朝から大雨でした。初めてのアウティングなので、晴れが良かったけれど、なかなかそうはいきませんでした。
初めてのアウティング。本当であれば、昼ごはんは、外でピクニックみたいにしてみんなで食べる予定だったけれど、雨のせいでお店で食べることになりました。「kaspas」というワッフルとクレープを売っているお店です。私が食べたのは、チョコレートナッツクレープでした。

最初のミッションは、お店のひとにメニューを伝えることです。日本人が話す英語と英国人が話す英語は、喋り方が全然違います。全部の単語が、連なっているので、とても聞き取りにくくて、大変です。もう何を言ってるのかよくわかりません。少しだけ聞き取れる英語を頑張ってひろいながら、店員さんからの質問を聞いていました。最初の質問には答えられましたが、途中から一気に言われてわからなくなりました。だから、ほとんどの質問に「Yes」と答えてしまいました。そしたら一応は通じたようで、思っていた通りのクレープが届きました。しかし、店員さんはテイクアウトだと思っていたらしく、注文したもの全てが袋に入っていました。ちょっと困りましたが、おいしかったので良かったです。

1時15分にお昼ごはんを食べ終わって、みんなで集合する予定でしたが、クレープが来たのは1時20分。他のお店で食べている人を待たせるのは悪いと思ったので、3分ほどで急いで食べました。その後、クラスメイトたちと合流するために他のお店に行ったところ、みんなはゆっくりおしゃべりしながら食べていたので、もう少しゆっくり食べても良かったなと思いました。
その後にドーバー海峡に行きました。つくと同時に雨がやみました。バスから降りて、1時間ほど歩きました。わたしは景色を見るために最後尾でゆっくり歩きました。遠くにフランスが見えた気がしました。雨が降ったあとだったので、最初は曇り空でしたが、最後の方は青空がひろがり、とてもきれいでした。

最後にクランレーの街で、買い物をしました。co-opというお店です。時間がないなかでの買い物ではありましたが、お土産を買いました。
この1日を通して、学校とは違う環境で、英国人と交流したり、クラスのみんなで楽しく過ごすことが出来て、良い経験になりました。
(中学部1年 女子)do

今回のアウティングは、ブライトン、アランデル城、そしてホーシャムと、今までに行ったことのない場所3連発の旅でした。今回は、新たな学びが得られたというよりも、気持ちをリフレッシュすることのできるいい機会だったなと思います。立教にいるとあまり気にかけない景色を堪能できたり、クラスメートと一緒に過ごす時間を満喫できたりと、行く先々で小さな喜びに溢れた一日でした。そんな一日を忘れないように振り返ろうと思います。

まずブライトンでは、あいにくの雨模様でした。バスから降りて10分もしないうちに靴の中が水たまりと化してしまったので、どんよりした気持ちで友達と話しながら目的地のi360に向かって歩きました。私たちの班は景色を撮影するのが好きな子が集まっていて、ブライトンらしい風景を沢山カメラに収めようと、写真会が繰り広げられているようでした。ブライトンの印象はすっかり雨になってしまいましたが、幸運なことに途中から雨がやみ、澄んだ空と海、そしてi360とをしっかり捉えたベストショットを撮ることができたのですごく晴れ晴れとした気持ちになりました。

次に向かったのはアランデル城です。坂の下からお城を見上げた時、草花とマッチしていたためかおとぎ話に出てくるような雰囲気でした。城内には、普段見慣れない動物のカーペットや模型、天井につきそうなくらい高くて華やかなクイーンベッドなどがあり、実際にここで優雅な暮らしをしていたのだと考えると不思議な気持ちにもなりました。また、見学の途中で、ともこさんという方に展示品の説明をしてもらったことも印象深いです。お城の中にすてきな礼拝堂があったのですが、元王族のたった一人の力によって日々の礼拝がオーガナイズされていたということまでも知ることができました。

