ごきげんよう、瀧野川女子学園 美術部です。

冷たい風が吹いたり、まだまだ寒い日が続きますね。

昨日、私たちは上野にある東京都美術館へ第65回全日本学生美術展の受賞作品を鑑賞しに行ってきました。

この公募展は、2月12日(金)~2月19日(金)まで開催されていました。

例年とは異なり、新型コロナウイルス感染症対策として完全予約制が取られ、部員は行く日や時間をずらして少人数での鑑賞を心がけました。

昨日は最終日ということもあり、平日にもかかわらず多くの人が美術展に足を運んでいました。

この記事では、受賞した3点の作品と、展示された作品を鑑賞しての部員たちの感想をご紹介します!

 

~会場の様子~

 

~受賞作品紹介~

【内訳】
応募総数 5,677点
(仮縁の部 1,709点 台紙の部 3,968点)

【仮縁の部】
推奨   100点
特選   200点
佳作  1,122点

 

佳作

「怨嗟 ほいさ」3年生 F10号 油彩

僕は美味しかったか?
でも心から聞こえてくるだろう。
「えんさ、ほいさ。」とどうせ何者にもなれやしないよ。
痛いよそんなに引っ張らないで。

 

「ドォーン!!ぐり」1年生 F30号 油彩

3歳の七五三の時の絵を描きました。
着飾っていても、中身は年相応なところをおもしろく描けたら良いなと思いながら描きました。
どんぐりを突き出している手のドォーン!!っていう迫力をうまく出す為に
遠近感を意識しながら描くのに苦戦しました。

 

「百寿五輪」 1年生 F30号 油彩

私のひいおばあちゃんのための、人生に一度だけ開催される百寿五輪。
優しく、強く、いつも笑顔。
私のひいおばあちゃんは金メダルのように明るい。
百寿おめでとう。
これからも元気でいてね。

 

~作品を鑑賞しての感想~

【1年生の感想】

壁一面の沢山の作品を観ていくうちに自分の作品も客観的に見ることができ、自分の足りない所が分かりました。
色の使い方や表現の仕方、構成について次はこうしようなどと考えが広がり、これからの課題を見つけることができました。
また、私たちと同学年の絵でもその絵に対しての思いや表現の技法が違っていて、参考にしたい作品が沢山あったので今後の制作に活かしていきたいです。
来年度は2年生になり次の公募展を迎えます。
そのため、私たちもより一層気を引き締めて今の自分の力を発揮し、他の人に負けないような作品を作り上げたいです。

 

【2年生の感想】

今回の公募展はスケールが大きく、幅広い世代の作品を鑑賞出来ました。
私たちに足りないところ、成長しなければいけないところが沢山あったと思います。
表現の仕方や色彩、どれも個性豊かな作品が多く、見ている人を惹き込む作品を制作するヒントを得られました。
自分らしさを突き詰めていけるようにお互いを高め合って来年度から取り組んでいきたいです。
次回は一般の方も出品する公募展なので目標を高く持って頑張りたいと思います。

 

【3年生の感想】

本学園の生徒として出品するのはこの公募展で最後でした。
全国規模で競い合い選ばれた数々の作品の発想や主題の魅せ方、絵の四隅まで気合と神経を使って描かれた表現の一つ一つが面白かったです。
佳作以上の作品は共通して自分なりに主題を捉え、描き切っていると感じ、特に優秀な賞が並ぶ部屋では多彩な雰囲気に圧倒されました。
他の作品を鑑賞してみて、今回の制作では普段とは違う取り組み方に挑戦したことで、結果的に良い経験になりましたが、制作のリズムを掴むことが難しかったため表現に迷いがあったかもしれないと思いました。
これからも自分の伸びしろを信じて、根気強く邁進していきます。
外出の機会が少ない世の中ですが、日常の中に目を向けてもっとインスピレーションを鍛えたいと感じました。

 

1、2年生は展示されている作品を観て、ひとりひとり良い刺激を受けることができていました。
3年生にとっては最後の公募展になりました。
色々な作品を見ることで深く学び、これから先へ進んで努力しようとする強い意志を感じました。
私たちも先輩を見習い、より一層頑張っていきます!
次に挑戦する公募展である世界絵画大賞展は、国籍・出身・年齢を問わず、広く世界から絵画作品を公募しています。
そのため、出品される作品のレベルが高く、入賞が難しい公募展となっています。
今回の公募展を通して、次に繋げていく意欲が見られたので、みんなで入賞を目指して取り組んでいきたいです。

 

次回の記事もお楽しみに〜!!

