私達は富士見もったいないカンパニー通称FMCとして、富士見生の身近なところからもったいないをなくすために「フードドライブ」という有志活動を年明けに予定しています。活動の第一歩として、終業式後にフードバンクについてのプレゼンテーションを行いました。フードバンクとは余っている食品を持ち寄り、それをまとめて貧困や災害などの理由から食に困っている人々へ届ける活動のことです。まだまだ知られていませんが、様々な人に知ってもらうことで少しでも日本の貧困問題の解決に繋がれば良いと考えています。年明けに行うフードドライブでは、家庭で食べきれなかったり、余ってしまった食品を学校で集めて、NPO団体のセカンドハーベスト・ジャパンへ送ります。これから活動を広めるだけではなく、社会に良い影響を生み出せるように試行錯誤していきたいと思います。(高2学年生徒有志FMC)

富士見中学校では、2020年2月2日の午後に算数1教科入試を実施いたします。

校長と数学科からのメッセージです。

校長メッセージ
2020年度入試より「論理的に考える力」を重視した「算数1教科入試」を導入します。試験時間を長くした「算数1教科入試」では、受験生のみなさんがこれまで培ってきた考える力を存分に発揮できます。

富士見では、「論理的に考える力」は、あらゆる課題を解決する中で必要な力だと考えています。それは、4教科入試においても「丸暗記」した知識を問わないことからお分かりいただけるでしょう。じっくり問題に向き合うことで、「論理的に考える力」は育まれます。矛盾や飛躍がないか、複雑なことがらをわかりやすく示しながら、結論を導き出せているかといったことが大切です。

来年の4月は、算数1教科入試だけでなく4教科入試、帰国生入試の入学生が一緒に学校生活をスタートします。お互いに刺激しあいながら、自分を磨く場所が、ここ富士見にはあります。

数学科より受験生のみなさんへ
算数1教科入試では、文章から問題を解くのに必要なことがらを読み取り、論理的に組み立てて結論を出す問題や、データや表を読み取って考える問題、実際にグラフや図を描く問題などを出題します。

大問は3問で分野に偏りはありませんが、問題文を読み、様々な計算を試したり、積極的に図や表を書く力を必要とする問題が中心です。一見すると午前の4教科入試の問題傾向とは異なるように見えるかもしれません。しかし、基本的な解き方や計算力を組み合わせ、論理的に考えることで答えにたどり着けます。普段から答えだけではなく、答えにたどり着くまでの考え方を大切にしましょう。

 

算数1教科入試のサンプル問題は本校ホームページに掲載しています。
どうぞご覧ください。

クリスマス-sクリスマス-s

 

 

 

12月16日(月)に、中学生15人、高校生21人で東京理科大学神楽坂キャンパスへ行ってきました。
8号館の学食で昼食を取ってから、10号館へ移動して実験体験
実験体験では、ナイロンとインジゴという着色料を作り、ガーゼや毛糸、合成したナイロンをインジゴで染めるということをやりました。
吸引濾過のやり方も教えていただき、普段の授業では見たことのない器具や実験に、みんな真剣。
インジゴ以外に用意してくださったメチルオレンジ、エオシン、コンゴーレッドでも染色しました。
その後は大学院生に説明していただきながら研究室見学や分析機器の見学もして、とても充実した1日となりました。

今年もこの時期が来ました。高校3年生芸術選択者による合同発表会です。
美術と書道は大階段下で展示を行い、音楽は授業の時間を使って講堂で発表を行いました。
3科とも、6年間の集大成となる会だけに力の入った活動になります。

音楽では、【日本古来の歌】と【リズム創作】を課題として取り組みました。発表会では、新たに「八木節」と「ソーラン節」を合唱で歌い上げました。ピアノ伴奏の生徒もピアノという外国の楽器に、日本古来のリズムや抑揚を見事に融合させながら合唱をサポートしていました。
また、「STOMP」に着想を得て、学校生活という身近なフレーズに合わせた創作を行いました。

書道では、文字があのように多彩になるのかと驚かされる表現力で、文字の形象や筆運びの強弱等を活かして心情を表現してくれました。また、選んだ言葉の内容に自身の決意や大事にしている信念が投影されているものもあり、作者の気持ちを想像しながら見入ることができました。

美術では、【幸福】という大テーマを自分たちで掲げ、【各自の創造的解釈】を表現してくれました。幸福という言葉から自身の見方や考え方を働かせて、それぞれの視点から掘り下げた幸福を提示してくれました。みている側も自身の幸福に対する解釈を見つめ直す機会となりました。
また、油絵で描いた静物画や課題解決提案を行ったデザインの課題も展示しています。

3科とも表現手法は異なれど、テーマを深く見つめ、感じ考えたことを大事にしながらアウトプットしてくれました。
目まぐるしく物事が変化する時代、また、価値観の多様化している現代において、自身の内にある「真・善・美」は重要な支えになると思います。
芸術を選択して深く自身と対話した生徒達は、良き支えが身についていることがうかがえる合同発表会でした。
美術書道の展示は12/18まで行なっております。ぜひご来校いただき直接ご覧ください!

