10月20日(金)、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で、明治学院大学法学部政治学科の西村万里子先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。
公共政策論における政策の考え方について講義を受けた後、総務省の「地方行政サービス改革の取組状況等に関する調査」のデータの読み取り苦戦しつつ、グループワークを行い、指定管理者制度の活用を学びました。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 明治学院大学教育理念であるDo For Others(他者への貢献)について深く理解できた。今日先生がおっしゃっていた問題を解決する力=問題解決能力は将来必ず必要なものだと思うので、今後の学習でしっかり身につけていきたい。また公共政策が自分たちの生活に密接に関わっていることが、グループワークを通じて分かった。特に行政改革による民営化、民間化による効果の大きさについて学ぶことができた。
  • 政策を国が行うにしても、指定管理者に任せて行うにしても、問題が生じる事がわかりました。また、政策に政府が介入する事で、場合に合わせた対応ができる一方で、ある市によっては、事業が全く進んでいない場合もあるのだという事が分かりました。また、都内の場所によっても、政府や指定管理者が果たす事ができる割合が違うのだという事がわかりました。
  • 教養を学ぶ意味は社会に様々存在する問題を解決するためだということにとても納得した。社会全体の利益を優先しないで政策が作られることもあるし、市場の自由に任せる方向から、市場がダメになるから政府の政策介入へと転換されたものの、政策介入した方が逆に損失が大きいことが分かったり、市場機能が再評価されたり、という流れは他のところでも十分に利用できる考え方だと思った。学ぶことができて良かった。
  • 公共政策は、私たちの生活にはあまり関係のないことだと思っていましたが、身近な公園や遊具などでの事故があったり、関係が深いのだと思いました。民営化は、いいことばかりでなく、費用や管理の問題が関係するのでしっかりと考えていく必要がある問題だと考えました。行政の監督もしっかりしないといけないので、私たちの選挙は大切だと思いました。
  • 総務省の提供している表から情報を読み取ることは、慣れていないこともあると思うけれど、言葉の意味がわからないこともあり、難しかった。指定管理者制度によって、公共のものとしてのイメージとは違った姿として利用者の増加を促すことができれば良いと思う。しかし、TSUTAYAに委託した海老名市の図書館が普通の図書館とは違う書籍分類をするという事例は、利用者にとって不便なものとなると思うのでよくないと思った。

10月13日(金)、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で、明治学院大学国際学部国際キャリア学科の坂本隆幸先生が「教養原論」のオンライン講義をしてくださいました。
今回は、選択する政治・政策が私たちの生活に影響を及ぼしていることをアメリカ・北欧を例に学びました。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 今回zoomで教養原論をやって大学に行ってもこのような形態の授業もあると思うのでいい経験になりました。色々な国の政治経済についてグラフを多く用いて説明してくれてとても理解しやすかったです。教授が最初に言っていたように自分自身を大切にしてたくさん努力をしてより良い人生にできるように頑張りたいと思いました。
  • 国民の考え方や思考でその国の政策が影響を受けているのだという事がわかりました。また、政策によって貧困問題が引き起こされていて、先進国の中でも貧富の差があるという事がわかりました。日本などでも重要な問題になると思うので、これからは、国の税金などの使い道についても目を向けていきたいと思いました。これらの政策は、国民の投票によっても左右されるという事もわかりました。
  • 比較政治は以前から興味を持っていたので、今回北欧と米国との考え方や政策の違いを学ぶことができ、貴重な時間を過ごすことができました。北欧の手厚いサポートの裏側には、50%という大きな税金があるが、その分貧困格差がなく、そのため国としての満足力が高くなるのだと思いました。日本は、人口が減少していたり、出生率が低かったり、国として安定していないため、これからの政策に期待したいと思います。
  • 先進国の貧困率ランキングで日本が2位だったことに衝撃を受けた。日本の中でも生活に大きく差があると気づきを得た。政府が関与することで貧困に大きく影響する場合としない場合があり、問題というのはそう簡単に解決することができないと考えた。私は高税金、高福祉の世の中を支持する。日本の中でも大学に進学するのを諦めたり、選択肢を狭めるしかない人がいる。最近大阪では、高等学校の授業料を免除する動きがあったりと、少しずつ変わってきてはいる。特に教育分野を政府が支えることで、日本の教育水準の向上や、多くの人にチャンスが渡るような世の中になることを私は望む。

