11月20日(土)の昼食後、小学6年生と中学1年生の中から希望者3人が近くのラジウィックという村に行きました。

この日は地元の人達が集まり、各々が寄付した物を持ち寄って販売するクリスマスバザーが村のホールで開催されていました。

ホールの中では各テーブルで様々なバザー用品が販売されていました。

クリスマスカード、本、日用品、手作りケーキなど。

中でも生徒たちが目を輝かせたのは、ラッフル(福引き)でした。

1度に4回もくじを引くことができ、景品にはお菓子や置物、日用品など数多くの品物が並んでいました。

「当たった~!」と言って生徒が手にしていた物はなんと、赤ワイン。

ラッフル担当の方も複雑そうな顔をしていましたが、本人は「お土産に家に持って帰る!」と大喜び。

村のクリスマスバザーを存分に楽しんでいました。

結局全員が見事ワインを当て、抱えきれないほどのお土産を持って帰ってきました。

中学生にとっては、期末試験前にちょっとだけ息抜きができたようです。

 

 

「100年以上前に建てられた本校女子寮の屋根裏から発見された埃まみれのトランク。

           現在、生徒たちの手によって、その調査が進んでいる。名づけてトランク探偵。」

    トランク探偵第4回

 

トランク探偵たちはゆきづまっていた。

品名リストを作り、写真撮影をし、特徴をメモ、データベース化したものの、それからが象の歩みである。

オープンデイ前の調査では、ひとまず写真と手紙に取り掛かっていた。

トランクの中には生成り色の絹地に美しい縫い取りのある、上品な『布ばさみ』のようなものがあった。

中に収められていたのは十数枚の写真と2通の手紙。

写真を見て気づくことは何か。

同一人物は?服装は?予想されることは?写真の現像元は?何か書き込みはないか?
手紙はタイプライターで打たれたと思しき一通の便箋と、1枚のポストカード。

便箋はいいが、ポストカードはみみずののたくったような手書き(失礼!)。

読むのが難しい。

しかしポストカードには宛名と住所がある。

  MISS BURRELL
   C/O MRS JAUFE(?)
     27(24?) Hyde Park G…(??)
     W.2.

衣類を調査したときにも記名があったが、ポストカードとつき合わせてみると、BURNELLではなく、BURRELLであるらしいことが判明。
ポストカードの受取人と、衣類の持ち主は間違いなく同一人物だろう。

そしてトランクには刻まれた『J.E.B.』のイニシャル。
再び複数の衣類の記名とつき合わせてみると、イニシャルは『J.E.BURRELL』。Jが筆記体で書かれていたので、JだかYだか分からなくて一苦労。すべてを総合すれば、

  MISS J.E.BURRELL

が持ち主の氏名である。
Jはファーストネーム。

Eはセカンド・ネームだろう。はてさて、ジェーン・エリザベス・バレル嬢か、ジャスミン・エレノア・バレル嬢か、ジョゼフィーン・エミリー・バレル嬢か・・・。

人物を特定する時がやってきた。

 
 

11月7日に開催された本校のOPEN DAYについての感想が保護者の方から届きましたので、以下ご紹介致します。

 

   *   *   *   *   *

 

先日は初めてオープンデーに伺い、大変興味深く拝見させていただきました。

どの学年のクラス発表も、よく調べ、そして展示方法もよく工夫され、とても手が込んでいて感心させられました。

 

発表は全てを拝見することはできませんでしたが、どれも楽しく拝見いたしました。

特に後夜祭でのドミノ企画はハプニングもまた楽しい演出でした。

「不思議の国のアリス」がテーマとのことでしたが、白いバラが一気に赤に変わるなど、よく考えたものだと感心いたしました。

また、ダブルタッチ、茶道ともに、企画はもちろんですが、企画した生徒達だけでなく全員が参加しているような一体感が良かったです。

自分が楽しむだけでなく、見ている友達を楽しませようとする気持ちが伝わってきました。

 

どの生徒も本当に礼儀正しく接してくれました。

特にレストランや各コーナーで販売のお手伝いをされていた高校3年生はご立派でしたし、下級生を引っ張ってくださった高校2年生の存在感も大きかったです。

また、そういった生徒たちを見守ってくださる先生方のまなざしの温かさが印象的でした。

 

次は定期考査ですね。。。

今後ともよろしくご指導お願い申し上げます。

 