美術部公式ブログはこちら

 

令和3年度 高等学校 二次募集

<試験日>
第1回:3月4日(木)
第2回:3月10日(水)

<選考方式>
国語・数学・英語・面接

<出願方法>
願書・調査書および受験料を本学園事務局にご提出ください(郵送不可)
願書は指定の用紙を印刷して持参いただくか、事務局にもご用意がございます

<出願締め切り>
試験前日16:00 まで

<合格発表>
試験当日に本学園内で合否結果をお渡しいたします

詳しくは高等学校二次募集要項をご確認ください。

ご不明な点など、お問い合わせは事務局(03-3910-6315)までご連絡ください。

※新型コロナウイルス感染症等に関する本校入学試験の対応について

ごきげんよう。アメリカ合衆国オレゴン州ポートランドにあるPortland Christian Schoolsに留学しているKさんに休日の様子を報告してもらいました!

ごきげんよう。先週雪が降ったと報告しましたが、雪のせいで停電になってしまいました。私のホストファミリーの家は1日停電になりました。インターネットも電気も使えなくて大変でしたが、おうちには暖炉があるので寒くはありませんでした。友達の家は3日間も停電だったそうです。

今週の土曜日、ホストファミリーとClackamas Shopping Centerにお買い物に行きました。今回はNIKEの靴と洋服を何着か書いました。靴の値段は日本とほとんど変わりませんが、洋服は少し安いです。アメリカで売られている服はカラフルでとても可愛いです。店員さんもフレンドリーな人が多く、私が着ている服がアメリカで流行っている系統のものだったので、買い物中にたくさんの人に褒めてもらいました。アメリカの人はいつも褒めてくれる、優しい人たちばかりです!

洋服のお店は、カラフルなお店もあれば、全部真っ黒というお店もあり、ユニークです。現在は新型コロナウイルス感染対策のためにお店に並んだり、試着室が全て使えなかったりします。この前、今度学校で行われる「プロム」というダンスパーティーのために、そのドレスを選びに友達とドレスのお店に行きました。そのお店は比較的空いていたので、何着もドレスを着て写真を撮りました!

この前、スターバックスに行きました。「抹茶フラペチーノ10パンプスラズベリー」という少し想像ができないものにチャレンジしました!美味しかったです。また他の味にもチャレンジしてみます!

 

ごきげんよう。

創造性と起業家精神を育む学校独自設置科目の「創造性教育」。中学2年次には人を楽しませるアイディアが詰まったロボットを制作します。ロボット制作では、アイディアを形にするため、中学1年次から学校独自の必修科目「情報科」で学ぶ、プログラミングを用いてロボットを動かします。

今日は東京工業大学の学生に来ていただき、プログラミングや機械の組み合わせの部分でアドバイスをいただきました。今回はそれぞれ違う動きのロボットを2台制作する予定です。

 


どういう動きを加えるかプログラミングの相談をしています

 


部品の取り付けデザインをiPadに書きながら話し合い

 


ロボットの土台となる木枠を機械で削って調整

 

今年度はウミガメがモデルのロボットを制作しています。オンライン授業の間、それぞれが自宅で着せ替え用の甲羅を制作しました。

カメの甲羅は、あかつき祭の時に来場者から募集したアイディアから採用されたデザインを描くとのこと。誰のデザインが選ばれたのでしょうか。完成が楽しみです!