10月1日、8日に行われた東京都中学校新人テニス選手権大会(団体の部)において、東京都ベスト16という素晴らしい結果を残しました。

  • 1回戦(vs花小金井南) 4-1
  • 2回戦(vs用賀) 3-2
  • 3回戦(vs世田谷) 3-1
  • 4回戦(vs八王子七) 3-1
  • 5回戦(vs成城学園) 0-5

中学男子テニス部としては6年ぶりの快挙です。この結果により、1月に行われる冬季テニス大会という団体戦(東京都ベスト16以上の学校のみが参加できる大会です。)への出場権を得ることができました。

また10月下旬から、中学テニス部は男女ともに多摩大会予選が始まります。引き続き応援よろしくお願いいたします。

10月6日(金)、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で、明治学院大学国際学部国際学科の戸谷浩先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。
高3O組は学級閉鎖中のため、オンラインで参加しました。

今回は、「国際学からみた『他者』」と題しパレスチナなどを隔てる“壁”についてグループワークを行いました。他者は自己の鏡であり、自分自身が何者か確定することが、他者を作っていることを学びました。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 色々考えさせられる内容だった。今まで漠然と考えていたものが大学生になると詰めて細かく自分の考えを持って行動してかなければならないと感じた。他者を考えるというのは自分の考えを反映していくことと一緒であったのは今まで考えたこともなかった。
  • 壁の向こうとこちらの違いという物を考えるといったことが今までなかったので新鮮な思考時間でした。過去にはベルリンの壁といった同じ国で同じ民族なのに他国からの介入で、分け隔てられてしまったこともあります。壁というのはそれだけで情報の遮断、向こう側からの拒絶を強く受ける物なので冷たい印象があります。こういった冷たい拒絶をなくすために違いという物を理解することは必要不可欠なのだと思いました。
  • 壁による違いには言語、宗教、政策、法律、通貨、人種、民族、支援国など様々な違いがあることに気づいた。これらの情報をインターネットで得て終わりにするのではなく、自分の立場や出身国などを理解して、それらの情報と共に考えることが大切だということだった。世界には国だけでなく市民などの狭い中でも壁が生じていることがあるのでそれらにも対応できるようになりたい。
  • 今回の授業もとても興味深い内容でした。自己を確立するには他者を評価する上で成り立つ、ということがよく理解できました。また、壁とは、意識しないとなかなか思いつかなくて、教授のおっしゃる通り、こちら側と向こう側の差異を可視化することで、壁が生じてしまうのだと感じました。そして、特に「他者とは自分の鏡」という言葉が心に残りました。
  • 日本にも壁はあるし、どの国にも壁はあるのではないかと思いました。けれど、講義で出てきた6つの壁との違いはその壁は必要なものであるということです。国と国とは国境で隔てられます。そうすることで自分はその国の人間であるという意識を得ます。もちろん、それが争いにつながることはあるし、お互いの国への誤解を生じさせることだってあるでしょう。しかし、その壁がなくなると誰もがフラットな関係になって誰が身内かわからなくなり、逆に孤独になるのではないかと思います。だからこそ、ある程度の違いというものは必要なものです。違いを維持、許容したままそれでも他者とお互いに折り合いをつけて生きていくことはきちんとお互いを理解しないとできないことです。どちらかになりきることや拒絶することは楽ですが、解決にはなりません。本当の和解は遠回りにこそあるのだろうと思いました。

10月5日(木)、中学体育祭を行いました。

当初、10月4日(水)に予定されていましたが、雨天のため順延しての開催となりました。

曇り空ではありましたが、運動するには心地よい気候でした。日ごろの練習の成果、体育の授業やクラブ活動で養ったきた力を、生徒一人一人が存分に発揮する事ができました。ご来場頂きました保護者等のみなさまの声援に感謝いたします。

9月29日(金)、中学2年生は社会科校外授業「東京歴史散歩」を実施しました。
4つのコースに分かれ、班ごとに地図で目的地を確認しながら東京の歴史を学ぶ行事です。
暑さが一段落したこの日、しおりを片手に、熱心に楽しみながら資料館や神社などを見学することができました。道に迷って苦労した班もありましたが、すべての班が無事、最終集合地点に到着することができました。今後、壁新聞を制作し文化祭で発表する予定です。

