高校3年生推薦進学コースの132名中89名が、10月27日(日)投開票の第50回衆議院議員総選挙に有権者として臨むことになりました。「政治・経済」の授業では、それぞれの小選挙区の候補者が掲げる政策などを調べ、地元で行われている選挙活動の状況なども加味して当選順位を予想しました。また、予想と結果を比較しながら衆院選を振り返りました。

選挙を終えた生徒の意見・感想を紹介します。

【選挙権を持つ生徒】

  • 「投票するのとても楽しかったので、また投票しに行きたい。自分の一票が結果に反映されていると思うと感慨深かった。」
  • 「今回が初めての選挙で、期日前投票に行ったが、今回授業で一人一人の政策についてしっかり調べていたから自分の理想に最も合った政党や立候補者を選ぶことができてよかったです。」
  • 「接戦があったりするので、1票の大切さがよくわかった。比例代表は全部の政党から選べるけど、小選挙区は政党が限られているので選ぶのが難しかった。」
  • 「今までそんなに選挙に興味はなかったが、今回の授業を通して選挙には行くものだという感覚になった。」
  • 「選挙権を得ても行く気は全くありませんでした。しかし、授業を通してどんな人か知ったり、みんなが行っているの聞いたりして私も行こうと思えました。行ったからこそ8時からの速報が面白かったし、来年も選挙に行こうと思えました。」
  • 「次は自分の票で、その人を勝たせてあげたい。」

【まだ選挙権を持っていない生徒】

  • 「今回の選挙はあと5日で18歳だったので参加できなくてとても悔しいです。次こそ有権者として絶対に投票します。楽しみです。」
  • 「未成年で今回の投票にはいけなかったがクラスで選挙に行った人や期日前投票に行った話をしていて前よりも興味を持ちました。」
  • 「今回は未成年だったから投票できなかったが、次の参院選では必ず投票したい。その際には各候補者の政策、過去の経歴、不祥事などいろんな角度から深めて一票を投じる人をきめたい。」

10月28日(月)、宗教改革記念礼拝を行いました。
中学は日本キリスト教団八王子教会の加藤 英徳 牧師、高校は日本キリスト教団立川教会の保科 けい子 牧師にお話をしていただきました。

16世紀の初め、ドイツでマルティン・ルターは、人間が救われるために必要な働きはイエス・キリストの十字架と復活によって完全に成し遂げられていると聖書に書かれているので、私たちは「恩寵(おんちょう)のみ」「信仰のみ」によって救われるのだと確信しました。またスイスでもカルヴァンを中心にして同様な教会の改革運動が起こりましたが、当時の教会に受け入れられず、彼らは新しい教会であるプロテスタント教会を生み出しました。この改革の業を記念して礼拝をささげます。明治学院はこの宗教改革の信仰の伝統に立った学校です。

10月18日(金)、高校2年生は東京ディズニーリゾートで学年生徒会企画行事を行いました。
午前中はキャリア学習の時間として、東京ディズニーリゾートのキャスト(従業員)の方々の動きを観察しながら、ホスピタリティ・マネジメントについて学びました。午後は自由に親睦を深め、楽しい時間を過ごしました。
今回現地で学んだ「ホスピタリティ」を11月のヘボン祭のクラス企画で活かしてゆこうと思います。

10月20日(日)に本校のグラウンドで行われた準々決勝で都立小山台を相手に47-3で快勝し、11月3日(日)にスピアーズえどりくフィールドで行われる準決勝進出を果たし、早稲田大学系属早稲田実業学校高等部と対戦します。次の相手は強豪ですが、今まで積み上げてきたものを全てぶつけて挑みます。ご都合につく方は是非ともスタジアムに足をお運びください!応援をよろしくお願い致します!!

