先日「コース集会」を実施し、幼教・保育コースの取り組みとして3年生は東洋英和女学院大学の先生をお招きして講義を受け、2・1年生は貞静学園短期大学へ体験授業に出かけました。
 
3年生の講義では、「保育とソーシャルワーク」をテーマに子どもを取り巻く問題について学び、ロールプレイでは子ども役、大人役を生徒が演じる場面がありました。日頃から元気のよいクラスだけに、非常に盛り上がりながら取り組み、子どもを取り巻く環境について改めて知ることができました。小論文や面接に活かせる内容だったのではないかと思います。
 
2・1年生は併設の短期大学にお邪魔し、2年生は「保育学・教育」と「乳児保育」で沐浴体験を行い、1年生は「造形」と「幼児体育」の授業を受講しました。
実技系の授業ではどの生徒も楽しそうに取り組み、幼児教育に対する思いが強くなったのではないかと思います。
 
また、座学でも「保育者とは?」ということを考えるよい機会となり、高校ではなかなかできない授業を体験することができました。今後の進路、コース選択においてもよい体験になったのではないかと思います。
 
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夏休みを前に終業式で以下の話をしました。
 
私のお慕い申し上げる先生のお一人に、O先生という方がいらっしゃる。O先生はカウンセリングの領域で、ご出身の茨城県はもちろんのこと、日本でも世界でも著名な方でいらっしゃった。
以前、O先生からお話を伺う機会があったので、今日はその一部を皆さんに紹介します。
 
先生は若いころ戦争に駆り出され、敵の軍艦に突っ込む特別攻撃隊、いわゆる特攻隊の飛行機乗りの訓練を、兵庫県は姫路で受けていらっしゃった。その前は九州で。
いつ出撃の命令が下(くだ)るとも知れない日々の中、茨城県水戸市のご実家のお父様が先生に会いに来られることになったそうだ。お父様は背中いっぱいに茨城名産の落花生を背負って、水戸から夜汽車を乗り継ぎ、夜汽車を乗り継ぎ、はるばる姫路までいらっしゃった。上官の許可を得て、限られた時間の面会、その時間がまもなく終わろうとするとき、先生はふと思い出したようにこうおっしゃった。
 
「父ちゃん,明日おれ休みなんだよ。よかったら泊まっていきなよ。宿をとってあげるから」
「うん?そうか。明日休みか。うん、じゃあそうするよ」
(翌日は祝日だったそうです)
 
翌朝、先生がお父様に会いに旅館の前までやってくると、お父様が向こうのほうからこちらに向かって歩いてくる。
 
「あれえ、おかしいなあ。たしかこの宿に泊まったはずなのに。何であんなところ歩いているんだろ」
 
茶目っ気たっぷりのO先生は物陰にこっそり隠れ、目の前を通り過ぎたお父様の背中を後から驚かせた。
 
「わっ!」
「わっ!な~んだ!〇〇(先生のお名前)、おまえだったのか」
「父ちゃん、どこへ行ってきたの」
「うむ。郵便局だよ」
「郵便局で何してきたの」
「母ちゃんに電報を打ってきたんだよ」
 
電報は、当時、緊急の連絡手段でした。
その時、先生はお父様がお母様になぜ電報を打ったのかよくわからなかったそうだ。後からその理由を知り、それを思い出すたびに、心が痛むとおっしゃった。
 
水戸にいらしたお母様は届いた電報を震える手で受け取り、
 
「〇〇になんかあったのかしら、もしかしたら…」
 
そこにはカタカナ6文字があったそうだ。
 
「ケ・フ・モ・ア・エ・ル」
 
どういう意味でしょうか。
 
「ケ・フ・モ・ア・エ・ル」
 
古文の読み方ができる人は意味がつかめたことでしょう。「ケフ」=「きょう」と発音しますね。きょうも会えるという意味です。
「私は今日もまた、息子の〇〇に会うことができる。今日も生きている〇〇に会える。」
いつ出撃してしまうかもしれぬ息子に今会える喜びを、自分だけでなく、奥様にも共有してもらいたかったのでしょう。
そのことを後から知った先生は、子を思う親の心がいかに深く、大きく、ありがたいものかをしみじみと感じたそうです。
それからまもなくして日本は終戦を迎えます。
 
以上、カタカナたった6文字に込められた、子どもを思う親の心について話をしました。
 
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コロナウィルスの感染者が急増しているなかではありますが、本日終業式を実施し、無事に第1学期が終了しました。
 
期末試験および答案返却が終わってからの登校予定日を感染状況を考慮して急きょ家庭学習日に変更したため、約10日ぶりの全員登校日となりました。
この間、残念ながら本人あるいは家庭内で感染が確認された生徒もおり全員揃って…とはなりませんでしたが、登校した生徒は一様にみな元気で、友だち、先生との時間を楽しんでいました。
 
終業式は今回も放送にて行う形に。
それでも各教室で、校長先生の式辞や検定試験の表彰などに耳を傾け、真剣に臨んでいました。
 
セミの鳴き声もようやく聞こえるようになってきました。
いよいよ夏本番!
ここからしばらく「夏休み」ですが、夏期講習・部活動などで「学校」はまだまだ続きます。
それぞれの「夏」を過ごし、成長した姿をまた9月に見せてくれることを期待しています。
 
1学期、お疲れさまでした!
 