 
   日常生活の喜怒哀楽、大きな行事から小さな出来事まで、生徒達が立教生活を生き生きと綴りました。
                                                                                    
「”Would you like tea or coffee?”」

待ちに待ったオープンデイ。

しかし、終わっても欲しくない。

そんな微妙な心境で迎えた11月7日は、あっと言う間に過ぎ去ってしまった。

 

「縁の下の力持ち」というスローガンの下、オープンデイを陰でサポートするという高3生の役割の中で私が担当したのはキッチンの給仕係だった。

紅茶・コーヒー・ジュースの中からお客さんの注文したものを注いで渡す、ただそれだけの作業。

開店する前は、そう思っていたけれど、いざ給仕し始めるとそこにはたくさんの「会話」があった。

 

始めのうちは、会話と言っても二言三言。

しかし、しだいに慣れ始めると自分から声を掛けたり、最終的にはトイレで会った人にまで声を掛けてオープンデイの感想を聞いたりした。

この日が今までで最も多くの英人の方と話した日だと思う。

 

もちろん、長時間立ちっぱなしでくたびれたし、お腹もすいたけれど、お茶を渡した後に笑顔で “Thank you.”と言われることで自分自身も笑顔になり頑張ることができた。

 

準備期間の2日と当日の1日と合わせて3日のオープンデイ。

期間も異なれば、関わり方も他の学年とは違う。

全く経験したことのない初めてのオープンデイは “Thank you.”の言葉とともにとても楽しく終えることができた。

 

(高等部3年 女子)

 

 

 

 
 

 

 

  日常生活の喜怒哀楽、大きな行事から小さな出来事まで、生徒達が立教生活を生き生きと綴った生の文章です。

 

「最後になって気づいたこと」

 

11月7日。

高校生活最後となるOPEN DAY当日を迎えた。

気温は低かったが無事に晴れ、すがすがしい1日となった。

高3は毎年クラス企画に参加しない代わりに父母の会の模擬店に参加することとなっている。

私はチケット係を担当することになっていた。

 

チケット係は焼き鳥係や食堂係と違い、生徒と接する機会よりも外から来たお客様と接する機会の方が多い。

お客様が食券を求め一番最初に訪れる所がチケット売場という事もあり、チケット販売開始の前はとても緊張していた。

 

しかし、当日までの準備をする間を通して、私はOPEN DAYの本当の意味を理解したような気がした。

チケット係の作業を行う際、指示はすべて役員のお母様方が出されていた。

どのようにすれば子供達が喜ぶか、どのようにしたら当日スムーズに販売・接客をしていくことができるのか。

父母の会のお母様方は常にその事を考えて行動してくださっていた。

 

高1、高2と会計本部として働いていた私は、今まで本部員としてOPEN DAYを成り立たせているという気持ちでいたが、今回OPEN DAYを行って、成り立たせているのは生徒だけでなく、父母の会の協力もあるからなのだという事を知った。

高3は当日の開会式で「高3と言えば縁の下の力持ち!!」と気合入れをしたけれども、本当の力持ちは父母の会の方たちだと私は思う。

 

当日チケットは終了予定よりも1時間前にほぼ完売となり、チケットがなくなりすぎて苦情が来るほどの売れ行きだったが、最後まで楽しんでお客様と応対することができ、販売終了後に自分が誘導したお客様とすれ違うとみんな顔見知りに思え、少し誇らしい気分になった。

 

高3最後のOPEN DAYは今までとは違う新鮮なものが感じられた。

父母の会の皆さん、来てくれたお客様、素敵なクラス企画で頑張ってくれた後輩達にありがとうと言いたい。

 

(高等部3年 女子)

 

先週の土曜日、バレーボール部とサッカー部は共に対外試合を行いました。

男女バレー部は本校を会場に、サッカー部は外部に行っての試合です。お互いに前回と全く同じ英国の学校が対戦相手となりました。

 

男子バレー部にとってはリベンジ戦。

前回は惜しくもEPSOM COLLEGEとの試合で負けてしまいましたが、2-1で見事、貴重な勝利を手にしました。

女子バレー部も同様に部長のサーブで難なく2連覇達成!

