11月11日(月)6時間目、高校1年生は全国骨髄バンク推進連絡協議会の元会長で顧問の大谷貴子さんをお迎えし、講演会を行いました。

大谷さんはご自身も白血病を患い、闘病中に骨髄バンクを設立、その後骨髄バンク普及のために活動をされておられます。

当日は、まず大谷さんご自身のお話をうかがった後,実際に骨髄バンクに登録し、その後適合者が見つかりドナーとなった本校教員と共に、対話形式で骨髄を提供することによって救える命があることを、わかりやすく、ご自身の闘病経験なども交えてお話しくださいました。また講演の最後には、自分に与えられている命を大切にしてほしいという思いも伝えてくださいました。

明治学院で「隣人愛」を学ぶ中で、生徒一人一人が『自分に出来る何か』を考えるきっかけとなった講演会になりました。

本校の理科は「本物にふれる」ことをモットーに学習を展開しています。

中学3年生では、毎年地学実習を行い、地層や地質について現地で実物にふれながら学びます。今年は「東京付近の地形がどのように形成されたのか」をテーマに授業を展開し、そのまとめとして生田緑地での実習を行いました。

「かわさき宙と緑の科学館」のご協力をいただき、専門的なレクチャーを受けながら地層を観察して100万年以上におよぶこの土地の歴史を学びました。

  

中学3年生では、人生で様々な経験を重ねた方に、「いま中学3年生に話したいこと」をテーマにキャリア講演会を行っていただくことにしています。

今年度の第1回は、元同志社中学校・高等学校校長の木村良巳先生に、「『する・できる』のもいいけれど『いる・ある』の世界もステキだよ!」というテーマで、「大学時代のネパール」「同志社高校での教育者生活」「リタイア後のバザールカフェ」という人生を振り返りながら、「生きて行く上で大切なこと」や「学ぶこと」についてお話をいただきました。たくさんのメッセージを含んだ楽しいお話に、生徒たちも興味深く聞き入っていました。

9月7日(土)杉並工科高校で団体戦、8日(日)巣鴨高校で個人戦が行われました。女子団体Aチーム(2年生)準優勝、Bチーム(1年生)第3位、男子団体第3位でした。また、個人戦においても各階級で決勝に3名が残り、残念ながら敗れましたが準優勝と素晴らしい成績を残しました。

男子団体

1回戦 シード
2回戦 城北高校       4-1
3回戦 昭和鉄道高校     3-1
準決勝 田無高校       2-2 内容負け
3位決定戦 国学院久我山高校 3-1

女子団体

Aチーム

リーグ戦
1 帝京高校   1-1代表戦負け
2 合同チーム  2-0
2位通過

Bチーム

リーグ戦
1 田無高校    2-1
2 専修大附属高校 2-1
1位通過

決勝トーナメント

準決勝 A vs B  2-0
決勝 田無高校   1-2

高校男子バスケ部は、10月末から開催されている「新人戦支部大会(第4支部)」にて、以下の戦績を残しました。

2回戦 vs.都立田無 67-65 勝利

3回戦 vs.都立井草 59-54 勝利

4回戦 vs.立教池袋 71-64 勝利

5回戦 vs.実践学園 48-126 敗退

10/27(日)の初戦(2回戦)から、接戦続きの試合でしたが、最終クオーターで逆転という展開を繰り返し、見事新人戦本大会への切符を手に入れました。高校男子バスケ部としては、創部初の快挙となります。
そして、11/10(日)に、5回戦で実践学園と対戦しました。結果は大敗でしたが、最後まで格上相手に戦いきることができ、良い経験となりました。
また、支部選抜候補に尾﨑知近(高校2年生)、小野塚琉成(高校2年生)が選ばれています。
1月の新人戦本大会へ向けて、より一層気を引き締めて練習します。

引き続き応援よろしくお願いします。

ヘボン祭では、図書委員会企画「へぇ~本祭」の会場として、図書館を開館しました。
コンテストと、ミニ・ビブリオバトルを開催しました。
コンテストは218名の方に投票いただきました。

各種結果と、ミニ・ビブリオバトルの様子を掲載いたします。投票くださったみなさま、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

「POP」(本紹介カード)コンテスト(17作品参加)

