高校ハンドベルクワイア(明治学院グリーハンドベルクワイア)は、昨年12月に様々なところで演奏を行うことが出来ました。

クリスマスの集い(本校)、保谷ルーテル教会(西東京市)、東村山いずみの会(東村山の福祉施設)、越谷レイクタウン(越谷市)、川越福音自由教会(川越市)、明治学院大学白金校舎(港区)、日本基督教団 更生教会(杉並区)のクリスマスコンサートやクリスマス礼拝の中で演奏を行い、好評のうちに年を終えることが出来ました。インフルエンザで急に欠席となり来れなくなったメンバーがいる中でのコンサートでしたが、メンバー同士が協力し合い、欠席したメンバーのカバーをしながら、立派に演奏をこなすことができました。

現在、1月24日(金)19:00~行われる中高ハンドベル部定期演奏会を目標に練習に励んでいます。入場無料です。ご来館をお待ちしています。

11月22日(金)、推薦進学コースの高校3年生に対して、明治学院大学社会学部社会福祉学科教授の久保美紀先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。
社会福祉学からみた「他者」の観点から、講義が行われました。
生徒の意見・感想を紹介します。

  • まず、ソーシャルワークは何色かを考えた。私はグレーを想像したが、周りの人は黄色だったり緑だったりとさまざまな色を想像していて、感受性の違いを感じた。発達課題や生活課題を達成しながら人生を歩んでいくため、さまざまな困難に立ち向かわなければならないのは、人間としてとても大切なことなのだと思った。様々な人たちと関わることで人間として成長することができるので、出会いを大切にしたい。
  • 私たちは誰もが1人では生きておらず、他者との関係を通して互いに依存して生きているということがわかった。授業で今までの人生を振り返ったことで、周りの環境によって色々な影響を受けてこれまで生きてきたことを感じた。同じクラスの人たちと、世界の81億人の中から出会い、深く関わっているということに不思議さを感じた。
  • 人間は他者との関わりがあるからこそ生きることができていて、人生の中で課題を見つけそれを達成することに意味があるとわかった。AさんとBさんの関係において、それぞれの他人との繋がりから2人に新しい友達ができることは、実体験もあったため想像しやすかった。エコマップを考えてみたときに、やはり学校生活や友達の部分は他の分野に比べて問題が多いことを実感した。人と関わることは大切だが、合わない人もいるため、人間関係で悩むことや問題が起きることはよくある。問題を解決していくのが人生であり、その一つ一つの過程も意味があるので、逃げることなく向き合いたい。大学に入ったら、サークルや部活など新たな出会いがあるため、意識して人と関わりを持ちたい。
  • ソーシャルワークはその人本人だけではなく、その周りを取り巻く人や環境についても考えていくべきものである。自分の考えや視野の狭さを実感したので、視野を広げて物事を考えていくようにしたい。
  • 私たちは1人で成り立つものではなく、様々な出来事や人との出会いなどによってどんどんと形成されていくものであるとわかった。他者があるから自分の存在を認識することができて、生きる意味などもわかると知った。また、エコマップを作ることで、関係や自分の周りを取り囲むものなどが目に見えてわかり、とても画期的だと思った。家族だけでなく友人や近隣の方、学校の人など、自分のまわりには多くの人がいることを知った。
  • 人と環境との繋がりが私たちにとってどれだけ重要なのか知ることができた。広義の中で言っていた、私そのものの存在は一人しかおらず、他に代わりができる人はいないという言葉が、当たり前のことだがとても私の心に刺さった。いかに他者から必要とされることが大切かを感じることができた。友人や先生など関わりを持ってくれる周りの人たちを今までよりももっと大切にしていこうと思った。
  • 犯人探しをするのではなく、環境がどう関係しているのか、どう影響を与えるのかを見ていくことが、社会を見ていく上で重要だと感じた。また、エコマップを用いることによって、他人や社会において自分の意見や考えの奥底までを表すことができ、言葉では言い表せないことなども書き表すことができるため、活用していくとより良いと感じた。
  • 私たちの生活は単純でなく人間関係や物質と絡まり合っているため、問題や要素を解きほぐしていけるように努力をすることが大切にしていきたい。その上で、今まで目を向けられづらかった自然環境にも気を遣える余裕を持って行動できるような人間になりたい。
  • 授業の中で「人は誰かに依存している」という言葉が印象に残った。「依存」というとマイナスなイメージが湧きがちなので、新たな視点の考え方だと思った。確かに、私は他人の協力や助けによって成り立っているし、逆に私も誰かの依存の対象になっているのだと気付かされた。
  • 今日に至るまで、様々な経験をして学び、成長し、自己のアイデンティティを形成してきた。他者と関わる中で友だちを見つけ、互いに良いところを見つけ合うことで、自分の存在価値や生きる意味を見出してきた。生きていると、必ずつまずくことや、生きている意味が分からなくなることもあるだろう。その時は抱え込まず、人生を投げ出さず、他人にいち早く相談する必要がある。また、状況に苦しむ人がいるならば、手を差し伸べられる人間であるべきだと感じた。社会という枠に無理やりはめ込むのではなく、自分らしさを発揮できる場所を見つけるべきだろう。
  • 「ソーシャルワークに正解はない。想像力が大事。」との言葉から、何事もまず考えることが大切だと気づいた。考えた上で間違っていても、そこいたった過程が自分の財産になるのではないかと考えた。相手の立場で物事を考えるなど、これからも周りの人と良い関係を築くことを意識して生活していきたい。
  • 社会の仕組みは、見えない人と人のつながりが大きく関係していると感じた。人は自己肯定感を上げていかないと、存在価値や生きがいを失ってしまう可能性がある。自分のことを少しは知らないと肯定感は上がらないから、たまには鏡などで自分の表情を見ておきたい。
  • エコマップを作ってみて、思ったより人といい関係を築けていることに気づいたが、自然環境との関わりは少ないため、積極的に地域のゴミ拾いや花を育てる会に参加したい。また、友達のエコマップを見せてもらうと、それぞれに人の繋がりがあるということが分かった。そして、何か問題があった時に、その背景を知ろうとすることは犯人探しになるし、いろんな要素が複雑に絡まり合っていて探しきれないため、無理やり知ろうとしないようにしたい。そうすることが、相手を気遣う行動だと思った。