最後に向かったのはホーシャムです。私たちの班は、まず目星をつけていたお店を回ってみようという作戦で、少し遠いところにあった中華料理屋さんに行ってみました。無事にたどり着けたのは良かったのですが、中国風の雰囲気に圧倒されてしまい、入るのを断念しました。中華のお店に行くには少し勇気がいることを学んだので、今度は入りやすそうなお店を探してから是非行ってみたいなと思います。とはいえ、その後入ったイタリアンのお店では、店員さんが明るく親切に接してくださったのでとても素敵な時間を過ごすことができました。特に、店員さんがわざわざ「Enjoy」は日本語では何て言うの?と質問してきて、その後ちゃんと日本語で「楽しんで!」と言ってくださったり、最後には一緒に写真を撮ったりと、日本とは違ったサービス精神があってすごくいいなと感動しました。

あっという間に今回のアウティングも過ぎ去ってしまったけれど、ちょっと変わった日が一日だけでもあるとすごく心が満たされるんだなと実感しました。これを機に、立教生活の中でも日々の小さな楽しみや喜びを見つけ出していけたらいいなと思います。

(高等部2年 女子)be

5月20日(金)、初めてのスクールアウティングに行きました。天候は小雨だったので、心配でした。3時間ほどcoachに乗り、見えた景色は土砂降りの雨でした。ですが、私の心はドキドキ、ワクワクしていました。

初めて見るイギリスの街は賑やかで、お店がたくさんありました。通りすがりの人を見るとマスクをしていなかったので、イギリスと日本の文化はこんなに違うんだなと改めて実感しました。沢山歩いてお腹も空いたところで昼食の時間。私はワッフル屋に向かいました。慣れない英語を少しずつ使い、なんとか注文ができました。とても新鮮な気持ちになって、注文を終えたあとはスッキリしました。10分後、熱々のワッフルが届けられました。大好きな苺がたくさんのっているワッフルを一口頬張ると、甘々なシロップと甘酸っぱい苺がマッチしていて、とても美味しかったです。

食後、M1の女子みんなで商店街を散歩しました。CMでよく見る海外の風景みたいで、驚きました。生で見てみたかった、英国では人気のお店にもたどり着けて、幸せでした。
そして、またcoachに乗り、ふと景色を眺めていると、土砂降りの雨は一気に止み、だんだんと青空が見えてきました。そうすると、みんなの気分は晴れやかになりました。たくさん撮った英国の街を見返しては、今でもアウティングの思い出に浸っています。

次に待ち構えていたのは、ドーバーの白い崖。よく見えませんでしたが、高くて大きいことがよく分かりました。その景色を近くで見に行こうと、早速学年ごとで歩きはじめました。長い道のりで、急な上り坂でしたが、なんとかみんなで頂上につくことができました。どこまでも広がっている自然に驚きました。多分、私が出会った中で一番きれいな景色だったと思います。広くて透き通っている海、新鮮な空気。あの景色は絶対に忘れられません。

青空の下で、仲の良い友達たちと記念撮影をしたりしていると、あっという間にアウティングも終わりに近づいてきました。お土産タイムです。友達とお揃いのキーホルダーを買いました。そして、もちろん日本の家族にもはがきを2つ買いました。再びcoachに乗りました。2時間ほど、楽しかった思い出を隣の友達と共有して、1時間は眠っていました。

心も体もリフレッシュしたあとは、スーパーでお買い物です。夕食は予約していたので、おかずを買い足したりします。他には果物、お菓子を買うことになりました。スーパーに入ると、すぐに食べ物の香りがしました。看板も全て英語だったので、どこに何が売ってるのか分からず戸惑いましたが、知ってる単語を組み合わせて、何を意味する言葉なのかを考えながら買い物をしました。ずっと欲しかったお菓子の大容量版を見つけたり、やっぱり本場は違うなと思いました。買い物が終わると、他学年と合流して、予約していたメインの夕食を取りに行きました。その後、coachに乗りました。これが最後の帰りのバスです。初めてのアウティングもこれで最後かと、悲しい気持ちになっていました。

学校に戻って、ニューホールに向かいました。夕食の始まりです。私は中華の焼売と春巻きを頼んでいました。イタリアンピザを注文した友達がシェアをしてくれたので、丁度いい量を食べることができました。また、「焼売」はアウティング後に実施された、初めての漢字書き取りコンクールで出題されました。もちろん私は正しく書くことができました。
思い出は忘れることなく、まだ頭の中に熱々のまま残っています。
(中学部1年 女子)ぽ