 

令和3年度 高等学校 二次募集

<試験日>
第1回:3月4日(木)
第2回:3月10日(水)

<選考方式>
国語・数学・英語・面接

<出願方法>
願書・調査書および受験料を本学園事務局にご提出ください(郵送不可)
願書は指定の用紙を印刷して持参いただくか、事務局にもご用意がございます

<出願締め切り>
試験前日16:00 まで

<合格発表>
試験当日に本学園内で合否結果をお渡しいたします

詳しくは高等学校二次募集要項をご確認ください。

ご不明な点など、お問い合わせは事務局(03-3910-6315)までご連絡ください。

※新型コロナウイルス感染症等に関する本校入学試験の対応について

ごきげんよう。

日替わりメニューと12種類のグランドメニューから選べる学食。今週から和丼メニューが「ステーキ丼」になりました!

人気メニューなので早く行かないと完売してしまうのですが、今日は運良く食べることができました。

学食

学食でステーキが食べられることに驚く方もいらっしゃいますが、学園直営の食堂だからこそ、コスト面でも調整が可能で実現できることなんです!

安くて美味しい学食が毎日食べられると、学校生活もより楽しみになります。

先日、2016年度卒業生にインタビューした際も、学校生活で一番の思い出として学食の話で盛り上がる場面もありました。

【卒業生インタビューの記事はこちら】

来春入学する生徒さんにはぜひ、学食も楽しみにしていて欲しいと思います!

 

令和3年度 高等学校 二次募集

<試験日>
第1回:3月4日(木)
第2回:3月10日(水)

<選考方式>
国語・数学・英語・面接

<出願方法>
願書・調査書および受験料を本学園事務局にご提出ください(郵送不可)
願書は指定の用紙を印刷して持参いただくか、事務局にもご用意がございます

<出願締め切り>
試験前日16:00 まで

<合格発表>
試験当日に本学園内で合否結果をお渡しいたします

詳しくは高等学校二次募集要項をご確認ください。

ご不明な点など、お問い合わせは事務局(03-3910-6315)までご連絡ください。

※新型コロナウイルス感染症等に関する本校入学試験の対応について

ごきげんよう。

3学期はオンラインで授業を進めていましたが、今日から4日間は学年末試験で、久しぶりに生徒が登校しました。

久々の登校が生憎の雨となりましたが、雨上がりには虹が出て、屋上校庭の正面に綺麗な七色を見ることができました!


フェンス越し左下に虹が見えます!

今年度はコロナ禍で、通常とは異なる取り組みや意識のもと、学生生活を送ることになりましたが、学年最後の締め括りとなる試験にしっかりと向き合い、次の学年に向け、春休みを迎えてほしいと思います。

 

令和3年度 高等学校 二次募集

<試験日>
第1回:3月4日(木)
第2回:3月10日(水)

<選考方式>
国語・数学・英語・面接

<出願方法>
願書・調査書および受験料を本学園事務局にご提出ください(郵送不可)
願書は指定の用紙を印刷して持参いただくか、事務局にもご用意がございます

<出願締め切り>
試験前日16:00 まで

<合格発表>
試験当日に本学園内で合否結果をお渡しいたします

詳しくは高等学校二次募集要項をご確認ください。

ご不明な点など、お問い合わせは事務局(03-3910-6315)までご連絡ください。

※新型コロナウイルス感染症等に関する本校入学試験の対応について

ごきげんよう、瀧野川女子学園 美術部です。

オンライン授業になってこの2ヶ月、部活動もオンラインに移行し、私たちは忍耐強く公募展制作に取り組んできました。

先日、審査結果通知書が届き、3名の部員が【佳作】を受賞することとなりました。

この記事では受賞した3名の制作風景の様子と、その取り組みについて一人一人からの感想をご紹介します!