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7月21日、中学校全学年でTGG(Tokyo Global Gateway)に研修に行ってきました。
 
1年生にとっては初めての、2、3年生にとっては昨年11月以来の研修でした。
 
研修では「ALL ENGLISH」が基本です。ネイティブのエージェントが各班を担当し、ありとあらゆるやり取りが英語でされます。
学校でも英会話の授業はありますが、それ以上に英会話を求められる研修です。
特に今回担当していただいたエージェントの方々は積極的な方が多く、いつも以上に会話をする機会が多かったように思います。
 
「とにかくミスを恐れない!」という気持ちで研修に臨みました。
 
今回の研修では、ホテルのチェックインの場面での英会話体験や、英語で商品のプレゼンテーションをするというスピーチの練習をしました。
校外学習で縦割り班で活動することは初めてでしたが、英語が苦手な生徒を上級生がフォローする姿も見られて頼もしかったですね。
 
終わってみればあっという間の3時間でした。
ずっと英語でのやり取りをする3時間ということでやや疲れた様子も見られましたが、達成感で表情の明るい生徒も多くいました。
 
12月にもTGG研修が予定されています。
「今回あまり話せなかったな…」と考えている生徒は、ぜひ次回の研修で積極的なコミュニケーションが取れるとよいですね!!
 
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テスト返却も終わって、全コース一斉にコース集会が行われました。
 
特進コースでは、順天堂大学 医療科学部 臨床検査学科 先任准教授の三澤成毅先生をお招きして、私たちの生活を一変させたコロナウィルスとはそもそも何なのか、というお話をお聞きしました。
感染対策のために、1・3年を第2体育館で直接、2年生は教室で受講というハイブリッド型の講座となりました。
 
*今日は専門家の口から直接コロナとは何かをわかりやすく聞けて、生物基礎で学んだ事を応用できている事を実感した。将来職業に就くときも、今はいらないと思っている事も意外と役に立つかもしれないと考えられた(1年)
 
*理系の話に思えたが、文系の人にも活かせる内容に思えて、関係なさそうに思えてもどこか別のところで活かせるものが他にもあるのではと思い、自分で勝手に線引きをせず、今後はさまざまな経験を積極的にしていきたいと思った(1年)
 
*新型コロナウィルスの危険性について具体的な症状や感染者数などの数字を知り、現在の世界が危険な状況であることを認識した。またそれと同時にマスクや消毒などの現在おこなっている対策の重要性を知り自分たち一人ひとりが意識して行動することが大切なのだと理解した。私も改めて対策をしていきたい(2年)
 
*今までは手を洗ってもそんなに手は汚くないと思っていましたが、本日の講演会を聞いて、100万分の1にまで減らせる事を学んだので手洗いを率先してやっていきたいと思いました(2年)
 
*自分が習っている世界史との関連性を見つけた(3年)
 
*生物の授業で習った分野のお話も多くあったので、とても楽しく聴くことができました。今回のコロナウィルス感染症に関わる講義を、入試の面接や小論文で聞かれた時などに生かせるとよいです(3年)
 
折しも、コロナウィルス感染者の増加が懸念されている今日この頃、実にタイムリーな講演でした。
医療の現場をよくご存じの先生のお話は、普段私たちが予想もできない現実を垣間見せてくださったように思います。
私たちの学びの先には社会があります。その社会で何が起こっているのか、知ろうとする気持ちを持つこと、見極める目を養ってくれることを願っています。
 
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先日、高校3年生は1泊2日の宿泊研修で京都・大阪に行きました。
入学時からコロナの影響もあり、学校行事もほとんど行われず修学旅行も中止でした。
そのような状況の中でも今回の宿泊研修が行われたことは、生徒たちにとってもとてもよい経験と楽しい思い出になりました。
 
以下、生徒の感想です。
 
「北野天満宮では祈祷をし、学業成就をしました。おみくじも大吉で、お守りも買うことができたので、受験に向けてがんばりたいと思います。また、初めてUSJに行ったので何に乗るか悩みました。1泊2日と短かったですが、濃い思い出を作ることができて嬉しかったです」
 
「2日目のグループ行動では、1日目の反省を活かし、あらかじめ集合場所や時間をみんなと共有し、研修旅行を楽しむのはもちろん集団行動の大切さも学べ、とても有意義なものとなりました」
 