私にとって今回は3回目のアウティングでした。今回は、海が美しいブライトンや由緒正しい歴史を持つアランデル城、美味しい飲食店がひしめき合うホーシャムを訪れました。どれもイギリスにいるからこそ訪れることが出来た貴重な場所でした。

まず、今回のアウティングで最も心に残っているのはアウティング前半に訪れたブライトンでの出来事です。ブライトンでは、長い間雨が強く降っていた為、私は気分が沈んでしまっていました。また、ズボンもほとんど濡れ、観光などの余裕が無い状況でした。それでも、班の仲間は笑顔で海沿いのテーマパークを楽しんだり、雨で足取りが重くなっても楽しい話をして前に進み続けました。そのお陰で、私もブライトンでのアウティングを想像以上に楽しむ事が出来ました。これは一重に、班員、いや仲間がいたからこそ生まれた、かけがえのない最高の思い出です。そして、この仲間がいたからこそブライトンに限らず、アウティング全体を楽しむ事が出来ました。

私は今回のアウティングで「仲間と協力し、初めて得られる素晴らしい思い出」に感動しました。それにより、今までのアウティングで仲間の絆の大切さを感じる事が出来た最高のものでした。勿論、その仲間と衝突せずに協力し合う事は難しく、それにより良い思い出になるか否かは分かりません。ですので、立教の大家族の一員として友人の気持ちを考えながら行動する事は、生きる上で必要不可欠なスキルである事を身を以て痛感しました。今回のアウティングは、ただのイギリス観光だけでなく、生きていく上で大切な事を学べたものでした。今回の貴重な教訓を深く肝に銘じ、普段の学校生活に役立てていきます。そして、次のアウティングもより良いものにしたいと思いました。

(高等部2年 男子)あ

初めてのアウティングはDOVERでした!
今回は初めてのアウティングなのでとにかく楽しみ、思い出をたくさん残したいと思っていました。前日から準備をはじめましたが、当日は残念ながら雨の予報だったので雨具を入れました。最後に、リュックにワクワクと楽しみをたくさん詰め込みました。
そして、待ちにまった当日、予報通り雨でしたが、そんなことよりもワクワクと楽しみのほうが大きかったので、雨はおまけサイズでした。ちなみに、ここ、イギリスではbusのことをcoachというらしいです。初めて知りました。僕は乗り物酔いがひどいので、学校を出発して20分ほどですでに気持ち悪さが限界に来てしまいました。途中のパーキングエリアで1度バスを停めてもらって、外の空気を吸いました。運転手さんに感謝です。

DOVERにつくまで、景色は同じようなものがずっと続いていましたが、1時間ほど経ったあたりで急に景色が変わり、大きな白い崖が現れました。なんだろう…と思っていたら、先生が「これがDOVERです」と言いました。「えっ…でか!これがDOVER!?」、予想していた8倍は大きかったです。街はレンガでできている建物が多く、イギリスらしさを感じました。まずは街でお昼ご飯をたべたり、みんなでサングラスを買ったりしたのち、待ちに待ったDOVERの崖の上へ!歩いて崖を登りました。途中までは草で辺りの景色見えなかったのですが、草がなくなるとそこには絶景が広がっていました。フランスも見えました。

中1のみんなで写真を撮り、僕も携帯で写真を撮りました。崖には柵もないのでとても怖い思いをしました。崖の下にはDOVERの港があり、大きな船がたくさんとまっていました。
先生は「心が綺麗な人にしか、DOVER からフランスは見えない」と言っていましたが、僕にはフランスが見えました。
その後は、再びCoachに乗り、Cranleighという村に行きました。Cranleighでは夕飯のテイクアウトとお買い物をしました。スーパーで僕が買ったものは、みんなと飲むための1.5Lのコーラ、そして甘いチョコレートです。そして、事前に予約しておいた焼き餃子とチャーハンとチキンスープを受け取りました。合計で11.2ポンドでした。高いのか安いのかはわかりません。
学校に戻ってきて机の上に買ってきたものを出してみると、友達もコーラを買ってきており、全部は飲みきれないほどでした。お菓子もたくさん食べて、その日はお腹が破裂するかと思うほどでした。その後解散して、初めてのアウティングは終わりました。

