホール1・2 (東京都千代田区丸の内3-5-1)
5月31日(日)
10:00 – 16:00
ベネッセ進学フェア : 東京国際フォーラム B2F 展示ホール1・2
(東京都千代田区丸の内3-5-1)
6月6日(土)・6月7日(日)
13:00 – 18:00
埼玉東部進学フェア : 草加アコスホール
7月18日(土)・19日(日)
10:00 – 17:00
彩の国進学フェア:さいたまスーパーアリーナ
7月25日(土)
10:00 – 16:00
JOBA学校フェア:ベルサール六本木
8月1日(土)・8月2日(日)
11:00 – 16:00
首都圏進学フェア千葉:幕張メッセ
7月20日(月・祝)
10:00 – 16:00
毎日新聞 進学博:大阪南 難波 御堂筋ホール
7月26日(日)
10:00 – 16:00
毎日新聞 進学博:大阪北 梅田 ヒルトンプラザ
8月8日(土)
10:00 – 16:00
毎日新聞 進学博:神戸 芦屋 ラポルテ

▪️2015年 海外での学校説明会

当該校の生徒・保護者以外で参加をご希望の方はイギリス本校までお問い合わせ下さい。

6月3日(水) ロンドン日本人学校
6月22日(月) ミュンヘン日本人学校校
6月26日(金) パリ日本人学校

▪️2015年 海外子女教育振興財団主催 学校説明会・相談会

財団のホームページからの事前予約が必要です。イギリスから担当教員が参ります。会場内に本校ブースを設け、個別相談に対応します。詳細はこちらをご覧下さい

7月21日(火)
13:00 – 15:30
名古屋会場(ウインクあいち)
7月25日(土)
13:00 – 15:30
大阪会場(毎日新聞ビル〈大阪市北区〉)
7月31日(土)
13:00 – 16:00
東京会場(産業貿易センター)

▪️2015年 立教英国学院学校説明会

予約は不要です。イギリスから担当教員が参ります。スライド・ビデオによる説明があります。説明会の後、個別相談も受け付けます。

2013年8月に立教大学で開かれた本校学校説明会の様子はこちらからムービーでご覧いただけます。

8月21日(金)
14:00 – 15:45
大阪(梅田センタービル)
8月22日(土)
14:00 – 16:00
名古屋
8月23日(日)
14:00 – 16:00
東京(立教大学太刀川記念館多目的ホール)
10月24日(土)
10:00 – 12:00
名古屋
10月24日(土)
15:00 – 17:00
大阪(梅田センタービル)
10月25日(日)
14:00 – 16:00
東京(立教大学太刀川記念館多目的ホール)
12月12日(土)
14:00 – 16:00
東京(立教大学)

3月7日、立教で卒業式を終え一年間を共にした先輩や、友達、後輩へ別れを告げ、見送った。見慣れた顔がだんだんと減っていく悲しさと、これから始まるミレーでの生活の不安が重なり、私は柄にもなく沈んでいた。久しぶりにバディーに会えるのは嬉しかったが、英人の家に一人でホームステイ、ホームステイをしながら現地の女子校に通うことを考えると自分の英語でついていけるのか心配で仕方なかった。けれど、前回ミレーに参加した先輩から由望ちゃんらしく行けば大丈夫だよ。と声を掛けてもらい、さっきまでの弱気な自分は私らしくないと思い、深呼吸してミレーへ向かうミニバスへ乗り込んだ。

私のバディー、エミリーの家族はとても優しかった。特にエミリーのお父さんがとても親日家ということもあり、パソコンの壁紙が富士山だったり、朝は「おはようございます」とあいさつしてくれたり、日本が愛されているということが伝わってきた。お父さんを筆頭に、夕食での会話では日本の文化に興味があるようで、日本の主な宗教はなに?とか、日本にもミドルネームはあるの?など、日本の事について話すことが多かった。そして私は文法を気にしながら話していたが、会話のスピードが速いので文法を考えながらだと会話に置いてかれてしまう。なので、あまり気にせずに会話に参加するようになったら、ポンポンと会話が続きとても楽しかった。そこで私は英語でのコミュニケーションのコツが分かった気がした。

ミレーでの生活はとてもハードで毎日衝撃を受けていた。しかし、今まで以上に沢山のことを体験し、吸収し、成長できたと思う。立教での毎日も濃かったが、ミレーも一日一日にまた違う濃さがあった。ミレーの子が立教に来た時、ミレーと立教は全然違う。と話していたが、本当にその通りだった。正確に言うと、日本の学校とイギリスの学校の違いなのではないか、と思う。その中でも印象的だったのは、授業のスタイルだ。日本では先生が黒板に教科書の内容について解説し、生徒がノートに書く。というのが大抵だが、ミレーで私が参加した授業はどれも電子黒板を使いながら進め、先生が生徒に疑問を投げかけると、すかさず沢山の意見がバンバン出てくる。一方的に教えるのではなく、クラスを巻き込みながら授業をしていた。私はそんなスタイルに、憧れをもった。

この一週間は長いようでとても短かった。辛いこともあったが、何より立教の高1の先輩方と仲良くなれたのが本当に嬉しいことだった。もっと前からお話ししたかったと思う先輩ばかりで、そんな先輩と最後の最後に仲良くなれて改めてミレーに参加して良かったと思った。ミレーに一週間通い、バディーとは違う学年の子と授業を受けた後、写真を撮ったり、SNSを交換したりなど一時間の授業で仲良くなったミレー生との交流もできた。このような繋がりをこれからも大切にしていきたいと思う。

最後に、この交換留学プログラムで私は立教で学んだことを精一杯出し切れたと思う。さらに、これから日本で生活し、英語を学ぶ上での自信にもつながった。ミレーで学んだことを忘れずに高校生活に臨みたい。

(中学部3年生 女子)

今回の交換留学で私は普通に生活していたら得られないものを得た。
ミレーの子たちが立教から去ってから色々な行事があった。それらが終わるとすぐに私たちがミレーに行く番だ。
ミレーにつくと私のバディーはすぐ来てくれた。立教で仲良くなったとはいえ、これから家では一人だと思うと緊張した。立教の友達と別れを告げて家に向かった。家に着くとファミリーが迎えてくれてとても嬉しかったのを覚えている。トランクから荷物を出して整理した後は立教生とそのバディーの子達と映画を観に出かけた。その映画は日本でもやっていて観たかった映画だったので嬉しかった。家での生活はとても快適だった。ファミリーがとっても優しくて、気をかけてくれたのでホームシックにならずに済んだ。夕食後は映画を見たり、お話したり、いろいろして過ごした。
ミレースクールでは、最初はミレースクールに着くと見慣れない顔ばっかりでとっても緊張した。だけど教室について立教生の顔を見たらホッとした。しかしみんなと離れたらまたあの緊張が襲ってきた。こんなでやっていけるかと心配になったが、その心配は無用であった。シャドウィング、家庭科、技術、ズンバ、いろいろな授業を受けたがミレーの人たちはみんな優しくて楽しい時間を過ごせた。一週間はあっという間に過ぎた。
そして別れの日、ミレーの子たちやファミリーと過ごした時間を思い出して、私は涙が止まらなかった。泣いてる私にバディーが「また会えるよ!」と言ってくれたのは絶対に忘れない。
私はこの交換留学で自分の英語の改善点がわかったし、なにより地元の人の温もりを感じられた。このプログラムに参加して本当に良かったと思う。この交換留学で学んだことをしっかりと日々の生活に生かして立教生活を送っていきたい。

(高等部1年生 女子)

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