本と並べてPOPを展示し、その本が読みたくなるPOPに投票いただきました。

≪1位≫
春燈社編『おとぎ話の絵画史』(高3作成)
≪2位≫
恩田陸『蜜蜂と遠雷』(高2作成)
≪3位≫
ダニエル スミス『絶対に行けない世界の非公開区域99』(高3作成)
はやみねかおる『モナミは世界を終わらせる?』(高1作成)

「しおりイラスト」コンテスト(27作品参加)

イラストのうち、いいと思ったものに投票いただきました。

1位:高1作成  2位:高3作成  3位:高1作成

「タイトル川柳」コンテスト(13作品参加)

本のタイトルを組み合わせて作った川柳から、いいと思ったものに投票いただきました。

≪1位 ≫
「未来のミライ 耳をすませば 宇宙の声」(中2作成)
≪2位≫
「謎の母 よなかの散歩 春、戻る」(中3作成)
「共犯者 ネコにウケる とどめの一撃」(中1作成)

名言コンテスト

本やマンガの8つの名言から、いいと思ったものに投票いただきました。

≪1位≫
「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」井上 雄彦『スラムダンク』27巻 第241話 p.148
≪2位≫
「好きなことをする努力家はね 最強なんですよ!」山口つばさ原作 時海結以著『ブルーピリオド』1巻 p.52
≪3位≫
「死ぬまで一生やりきれたら、『いい人を演じた』んじゃなくて『いい人だった』と言えるんじゃないかな」吉野万理子『いい人ランキング』p.251

ミニ・ビブリオバトル 紹介本

本を紹介するコミュニケーションゲームです。
紹介者(バトラー)が読んでおもしろいと思った本を、順番に紹介してもらいます。それぞれの発表のあとに、参加者全員でその発表に関するディスカッションをおこないます。

≪チャンプ本≫
西野 精治『マンガでぐっすり!スタンフォード式 最高の睡眠』(高2紹介)

≪他、紹介本≫
青山 美智子『ただいま神様当番』(高1紹介)
浅倉 秋成『六人の噓つきな大学生』(高1紹介)
梨木 香歩『西の魔女が死んだ』(高1紹介)

11月3日の日曜日、スピアーズえどりくフィールドで行われた第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会東京都予選第2地区準決勝で早稲田実業学校と対戦したラグビー部。気持ちが高ぶり、涙を流しながらグラウンドへと出ていく選手たち。魂のこもったタックルを連発して食い下がるも強豪早稲田実業学校に少しずつスコアを離されるが後半、ボールをつないでトライを奪い5-21とすると、スタジアムは大盛り上がり。会場の多くの方々に応援して頂いていることを実感しました。最終的に5-35で敗れましたが全てを出し切った結果に試合後の選手たちは満足した表情を浮かべていました。来年もまたここに来られるようにみんなで頑張ります!応援ありがとうございました!

11月2日(土)、4日(月・休)にヘボン祭(文化祭)を行いました。
初日はあいにくの雨でしたが、2日目は気持ちの良い秋晴れとなり、2日間合わせて大変多くの来場者にお越しいただきました。

クラスや学年、文化部を始め、様々な催しを企画している団体は、自分たちの発表の場としてのヘボン祭に全力で取り組み、 本番当日は、素晴らしい公演、展示など、これまでの練習や準備の成果を発揮することが出来ました。

10月31日(木)、創立記念礼拝を行いました。
中学は鵜殿博喜学院長、高校は山﨑雅男理事長に、明治学院の歴史や関わった人物の紹介などをお話していただき、これまでの明治学院の歩みを知る機会となりました。

高校では礼拝後、現在は歌われていない東村山高校旧校歌を高校聖歌隊が斉唱しました。

10月4日(金)、推薦進学コースの高校3年生に対して、明治学院大学心理学部心理学科教授の野村信威先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。