9月30日(土)、高校体育祭を行いました。

天候が心配され、途中雨が降ることもありましたが、高校生の体育祭実行委員の生徒を中心に、全競技を無事に実施することができました。
日ごろの練習の成果、体育の授業やクラブ活動で養ったきた力を、生徒一人一人が存分に発揮する事ができました。ご来場頂きました保護者等のみなさまの声援に感謝いたします。

中学野球部は、9月9日(土)~9月24日(日)に行われた11ブロック秋季新人大会で勝ち上がり、準優勝を果たしました。
また、10月14日(土)から行われる秋季都大会への出場権を獲得しました。

なお、小学生を対象としたクラブ体験会を11月25日(土)の午後に予定しております。野球部も体験会に参加予定です。詳細は今後、本校ホームページに掲載する予定ですので、ご確認の上、お申し込みください。よろしくお願いいたします。

9月22日(金)より、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で、明治学院大学の講義「教養原論」が始まりました。
今年度の「教養原論」の講義テーマは「『他者』と向き合う」です。
第1回は、明治学院大学教養教育センターの植木献先生によるオリエンテーションでした。
大学が採用するLMSの使い方を学んだ後、「なぜ大学では自分の専門と関係ない学びをするのか」について講義を受けました。初めての大学の講義スタイルに緊張しつつも傾聴しました。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 今回、初めて本格的な大学の講義を受けましたが、とても興味深い内容でした。確かに、大学では自分の学びたい学問ではない学問を学ぶ機会が多いと思います。でもそれは、「無駄」なのではなく、自分にとっての財産になるのだと分かりました。また、教授のおっしゃった、「『無駄のストック』を増やすと良い」という言葉が心に残っています。そうすることで、視野が広がり、今まで見えてなかった部分が見えてきて、理解が深まるのだと考えました。
  • 喋るだけの授業を受けたのは初めてだったので、自分で重要なことを掴むのに苦労した。そのため、ノートもあまり多く取れなかった。講義について、教育の本質に触れることができたように思う。高校までのただただ暗記するだけの学びは知識という大元を形成する上では役に立つ物ではあるがこれからは自分で学びを深めていくということが重要なのだと思った。
  • 大学で学ぶ事が将来の何に役立つのかの疑問を持っていたが、自分の視野を広げる事ができるということを知り、自分が今まで関心を向けていなかったことにも、目を向けていきたいと思いました。また、キリスト教と大学の関わりについて学べてよかったと思いました。明治学院がどのような背景で成立して、どのようにしてキリスト教を伝導してきたのかを知る事ができたので、自分の視野を広げる事に繋げられたと思います。
  • 大学とは何を学ぶのか?何を学べば良いのか?は分かるようでしっかりと理解できていなかったので、今回の講義を受けて知ることができて良かった。一般教養なども含めて、大学で専門分野以外のことを学ぶ理由(視野を広げるため、自分自身変わるため)は、これから勉強をする上で、とても役に立った。大学は視野を広げるための教育を行っているということを意識しながら、大学での学んで行きたいと思う。
  • これから何を勉強すれば良いかという問いに対し、「1番関心のないことを勉強する」という答えは衝撃だった。今まで自分の好きなことを勉強することが良いと考えていたからである。だが、今までの人生を振り返って納得した。私は中学時代英語が大の苦手だった。そのため、休校期間の間に英語をひたすら取り組んだ。その結果、成績が伸びたのだ。それだけでなく、コロナ禍で時間ができたイギリス人の母の友人とネットを通して毎週話すことになり、去年はイギリスに訪問し、久しぶりに会うことが叶った。植木先生の話を人生の参考にしたい。

9月12日(火)~15日(金)広島と京都・奈良へ3泊4日で出かけてきました。

広島では、原爆資料館を見学し、証言者の方から被爆体験のお話を伺い、慰霊碑に献花、「原爆の子の像」学年で作った千羽鶴を捧げました。現地を訪れて平和学習に取り組みました。

京都では、あらかじめ自分たちでつくった研修コースを班ごとに研修します。人気の見学地は、やはり清水寺、伏見稲荷、平等院、奈良公園(=東大寺)といったおなじみのところです。京都・奈良の伝統文化を学ぶだけでなく、班で長い時間過ごすことで、友達との仲が深まった4日間でした。

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