「コロナの影響もある中で、先生方や旅行会社の方のおかげで2日間の研修旅行に行けたことに感謝しています。みんなで北野天満宮ではおみくじを見せ合ったり、大阪城の天守閣では写真を撮ったり、USJでは乗りたいと思った乗り物にすべて乗ることができました!たくさんの思い出の写真も撮ることができ、とても楽しかったです」
 
 
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7月13日、各コースによる取り組みがありました。
各コースから報告があることでしょう。
お世話になった各大学、講師の先生方、ありがとうございました。
取り急ぎ御礼申し上げます。
(画像は貞静短期大学模擬授業の一コマです)
 
【幼児教育・保育系進学コース】
◆3年:大学の先生による講義
 講師:東洋英和女学院大学 人間科学部 保育子ども学科 教授 坪内 千明 先生
 講義:「保育とソーシャルワーク」
◆2・1年:貞静学園短期大学 模擬授業体験
 2年 保育学・教育学 竹田 恵 先生
    乳児保育    推野 万里子 先生
 1年 幼児体育    豊田 泰代 先生
    造形・表現   別府 浩実 先生
 
【特別進学コース】
◆全学年
 講師:順天堂大学医療科学部先任准教授 三澤成毅先生
 講義:「私たちの生活を一変させたコロナウィルスについて、医学的領域、国際的領域の観点から、コロナウィルスとは何だったのかを考える」
 
【総合進学コース】
◆3年
 講師:理学療法士 滝沢光太郎先生(JICA より派遣)
 講義:パプアニューギニアその周辺国について、発展途上国の医療問題など
◆2年
 拓殖大学 「大学を知ろう!」説明会
◆1年
 講師:フリーランス研究員 小川諭志先生(JICA より派遣)
 講義:「キャリア教育」
 ・現在の研究者としての仕事、やりがいや大変なこと
 ・高校時代の学びと現在の仕事のつながり、進路決定について
 ・国際協力について
 
01保育学・教育学 竹田先生
 
02乳児保育 推野先生
 
03幼児体育 豊田先生
 
04造形・表現 別府先生

期末試験も無事に終わり、中学校では礼法の時間として華道と茶道をおこないました。
 
1年生は初めての礼法の時間に少し緊張気味でしたが、次第に和らぎ、真剣な眼差しでお花を生けていました。
 
先輩たちはこれまでの経験からか、何をするにも背筋が一段と伸びていて成長を感じました。
 
華道で発揮した想像力、茶道で学んだ「相手を思いやる気持ち、感謝する気持ち」をこれからも大切にしていきましょう!
 
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第1学期の期末試験が始まりました。
あきらめない気持ち、最後までやり遂げようとする思い、体育祭を思い出してみましょう。
皆さんなら、大丈夫です。
 
7月7日は五節句の一つ、「七夕」です。
 
【七夕(しちせき・たなばた)】(国立天文台HPより)
七夕伝説は、昔の中国で生まれました。
天空でいちばんえらい神様「天帝(てんてい)」には、「織女(しょくじょ)」という娘がいました。織女は神様たちの着物の布を織る仕事をしており、天の川のほとりで毎日熱心に機(はた)を織っていました。遊びもせず、恋人もいない織女をかわいそうに思った天帝は、天の川の対岸で牛を飼っているまじめな青年「牽牛(けんぎゅう)」を織女に引き合わせ、やがて二人は結婚しました。
結婚してからというもの、二人は毎日遊んで暮らしていました。織女が機を織らなくなったので、神様たちの着物はすりきれてぼろぼろになり、牽牛が牛の世話をしなくなったので、牛はやせ細り、病気になってしまいました。
これに怒った天帝は、二人を天の川の両岸に引き離してしまいました。しかし、二人は悲しみのあまり毎日泣き暮らし、仕事になりません。かわいそうに思った天帝は、二人が毎日まじめに働くなら、年に1度、7月7日の夜に会わせてやると約束しました。
 
織女星はこと座のベガ、牽牛星はわし座のアルタイル、はくちょう座のデネブを入れて「夏の大三角」と呼ばれています。
旧暦の七夕は、今年は8月4日だそうです。
 
3月3日の上巳(じょうし)の節句と同じように、裁縫や文字の上達を願う行事でもあったようです。
願い事を書いた短冊を笹の葉につるして飾ります。
 
台風4号接近に備えて、中学生のミニトマトなどを一時的に玄関内に移動しました。
 
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今月、併設の貞静幼稚園に、保育補助のボランティアに行ってきました。
 
コロナ禍で、園児さんと関わることが少ない中、貴重な体験となりました。
 
「体験をするということは、授業以上に、何倍も印象に残るでしょう?」
とおっしゃられた幼稚園の先生の言葉がとても印象に残りました。
 
また、園児さんの礼儀正しさに感心してしまうところもありました。
 
終了後に幼稚園の先生からいただいたいろいろなアドバイスを、今後の大学の面接試験、そして将来現場に出たときに役立てていきたいと思いました。
 
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