10月8日(火)、中学2年生は東京歴史散歩に出かけました。お茶の水~湯島~上野、東京駅~皇居~銀座~上野、上野公園、深川~両国~上野の4コースに分かれて、班別に東京都内の散策を行いました。コース内の様々な博物館、神社仏閣、聖堂などを巡り、知っているようで意外と知らない東京の名所とその歴史について学びました。あいにくの雨でしたが、生徒たちは熱心に班行動と見学に取り組みました。今後、壁新聞の形で行事のまとめを行います。壁新聞は11月の文化祭で展示する予定です。

9月27日(金)、推薦進学コースの高校3年生に対して、明治学院大学心理学部教育発達学科教授の垣花真一郎先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。

「教養原論」全体の講義テーマ「『他者』と向き合う」を元に、講義が行われました。生徒たちはまず、2名1組になって実験に取り組みました。また、動画を見て考え、自身の経験を思い出して課題について考えたのち、グループでディスカッションを行いました。他人と意見を交換することで、どのように他者を知り、接するかについて考えたようです。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • スキーマやステレオタイプなどといった人間の偏見やそこから生まれる効果、行動について、私も無意識に行なっていることに気づいた。偏見を持ってはいけないと習ってきている現代、差別や偏見をもたないような教育や取り組みが行われている。その教育を受けてきた私ももちろん、偏見を持ちたくないと考えている。物事の本質を見抜けるように努力したい。
  • 自分が普段何気なく過ごして、抱いている第一印象が、他の人に対する偏見や差別、人を見捨てることにもつながると思う。だから、人を判断して、行動するときは、その人のことを理解して、自分ごととして捉えて能動的に行動していくことが大事だと思う。また、他の人の顔色を見て行動することや、他の人に任せるようなことはせず、自分の行動には自分自身で責任を持つべきだと思った。
  • 正常性バイアスについての動画では、自ら動く人が全くいないことに驚いた。しかし、多くの人が周りにいたら、私も自分からは動けずに合わせてしまうと思う。自分が、人を助けたらどう思われるだろうなどという考えを捨てて、人に流されず、恥ずかしがらず、勇気を持って、主体的に行動できるように心がけたい。
  • 小学生の時に血液型で人を判断することが流行って、いまだに血液型で決めてくる人がいて、少し嫌な気持ちになることがある。自分だけが気にしていることなのかと思っていたが、今日の授業で科学的根拠のない悪質なステレオタイプだと知り、このことがもっと世間というか若者たちにも広まってほしいと思った。
  • 自分がやらないといけないと思わないと人はここまで動かないものなのだと改めて気付かされた。AED利用時に名指しで指示を出すのには意味があるということがわかった。
  • ステレオタイプで人を判断することにより、あまり知らない人の印象を勝手に決めつけてしまっていることに気づいた。印象を決めつけることでいじめにつながることもあるから、相手を正しく理解することは重要だと感じた。
  • 災害時や緊急時に周りの目を気にして行動しないのではなく、自分の手で誰かを助けることが大切だと思った。きっと誰かが助けてくれるはず、自分が危険にあう必要はないと思うのではなく、積極的に自分から動くことが大切であると感じた。
  • 人間は性質上、見た目や字が汚いなどでどのような人なのかを分かった気になってしまうことが多々ある。関わりもせずに人を判断するのではなく、積極的に話したり相手の良いところを見つけたりしたい。
  • これから大学生になる私は、これからも多くの出会いを経験することがあると思っている。その際に自分の中にある固定概念や偏見にとらわれずに、多くの人と関わることが大切であると感じた。

 

 

中学野球部は、9月7日(土)~9月23日(月)に行われた11ブロック秋季新人大会で第3位になりました。また、10月12日(土)から行われる秋季都大会への出場権を獲得しました。昨年度に引き続き、2年連続の秋季都大会への出場となります。

なお、小学生を対象としたクラブ体験会を11月16日(土)の午後に予定しております。野球部も体験会に参加予定です。詳細は今後(10月中旬頃)、本校ホームページで連絡する予定ですので、ご確認の上、申し込みください。よろしくお願いいたします。

10月2日(水)、高校体育祭を行いました。

10月に入ったにもかかわらず夏のような日差しと暑さの中、高校生の体育祭実行委員の生徒を中心に、全競技を無事に実施することができました。
日ごろの練習の成果、体育の授業やクラブ活動で養ったきた力を、生徒一人一人が存分に発揮する事ができました。ご来場頂きました保護者等のみなさまの声援に感謝いたします。

