2017年度(53期)卒業生の澤柳亮太郎さん(ロキテクノ富山)が、10月26日に行われた2023年プロ野球ドラフト会議において、福岡ソフトバンクホークスよりドラフト5位で指名されました。
その事を受け、11月18日(土)本校講堂にて、「53期澤柳亮太郎 ドラフト指名報告会」が行われました。

卒業生初のプロ野球選手となる澤柳さんは、

“福岡ソフトバンクホークスからドラフト5位で指名を受けました澤柳亮太郎です。
明治学院東村山高校初のプロ野球選手として恥じない活躍をしたいと思います。
まずは、開幕1軍を目指して、頑張りますので応援よろしくお願いします”

と指名報告がありました。
大西哲也校長、高校野球部総監督の熊谷政広先生、高校野球部OB会長福永明彦様より、お祝いの言葉をいただきました。
その後の質疑応答では、中学生の頃より「プロ野球選手になる」という目標を持って、夢を叶えた澤柳さんの言葉に、参加した中学生、高校生は目を輝かせて聞いていました。
最後に在校生代表、高校野球部主将・佐藤輝波(高校2年)君より花束贈呈、参加者全員で写真撮影を行い、閉会いたしました。
澤柳さんの来シーズンからのご活躍を心よりお祈りしております。
皆様も応援宜しくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

澤柳亮太郎氏プロフィール

2015年明治学院東村山高等学校に入学、3年次はエースとしてチームを西東京ベスト32に導く。進学先の明治学院大学硬式野球部でもエースとして活躍し、2022年より、社会人野球チーム「ロキテクノ富山」でプレー、「第93回都市対抗野球大会」において、チームの初出場に貢献。また10月に行われた「第4回WBSC U-23ワールドカップ」において、侍ジャパンU-23のメンバーとして選出、5試合に登板して、侍ジャパンの「優勝・世界一」に大きく貢献。2023年プロ野球ドラフト会議にて福岡ソフトバンクホークスからドラフト5位で指名を受ける。

11月22日(水)6時間目、中学英語スピーチコンテストを行いました。中1~中3まで各クラスの代表者がスピーチをしました。中1は自分の身近な題材について、中2は尊敬する人物について、中3は社会問題について、それぞれ画像を交えながらスピーチを披露してくれました。

 

 

 

ヘボン祭では、図書委員会企画「世界が広がるひとときを」の会場として、図書館を開館しました。
コンテストと、ミニ・ビブリオバトルを開催しました。
名言「世界が広がるひとこと」は105名、他のコンテストは148名の方に投票いただきました。

各種結果と、ミニ・ビブリオバトルの様子は以下に掲載いたします。投票くださったみなさま、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

  • 「POP」(本紹介カード)コンテスト(9作品参加)…本と並べてPOPを展示し、その本が読みたくなるPOPに投票いただきました。

1位 新海誠『小説すずめの戸締まり』(高1)
2位 王城夕紀『青の数学』(高1)
3位 貴志祐介『悪の教典』(高1)

  • 「しおりイラスト」コンテスト(25作品参加) …イラストのうち、いいと思ったものに投票いただきました。

1位:中3作成  2位:高2作成  3位:高1作成

  • 「タイトル川柳」コンテスト(13作品参加) …本のタイトルを組み合わせて作った川柳から、いいと思ったものに投票いただきました。

1位 「エヴリデイ まずいスープ 泣きたい気分」(高3作成)
2位 「元アイドル! おれのおばさん 何者」(高1作成)
3位 「元アイドル! 旅の途中で 帰還せず」(中3作成)

  • 名言「世界が広がるひとこと」…本やマンガの6つの名言から、いいと思ったものに投票いただきました。

1位 「いなくなっても一生忘れない友だちが、一人、いればいい」重松清『きみの友だち』
2位 「誰かに証す必要なんてなく、わたしはわたしを生きれば良い」凪良ゆう『わたしの美しい庭』

  • ミニ・ビブリオバトル 紹介本

・【チャンプ本】 知念実希人『硝子の塔の殺人』(中3紹介)

・剣持刀也『虚空教典』(高1紹介)

・和田秀樹『70歳から一気に老化する人しない人』(中3紹介)

・貝原益軒『養生訓』(中3紹介)