 


「怨嗟 ほいさ」  F10号 油彩
【3年 S.S】

例年と違って今年度2度目の公募展となり、作品の密度と共にみんなの制作スタイルが見えてきました。
オンライン制作に移ってからは、私自身絵と一緒に自宅に引き込もれる期間が長かったことで、奇妙な愛着を持って制作に取り組んでいました。
例えばあんまり絵を客観視出来なかったり、色んな絵の具や油を試して冒険してしまったりしたので、テーマを見失ってしまいながらも面白かったです。
自分の好きに作業環境を作ることが出来ましたが、定期的に部屋が汚れたままになってしまったり、よく時間を忘れて身体が凍えてしまいました。
部活動の時間は部員同士のアドバイスのやり取りを行うため、オンライン画面を利用してみんなで一緒に制作状況や問題点を自分も学習することが出来ました。

 


「ドォーン!!ぐり」  F30号 油彩

【1年 T.M】

コロナ禍で自宅での制作となりましたが、休んだり、没頭したりを繰り返して自分のペースで作業でき、とてもやりやすかったです。周りの目が無い分、変な緊張感もなく、自分の思うままに筆を動かすことが出来たと思います。
オンラインの部活動では、meetのボヤっとしている画面からなんとなくでもみんなの作品や制作している姿が見れました。それが、部室で描いている時と同じような一体感があったと同時に、自分も頑張ろう!と思える原動力にもなりました。
部員や先生に実物を見てもらうことは出来ませんでしたが、classroomを使って先生から作品全体の印象や細かいところのアドバイスを貰うことが出来きました。ここをこうするという改善点が明確に理解出来たので迷いなくかけたのが良かったです。
今回の制作で学んだこともありますが、もちろん課題もあり、その課題を次回の公募展制作に活かしていこうと思います。

 


「百寿五輪」  F30号 油彩

【1年 N.H】

公募展に絵を出品するのは初めてだったので、私の絵を私以外の他者が見て審査をするということが少し怖くて不安でした。自分が好きなものを好きなように描いていたので、意図を他者にきちんと伝達できるのか分かりませんでした。
ですが、顧問の先生や先輩方にアドバイスを頂いているうちに、私が何をしなければいけないのかが明確に分かり、自分の絵に自信が持てるようになりました。
また、長期間制作していたこともあり、描けば描くほど良くなっていくことを実感できてとても良い経験になりました。
また、オンラインでの制作では直接絵を見てもらえず不利な状況とも思えましたが、完全な個人制作で絵と1対1で向き合うことができました。
自分なりに集中して制作できたのでとても楽しかったです。

 

気になる受賞作品は2月12日(金)から19日(金)まで、上野にある東京都美術館に展示されます。
私たちはこれから展覧会を観に行くのですが、自分が一生懸命取り組んだ作品を観るのはとても楽しみでワクワクしています!

次の記事では受賞作品についての紹介や、展覧会へ行き作品を鑑賞しての感想をご紹介します。

お楽しみに☺️

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<試験日>
第1回:3月4日(木)
第2回:3月10日(水)

<選考方式>
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<出願方法>
願書・調査書および受験料を本学園事務局にご提出ください(郵送不可)
願書は指定の用紙を印刷して持参いただくか、事務局にもご用意がございます

<出願締め切り>
試験前日16:00 まで

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詳しくは高等学校二次募集要項をご確認ください。

ご不明な点など、お問い合わせは事務局(03-3910-6315)までご連絡ください。

※新型コロナウイルス感染症等に関する本校入学試験の対応について

ごきげんよう。日本では少しずつ暖かい日が増えていますが、アメリカは雪が降っているようです。今日は、アメリカの大きなスポーツイベント、スーパーボールについてレポートしてもらいました。

ごきげんよう。先週の日曜日にスーパーボールの試合がありました。毎週日曜日に教会に一緒に行く家族が私のホストファミリーのお家に来て、一緒に観戦しました。そのご家族には沢山子供がいるので、とても賑やかでした。試合前にはみんなでご飯を食べて、いろいろな話をしました。たくさんのポテトチップスやチキン、フルーツなどが用意されていて、子供達はとても喜んでいました。


試合が始まったら、大人たちはテレビルームで試合を見て、子供達は前日に作ったクッキーを食べたり、ボードゲームをして遊びました。試合が終わったのが夜の7時過ぎで、応援していたチームが負けてしまったので、みんな落ち込んでいました。

今週の木曜日に雪が降ったので半日授業になり、次の日は休校になってしまいました。宿題も出なかったので、金曜日は一日中ホストシスターと外で雪遊びをしました。とても楽しかったです!