 

サッカー部はサッカー発祥の地として知られる名門CHARTERHOUSEへ訪問しての試合。

さすがサッカーを愛する国、イギリス。

思うように自分達のプレーが出来ず、あっという間に相手の流れに。残念ながら大差で負けてしまいました。

 

各部活動の対外試合も無事終え、次は期末試験勉強に向けて気持ちを切り替えて取り組んでいきます。

 

以下はサッカー部部員による感想です。

 

   *   *   *   *   * 

 

今回の試合を通じてメンバー一人ひとりが様々な事を感じ、様々な事を学べたと思っています。

内容も結果と比例して酷かったですが、それでも一人ひとりが、今もっている力で頑張ったことは評価出来る試合でした。

オープンデイ直後ということもあり、体調面もみなベストとはほど遠く、ボール感覚も最悪で、チーム内で紛争が起きたりと、本当にこんな状態で試合なんかしていいのだろうかというのが本音でした。

実際の試合では、やはりボールコントロールも上手くできず、体のキレもなく、相手が上手い下手というよりも自分達がとにかく酷いとしか言いようがありませんでしたが、一人ひとりの頑張りはしっかりと感じられました。

課題が多く残った試合でしたが、もう一回みんな原点に戻ってしっかりと再出発していきたいです。

次回はチーム一丸となって勝利を奪いに行きます。

今回は前回の結果のこともあり、大きく周囲の方の期待を裏切る形となってしまいましたが、次回は期待されている以上の結果を出して、サッカー部はこの先もっと良い結果を残していきます。是非、次回の試合に期待して下さい。

(高等部2年サッカー部 男子)

 
 

小学6年生がオープンデイを終えて作文を書きました。

ご紹介します。

 

「OPEN DAY」

 

先週のオープンデイ期間は辛かったです。

最初のころは授業がないからいいと思っていましたが、途中から授業の方がましだと思うようになってしまいました。

 

僕は1枚の大きな紙をポケモンで埋め尽くさな くてはいけなかったにも関わらず、あと3日という時にまだ半分も終わっていませんでした。

最終日になってもうだめだと思っていると、高校3年生が手伝ってくれ、最後にはすべて描ききれました。

 

そしてオープンデイ当日、他の学年の作品を見ました。特に中3から高2までは教室だったということさえもわからないほどすごかったです。

その中でも高2の1組は西遊記についてやっていて、看板から何もかもすごかったです。

中2の姫路城もビックリするほど出来が良かったです。

 

これらの作品を見ると情けなくなってきました。でも、P6、M1も頑張れたと思います。来年はもっといいものを作りたいです。

(小学6年生 男子)

 

 

↑ 中学2年生「姫路城」                     ↑ 高校2年生「西遊記」

 

先週の日曜日、22名の生徒がロンドンに外出し、日本英語検定協会の実用英語技能検定2次試験を受験してきました。

1次試験は本校で受験出来ますが、2次試験を受けられるのはヨーロッパではロンドンの本会場だけ。

3グループに分かれてタクシーやミニバスで試験会場となっているImperial Collegeに到着しました。

ここは丁度自然史博物館や科学博物館の隣にあり、ハロッズデパートまで歩いて10分ほどのところ—緑多き田園風景に慣れている生徒たちには久々の都会の空気、ちょっと緊張の面持ちでした。

タクシーを降りると小雨の降りしきる中キャンバスを進み試験会場に到着。

キッチンスタッフが用意してくれたサンドイッチを頬張りながらまずは腹ごしらえです。

ロビーには子供を連れた日本人の方々が沢山いらっしゃいました。

中にはこの英検を受験する為にわざわざスイスから来た生徒さんもいました。

丁度受験に来ていた本校の女子生徒の友人で、久しぶりの再会に話も弾んでいたようです。

それぞれの面接は5分から10分ほど。

終わった人からひとり、また一人と戻ってくると、さっそく情報交換。

「4つ目の問題が難しかった…」「試験官の人がきれいな女の人で緊張しちゃった…」「まぁまぁかな…」「あ〜もう駄目!!」と感想もさまざまでした。

タクシーが待つ表通りまで歩いていく間もまだ降り続いていた雨ですが、学校に着く頃にはうっすらと秋の日差しがさすまずまずの天気になっていました。

 

期末試験期間前の忙しい最中、たった5分の面接の為のロンドン外出でしたが、自分の設定した目標を目指して英語に挑戦する意気込みはきっといつか実を結ぶことと思います。

 

昨年度から交流を始めたWoldingham Schoolの生徒6名がExchange Programmeの一環として昨日本校を訪れました。

 

