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4/28(金)、高校1年生は、神奈川県秦野市に位置する、弘法山にて、オリエンテーリングを実施しました。

このオリエンテーリングコースは、日本オリエンテーリング協会公認の初級者向け常設コースです。小田急線の鶴巻温泉駅を発着点とする全10kmのコースを、10ケ所のポストを探して歩き、所要時間を競います。三輪田学園では、高校1年生の遠足の定番となっています。

事前に地理の授業で、等高線の描かれた地形図の読み方、そしてコンパスの使い方を習い、当日は4〜7人ずつのチームに分かれて時間差で出発です。鶴巻温泉駅前から、弘法山に入るまでにしばらく住宅街を歩くため、山に入るだけでも一苦労。慣れない地図とコンパスを片手にチームで協力して進みます。山の中では、一部、通常の登山ハイキングコースとは異なる、草木が茂った傾斜のあるルートも歩いていくため、息が上がります。分かれ道に来るたび、コンパスを見て進む方向を確認します。ポストからポストまでの距離があるため、「合っているかな?」という不安も抱きつつ、スタート地点から山頂、そしてゴール地点を目指します。要所要所で待っていた教員を見つけると、ホッとした様子で嬉しそうに手を振りながら笑顔を見せていました。

当日は非常にお天気に恵まれ、時折涼しい風に吹かれながら、新緑の中を進みました。山頂手前ではコースの正面に富士山が綺麗に見え、感嘆の声もあがっていました。新しいクラスの仲間と協力し、自然の中でヒーリングできたのではないでしょうか。オリエンテーリングを無事に終え、達成感溢れる様子で帰路につきました。

IMG_2184IMG_2183今年度、三輪田学園では、229名の新入生を迎え、初の1学年6クラスが誕生し、高校1年生と中学1年生で教室棟のフロアをシェアしています。そこで、新年度オリエンテーション期間中に、学年を超えた交流の機会を持とう、と「哲学対話」が企画されました。

「哲学対話」では、『答えのない問い』を立て、その問いについて皆で考えていきます。答えがない中で、決めつけず、「人それぞれ」で終わらせずに思考することが求められます。たくさん意見を出す人、じっくり考える人、さまざまです。

三輪田学園では、中一~高三まで、全ての生徒が何らかの形で「哲学対話」に参加します。

今回初めて「哲学対話」を体験した中学1年生は、“先輩”と触れ合う初めての機会ということもあり、緊張した面持ちでそれぞれの教室に集まってきました。高校1年生と中学1年生が交互になるように円形に座り、まずはお互い「哲学対話」で呼ばれたい名前を共有。その後、話し合うお題(問い)を出し合いました。「大人になりたいと思うか」「宇宙人はいると思うか」「気が利く人とは優しい人とイコールになるか」など、初めは遠慮がちでしたが、一つ案が出ると次々と出てきます。ある程度数が出たところで、多数決で今回話し合う問いを決めました。

「宇宙人はいると思うか」という問いを立てたグループでは、初めは「いると思う」「いないと思う」というYes/Noクエスチョンのようなやり取りでしたが、「そもそも宇宙人って?」「“人”という文字がついているけど、本当に人型?」などと、どんどん話が盛り上がります。対話が終了する頃には、普段こんなに宇宙人について考えることはないから面白かった! 宇宙に対する興味が出た!などといった声が聞かれました。

「哲学」という言葉に、初めは難しそう…と感じた人も多かったようですが、互いの考えを共有し、普段一人では考えないことを考え、他者の意見を聞くことで、異なる視点や新たな考え方を得ることができたようです。

高校1年生も久しぶりの「哲学対話」を、新たな三輪田の仲間と共に楽しんだようでした。フロアをシェアする者同士、この「哲学対話」をきっかけにグッと近づけたのではないでしょうか。

 

各教室風景①三輪田学園の高校2年生は、6月の関西修学旅行で奈良・京都に行きます。

今日から修学旅行に向けた準備が本格的にスタートしました。

 

講堂に集まった生徒達は真剣な様子で、修学旅行委員の挨拶・修学旅行の心がまえ・行程表の確認・注意事項などに耳を傾けていました。

 

全体説明のあと教室に戻り、班ごとに分かれて自主研究日のコースを考えました。

「どこに行く?」「何をしたい?」和気藹々と楽しそうに話し合っていました。

 

中学3年生の広島修学旅行は、残念ながらコロナ禍で行くことが出来なかったため、この関西修学旅行への思いが強い生徒も多いようです。

きっと学び豊かで、たくさんの思い出ができる修学旅行になることでしょう。

スタート4月8日(土)高校3年生対象の進学ガイダンスを講堂で実施しました。

観光学部・看護学部・農学部に所属する3人の卒業生から高3の受験生活についてお話を伺いました。

1年間の学習スケジュールの立て方から各科目の学習法、モチベーション維持の秘訣まで多岐にわたるお話で、生徒たちは真剣な表情でメモを取り、積極的に質問をしていました。

