いくつかの化学変化(物質の燃焼、気体が発生する反応、沈殿が生じる反応)を実験し、それぞれの反応の前後で質量がどうなるか調べます。

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硫酸銅水溶液を使った実験はこれまでにも何度か行なっています。透明感のある青色が特徴です。

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各グループに電子天秤があり、反応前、反応後の質量を計測します。1/10gまで測定できる精密なものです。

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まず、銅をガスバーナーで加熱します。ステンレス皿に銅の粉末(10円玉と同じ色をしています。)を、薬さじを使いうすく広げます。加熱を初めて少 し経つと、色の変化がきれいにあらわれました。生徒からは「オーロラだ!」という声もあがっていました。よく冷やしてから質量を計測しました。

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次は硫酸銅水溶液と塩化バリウム水溶液の反応をさせます。反応前と反応後で質量に変化があらわれているか電子天秤で計測します。

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結果を丁寧に記録します。化学変化を「化学式」であらわします。原子の数合わせをしながら物質の係数を考え、化学反応式を完成させます。

実験の感想は学校ホームページへ

水に電流を流して、水が電気分解されることを観察し、水が何に分解されるかを調べる実験です。

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今日の材料である「水」を取り分けします。水に電気が流れやすくするために少量の水酸化ナトリウムを加えてあります。弱いアルカリ性溶液なので、皮膚などにつけない注意が必要です。

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電気分解のための道具です。電極にそれぞれアクリルパイプをかぶせるようになっています。取り分けた「水」を容器に入れます。ゴム栓をゆるめて中も空気を抜きます。

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電源装置のスイッチを入れ、通電します。すぐに反応があらわれます。勢いよく電極のまわりから泡が出てきます。

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陽極(あかいプラグ)にたまった気体に火のついた線香を入れると、炎をあげて燃えだしました。たまっていたのは酸素だということを確認しました。 陰極(黄色のプラグ)にたまった気体に、火のついたマッチを近づけると、「ポン」と音が出ました。こちらは水素だったことが確認できました。

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実験プリントに記録します。この実験で起こった現象を化学反応式で表しました。

「理科100実験」まとめページができました

 

 

音はどのようにして生まれ、どのように私たちの耳に伝わるのでしょうか。それぞれのものが出す音の違いは何の違いなのか理解を深めます。

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今日から「音」について学びます。まずは様々な「音」を聴いてみます。ギター、太鼓…。

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手作りの楽器です。板に釘が打ちつけてあります。よく見ると釘の長さ・太さが違っています。端から順番に弾いていくと、「トルコ行進曲」のメロディになりました。なぜ違う音が出るのでしょう?

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ワイングラスのふちを、少し湿らせた指でなぞってみると、きれいな音が出ました。次に水を入れてなぞると、音が低くなりました。水がはいった分だけ、グラスが振動しにくくなったためです。

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糸電話は糸がピーンと張っていることが大事です。音が糸の中を伝わっていきます。昔なつかしい遊び道具です。糸のかわりにばねでつなぐと「ばね電話」になります。おもしろい音を聞くことができました。

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ガラス鐘の中に「鳴らした状態のベル」を置き、ふたをします。ふたをしただけで音が大分小さくなりました。真空ポンプでガラス鐘の中の空気を抜いていくと音が完全に聞こえなくなりました。空気がないと音が伝わらないことが実感できました。

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音叉(おんさ)の音を、マイクロホンを通して「オシロスコープ」で波形を観察しました。
オシロスコープは音の特徴を目で見える形にする道具です。

 

生徒の感想は学校ホームページへ

水素と酸素から水ができることを調べる実験を、先生による演示で行ないました。

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今日の実験で使用する「水素」と「酸素」です。

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まず、試験管に水素を適量入れ、マッチの炎を試験管に近づけると「ポン」と反応しました。試験管の内側がくもりました。「塩化コバルト紙」で反応を確かめると「青→赤」に変化し水ができたことが分かりました。水素と酸素が化合して物質が生成する時の化学反応式を考えます。

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次に反応を定量的に調べるために、目盛り付のアクリルパイプに水素と酸素を入れます。水素と酸素の量を目盛りから読み取ります。

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点火装置のスイッチを入れて反応させる直前の様子です。

結果は学校ホームページへ

 

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10月25日、学校とPTAの共催で講演会が行なわれました。講師としてお招きしたのは教育評論家の尾木直樹先生。2007年につづき、二度目の来 校となりました。講演のテーマは「ケータイ・ネット時代の友だちづくり」。中1〜高1までの生徒と保護者が一緒に聞く企画でした。

テレビ出演時のこぼれ話から「マスメディア/テレビが作り出すイメージ」についての功罪を問いかけたり、対面でのコミュニケーションと「人からどう 見られているか」を意識しすぎるあまりに、トイレで食事をとる大学生の話(ひとりで学食に行きづらいなら改善案を、という課題に「ランチタイムはおしゃべ り禁止(ひとりで来ててもわからないから)」「全ての席をついたて付きのカウンターに」という回答が出てくるそう!)、そして、ケータイやネットとのより よいつきあい方…。尾木先生の軽妙なトークに終始笑い声が絶えないながらも、たいへん学ぶところの多い講演会になりました。

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生徒の感想を一部紹介します。

Img_4200最 初、「メディアについての講演」と聞いてちょっと堅苦しそうな内容だなと想っていたけど、講演を聞いてすごいわかりやすくてよかったです。普段は真剣に考 えないことを楽しく知ることができました。いちばん心に残ったことは、大学生のランチタイムについてです。レポートに書かれたような食べ方をしたらごはん がまずいとおもうし、「どうしたら変わるのか」という疑問に、人と人の関係ではなく、机やもの、近くの環境を変えるという答えは変だなと思いました。高校 でも、友だちとの本当の関係を気付きたいと思いました。(中学二年生)

今日のお話は新鮮で、身近なものでした。いちばん印象に残っているのは1人でお昼を食べられない人が いること、ネットで問題になっているなりすましの問題などです。実を言うと私はここに入学してきた時、カフェテリアを1人で使うことができませんでした。 放課後になにか食べたいと思った時誰かを必ず誘うようにしていたのを覚えています。しかしだんだんと生活していく中で、いつの間にかそういう風に思わなく なりました。クラスや学年、全校で「誰とでもいられる/ひとりでもいられる」集団づくりについて考えていったことがきっかけなのだと思います。とても大切 で、貴重な機会をもらっていたんだ、と知りました。(中学二年生)

講演のなかで本校の取り組みについて、何度もお褒めの言葉をいただいたことは、生徒たちのとても大きな自信になったとおもいます。その後、尾木先生のブログにも講演を終えての思いが綴られていましたのでご紹介させていただきます。

2010-10-25 17:38:59 一種の感動
2010-10-25 11:09:06 格別♪

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