11月の21日・22日の2日間、青山の国連大学において、第3回全日本高校模擬国連大会が開催されました。本校は、第1回大会から毎年、厳しい審査を通過して全国大会に出場していますが、今回、「最優秀大使」に選ばれ、来年5月にニューヨーク国連本部で開催されるThe UNA-USA MUN conference(模擬国連全米大会)に出場することになりました。

 一昨年にも全米大会に出場することはできましたが、「いつか最優秀大使を取り、日本一位になろう」という目標の下、模擬国連部は結成されました。その目的は創部3年目の今年、果たされたことになります。

 また、12月2日には、来年2月に広島で行われるAPECジュニア会議の日本代表として、本校の模擬国連部に所属する生徒が選ばれました。中等教育学校模擬国連部は、世界につながる部活動としていつも新しい挑戦をしていきます。

桐蔭学園では、近隣の老人ホームに入居されている方々、近隣にお住まいの方々をご招待して、寄席を開催させていただいております。老人ホームのお年寄りの方々に、生徒がお席へのご案内をし、落語をご一緒に楽しく鑑賞させていただく企画です。生徒たちは全てボランティアです。この企画も今年で早くも11回目を迎えました。ご近所の方々も、老人ホームの方々も、皆様大変喜んで参加して下さり、私たちにたくさんのお話をして下さり、大変思い出深い体験をさせていただいております。世代を越えて、笑いを共有して、気持ちが暖かくなりました。この経験で一番勇気付けていただいたのは私たちかも知れません。

第22回 「桐蔭第九の会」

今年度は指揮者に田部井 剛 先生、合唱指導に松村努 先生を迎えして、第22回「第九の会」公演を実施いたしました。

公演日:平成21年11月3日(文化の日)

演奏曲:Beethoven「交響曲第九番“合唱つき”」から第1楽章及び最終章

指揮:田部井 剛 先生

ソプラノ:佐々木 典子 先生

アルト:永井 和子 先生

テノール:川上 洋司 先生

バリトン:福島 明也 先生

合唱団:女子コーラス部、男子グリークラブを中心に、高校音楽選択者、中学の有志が集い、またネット募集で参加された保護者の方総勢250名

管弦楽団:女子吹奏楽部、弦楽部を中心に、学内でオーディションを行い、合格した生徒たち90名

 

合唱団は5月より、管弦楽団は9月末より本格的な練習会を積んでまいりました。緊張感のある第1楽章、そして第4楽章はプロの美しいソリストの方々が加わり、また合唱団の気合と迫力が加わった力強い演奏になったと思います。ホールに足を運んでいただきました1500名余りの観客の方からも惜しみない拍手をいただきました。

10月31日(土)授業後、社会で活躍する人から大学1年生までのさまざまなOGたちを招いて、卒業生ガイダンスを開催しました。
学年フロアの6教室を会場に、系統の似た2人のOGたちに話をしてもらい、後半は別の教室に生徒たちが移動する方式を採りましたので、1人の生徒が4名のOGから貴重な話を聴けました。社会に既に出ているOGには今の職種につくまでのプロセスなどを、また現役の大学生OGにはキャンパスライフの楽しさなどを語ってもらいました。もちろん高校時代の学習についての貴重なアドバイスもたくさんありました。
講演終了後も、生徒たちはOGの周りに集まって、いろいろな相談をしていました。

7月21日,22日の午後に科学技術振興機構支援事業,SPP(サイエンスパートナーシッププロジェクト)

による,「PCR法を用いた遺伝子分析の実験」を行いました。高校2年と3年の希望生徒と生物部生徒

(中3と高1),48名が参加しました。連携してくださったのは東邦大学理学部の佐藤先生です。

TA(ティーチングアシスタント)の大学生も実験に協力してくださいました。

1日目

自分の頬の内側の細胞を綿棒で取り,細胞の中のDNAを取り出してPCR法で増幅しました。生徒は

説明を聞いた後,初めて扱うマイクロピペット作業に戸惑いながらも,楽しく手を動かしていました。

2日目

増幅したDNAを使って,アルコール分解酵素の遺伝子を調べました。漠然としか感じていなかった

遺伝子の違いというものが,目に見える形でわかることに,生徒たちは感動していました。

現代の生物学の研究手法の一部を体験して,ますます興味をもったり,遺伝子への理解が深まった

ようです。また,TAとの楽しい会話を通じて,自分の進路についても改めて考える良い機会になりました。

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