11月20日(月)、高校2年生は峰町キリスト教会の安食弘幸牧師をお招きし、キャリア講演会を行いました。

①良き言葉に耳を傾けること
②良き倫理観を身につけること
③良き人格と出会うこと
の3点が重要であることについてわかりやすく伝えてくださいました。

この講演会が、生徒たちの今後の人生において助けとなり、また進む道について考える良いきっかけとなることを願っています。

11月17日(金)、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で、明治学院大学社会学部社会学科の松波康男先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。
今回は「人類学からみた『他者』」と題して、人類学の端緒に触れる機会をいただきました。
授業の後半では、西アフリカでの名づけの慣習を例に共感的な理解を体験し、“存在の輪郭がとける”感覚を体験することができました。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 私たちは育った土地の文化の色眼鏡を通して物事を見たり考えたりしている。表面的には異文化を理解できても、本当の意味で理解することは難しい。しかしどれだけ自分に受け入れられない人がいても同じ人間だから、離れようとせずに繋がって、対話をして深めて遡ることで、根本的な本質を知ることができ、受け入れられなくても意味が理解できて尊重することになるのだと思った。異文化でも差異があるが日本人の中にも差異がある。このように考えて、歩み寄ることが平和の第一歩なのだと感じた。
  • 今回の教養原論は、人類学の観点で学んだが、つながりの意味について深く理解ができた。西アフリカのモシの名付けは、子供に奴隷や人間ではないなどの名前をつけるというもので、当初は遠いどこかの独特の慣習で、なぜそのような名前をつけるのか理解できなかったが、最終的には子供を失いたくないという親の子供への愛情であると知って、とても興味深かった。
  • 一見奇妙なことでも詳しく見ていくと理解につながるうえ、表面的な理解だけではなく、根底にあるものをみつけ共感できるところまでいくことが本当の共感であるのだとわかりました。
  • 自己と他者とのつながりがあって人間関係が構築されているからこそつながりというものが見えて大事になるということである。他人がいるから両方の意見がぶつかって、相違が出てくるので結果的に自己は他者がいないと何にもできないということがわかった。
  • 世界を見ると、各地域に様々な文化があるため、一見理解し難い文化もあるが、深く知ろうとすることで、自分たちと同じ考えを持っていたり、目的があるのだと思った。また、他者との関わりがあるからこそ、分断や対立が生まれるのだということが分かった。他の国の民族文化を学ぶ上で大切なのは、固定概念に縛られずに、他者を理解することだと思った。

 

11月12日(日)に都立大泉高等学校で行われた「高校将棋新人戦大会東京都予選」で、高校2年生の蘇武君が優勝の快挙を成し遂げました。この日の蘇武君は絶好調で、日頃の研究の成果を発揮し、強豪揃いの東京都予選で見事6連勝し優勝しました。この結果により、12月24日に高崎で行われる関東大会、および1月25日~27日に金沢で行われる全国大会(高等学校将棋新人戦大会)への出場が決まりました。本校将棋部はこれまでに女子部員が何度も全国大会に出場していますが、男子部員の全国出場は初となり、偉大な歴史を刻むことになりました。関東大会、全国大会でのさらなる活躍が期待されます。

11月13日(月)、主に近隣の教会から牧師や教会学校教師の方々をお招きして情報交換をする、今年度2回目のキリスト教教育懇談会を行いました。

今回は「生徒が感じたキリスト教」というテーマで、3名の高校3年生が明治学院で学ぶ中で感じたキリスト教を、自分自身の教会との繋がりや経験を交えながら語ってくれました。
「教会で自分の事を祈っていただいたことが嬉しかった」「学校のキリスト教活動に積極的に関わることが出来て嬉しかった」など、本校が大切にしているキリスト教が生徒たちに伝わっていることに感謝し、その事が教会の方々にも感じていただけた会となりました。
また、生徒に教会へ出席したことについてのアンケートをもとに、「この夏、教会に出席した生徒の感想」を皆様にお伝えいたしました。様々な生徒の素直な感想を教会関係者の皆さまが真剣に聞き入っておられ、教会と学校との連携について考える時となりました。