※写真は「高3芸術合同発表会2019②」へ続きます。(芸術科主任 杉原)

中学2年生の生物では、心臓や腎臓のはたらきについて学んでいます。

今日は実際に豚の心臓を使った解剖実習を行いました。心臓にある4つの部屋の大きさや繋がっている血管のはたらきなど、授業で学んだことを一つ一つ確認しながら作業を進めます。

授業の後半には、中学1年生が授業見学に訪れ、中1中2の合同授業に。中2の生徒達は、中1に心臓のはたらきや血液の流れについて自分たちの言葉で説明します。中1の生徒達が熱心にメモを取っている様子が印象的でした。(生物科)

1126日、国際交流委員の企画により内科医師 小笠原知子先生のご講演が開催されました。テーマは「人生の仕事を見つけよう」。

 

幼少期から何カ国もの異文化の中で生活された上で「医師」という職業を選択された小笠原先生。様々な体験をされた視点から語られた仕事の見つけ方は、通り一遍のスキルでは到底得られない奥深いものでした。

 

自分の願いとは?

そこに到達するまでに必要な問題解決能力と想像力はどのようにして得られるの?

参加した多くの高校生はもとより中学生には、難解な新語も沢山教えて頂きました。意識と無意識、エントロピー、カルマ、癒しと成長、プラトン、フロイト…。

 

すぐには答えが見つからない混沌の中にしばし放り込まれる哲学的見地の大切さを改めて認識できる素晴らしい時間でした。(理事長 山崎)

 

 

 

11月16日(土)の放課後に、東京理科大学の先生による3回目の化学セミナーがあり、理学部(科学教育研究科)の渡辺正先生に講義をしていただきました。
まず、学問・研究していくうえで、文章を読み書きする力が大事であり、言葉や読書の大切さをお話しいただきました。先生は、原子や分子のミクロの世界を具体的にイメージして考えることが重要とし、原子や原子核・分子の大きさを様々な例えや数字を使って考えさせたり、
実際の分子は激しく熱運動していて、共有結合の伸縮や振動の様子を具体的な数字で示してくださいました。生徒たちは、肉眼で見えないミクロの世界を想像することに面白さを感じていました。
また、人の話や報道されていること、定説と言われていることを無批判に受け入れることなく、まず自分で考え自分で確かめることが重要であること、ここから研究がはじまると力説されていました。さらに、地球温暖化についての興味深い話を聞くことができ、生徒たちはいっそう知的好奇心を高めていました。
12月には理科大の神楽坂キャンパスへ行って実験をさせていただきます。

中1は、「問い」を持つことを大切に探究活動をしています。

そのために、よく見る力を磨きます。

 

現在は、動物をじっくり観察し音声ガイドを作る活動に向けて、準備をしています。

 

まず、生きもの探究教室で観察した昆虫や植物について音声ガイドを作ってみました。

伝えたいこと、口調、楽しく聞いてもらうための工夫等、一生懸命考え、iPadのボイスレコーダーにふき込みます。

テーマである「小学生が楽しめる音声ガイド」を目指して、グループで熱心に話し合っていました。

 

 

 

 

 

 


 

動物の観察では、専門家の方も使っている行動観察用データシートを用います。

その練習として、サルの動画を見ながら記入しました。

映像をじっと見つめ、予測できない行動に興味を持ちながら楽しそうに観察していました。

 

 

来週の中間試験後に、実際に動物園へ行って観察・音声ガイドの作成を行います。

観察の結果、どのような気付きや「問い」が生まれるか楽しみです。

9月30日(月)、芙雪祭振替休日を利用して高校1~3年生の9名が津田塾大学で行われたキャシー松井氏による講演会「国際社会を生きる次世代女性リーダーを目指す!」に参加しました。松井氏はゴールドマン・サックス証券会社の副会長であり、ウーマノミクスを提唱したり、バングラディシュにあるアジア女子大学の理事を務められるなど様々な分野で活躍されている方です。

松井氏は、ご自身のリサーチ結果を基に、日本の女性の社会進出の状況や今後目指すべき方向性について、ユーモアを交えながらお話してくださいました。今回の講演は英語で行われましたが、冒頭から、生徒たちは熱心に耳を傾け、途中メモを取ったり、資料に入念に目を通す姿が見られました。講演後の質疑応答の時間にも、大学生の中に埋もれることなく、積極的に手を挙げて質問し、松井氏にも「富士見の高校生たちは物おじせず質問をしてくれてえらいですね。」とのお言葉をいただきました。

参加者全員にとってとても学びの多い講演会となりました。

 

 

 

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