 

ごきげんよう。

今年度のあかつき祭から新しくできた「大賞」のクリスタルトロフィーを、事務局前に飾ることになりました!

安全に管理するためケースに入れていますが、来校の際にはぜひ見ていただきたいと思います。

クリスタルトロフィーには今年度大賞を受賞した、ダンス部の名前が刻まれています。
ここには受賞した団体の名前が毎年刻まれていくので、卒業しても形に残るのは嬉しいですね。
次年度はどこの団体の名が刻まれるのでしょうか!今から楽しみです。

大賞を受賞したダンス部の公演は、学園公式youtubeで公開しています。ぜひご覧ください!

【あかつき祭動画再生リストはこちら】
【あかつき祭2020特設サイトはこちら】

 

令和3年度 高等学校 二次募集

<試験日>
第1回:3月4日(木)
第2回:3月10日(水)

<選考方式>
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<出願方法>
願書・調査書および受験料を本学園事務局にご提出ください(郵送不可)
願書は指定の用紙を印刷して持参いただくか、事務局にもご用意がございます

<出願締め切り>
試験前日16:00 まで

<合格発表>
試験当日に本学園内で合否結果をお渡しいたします

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※新型コロナウイルス感染症等に関する本校入学試験の対応について

ごきげんよう。

2016年度に卒業した長竹さん(お茶の水女子大学進学)とコーテスさん(学習院女子大学進学)に、瀧野川女子学園で過ごした学生生活について振り返っていただきました。対談の進行を務めるのは、英語科の芝辻先生です。


左から:芝辻先生、コーテスさん、長竹さん
<前半の記事はこちら>

 

学食メニューのお気に入りは何ですか?

コーテスさん:ネギトロ丼です。メニューの種類が豊富なので、いつ行っても飽きないです。日替わりもあるし。

芝辻先生:高3の時からカフェの営業も始まったんでしたっけ。

コーテスさん:時間があまりなかったんですけど、オム焼きそば食べに走って行きました。教室から一番遠い場所だったので。

芝辻先生:学食は本当に美味しいですよね。長竹さんが好きなメニューは?

長竹さん:私はオムライスが好きでした。卵がトロトロでご飯がいっぱい入っていて。カフェの時間に買って、授業が終わって講習を受ける前の時間に課題やりながら食べてました。

 

◯特別講習について教えてください。

芝辻先生:特別講習は何を受けていたんですか?

長竹さん:野川先生の国語と矢木先生の数学です。

芝辻先生:二つ合わせて週に何回くらい受けてたんですか?

長竹さん:1回2コマで、国語は現代文と古典が1コマずつで、4コマですね。

芝辻先生:特別講習ってどういう授業なんですか?

長竹さん:国語の古典は、全訳をして、エンドレスで課題が出るんです。

芝辻先生:野川先生は国語のスペシャリストで、もともと予備校の講師で。少人数で1対1で丁寧に教えてくださって。すごく力を伸ばしてくださる先生でしたね。

長竹さん:ノートも先生の自宅に送ったりとかして、全部真っ赤に添削して返ってくるんです。

芝辻先生:真っ赤になって!?

長竹さん:それを見ながら一生懸命直してもう一回出して。

芝辻先生:本当に先生と1対1で密に交流してやってたんですね。数学はどうですか?

長竹さん:数学は矢木先生が用意してくださったプリントを解いていくんですけど、矢木先生の問題に関しては、一問がとてつもなく難しくて、全然解けなくて、予習が全然進まないんです。だいたいこのくらいまでいくかなっと思っても、半分も自分の中では予習ができない。「答えが出てますか?」って聞かれても「出てません。」って。難しい授業でした。

 

◯勉強合宿について教えてください。

芝辻先生:夏に二人の先生も一緒に合宿に行って、24時間先生方と一緒に勉強するチャンスがあったと思うんですけど、どういう風な勉強のスケジュールでやってましたか?