「教養原論」全体の講義テーマ「『他者』と向き合う」を元に、講義が行われました。生徒たちは講義を聞き、他人の心を知るためにより有効な手法についてメリットとデメリットを考え、グループでディスカッションを行いました。意見を交換することで、課題についてより考え、自分の意見を持つことができたようです。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 一番印象に残ったことは、他者を理解するのに必要なのは数値か語りかという問いでした。私は語りの方がその人の言葉や表情から心を知ることができるが、数値化からでは多数の意見が尊重され、少数の意見は異端者のように扱われているような気がした。他者を理解するためには個人と向き合うべきということから、語りの方が有効だと考えた。周りの人達も語りの方が他者を知ることができるという意見が多く、もっと意見が割れると思っていたので驚いた。
  • 教養とは知識の網の目で、いくつもの知識が結びついて初めて教養になるのだということを知ることができよかったです。心理学であっても、人間の心を直接観察することはできないのは、きっとその人にしかわからない感情があり、1人1人感じていることが違うからだと思いました。人のこころを数量化するのは難しいけれど、語ることによって他者を理解できるように思いました。
  • 数値化をすると根拠が存在するようになったが、詳細や人の感情の細かなところはわからない。しかし語りを聞くと細かなニュアンスが伝わりよりわかりやすくなるが、根拠はない。しかし私は語りを聞くほか、いい方法がないと思う。
  • 他者の心や、人の行動原理を理解することは心理学でも確実な結論を出すことは難しいとわかった。数量で見るか、質で見るか、その二つの違いにもメリット・デメリットが存在し、人の心は奥深いなと感じた。占いなど、統計による人の心理を見ることも、正解かは分からず、心理を読んだとは言えないと聞いて、ごまかされているなと思った。また、統計学では因果関係は分からず、相関関係までしか理解できないと知って、人の心理を理解するのは、人の真理を理解するのと同じだと考えた。
  • 私は人をすぐに数値化してしまうところがある。最初の偏見で人を嫌っていても、何回か話すたびに、その人のことが最初の偏見とガラッと変わったことが多かったので、すぐに数値化して決めることはやめようと思った。
  • 心理学はヒトのこころを言い当てられるか、という問いにはまだ答えが見つからないのが本音だと思う。事実や論理的な部分に目がいく私達が、目に見えないこころを追求し確率論で真実を言い当てることには物凄く興味を持った。また、他者を理解するのには語りが有効だと感じた。数値では読み取れない人間の本音やジェスチャー等細かい部分を探るには言葉を交わすことが必要だと思う。
  • 他者を理解するのに必要なのは「数値化」だと思う。メリットは、データとして出すことである程度の傾向や予想ができ、年代や性別などの条件を変えることでさまざまなこころを知ることができる。デメリットとして、データを出すためにさまざまな人の協力を仰いだり、時間がかかったりすることがあげられる。また、一概には人が数値化されたものに当てはまらないということだと思う。
  • 答えを見つけたり、結論づけたりすることにおいて確率的(統計)的か質的が良いかは、学問や、場面や状況によると思いました。授業に出てきたように、心理学は確率的(統計)的に真実を言い当て、医療などは統計的に考えることで答えを導きやすいが、芸術や、誰かの心が関わってくると、それは人それぞれ考え方や思いがあります。質的、語りどちらも用いるべきだと考えました。
  • 特に印象に残ったのは占いの話で、科学的根拠はないものの確率論的に真実を言い当てることが可能と聞いて、それならば本物なんていないのではないかと考えてしまった。しかし、確率的に当てるのもそれはそれで、占い師の実力なのかとも思う。
  • 語りは相手の意見を直接聴くことができるけれど、他者が話すのが苦手な場合や嘘をついている、矛盾が生まれるなど、正しい意見を聴けず他者の心を誤解して理解するデメリットがあると思った。数値化はあくまで数字であり人の心を細部まで表すことはできないし、目に見える情報だけで判断するのは人の心を理解できるとは言えないと考えた。
  • 数値化の話は心理というより数学のようで、論理的に考えていくものが多くて少し驚いた。語りの話では、当たり前に思っていたことに「物語モード」という名前が付いていて、納得できたし、科学的に考えると違う考え方ができることに初めて気づけた。大学で心理学を学んでいったら、今以上にいろんな考え方や視点が得られると思った。
  • 見せかけの相関について、統計学はとても便利でわかりやすいものであるけれど、相関関係と因果関係は同じではなく、とても興味深いと思いました。今後データがあってもその背景や状況をしっかりと理解して、結果をすぐに鵜呑みしないように気をつけたい。

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