この学校は本校から車で1時間ほどのところにある私立の女子校です。

本校の生徒たちもこれまで何度かこの学校を訪れ、広大な敷地、イギリスらしい重厚な校舎、様々な最新施設、そして何より親切でフレンドリーな生徒たちと接して感動して帰ってきました。

この10月の半ばにも本校から10名の生徒がこの学校を訪れ、スポーツ活動に参加したり昼食を一緒にとったりして親交を深めてきましたが、今回はそのお返しとしてWoldingham School の生徒たちを本校に招くことになりました。

 

9時過ぎにWoldingham Schoolの生徒たちが到着すると、本校の生徒がひとりずつ案内役としてつきました。

高校2年生3名と中学校2年生3名です。

それぞれのペアはまず日本人の先生の英語の授業に参加しました。

日本語で教える英語文法の説明を聞いたり、自己紹介を英語でしてもらったりと先ずは順調な滑り出し。

実はこの生徒たちは現在Woldinghamで日本語を習っています。

まだ習い始めて数ヶ月の生徒もいましたが、中には本校の生徒達に日本語で自己紹介をする子もいたそうです。

 

最初の授業が終わるとブレイク。

ペアの生徒たちが校内を案内しました。

100年以上前に建てられたかつてマナーハウスだった女子寮を始め、食堂や教室棟を一緒に回りました。

そして緊張がほぐれてきた頃、こんどは英国人によるEC(English Communication)の授業に参加しました。

今年度から実践的な英会話中心の授業に移行したECの授業だけあって、今回の訪問は他の生徒たちにとってもうってつけの良い機会となりました。

最初は少しぎこちない会話から始まったものの徐々に打ち解け始めるとお互いにいろいろな質問をしていたようです。

今回来校した生徒の中にはロシアや香港出身の生徒たちもいたので、同じ地域に住む本校の生徒たちとも話が弾んだとか… 気が付くと鐘が鳴り始めて、あっと言う間に昼食の時間となっていました。

 

この日は案内役の生徒たちと一緒に特別テーブルで食事をとることになりました。

Woldinghamの生徒たちは13〜14歳の中学生が多かったので、ここは本校の高校2年生たちが積極的に話題を作って場を盛り上げてくれました。

この後に参加することになる全校スポーツの種目のことでも話していたのでしょうか。

 

毎週金曜日の午後は「フライデースポーツ」と言って全校でスポーツを楽しみますが、この日はWoldinghamの生徒たちも体育館で行われたバトミントンやバスケットボール、テニスなどに参加しました。

そして最後は名残を惜しみながらキッチンスタッフ特製のフライデーケーキを皆で賞味。

4時少し前に迎えのバスが到着すると「また来学期に会いましょう!」とお互いに声を掛けながら別れを惜しんでいました。

 

これまではお互いの学校の行事に招き合っていた交流でしたが、今回初めて授業に参加するという新しい試みを実行し、両校の交流は新たな段階に入ったと言えるかも知れません。

 
 

 

先週、女子バスケットボール部はGeorge Abbot校と試合を行いました。

オープンデイ終了2日後であったため、練習日がたった1日という過酷な状況の中で試合に臨みました。

 

前回はMichael Hall校と試合を行い、36‐19で圧勝。

今回も2連覇目指して試合に挑みました。

 

しかし、今回の相手チームにはなんと、身長190cmを超える選手が。

バスケットボールは身長が高いチームほど有利となるため、そう簡単には試合が進まないことが予想されました。

前半は19‐12で立教のリードでしたが、後半相手チームの追い上げにより、

結果は30‐32と、わずか2点差で立教の敗退。

悔しさが残りました。

 

立教の中でも部活動に力を入れている女子バスケットボール部。

今年の目標は連勝。

2度目は惜しくも負けに終わってしまいましが、次回からは全て白星目指して戦います。

 

以下に高校2年生女子バスケットボール部の生徒の感想を載せます。

 

   *   *   *   *   * 

 

「負けたのが本当に悔しかった。自分が思うようにプレーできなかったし、シュートも全然入らなかった。

体力も相当落ちていて全然走れなかったから負けて当然と思ったけど、最後まで走り続けたつもりだった。

ルーズボールにも飛びついて必死にやったのに負けた。言葉では現わせないような悔しさだった。

この気持ちを忘れないで来学期の試合は全勝できるようにしたい。」

(高校2年生女子)

ページ
TOP