12月20日(水)15時より、近隣の老人ホームのお年寄りや保育園の子供たちを招いて、クリスマスの集いを行いました。
2019年度以来、4年ぶりに開催することができました。
ブラスバンド演奏、ハンドベル演奏、演劇、ゴスペルなど、クリスマスの喜びを参加してくださった皆様と共に、お祝いしました。

12月20日(水)、2学期最後の登校日に終業式を兼ねて、クリスマス賛美礼拝を行いました。
クリスマスの賛美歌を共に何曲か歌いながら礼拝が進み、主のご降誕の喜びを感じる事ができました。

中学は日本キリスト改革派花小金井教会 小堀 昇 牧師、高校は日本キリスト教団荻窪教会 小海 基 牧師にお話をしていただき、クリスマスの意味をしっかりと心に刻むことができる礼拝となりました。

高校2年生の有志9名が、12月7日(日)に都立日比谷高校で開催された第7回中・高等学校交渉コンペティションに参加しました。

この交渉コンペティションは、アメリカのロースクールで行われている交渉学の考え方や技能を中高生の段階から身に付けることを目的に実施されています。

今回参加したのは、社会科の授業で過去の大会の交渉テーマに取り組み、交渉することに興味をもった生徒たちです。当日は神奈川県にある洗足学園高等学校の生徒と対戦することになりました。今回のテーマである「漁業規制に関する国際的な商取引についての交渉」を、約100分間にわたり自分たちに有利になるように話し合いました。交渉の場には大学教員や弁護士の先生方が審査員として同席し、交渉終了後には具体的なアドバイスをいただくことができました。参加した生徒たちは思い通りにならないことを痛感するとともに、将来につながる学びができたことを喜んでいました。

 

12月15日(金)、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で、明治学院大学文学部芸術学科の富田大介先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。

様々な形態の芸術が世にあふれ、それを単に消費してしまうことの多い私たちに、芸術を学問として学ぶ姿勢とはいかなるものか、その一端を教えてくださいました。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 芸術にはさまざまな可能性があり、アイデアは無限大だと思った。また芸術は人と共有して、話し合うことで新たな発見が生まれ、人の意見を聞くのがとても楽しかった。これからも定期的に芸術に触れて、自身のことをより知っていきたい。また、芸術がもたらす力を実感したい。美術館や博物館やミュージカルの世界に触れ、心が大きく変わる経験をしたい。
  • 今まで感覚というと、視覚や聴覚、味覚、嗅覚のようなものだと思っていたのですが、それだけではなく、内部受容や外部受容、自己受容なものがあり、知らないうちに感覚として自分たちの体に影響しているのだという事が分かりました。体が無意識のうちに同化しているのだという事が分かり、無意識のうちに自分も体験していたのだと思いました。
  • 金満里さんの「天にもぐり地にのぼる」という作品がとても印象に残った。初見での感想はこれが果たして芸術なのかと思ったし、何を象徴しているのかもよくわからなかったが、作品の動いている人を人間と捉えると不自由さを象徴しているように感じることが出来た。
  • 画面をぶれさせないために、カメラという機械にコントロールされた姿勢をしているという視点がとても新鮮で、色んな物事を多角的な視点を持って見れるようになりたいと考えさせられました。金満里さんの作品にも自己受容感覚に変換されて模倣されるという視点は考えもしなかったし、その現象が起こることに納得しました。

12月8日(金)、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で、明治学院大学文学部英文学科の安藤聡先生が「『不思議の国のアリス』における<他者>」をテーマに「教養原論」の講義をしてくださいました。

幼少期に様々な媒体で触れた『不思議の国のアリス』と原文の内容の違いに驚き、原文にあたる重要性を学びました。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • まず、『不思議の国のアリス』を英文で読み、映画やキャラクターとして受け入れていたお話の文学的な背景について、英語の原本で読み解くことで全く違った視点で物語が見えてきて、そこで文学的に捉えることの面白さを学びました。また何を読むにしても、批判的な視点で自分の読み物などの解釈を広げ、文化などの豊かさを沢山味わっていきたいと思いました。
  • うさぎや女王などのさまざまなキャラクターと出会うことでアリスのアイデンティティが喪失させられながらも、成長していく過程が面白かった。また、イギリス文学に詳しい宮崎駿の「千と千尋の神隠し」の作品の中でアリスの姿が見受けられることに驚いた。日本の作品、イギリスの作品にも共通するところが多くみつけられた。
  • 『不思議の国のアリス』は読んだことはあったが、今回全く新しい視点で知ることができた。古い時代の小説を読む時に、その時代背景も考えながら読むことで、自分の視野が広がることがわかり、とても面白かった。また、ジブリとの関係性も知ることができ、たくさんの知識を持つことで、今まで以上に読むことができると考えた。これからもたくさんの文学に触れるが、新たな視点を発見していきたい。
  • 『不思議の国のアリス』は、アリスが経験する自己同一性の喪失をテーマにしていて、アリスの泣く→戸惑う→怒る、の心情の変化は思春期に関係していることを知ってびっくりした。先生がおすすめしていた本とても面白そうだったので見てみたいと思った。英文学科たのしそうだと思った。

12月4日(月)16:15より点灯式を行いました。 チャペルで礼拝を行い、その後外へ移動してイルミネーションを点灯させ、クリスマスをお祝いする準備に入りました。
参加してくれた多くの生徒と共に、クリスマスへの一歩を踏み出すことができました。

11月29日(水)6時間目、高校1年生はキャリアデザイン講演会を行いました。

講演者の関根圭祐さんは本校の卒業生で、FIFA(日本サッカー協会)公認のFootball Agentとして、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(プレミアリーグ)所属の三笘薫選手をはじめ、13名のJリーグ及び海外で活躍するプロサッカー選手と契約し、各選手の契約交渉・各クラブ間の移籍交渉などを行っています。

