体育科の教員が3日間の教員研修に参加しました。

本校はイギリスにある日本人学校ですので、日本ほど研修に参加出来る機会は得られません。

先日バスケットボールで対戦したMichael Hall校で体育科教員の研修会を実施することがわかり、今回の参加が実現しました。

教官は20年以上、Michael Hall校に勤めているMr.Martinという方。

その方の指導の下、金曜日の夜から日曜の昼過ぎまで、3日間のコースがスタートし、ウェールズやアイルランドなどイギリス各地やドイツから約50名の参加者が集結しました。

 

Michael Hallという学校はシュタイナー教育を取り入れている学校です。

シュタイナー教育は

・芸術教育

・自由への教育

などと呼ばれています。

1919年ドイツで始まったシュタイナー学校は現在、ドイツ、イギリス、アメリカ、日本など世界中に存在します。

ペーパーテストをやらない、担任教員が8年生まで持ち上がる、ある教科の授業を毎日2時間×4週間のブロックで学習するという主要教科の周期集中制(エポック授業)など、独自の教育方法をとっています。

体育の授業では、世界中の多くのシュタイナー学校でボートマ体操、いわゆる空間ダイナミクスを行っています。

 

今回の研修もボートマ体操を中心に発達段階に合わせたチルドレンゲームやスポーツをMartin氏の指導の下、メンバー全員で行いました。

体一つ一つの動きに着目し、世界中の伝統的な遊びや器械体操などあらゆる角度から体を動かすことに関して学んでいきました。

また、運動の苦手な子どもに対してどのような用具を使用し、補助していくかなど実際に参加者が体験し、習得していく機会も多くありました。

最終日には体育教員が集まり、学校現場での悩みや教員としての考えを共有する話し合いの場も設けられ、充実した研修期間となりました。

 

3日間という短い時間の中で得たものは多く、大変貴重な経験ができました。

本校では、教員間の研究授業や教科内での週1度のミーティング等を行い、授業の質の向上に取り組んでいます。

今回のような外部での教員研修はイギリスではなかなか困難なことではありますが、今後もこのような取り組みが教育現場では必要となってくると思われます。

 

2月中旬に男子バレーボール部はEPSOM COLLEGEと試合を行いました。

 

毎学期練習試合をしている相手ですが、今回は相手に新しい顔ぶれが見られ、新学期でメンバーが少し入れ替わった様子でした。

本校は前の試合でのポジションを入れ替え、より攻撃的な布陣で臨みました。

 

第一セットはセットポイントを握りながらも逆転され落としてしまいましたが、第二セットは気持ちを入れ替えて大きな点差で取り返し、その勢いで第三セットも取って勝利を手にしました。

 

ミスが少なくなり、しっかりとした攻撃も多くなってきましたが、それだからこそ次の新しい課題が見えた試合でした。

 

1984年の卒業以来約30年ぶりに立教を訪問することができ、大変嬉しく思います。

偶然にも2011年1月をもってロンドン転勤となり、約30年ぶりのUK生活となりました。

原点に戻ったような不思議な感覚です。

また訪れたいと思います。

(9期生 前川さん)

 

ロンドン駐在に伴いお邪魔させて頂きました。

12年振りという時間が、つい先日のことのように思い出され、一方で大変懐かしい心持ちが致しました。

また是非機会をつくって訪問させて頂きたいと思います。

(21期生 下田さん)

日本の心を伝えたい

茶道部のメンバーで、立教に来てくれた8-9歳の英国人の子供たちにお茶の立て方、作法の説明をしました。

実際に、茶筅でお茶を立てるのは難しそうでしたが、楽しそうにやってくれてよかったです。

 

「お菓子やお茶は馴染みがないのでおいしくはない。」という感想でしたがそれでも全部を飲み干してくれた子も居て、何人かの子は結構好きだと言ってくれたのでとてもうれしかったです。

 

日本の文化に興味をもってくれる人たちのためにも、もっともっと自分も勉強して日本の心を伝えられるようになりたいと思いました。

(高等部1年生 女子)

「歴代立教記録をついに更新!」

 

本校の体育の授業では毎年3学期になると男女共に1500m走が実施されます。

立教の陸上トラックは1周400m。普通の陸上トラックよりも遥かに長い距離に見えてしまう立教のトラック。

 

今年は教員から試練が与えられました。

「去年の1500mのタイムと比べ、10秒以上遅くなっていたらタイム更新するまで走ること。」

それを聞いた瞬間、「え~」「無理に決まってるじゃん」と予想通りの反応を見せてくれました。が、

文句を言いながらもやる時はやる立教生。

授業中のトレーニングは手を抜かず、更に授業以外の時間を使って黙々と走る生徒もいました。

 

そんな今年の3学期に歴代立教記録が打ち破られる日が来ました。

毎年1500mの立教記録保持者上位5名の名前が食堂前に貼り出されており、10年も前から記録を破られず名前が残っている生徒もいます。

今回は高校2年生の女子が1500mを5分台で走りきり、過去の立教1500m女子記録を見事更新しました。

また、もう1名の高校2年生女子も歴代5位に名前を残すなど、今年は立教記録同様、自己新記録更新が相次ぎました。

 