今後も教会と学校との関係を大切に、良い交わりの時として懇談会を開催していきたいと思います。

11月13日(月)6時間目、高校1年生は全国骨髄バンク推進連絡協議会副会長の大谷貴子さんをお迎えし、講演会を行いました。大谷さんは、ご自身も白血病を患い、そのご経験から骨髄バンク設立にご尽力され、その後も骨髄バンクを普及するために活動をされています。

講演会当日は、実際に骨髄バンクに登録し、その後適合者が見つかりドナーとなって骨髄提供をした本校教員と対話をしながら、献血や骨髄バンクによって救える命があることを、わかりやすくお話しくださいました。

講演を聴いた生徒一人ひとりが命の大切さを考え、隣人愛を実践するきっかけとなってほしいと願っています。

11月10日(金)、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で、明治学院大学社会学部社会福祉学科の和気康太先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。

水俣病を一つの手がかりとして立場の違いから地域が分断されていく過程を知り、心を痛めました。またフィールドワークの大切さ、関心を持ち続けることの重要性を学びました。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 水俣病についての印象がとても残っている。工場から排出された排水により何万人もの人が病にかかり水俣病から約60年経った今でも苦しんでいることに驚いた。病気を訴える人たちのためになぜ国や県が対応しないのか疑問に思ったが、排水を禁止すると経済の著しい後退をしてしまうからであった。地域と市民との関係は繋がっているなと思った。
  • 66年前の出来事が今続いているという事実に驚いた。企業は、目先の利益ばかりを見て患者達のことを全く考えない非人道的さに当時の倫理観を疑った。福祉というと、高齢者や障がい者支援など一部のことしかないと考えていたが、広い範囲を学び、社会のことについて知る学問だということに気がついた。またジャンルは違えども、私も大学時代にフィールドワークをし、実態を知ることで現場の声を聞き、視野を広げていきたい。
  • 私は姉が保育士なので、毎日のように保育に関する社会福祉については聞く機会があります。けれども、祖母は両方とも元気ですし、地域的にも公害には関係がないので、書面上などではない現実の状況などは知りません。水俣病に関しても、症状や病気のメカニズム、原因などは理解していても、患者などは写真でしか知らず、今回実際に動画を見たときに通常では起こり得ない体の動きに正直肝が冷えました。紙だけではわからないものがあったように、きっと動画だけでは分からないものもあるのだろうと思うと、確かにフィールドワークは必要だと思いました。
  • 社会福祉学科は一番他者と向き合うことを学ぶ学科だと思うのでその見解を聞けて良かったと思う。現場を忘れた疫学はダメだと言う言葉に、『踊る大捜査線』の「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きてるんだ」という言葉を思い出して、どの分野にも通ずる考えなのだと思った。水俣病で苦しんでいる人が国からの適切な補償を受けられることを願う。
  • 福祉のためには行政のサービスを受けるだけではダメで、将来自分が支えてもらう側になるかもしてないからこそ、受け手であるとともに担い手としても活動していくことが求められるのだと感じた。各部門の専門的な職業に就く人を増やすためにも、その人たちの負担を減らし、やりがいを作る必要があると思う。だからこそ私たちが資格や専門知識がなくてもできる行動を担いたい。また多角的な知識を学びながら、利他的に自分が行える行動を考え続けていきたいと考えさせられた。
  • 実際に問題の起きたところにいくことは億劫に思えたり嫌に思われないか心配になったりしますが、フィールドワークは大切で、それによって見えてくるものがあるということがわかりました。終わったことのように思えても、現場を見て語りをきくと今も残る問題だとわかる、というのは本当に実際に行かなければ理解できないと思います。様々な視点で見ることを大切にしたいです。
  • 目に見えるニーズだけを対象とせずに、目に見えないニーズを積極的に捉えることが重要になると聞いて、児童相談所や警察が日頃気づくことができない場所で起こっている児童虐待やいじめによる引きこもりなどを重点的に把握することが重要だと思った。また、水俣病では戦争の被爆者などと同様に、国がしっかり対応しなければならないところを怠っているところが改善しなければいけない点だと思いました。
  • 今回の講義も大変興味深いものでした。私は特に、最後のメッセージが心に残りました。問題は、大学の研究室で起こっているのではない、だからこそ、現場に直接向かって、座学だけでは学べない学びがそこにはある、ということです。その中で、さまざまな人との出会いを経験し、生きた学問を学ぶことが大切なのだと感じました。

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