長竹さん:学年によって違うんですけど、1年生のうちは1コマずつで全6コマのうち授業が入っているのが4コマで、あとは自習の時間。予習をしたり復習をしたり。ちょっと休憩もしつつって時間もあったんですけど、学年が上がるにつれて2コマずつになって、選択するんですけど、私はギリギリ最後まで全部とっていたので、全部ギッチリ詰まっていて、自習は休み時間、お昼の時間とか夜とか。

芝辻先生:ほんと夜まで一生懸命頑張っていましたよね。朝も早く起きてやってなかったでしたっけ?

長竹さん:友達と一緒に、早い時は5時とかに起きてやってました。

芝辻先生:夜は12時まで勉強して。そんなに勉強に打ち込む環境ってないから、すごく貴重な体験でしたよね。

長竹さん:今やっておいて良かったなって。むしろもうちょっとやっておかないと、あとで困るなって今思うので。

芝辻先生:それはなんでですか?

長竹さん:大学に入ってから教養と言われる部分が高校生で習ったところまで全部っていう状況になっていて、例えば世界史とかは受験で使わなかったので勉強しなかったんですけど、周りはみんな知っている状況で。「これは教養だよね。当たり前だよね」っていう風に言われた時に、「私は知らない…。勉強しないといけないんだ…」ってひしひしと感じました。

芝辻先生:それは行ってみないと分からないことだよね。高校生だと大学受験を目指してやってるけど、その後のことを考えると、もっといろんなこと勉強したかったっていうことですね。

 

◯先生たちとの関わりはどうでしたか?

コーテスさん:基本的にネイティブの先生とが多かったので。陽気な方でした。優しいし、話も聞いてくれるし、身近な先生が多いので、相談事とかもしやすかったです。あと、学級委員だったので、職員室に行った時にあまり接点のない先生とも仲良くなったり。面白い方がすごい多いなって。職員室行くだけで声をかけてくれます。

芝辻先生:コーテスさんは中学は公立ですけど、公立の先生と比べてどうですか?

コーテスさん:公立だと異動があるので、3年間お世話になることもあまりなくて。距離が近くても担任の先生は近いんですけど、それ以外の先生はあんまり話さない印象があるので。私立だと先生が変わらなかったり、卒業してもお会いすることもできますし。あと教科の先生がいっぱいいらっしゃるので、聞きやすいのもあります。

 

◯大学での学びについて教えてください

芝辻先生:コーテスさんは何大学、何学部、何学科でどんな勉強をしていますか?

コーテスさん:学習院女子大学国際文化交流学部国際コミュニケーション学科です。ゼミはアメリカ文学について学んでいて、私自身ミュージカルが好きなので、あとアメリカの南北戦争前後の個人差別とか奴隷制度とかにも興味があったので、そこをメインに研究して、卒論もそういうテーマでまとめて書きました。

芝辻先生:女子校を卒業して大学も女子大を選んだ理由は?

コーテスさん:居心地が良かったからだと思います。あとは女子校より女子大の方が少ないってイメージがあるんですけど、わざわざ女子大を選んで来てるってことは、同じような人が集まるので、やっぱり居心地が良いっていうのと、あと学習院女子は人数が少ないので、学部も一つしかないので、人脈とかもすぐ仲良くなれるので。瀧野川女子学園での女子だけの空間が居心地良かったので、大学も同じものを求めて女子大にしました。

芝辻先生:サークルやクラブ活動は?

コーテスさん:ジャズダンス部に所属していて、だいたい70人くらいが所属しているんですけど、そこで一応部長を務めていて。2年に一度自主公演をやっているので、そこでOGも参加して一気に130人くらい統括していて。お客さんとかも合計1000人とか来るので。それを一から自分で計画して、プレゼンして、それをやりながらダンスをするっていう部活に入っていました。

芝辻先生:高校の時委員長をやってくれてたけど、「自信がない」って言って、「私はまとめられない」ってよく泣いてたりしてたじゃないですか。そんな子が、私の中では百何十人もまとめる部長をやるっていうのは、すごいなぁって思うんですけど。