関根さんは中学2年生の時にゲームをきっかけにサッカー選手の移籍に興味を持つようになり、その契約交渉をおこなうFootball Agentという存在を知り、将来はFIFA Football Agentになりたいと思うようになりました。明治学院中学校・明治学院東村山高校・明治学院大学とサッカー部に所属し、大学3年次からサッカー選手のエージェント会社でアルバイトをはじめ、プロサッカーチームでのエキップマネージャー(用具係)や運営スタッフなどのインターンも経験し、大学卒業後に現職につきました。夢を持つこと、夢を語ること、夢を叶えるために何をすべきか逆算すること、出会いを大切にすることが大切だと強調されていました。

講演を聴いた生徒一人ひとりが夢を持つことの大切さに気付き、自分のキャリアについて考えるきっかけとなってほしいと願っています。

12月1日(金)、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で、明治学院大学経済学部国際経営学科の木川大輔先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。
スターバックスコーヒーやコカ・コーラを例に、生産者側の戦略を学ぶ機会となりました。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 今回の教養原論は、国際経営だった。希望していた学科だったので、とても有意義な講義だった。経営戦略の用語など聞いたことない単語が、たくさん出てきて驚いたけど、解説などを聞いているのは、とても面白かった。最後のリーダーとチャレンジャーの話では、実際日常生活にもあるものなのでとても実感が湧いて面白かった。
  • リーダーの座を狙うチャレンジャーたちがリーダーと差別化を図るために新商品を発売しヒットしても、そのリーダーが模倣品を販売すればリーダーの売り上げが伸びるだけでチャレンジャーたちは意味がなくなってしまう。チャレンジャーたちはリーダーが真似をできないような、または真似をすることで生じるリーダーの矛盾を突けるような動きが必要だと思った。
  • 経営というのはもし普通の会社に入ったら絶対に必要となってくる視点なので今回学ぶことができてよかったです。普段から利用している自販機やスターバックスなどについて改めて考えることができたというのは面白かったです。マーケティングの中で本質的サービスと補助的サービスという二種類があり、それらが矛盾しないことが重要なのだと知り、意識してみると面白いと思いました。
  • 今回初めて経営学を学んだが、どれも興味深く、私は経営学に惹かれることに気付かされた。日々全ての企業が市場拡大に向けて活動していて、工夫が凝らされていることを知った。また、経営で成功している人は、日常的に世界の動向やニュースへのアンテナが張っていて、他の人がまだ気づいていない視点に気づける人なのだと分かった。

11月25日(土)、東村山市富士見公民館にて、中学2年生のための音楽鑑賞教室が開かれました。今年度も打楽器ぐるーぷWoodsのメンバー6人の楽しくも、元気がもらえる演奏を鑑賞することができました。会場の生徒たちもとても喜んでおり、最初の曲から沢山の拍手を演奏者のみなさんに送っていました。Woodsのメンバーもそれに応えるかのように熱い演奏を披露してくださいました。

アンコール1曲目には、会場にいる何人かの生徒、そして先生を舞台上に呼んで、打楽器を持って、Woodsのメンバーと「ティコティコ」を合奏しました。アンコール2曲目には「勇気100%」を演奏。大きな手拍子。盛況のうちに終了しました。

11月24日(金)、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で、明治学院大学経済学部経済学科の児玉直美先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。

「政策評価の経済学」について学んだ今回は、データへの向き合い方、また扱い方の難しさを様々な例から知ることができました。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 一見それが要因のように見える結果が出ていたとしてもさまざまな視点から見て、関係がないように思えることでも関連付けて考えてみることで本当の因果関係や要因が絡み合った結果がわかるということがわかりました。ついつい視野がせまくなって、目の前のことだけの結びつきを考えてしまうけれど他に何があれば違うかなどを考えることが大切だとおもいました。
  • 経済学は、今まで触れたことのない学問だったので、大学に入学する前に触れることができて良い機会になった。経済学というと、大雑把なイメージしか持っていなかったが、インセンティブということを学んで経済学への考えが変わった。データに基づく制度の設計は、説得力があるが、そもそもそのデータを集めることがとても難しいことなのだと学んだ。
  • ビッグデータは大企業が情報を管理していることが多く、人によってサイトに出てくるバナー広告が興味のあるものに接待されていることが初めて知った。また、それに似て政策評価がマーケティングに使われているという点に関して、JRのエキナカにたくさん設置されている次世代自動販売機はカメラが人を感知して人物像からお勧めのドリンクを人によって違うものを変えているということを知って、思えば、次世代自動販売機で買ったときはすぐに欲しいものが決まるのを思い出した。社会の知らないところで人の役に立つための実験がされていることを知ってとても興味深かった。
  • 私たちの身の周りのことは、実験によって研究がされていて、行動データがとられていることが分かった。将来、データを見て見極める必要がある時、一つの観点から判断するのではなく、複数の要因を考え、適切な判断ができるように心がけていきたい。また、普段の生活にも経済学の考えが活かせると考えた。私は直感で行動してしまうことが多いため、一つに決めつけず、よく考えて行動していきたい。
  • データを用いて顧客の情報を取り扱う事で、どのような政策を取るのかを決められるのだと思いました。また、単に実験前と実験後の結果を比較するのではなく、様々な条件や状況を考慮した上で比較する事が大切なのだと思います。法や政策を制定するのも、データを活用することが大切なのだということが分かりました。これからはデータを鵜呑みにするのではなく、正しく計測されたデータなのかを気にしていこうと思います。

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