その後、進路指導部より具体的なデータに基づく大学受験の実体についての説明も受けました。

自らの志望校への思いを強くした生徒も多かったようです。

IMG_9249-150x1503月22日(水)、高校2年生の25名が「Explore 六本木ヒルズ~ヒルズ見学ツアー~」に参加しました。

六本木ヒルズは、森ビルが約400件の地権者と17年の歳月をかけて進めてきた市街地再開発プロジェクトで、“文化都心”をコンセプトとして、オフィス・住宅・商業施設・文化施設・ホテル・シネマコンプレックス・放送センターなど「住む、働く、遊ぶ、憩う、学ぶ、創る」といった多様な機能が複合した街です。

見学ツアーでは、森ビル広報室の伊沢さんからレクチャーを受けました。

レクチャーでは、森ビルの業務と新しいプロジェクトについてご紹介いただきました。

森ビルは、「磁力ある都市づくり~東京を世界一の都市に~」というビジョンのもと、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズ、麻布台ヒルズなどの開発を行っています。

街づくりで大切にしている3つのテーマは、「安全」「環境」「文化」です。

レクチャー後には、生徒達からの質問にも丁寧にお答えいただきました。

会場からは、東京タワーと東京の街が一望でき、生徒達も感動していました。

次に屋上庭園へ移動。六本木ヒルズの屋上庭園は、けやき坂コンプレックスの屋上にある広さ約1300平方メートルの緑豊かな空間です。都市における緑化推進や都市の自然をより身近に感じてもらうことを目的に、農作業体験や、動植物の観察などの体験を通して日本の食文化や伝統文化に触れ親しむこと、環境や食育などに関する啓発活動を行っています。ここでは田植えや稲刈りなどの体験もできるそうです。屋上庭園は普段は非公開ですが、特別に見学させていただきました。桜が満開で、小川も流れる緑溢れる素敵な空間でした。高層ビルの屋上で、受験勉強からしばし解放され、生徒達は、自然に親しんでいました。

次に、備蓄倉庫の見学へ。「逃げ出す街」から「逃げ込める街」へと転換する六本木ヒルズの防災対策について学びました。六本木ヒルズの備蓄倉庫には、帰宅困難者や住居居住者、社員、協力会社、近隣町会等の分を含めて、3日間の期間を想定した防災備蓄品があります。具体的には、非常食10万食や水などの飲料水、毛布やアルミブランケットなどの寝具、簡易トイレや医薬品などの衛生用品、乳児向けのミルクやおむつなどの特別用品、ポータブル発電機などがあるそうです。学園の備蓄倉庫と比較して、生徒達は、備蓄の多さに驚いていました。

最後に毛利庭園を見学しました。六本木ヒルズの毛利庭園は、江戸時代から明治時代にかけて毛利家の屋敷であった場所に造られた日本庭園です。池や渓流のせせらぎ、四季折々に変化する植物の表情を楽しむことができます。特に春には、花見スポットとしても有名です。訪れた日も、多くの人達で賑わっていました。

毛利庭園では、池に浮かぶハート型の彫刻も鑑賞しました。この作品は、六本木ヒルズと森美術館の10周年を記念して設置されたパブリックアートで、「Kin no Kokoro」という名前でも知られています。金箔で覆われたガラス製のハートが光や風によって色や表情を変えます。シンプルで美しい曲線が、不思議と日本庭園にも調和しています。六本木ヒルズでは、気軽に楽しめるパブリックアートが点在していて、文化的な魅力も感じました。

生徒達は、本日の六本木ヒルズツアー後に、森ビルのウェブサイトとNHKクローズアップ現代「東京大改造~大規模開発の舞台裏」のウェブサイト記事を読み、「私が描く理想の2050年の東京」というテーマで、自分の意見をまとめることになっています。

このような貴重な機会を与えてくださった森ビル広報室の担当の方々に心から感謝致します。

ありがとうございました。

e78456f8-8e70-4e3f-b847-eea9b0770b9c 4月7日、三輪田学園中学入学式が行われました。
229名の新中一生が三輪田学園の制服を着て初めて登校しました。皆さん、よく似合っています。
門には長蛇の列。看板と記念撮影です。
新入生も保護者の方もとても嬉しそうです。

10時、厳粛な中で式が始まりました。
湯原教頭先生が一人ひとりのお名前を読み上げます。
「はい!」という元気なお返事。
校長先生は一人ひとりのお顔を見て、229回大きく頷いていらっしゃいました。
学校長式辞では、互いに認めあうことの大切さ、大切な方にありがとうと伝えることをお話しになりました。
中3生による歓迎の言葉。三輪田生としてお話を聞く初めての先輩です。
そして音楽クラブによる合唱〈春に〉。
先輩たちの歓迎の気持ちが中一生に伝わります。

式典の後はクラス写真。その後、一年間過ごすホームルームで担任の先生のお話しを伺いました。
今日は初めてのことばかり。中一生の心のドキドキが伝わってきました。
皆さんのご入学を心待ちにしていました。
ようこそ、三輪田学園へ! 今日から三輪田生です!