授業で3年間使用した柔道着の寄付を募り集まった柔道着が、NPO法人JUDOs様を通しホンジュラスとミャンマーに到着しました。「精力善用」「自他共栄」の精神を学び、微力ながら国際貢献できたことに卒業生も喜びを感じてくれることだろうと思います。これからもこの活動を続けていきたいと考えています。

 

中学ハンドベル部は、昨年12月25日(水)に行われたTBSこども音楽コンクール東日本優秀演奏発表会(東日本大会)に参加し、合奏第1部門において最優秀賞(第1位)を受賞しました。昨年に引き続いての受賞です。合奏第1部門には全体で23校の参加があり、その中の第1位です。今後は1月26日(日)の全国大会に進むことになります。この大会には、当日の演奏録音にて参加し、全国7ブロックで行われた「こども音楽コンクール」で最優秀賞を受賞した学校の中から、部門別に全国第1位(文部科学大臣奨励賞)が選ばれます。

TBSラジオのホームページに東日本優秀演奏発表会のレポートが掲載されています。

https://www.tbsradio.jp/articles/91555/

12月20日(金)15時より、近隣の老人ホームのお年寄りや保育園の子供たちを招いて、クリスマスの集いを行いました。
ブラスバンド演奏、ハンドベル演奏、演劇、ゴスペル、有志によるハレルヤコーラスなど、クリスマスの喜びを参加してくださった皆様と共に、お祝いしました。

12月20日(金)、2学期最後の登校日に、終業式を兼ねてクリスマス賛美礼拝を行いました。
クリスマスの賛美歌を共に何曲か歌いながら礼拝が進み、主のご降誕の喜びを感じる事ができました。

中学は東京女子大学チャプレン 五十嵐 成見 牧師、高校は日本キリスト教団吉祥寺教会前牧師 加藤 眞衣子 牧師にお話をしていただき、クリスマスの意味をしっかりと心に刻むことができる礼拝となりました。

11月15日(金)、推薦進学コースの高校3年生に対して、明治学院大学社会学部社会学科の仲修平先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。