9月28日(土)、中学体育祭を行いました。
雨が心配されましたが、曇り空で、運動するには心地よい気候でした。日ごろの練習の成果、体育の授業やクラブ活動で養ってきた力を、生徒一人一人が存分に発揮する事ができました。ご来場頂きました保護者等のみなさまの声援に感謝いたします。

9月20日(金)より、高校3年生 推薦進学コースの生徒に対し、明治学院大学の講義「教養原論」が始まりました。
今年度の「教養原論」の講義テーマは、「『他者』と向き合う」です。
第1回は、明治学院大学 教養教育センターの鈴木陽子先生による講義全体についてのオリエンテーションでした。
まず、この講義の学び方を確認し、大学の学習管理システムを実際に使ってみました。それから、「教養がある」とはどういうことか自分で考え、続けてまわりの人と意見交換をしました。また、ことばに意識を向けることや、言語による違いについても考えました。初めての大学の講義を、緊張しながら受講したようです。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 言語学の観点から見える若干の違いが他者に影響を与えるという話も面白いと思った。少し学ぶための遠回りをすることで色んな観点から学を得たい、教養をつけたいと思った。
  • 教養は、道徳的でモラルがあり、他者と生きる自覚、人として良くあろうとする心が大切だと言うことが分かった。普段、無駄な知識は使わないしいらないと思っていたけれど、知識との出会いを大切に深く知りたい。幅広い知識を持てば、物事によって違うこと、重要なことなど、見方が変わることが分かった。これからも自分の力でさまざまな見方をしたい。
  • 言語によってそれぞれ切り取られる部分が違うというところが興味深かった。教養がある人について問われた時、私は知識がある人や語彙力がある人だと考えたが、そうではなく自分の価値基準だけでなく相対化することができる人だとわかった。教養があることで人生をより豊かに、楽しくなるとわかり、私も教養を深めたいと考えた。
  • 教養がある人は、ネットワークの様に新しい知識を常に入れ学び続ける人、自分の好みや基準を超えて相手の意見を受け入れられる相対化のできる人のことをいうとわかった。
  • 日本語と外国語で、同じ事柄を示していても伝わり方が違ったり、同じ事柄でも言語の種類によって認識が違ったりして、興味深かった。
  • 初めて大学の形式の授業を受けて、高校とは違う緊張感があった。自分から進んで触れることのない教養について学べて、これから社会人に向けて更なる成長ができるなと感じた。周りの人と意見を交換して自分の意見を深めていくことができて楽しかった。
  • 教養とは、自分自身に学びを与えるものであり、私たちが社会の一員であることを自覚して、余裕のある人になる必要があると感じた。無駄な勉強だと思ってしまうこともあるけれど、出会いを大切にしたい。
  • 言語学は言語を科学的に研究し、プロセスや仮定を立てて考えていくものでした。実際にコーパスの一つであるCOCAを使って単語の違いを学ぶことができて、言語はとても奥が深いなと思いました。
  • 教養の定義が「他者」と繋がり、そこから言語学に繋がっていくことが面白かった。
  • まずは自分の考えを待ってから、グループワークなどで意見を共有することの楽しさを知ることができた。これからもグループワークで積極的に発言し、相対化した判断ができるようになりたいと思った。
  • 教養について自分自身でしっかり考えた上で、答えやさまざまな考えを見つけることができた。将来どのような仕事や問題に向き合っているかわからないため、今の時点で無駄かどうかを考えることは不可能だと感じた。ただの物知りではなく、自分の意見をベースにして周りに視点を向け、周りの意見を含めて新しい意見を持つことができる人はとても尊敬できると感じた。
  • 一見学ぶ意味がないと思えることでも、学んでみることで人生が豊かになるという言葉にはっとさせられた。
  • 言語により表現の範囲が違い、私たちが当たり前と思っていることが世界的に見たら、日本独特の表現であることに驚きました。また、類義語でも後に続く単語で使い分けがされていて、言語の面白さに気付きました。使い道のないと思う事柄でも映画や音楽を楽しむためにも知識が必要になるなど、あらゆる面でメリットになると知りました。
  • 無駄を省こうと考えるとかえって学び損ねるという言葉に感銘を受けた。それぞれの言語には違いがあり、違いを学ぶ事はとても楽しくて、使われている国の特徴も学べるのでより興味が深まった。

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