コーテスさん:瀧野川女子学園でいろんな場面でプレゼンテーションする場面が多かったり、委員長やったり人前で発表することで鍛えられました。女子だけなので忖度なく意見を主張する子たちが多いので、そこでも自分の意見を主張しなきゃいけないっていうのは学んだので。大学で活きたことは就活でも活かせたので。

芝辻先生:考えすぎちゃうんだよね。次を考えすぎて“ダメになるかも”って思って、次の一歩が踏み出せなくてね。「いいんだよ。考えなくていいからやりなさい」ってずっと私が言っていた気がするんですよね。そう考えるとほんとにすごいですよね。

コーテスさん:自分でもすごい、周りから心臓に毛が生えてるって言われるくらい、あまり気にしなくなったので。教室での発表とか小さなところから慣れていって、どんどん人って成長していくんだなっていうのを実感しています。

芝辻先生:長竹さんは大学学部学科は?

長竹さん:お茶の水女子大学教育学部人間社会学科の教育科学コースに通ってます。教育を教員養成ではなくて、外から見るっていう教育学を。

芝辻先生:もうすぐ大学卒業ですが、就職先は決まりました?

長竹さん:政府系の金融機関に就職します。持続化給付金など、中小企業や出来立ての企業をサポートする仕事です。出資が100%国なので、セーフティネットの機能を行うところです。

芝辻先生:教育系から金融系を選んだのはなぜですか?

長竹さん:学びたいことは教育だったけど、やりたいことは教育ではなかったので。もともとは教育系のコンテンツを作ってみたいとか、雑誌を作りたいとかはあったんですけど、教育と利益を両方追い求めるのは私には合わなくて。そうなると、教員の道になるか、もしくは別の道になるかっていう選択肢になり、教員は私には難しいという判断のもと、民間の就活に切り替えました。金融にしたのは、人が亡くなるのは病気とお金だって。経済だって思っていて。そこに自分が何かしらできる人が良いな。人が困ったときに、自分が働ける側がいいなっていう風に思って。そこからコロナがひどくなった時に就活をしたので、今行くんだったら絶対政府系の金融系の機関が良いなぁっと思って。

 

◯今の瀧野川女子学園の印象は?

芝辻先生:コーテスさんはスーツのアオキさんでアルバイトしていて、この前瀧野川女子学園の高校3年生にスーツ講習をしてくれたんですよね。どうでした?

コーテスさん:すごい緊張しました。自分が高校3年生の時にスーツ講座をやっていただいた時から4年経っているっていうのが…。自分もそうだったなって。みんなも受験に対して不安を抱えているってことに対しても、やっぱり自分もこの状況下でなかった中でも不安だったのに、コロナが重なっているので、余計に精神的にも大変だろうけど頑張ってほしいなっていう気持ちも。スーツは入学や就職にも使われるので、それに向けてみんな真剣に話を聞いているのを見て、自分も初心に返って。そういう風に思いました。

芝辻先生:自分が学生時代だった時と比べて、今の瀧野川女子学園の生徒ってどうでしたか?

コーテスさん:あかつき祭の動画を見させていただいた時に、今の方が活発的だなって。オープニングとかすごい…。照明とかもそうですけど、ダンス部が。女の子って踊ったり自分を見せたりするの好きだなっていうのはダンス部で実感しているので、そういう活発的な子が増えたなって。

 

◯これから就職するにあたって、不安や楽しみにしていることは?

コーテスさん:新しい環境に行くっていう楽しみもありますし、不安なことは、コロナ禍で在宅ワークになるかもしれないって話もいただいているので、仕事ができるのかっていう不安はあります。

長竹さん:不安は不安です。今までは親に見守られて、先生に見守られて。なんなら私は友達にも見守られていたので。「大丈夫?」って言ってくれる人がたくさんいる状況で22年間生きてきて。社会人としてやっぱり自立しないといけない。かつ、コロナの状況もあって、私が就職する先はコロナによってより忙しくなる会社なので、それも含めて自分はそこについて行かないといけないって言うことには不安があります。でも楽しみです。

芝辻先生:中学、高校から見てる身からすると、就職するんだって言うことがすごいびっくりする。すごく感慨深いです。先生やって良かったなって。人ってこんなに大きくなるんだって。改めて。立派になりましたね。また社会人になったらいろんな姿が見られると思うので、楽しみにしています。

 

◯受験生へメッセージをお願いします!