初めてのアウティングはとても楽しかったです。先生方が準備を頑張ってくれたおかげでもあり、coachのドライバーさんが1日中運転してくれたおかげでもあり、色々な方の協力があってこそ実現できたことだと思います。学校に帰ってきて、リュックを開けたら楽しかった良い思い出が入っていました。
先生方、ありがとうございました!!!!!!!
(中学部1年 男子)dover_01

2022年度内に実施する入学試験の概要と募集要項を発表しました。
編入学試験、中学部入学試験、高等部入学試験のいずれもご覧になれます。

詳細は、入学試験のページhttps://www.rikkyo.co.uk/admission/admission/をご確認ください。

最初に書いておくと私はかっこいい先輩たちのように球技で活躍もしなかったし、MVPも取らなかった。けれど確かにあの日、私はMVPな気分だったのだ。

天候に恵まれた5月最後の日曜日。目覚めもよく迎えたその日は、なんだか良いことが起こりそうな予感があった。

朝の支度をしながら、私は今日この一日がどんなものになるかとあれこれ思案を巡らせた。この球技大会で、私が乗り越えなければならないイベントは大きく3つ。選択種目のポートボール、応援合戦のダンス、そして選抜リレーだ。ポートボールとダンスは余裕だ。沢山練習したのだ。心配することはほとんどない。問題はチーム対抗の選抜リレーだ。なにしろほとんど練習する暇がなかった。バトンパス練習だって、片手で数えられる程度しかできていない。そして私は第4走者、つまりアンカーだ。「緊張」以外にどんな言葉が私を埋め尽くすだろうか。

爽やかな水色のTシャツに目をやる。まだ書き込みが少ないそのチームTシャツは、先輩たちが可愛らしくデコレーションしてくれたものだ。表面に書かれた手書きの文字が目に入る。

「MVPはワタシ。」

少しふざけていて意味もよくわからないこのメッセージは前日に大好きな先生に書いてもらったものだ。大きく胸の中心に書かれていて(私がそう注文した)、存在感のあるこれは私にとって一番大切なメッセージだった。

そう、今日の私はMVPなのだ。そんな気持ちでリレーに臨もう。なにしろ朝から何かと調子が良い。去年は書いてもらえなかった先生からのメッセージもゲットし、機嫌も良い。この調子でいけば上手くいく。