社会学からみた「他者」の観点から、「計量社会学の見方・測り方」と題して講義が行われました。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 自分が社会のどこに位置しているかという認識について質問があり、人によって様々な答えがあることを改めて感じた。もっとも、10層の5か6あたりで真ん中を追求する人は多かった。分布を知ること、他者を知ることで多くのことを知り、多くの価値観を持つことが増えていくと思う。世代間移動の説明を聞いて、私は親とは違う道を通りたいと思っているので、開放性が高いのだと感じた。
  • データからは見える他者だけではなく、見えない他者との繋がりや、社会の方向性を知ることができた。今ある社会の仕組みが全て当たり前というわけではない。そのため、生活の中での当たり前にもう一度目を向けて疑問を持って言語化し、探究していくと新たな視点が生まれるのではないかと感じた。
  • 自分の社会階層を量的に把握するという話では、自分の置かれている位置や、自分が自分で思う社会的地位など、人それぞれによって答え方が変わってくることがわかった。だからこそ、社会的調査が必要だし、計量的社会学が必要になってくるのだろう。今後のデジタル化や、少子高齢化についても考えていきたい。
  • 開放性が高い社会や閉鎖性が高い社会はどのような特徴を持っているのかについて学び、とても興味深いものだと思いました。また、今後AIやロボットが増えてデジタル化が進んでいき、労働人口の不足により少子高齢化が加速する社会など、私たちの未来はとても不安であるように感じました。
  • 自分の社会階層について考える機会はあまりなかったので、じっくり考えてみると難しかった。考えれば考えるほど、自分の立ち位置についてわからなくなり、当たり前とは何だろうと思った。他者を理解するためには、分布を知り、比べて、説明するべきだなと感じた。集団の傾向を理解することで、自分についても詳しく理解することができると感じた。
  • 人生を「つなわたり」で表した図が面白いなと感じた。人生は「つなわたり」であり、社会保険は命づなで、安全性を保つためには完全雇用されることが必要。図で表されたことで、とてもわかりやすかった。また、社会構造などにより、家族の職業なども影響して子供の職業選びが変化していくことを知り、難しいことだけど何もかもが人生に影響していると感じた。
  • 日常生活で生まれる疑問や違和感について考えることができた。統計的に考えることによって、数字で結果が出てくるのですぐに見てわかりやすくなると思った。社会層を量的に判断することで、階級帰属意識について考えさせられた。また、みんなの回答を知ることで、他の人の意見や考えを知ることができ、新たな観点から見ることができるようになった。
  • 授業の中で行ったようなアンケートなどを通して資料を集めて数値化することで、それらをデータにできる。そして社会の様々なことを研究する中で、日頃浮かび上がる疑問や違和感について統計学的な答えをひとまず出せると考えると、面白いなと思った。色んな学びを得る中で社会を生きる私たちにはたくさんの疑問が生まれる。それらの疑問を一つ一つクリアにしていくことに興味がある。どんな人にとっても社会学は身近なものだ。自分でも気になることを積極的に調べてみようと思った。

11月8日(金)、推薦進学コースの高校3年生に対して、明治学院大学経済学部経済学科の岡本実哲先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。