3学期は部活動が活発に行われるなど運動部員の活躍が見られ、積極的に体を動かす生徒が増えてきたようです。

今後も更なる活躍を期待したいものです。

 

2月16日(水)、Herstmonceux小学校の児童32名が来校しました。

本校から車で1時間半のところにあるこの小学校、子供たちはこの日のために今学期の始めからずっと日本文化について勉強していたそうです。

担任の先生がWebで日本人学校を探して見つけたのが本校でした。

学期の始めに連絡があり、学校訪問の打診がありました。

32名の小学生が訪れるということで、さっそく本校でもECの授業の一環として準備を開始。

毎年5月に行っているJapanese Eveningや11月のOPEN DAYの経験を生かして茶道部や剣道部を中心に練習、リハーサルも行いました。

 

そして当日。

ここ数日ぐずついた天気が続いていましたが、この日は朝から晴天。いつもより早く登校したという子供たちは、到着すると小さな体に大きなリュックをしょってニコニコ顔でコーチから降りてきました。

剣道場で待機していた高校1年生の女子が窓から手を振ると、それに答えて大きく手を振る子供たち、初めての日本文化体験にちょっとドキドキの様子でした。

 

まず高校1年生の剣道部がデモンストレーション。

技の説明の後は実際の試合も披露しました。

そのあとは小学生たちに実際に竹刀で面を付けた立教生を打ってもらうという企画。

本当にいいの?と照れながら思いっきり面を打った男の子には大爆笑でした。

続いて茶道部。

今回は時間が短いこともあって、正式なお茶会はやめ、生徒たちが考えたプログラムで進行。

彼らが考えたのは「何も知らない子供たちにいきなり茶筅を握らせてお茶を点ててもらう」という斬新なアイデア。

4人の小学生がこれに挑戦。

甘いお菓子を食べた後はさっそく自分の点てたお茶を飲む事に!茶道部の生徒たちが一人一人につきそって、お椀をまわして飲む要領を教えてあげました。

「苦~い!!」とは口に出さずとも、正直な小学生達は皆すごい顔!会場はその表情に大笑いでした。

デモンストレーションの後は会場に飾られた着物を見学したり、もう一度お茶に挑戦したり、剣道部の生徒に竹刀を持たせてもらったりと、子供たちは大はしゃぎでした。

 

2時間目は会場を図書館に移して高校2年生がおもてなし。

「日本のアニメを描いてみよう!」「日本語教室」「かな、カタカナ、漢字に挑戦!」と3つのグループに分かれてマンツーマンで子供たちに日本文化を紹介しました。

子供たちは8歳、高校2年生は17歳。

この10年近い年の差がとっても和やかな雰囲気を作ります。

普段はきっとヤンチャな男の子もお兄さんお姉さんの前ではとてもお行儀のいい生徒。

そしてちょっと厳つい男子生徒も、優しい笑顔で一生懸命英語を駆使して日本語を教えたり、漢字で名前を書いてあげたりと奮闘していました。

自然な笑顔が絶えない50分間でした。

 

最後は一番年齢の近い、小学6年生から中学3年生の生徒たちが、それぞれのECの授業に子供たちを招いて折り紙教室。

高校生たちのようにはいかなくても、習った英語をいろいろと試しながらECの先生方にも手伝ってもらいしっかりコミュニケーションをとっていたようです。

 

昼食の時間には、持ってきたお弁当を立教生と一緒に大ホールで食べました。

迎えのコーチが着くと、「今日は本当にどうもありがとうございました~!!」と皆で高い声を張り上げて挨拶。

1学期間日本文化を勉強したご褒美の立教訪問だったそうですが、その笑顔から察するに、立教での「日本文化体験」に大満足だったようです。

 

元気に手を振ってくる子供たちを見送りながら、皆口々に今日の感想。

「かわいかったね~。」「結構おもしろかった。」「英語が思ったより自然に使えたかな…」と立教生にとっても貴重な体験でした。

 

 

2月12日(土)BrightonのRodean Schoolとのバドミントンの試合が本校で行われた。

Score Sheet を作っていたら、5年ぶりの試合ということで本当に久しぶりの対戦であった。

午後2時過ぎにRodean Schoolが到着し、ウォーミングアップを行い、試合開始となった。

外はまだ寒さが厳しく、体育館内も冷気が漂っていたが、試合が始まればそんな冷気を吹き飛ばす熱戦が続いた。

 

勝敗の行方は、立教が接戦に持ち込むが最後のところでRodean School の勝利に終るパターンが多かった。

全ての試合が終了した後、簡単なRefreshmentで、双方のメンバーが互いに打ち解け、話に花が咲いた。

 

4時半過ぎ、外は少し薄暗くなりかけていたが、Rodean School のメンバーを乗せたMiniBusを、体育館の前で見送った。

次の再会が楽しみになるような1日であった。

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