長竹さん:私が6年間通って一番良かったなって思うのは、いろんな人に見守られて自分を出していくって言うことをちょっとずつ繰り返しながらできるようになったなって思っているのがあって。正直、小学6年生の自分からは想像できなかった、たぶん今もこんなに聞かれても喋れない小学6年生だったので。こういう話を聞いて、“ちょっと自分は違うかもな”ってもし思っていたとしても、6年間通ってみたら人はすごく変わるし、それって中学高校までが限度なんじゃないかなって思っています。大学生になったら今の自分に色をつけていくイメージで、中学高校は中から全部グシャグシャと洗って変えてってことができてしまう。っていう時期だなって私は思うので、“挑戦してみたいな”とか。“私もこういう風になってみたいな”っていう風に少しでも思っていただけたら、実際にここにいらっしゃる先生方と話をしてみて、自分に合う学校かなっていうのを検討してみたら良いのかなぁと思います。自分の型の部分は変わらないですよ。負けず嫌いだったり泣き虫だったり。でも、挑戦してみよう!とか委員長や部長になったり、中学卒業発表も代表でやらせていただくとは、正直誰も思っていなかった。私の家族もびっくりしてる。人は洗われて変わります!

コーテスさん:中学までは義務教育っていう期間で、高校から選択肢が広がると思うので、やっぱり私の中では、高校というのは、特に瀧野川女子学園は、様々な選択肢を与えてくれると私は感じています。自分が将来どんな仕事に就きたいかっていうのも、大学になると何学部の何学科っていうので固定されちゃうので。それを自分の中で、どこに行ったら自分が将来なりたいものに近づけるかっていうのをじっくり3年間考える期間があるので。先生からいろんな教えをいただいて、様々な選択肢をいただいて、そこから自分で選んで、なりたい職業に就くために近しい大学を選ぶ。大学を選ぶための高校というよりは、自分の将来を見据えるための高校だって私は思うので。高校生活は大切だと思いますし、特に何に力を入れているかを重点に私も見ていたので。いろんなことができるというところに惹かれて私はここを選んだので、自分で直接先生方を見て、選んで欲しいなって思います。
二人は在学中同じクラスになったことはなく、ホームルーム委員という共通点はあるけれど、仲良くなったきっかけはあまり覚えていないそうです。それでも、高校卒業後に泊まりに行ったり、就職活動の時に相談の電話をするなど、連絡を取り合っているようで、今回の対談でも久しぶりの再会を感じさせず、話が盛り上がっていました。

瀧野川女子学園で過ごした日々が自身を大きく成長させ、変わることができた。と話してくださったお二人。これからも活躍する姿を応援したいと思います。
ありがとうございました!

ごきげんよう。

この度、全日本学生美術会による、第65回「全日本学生美術展」に本校の美術部員が出品したところ、3点佳作を受賞、7点入選しました。

佳作
高校3年 F10号 「怨嗟 ほいさ」
高校1年 F30号 「ドォーン!!ぐり」
高校1年 F30号 「百寿五輪」

受賞した作品は、
2月12日(金)〜2月19日(金)
※2月15日(月)は 休館日

9:30〜17:30 (入場は16:30まで)
※初日14:00〜17:30
※最終日入場14:00まで、閉会:15:00

東京都美術館 2階第一展示室 にて展示されます。

入場は日時指定事前予約制
観覧料は一般300円・大学生〜小学生100円・未就学児無料です。

ぜひ生徒たちの素晴らしい作品を見ていただきたいと思います。

 

作品の制作を終えての生徒の感想を、美術部公式ブログに掲載しています。こちらもぜひご覧ください。

【美術部公式ブログはこちら】

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