経済学からみた「他者」の観点から、「経済学の最先端『マーケットデザイン』への招待」と題して講義が行われました。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 気になって研究したこと、勉強したことがいつか何かの役にたつと思うと学びがいがあるなと思った。優れたモノを作ることに捉われるのではなく、どうしたら平等に資源配分できるか考えることが大切。
  • 5人が寮の部屋を交換するときにどの組み合わせにすればよいかという質問に対して、みんなで色々なパターンを考えた。私が考えていたものと、友達が考えていたものでは全くと言っていいほど違っていた。何を1番大切にして考えるか、今までのよりも悪いことにしてしまわないかなど、とても考えさせられた。
  • 今まで友人と物を共有する際に、うまく配分することができず揉めた経験がある。どうすれば誰もが満足する配分をすることができるのかをいつも頑張って考えていたが、何にでも使える法則があることを知り感動した。また、それを経済とは縁がないようにも思える医療と結びつけて社会に貢献していることを知った。一つの分野だけではなく他の分野でも使うことができるような柔らかい思考を持ちたい。
  • 新しいことを発明しなくても、たくさんの人を救うことができるシステムを生み出せたのがすごいと思った。そして、自分たちが意味ないと思う勉強も、自分が思ってもないところに役立てられることがあるかもしれないから、何事にも全力でできる人になりたい。腎臓ドナーマッチングの話を聞いて、いろんな人が得できて幸せになれる制度をもっと増やしたいと思ったし、その制度にもいろんな配慮をしなければならないことも知ることができた。
  • 「ものごとは組み合わせを変えるだけで上手くいくことが多い」、「効率性と平等性は一致しない」という言葉が心に残りました。岡本先生も仰っていた通り、日本はものづくりに特化していると思います。しかし、経済学の観点から見ると、今ある資源を大切にしてそれを「組み合わせる」ことによってより良い結果が生まれるということを初めて知り、真理をついているなと思いました。
  • 優れた組み合わせをすることは難しく、いくつもの組み合わせがあって、嫌になるということがこれまでの考えで、避けてきた。今回学んだ「TTC Algorithm」は色々な場面で役に立ち、さまざまな要素を考慮しているのでとても優れていると思う。しかし、どうしても納得のいかない人が出てしまうことの心残りはある。全員が納得する結果を出すのは難しいと感じた。
  • 経済学は効率性を重視する反面、平等性については担保してくれない。だからこそ効率的かつ平等という二つの観点から物事をみると学問は味わい深くなるのではないかと思った。グループで何かを決める時に一番不満が出ない選択肢を選べるように心がけているが、より少ない手数で一番効率的な選択をするための方法を学べてよかった。TTCアルゴリズムは席替えなどに使ったらどうなるのか面白そうだと思った。
  • 今ある画期的なシステムは、基礎研究があったからこそ生まれたものが多いということを初めて知った。難しいことを知らないと発明ができないというわけではなくて、簡単なことで実験を重ねると新たな発見ができるということがわかった。自分の利益を皆が優先してしまうと争いが起こってしまう可能性があるから、アルゴリズムなどの考え方を日々の生活に役立てていきたいと思った。
  • 経済学というのは社会の病気=貧困、格差、失業、不況を治す医者のようなものと知り、また柔軟な思考で組み合わせを大切にしていることがわかった。資源配分がうまくいっていない状態が世界には起こっていることがわかり、貧困層の多さなどを聞いて、世界の現状を改めて考えさせられた。不適合なペアの場合でも組み合わせをうまく考えて、皆が得するようなやり方をすることができるのが経済学の面白いところだと思った。
  • 自分に正直な人が1番得をすると聞いてどんなことも正直にいうことが大切だと気づいた。他人のためを思っても裏目に出てしまう可能性があるためそこは少し残念だと感じた。
  • 経済学で医学に関わる話までつながっていて、とても興味深かった。私は交換の話では全員がなるべく得をして欲しいと思い、第一希望や第二希望になるようにすればなんでもいいと思い個人合理性しか考えていなかったけれど、ブロックという経済学の用語を知って、よく考えればまだ不満に思っている人がいて、全員が前向きな考えは持てないことに気づいた。私も自分の小さな発見を大切にしたい。
  • 無駄だと思った事も、今後見方や考え方を変えることで違った形で応用できることを学ぶことができた。答えや正解がない問題は、さまざまな角度から考え続けることが大切だと感じた。
  • 経済学は人間社会を改善するための道具だということがわかりました。また、ものを交換するという具体例で、色々な組み合わせを考えることができて楽しかったです。優れたものも大切だが、ある材料でいかに上手い組み合わせを作るかが大事だとわかり、結果と努力と似ていると考えました。
  • 物事は組み合わせを変えるだけでうまく行くことが多いということを学んだ。しかし、勿体ないものが無いように、効率の良いものであるように、交換に参加した人ができるだけ不満が出ないように配分しようとしても格差を生んでしまう場合がある。すぐに新たなものに手を出すのではなく、今ある資源を有効活用できるようになりたい。

明治学院東村山高校ではボランティア活動として、各クラス1名ずつフィリピンの子どもたちの就学支援を行っています。
3年間を通じて支援を行ってきた高校3年生を対象にCFJ(特定非営利活動法人チャイルドファンドジャパン)の担当者の方から講演を行っていただき、チャイルドたちの成長の様子を詳しく伺いました。
まだ小さかったチャイルドたちが大きくなっている様子や、勉強を続けながら一家の働き手となっている様子が語られ、私たちの支援が活かされているいことを実感することができました。

11月30日(土)、東村山市富士見公民館にて、中学2年生のための音楽鑑賞教室を行いました。
今年も打楽器ぐるーぷWoodsのみなさまをお迎えして、迫力のあるパーカッションの演奏をしていただきました。マリンバを中心に様々な打楽器が会場に鳴り響き、生徒たちは興味津々に演奏を聴いていました。舞台上に上がってWoodsのみなさまと一緒に演奏したときの生徒たちの表情は、とても生き生きとしていました。

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