開会式が終わりそれぞれの種目の試合が始まっていく。友達の試合を観戦したり、先輩たちとメッセージを書きあったりしているうちにポートボールの出番になってしまった。

なんか、調子悪いな。そう思うことが度重なった。

塵も積もれば山となり、結果は惨敗だった。11点差もつけられて負けたのだ。笑ってしまうほどにボロ負けだった。心配することなんてないと思っていたのに。

今日はだめかもしれない。

午前の部が終わり、私が恐れているリレーが近づいてくる。そしてここでまさかの悲報が飛び込んできた。

第1走者が足をひねってしまった。選抜リレーに参加できるかどうかは分からない。練習もほとんどなかったので補欠なんてもちろんいない。

なんだか一気に風向きが変わったようだった。全ての雲行きが怪しい。

足を負傷してしまった仲間は応援合戦のダンスに参加できず、私はそのダンスで小さなミスをした。

今の所、何も上手くいっていない。

私は最後の出番が始まるまでの残り時間を、リレーへの心配に費やしたのだった。

そしてとうとう最後の種目、選抜リレーがやってきた。

「足痛くないから走れる!」

私の不安を吹き飛ばすように、溌剌とした声がした。最後の最後で、第1走者は私達リレーメンバーの元へ戻ってきてくれたのだ。

明るい兆しは見えてきた。うん、いける。

割り当てられたレーンを確認し顔を上げると、見渡す限りの人、人、人。またもや不安の渦に飲み込まれそうになる。重い足でのろのろと第4走者のスタート位置に移動する。

遂にこの時が来てしまった。

大丈夫。たとえ盛大にずっこけたとしても3日後にはみんなほとんど忘れてくれる。なんてったって私は今日MVPなのだ。

静まり返った空間を切り裂くようにピストルの音が響いた。

相手チームにリードされてはいるけれど、これなら私で巻き返せる。直感的にそう思った。

いよいよバトンが手に渡る。その冷たい感触が思考に入ってくるよりも早く、私は走り出した。逆転してみせる。

ゴールラインを超えた瞬間に撮られた写真を後から見てみると、嬉しんだか苦しいんだかぐちゃぐちゃな顔をしていた。今度からはもっときれいな笑顔で走らなければ。

とにかく、私達は一位を取ることができた。

その後のみんなからの反応と言ったら、まるでヒーローにでもなったかのようだった。

「めっちゃかっこよかった!」

「ここ二年で一番嬉しかったよ!」

なんだこれ。めちゃくちゃ良い気分だ。

終わりよければ全てよし。結局、幸せなことにこの一日は朝の予感が的中する形で幕を閉じた。

つかの間のMVPのような気分が私の心を踊らせてくれたのだった。

(高等部1年 女子)r

延期になった球技大会の日がついにやってきました。僕の種目はサッカーで球技大会の一、二週間前から放課後を費やして練習していました。練習では調子のいい時にトップとして1,2得点取ることが出来るくらい順調でした。そして、球技大会当日少し不安でしたが、待ちに待った球技大会でもあり、とてもウキウキしていました。最初の借り物競争では残念ながら負けてしまいましたが、みんなで盛り上がり、とても楽しむことが出来ました。そして、その後すぐに僕が出場するサッカーが始まりました。僕はその時とても緊張していましたが、全力で楽しもうと思っていました。試合は始まり、前半は相手に押され気味でしたが、そんな中でも小さな一個のチャンスをものにし、惜しいシュートを何回か打つことが出来ました。ですが、僕の技術的な面があまり良くなかったため、シュートを決めきることが出来ませんでした。そして、前半が終わり、続く後半相手に一得点を取られてしまい、その後も決定的なチャンスが僕に回ってきましたが、焦りのほうが勝ってしまい、またシュートを決めることが出来ませんでした。しかし、仲間が最後の最後でシュートを決めてくれたため、なんとかPK戦まで持ち込むことができました。そして、PK戦で僕は最後である5番目のキッカーを任されました。順調に両者とも決めていましたが、僕たちのチームが一本外してしまいました。そして僕の打つ番が回ってきました。焦りもあり精神的に蹴れる状態ではありませんでしたが、ここで決めないと負けてしまうというのもあり、覚悟を決めて蹴りました。しかし、ボールはポストに当たり僕達の負けが確定してしまいました。その時、自分のせいで勝利できなかったことが悔しくて涙がこぼれてきました。しかし、みんなは僕のbfことを責めることなく、「よく頑張った」「ナイスプレイ」など励ましてくれました。勝利することが出来ず悔しかったものの、Tシャツに色んな人からメッセージを書いてもらったり楽しくダンスが出来たりと最終的に楽しく球技大会を終えることが出来ました。

(高等部1年 男子)

5月29日、ハーフターム2日目、球技大会が行われました。天気は晴れ、絶好の球技大会日和となりました。一度、新型コロナウイルス感染症の影響で延期になってしまった球技大会。延期された分、皆はよりいっそう楽しみにしている様子で、前日の夜はなかなか寝付けませんでした。

私が今回出場した種目はバレーボールです。私は、バレーボールは授業でしかやったことがないような初心者だったので、今回の球技大会は足を引っ張ってしまわないかすごく不安で、より一生懸命練習をしなければなりませんでした。球技大会の一週間前、それぞれの種目の練習場所が割り当てられ、用事がある時以外はできるだけ練習に参加するようにしました。特に私はサーブが入らないのが悩みだったのでサーブを重点的に特訓しました。