IMG_1460「みなさん、周りをみてみましょう。中二から高三まで、全員揃っての始業式はコロナ禍になって初めてです。そして何年ぶりかに全員で歌う校歌です。」

「今年は駒沢公園で運動会をみんなでしましょう! 今までできなかったことができる年にしましょう!」

校長先生の生徒への前向きな声かけは、私たちの心を明るくしてくれました。

 

今年のチャレンジは、背伸びをして、届かないと思われることに挑んでほしい。

失敗してもいい。チャレンジと失敗は、生徒だけの特権です。失敗しても失敗だけで終わらせず、失敗で学んだことを糧として進んでほしい。

生徒はやる気をもって、挑戦する一年を心に誓いました。

 

その後、新人の先生のご紹介がありました。温かく拍手でお迎えして、ご挨拶をしました。

さあ、三輪田学園の2023年度がスタートします。

本当のスタートは明日、三輪田学園への入学を楽しみにしている中一生をお迎えしてからですね。

明日は中学入学式。229人の新入生が三輪田生になります。

IMG_2795高校入学式が行われました。

学校長式辞。先月、中学を卒業したばかりの新高1生と約2週間ぶりの対面です。校長先生は新入生一人ひとりをご覧になり、お話を始めました。

「真理がわれらを自由にする」

国立国会図書館に刻まれている言葉です。国立国会図書館法の前文として明記され、図書館の精神として生き続けています。

3年前まで社会科教員だった塩見校長先生は、生徒との裁判傍聴の後、希望者を国会図書館に連れていらしたそうです。

 

男女格差がまだある現代社会において、だからこそ、女子校の女子教育の大切さをお話になりました。

 

「天は、男子の上に、女子を作らず。男子の下に、女子をつくらず。」

この言葉は三輪田学園創立者三輪田眞佐子先生の言葉です。約130年前の社会で、堂々と述べていらっしゃいます。

「幸福を得しむるこそ、教育の目的なれ」

「幸福の生活をなさんと欲せば、必、学問を為さざるべからず」

 

(校長先生)「誇りを持って学園生活を送って欲しい。しっかりと学ぶことが大切。」

学ぶ大切さは、先日来校した55年前の卒業生の方も在校生に真っ先に仰っていました。

三輪田学園の、明治、大正、昭和、平成、令和にかけての教育に、一本通じるものを感じました。

式辞の最後は「Girls, Be Ambitious!」と結ばれました。

高一生のみなさん、ご入学、おめでとうございます!

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3月27日から31日まで、受験生と一緒に10のクラブがクラブ活動を行いました。
卓球、書道、水泳、科学、美術、体操、ダンス、器楽、音楽、ソフトテニスが参加しました。
部員が玄関で受験生と保護者の方をお迎えして、会場までご案内します。
最初は少し緊張気味でしたが、一緒に活動することでお互いに打ち解け、活動が終わる頃にはみんな笑顔になっていました。
特に活動を終えてから、受験生と保護者の方との質問コーナーでは本校生徒の優しさや校訓でもある誠実さが伝わって、楽しんでいらっしゃいました。
本校のクラブ活動は専門の先生が教えてくださいます。本物に触れることができるので生徒の感性はより豊かになります。
クラブ体験後は校舎見学がマンツーマンで行われました。解散場所の玄関では手を振ってご挨拶しました。

つぎのクラブ体験は6月と9月のオープンスクールです。
お一人お一人との出会いを大切にしたいと思います。

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オーストラリアに短期留学している生徒から英語の便りが届きました。
留学期間も残りわずかですが、チャレンジ精神を持ち続けながら、体調に気をつけて、留学生活を満喫して欲しいと思います。
帰国後に、大いに成長した姿を見せてくれることでしょう。

It’s been about eight weeks since I arrived in Australia. At first, I could only say “yes” or “no” because I was very nervous and the local students and teachers spoke very fast. I had my hands full trying to understand what they were saying. I was frustrated that I couldn’t communicate with the locals. I shared my feelings with my host family, and they understood and encouraged me. My host sister said, “It’s okay to improve your English skills little by little.” When I heard that, I felt better and decided to do my best. Now, I’m enjoying my stay in Australia and will continue to do my best during the remaining time. Thank you. (R. O.)

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