そんな不安の募る中、迎えた試合本番。女子バレーボールは球技種目の中では一番最初でした。試合の前には、少しウォーミングアップの時間があり、その時間にサーブやスパイクの練習をしました。バレーボールは体育館中央で行われたため両隣にはバドミントンとバスケットボールの人たちがいました。横をちらりと見ると皆真剣な顔で練習に取り組んでいて、皆本気なんだ、とより緊張感が増しました。第1セット目、最初は相手チームが優勢でしたがその後逆転し、勢いにのっていけるかなと思いましたが、相手チームがそれからどんどん点を取っていったので結局第1セットは負けてしまいました。そして2セット目。次のセットをとれなかったら負けてしまうという大きなプレッシャーがより私たちを緊張させました。2セット目の途中、私のサーブのターンがやってきました。いつも失敗してしまうので不安でしたが、その時はすごく調子が良く、なんと5回以上もサーブが成功しました。そして驚くべきことに第2セットを取ることができ、次の3セット目で全て決まるという状態になりました。そんなドキドキの状態で3セgvット目に臨みましたが、残念ながら19−25で私のチームは負けてしまいました。割と接戦だったのですごく悔しかったです。

最初球技大会の競技がバレーボールだと決まったときは嫌だなと思っていましたが、今回の球技大会を通して来年の球技大会もバレーボールが良い、と思うくらいバレーに対する気持ちも大きく変化したし、スポーツで初めて「悔しい」という感情を味わえたので来年の球技大会がますます楽しみになりました。

(高等部1年 女子)

私が立教英国学院に入学して初めての大行事が行われた。

1,2週間前から球技の希望調査フォームが送られていて、私は小学校5年からやっていたバスケを選択した。いざ練習が始まると私が前にいた中学校のバスケのレベルとはかけ離れていて、今まで通用していたものが当然のように通用しなかった。高3の先輩や自分よりうまい後輩、同学年と試合をするうちに自分は足を引っ張り続けているのではないかという考えがプレイするごとに頭の中を支配していく。

メンバーが発表され、相手チームに軍配が上がっていると察した。

同じチームのメンバーの中にも自分よりも遥かにうまい選手がいるが、自分はその人たちのプレイの妨げになるのではないだろうか。1週間前からはそんな事ばかり考えていた。

ある日、バスケ選択の人たちで集まり試合をしたとき、チームで強くなっていく楽しさを身にしみて感じた。また今までは使えない者として自分のことを見ていたが、微力ではあるがチームの力になれていると考えられるようになり今までの悩みが吹っ飛んでいった。

そんなチームメイトとともに迎えた球技大会。私は足に重い怪我を負っていた。
念入りにアップをし、チームで円陣を組むと自然と足の痛みが消えていった。おそらくアドレナリンの効果だったのだろう。
試合開始の笛がなり、タイマーが動き出す。私は練習通り自分の役目を担っていた。

その日は相手のエースが絶好調で3ポイントシュートを前半から連発し、第1クオーターは2点ビハインドで終わり、その後の第2クオーターは同点で終わった。第3クオーター折り返しの時点でなんとか相手から5点ほどのアドバンテージを取ることができた。しかし、まだ気持ちは押せ押せなのに対し、体力が底をつきそうになっていた。それでも試合に出たかった私は無理やり出たが、第4クオーター前半体力の問題か集中力の問題か、パスやシュートのミスを連発してしまう。タイムアウトをはさみ、集中力を取り戻そうとする。点差は第3クオーターよりも離れ少し余裕のある状況。私は気合を入れ直し、試合へ望んだ。タイマーなど見る暇がないほどに自分が思う最高のプレイを続けていた。相手の3ポイントシュートが入り攻守交代bbするその時、ブザーが鳴り試合が終わった。私は負けたと思っていた。点数表を見ると、3点差のついている数字でアドバンテージをとっているのは自分たちのチームだった。その時私は涙は出なかった。汗で体の水分が持って行かれたのだろう。試合終了の礼をし、相手チームの選手、チームメイトとともに歓喜する。これがスポーツの力なのだと知った…。

(高等部1年 男子)

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