明星祭9月14(土)・15日(日)、高校の文化祭「明星祭」を開催します。今年のテーマは「華」。各部活のステージやクラス企画、飲食コーナーなど多彩な催しが行われます。

「明星祭」詳細ページは、こちらから。

中学入試の受験生向け個別相談コーナーも設けられます(14日午後0時半~午後3時半、15日午前11時~午後2時半)。予約不要で入場できます。

(学園広報 堀内)

動画100年のあゆみ8月30日(金)、武蔵野公会堂において『明星学園創立100周年記念シンポジウム』が開催されました。
当日は朝から大雨が降り続き、公共交通機関の運行状況を見ながらの準備となりました。
思い返せば、1924年(大13)5月15日の開校式当日、2024年5月7日の創立100周年記念式典もまた荒天でした。
そのような中、大勢の人に集まっていただきました。

第1部は、白栁弘幸氏(現、玉川大学学術研究所特別研究員)による講演『赤井米吉と小原國芳―両雄並び立つ―』
赤井米吉は取りも直さず明星学園の創立者。小原國芳は玉川学園の創立者、ともに澤柳政太郎が創立した成城小学校の教員でした。その二人が成城小学校を飛び出し、それぞれが理想に燃えて新しい学校を創ったわけです。白柳氏からは二人の考え方の違いと同時に、これまであまり取り上げられることのなかった不思議なほどの共通点、成城を離れたその後における二人の深い交流が語られました。新教育への熱い思い、明星学園100年後のこれからへ向け、どのように継承していくかが我々に与えられた使命です。

第2部は、大正自由教育、児童中心主義の流れを汲む7校の代表者による座談会。成城小学校からは明星学園・玉川学園だけではなく、和光学園・清明学園が誕生しています。成城小学校創設の直後に創立したのがキリスト教を土台に「真の自由人」を育てることを目指した自由学園でした。明星学園から40年前に分かれて創立されたのが自由の森学園です。
初めに、各校がどのように創立理念を現在に至るまで継承し、具体化しているかをプレゼンしていただきました。当然のことではありますが共通点が多く、具体的な実践の部分では大きな刺激を受けました。
その後の意見交換では、以下のようなことを話題にしました。

①「一人一人の子どもを大切にする」ということは、子どもという存在がいかなるものかという目をしっかり持っていなければならないこと。その上で、要求度の高い「厳しさ」が必要なこと。そのためには子ども同士、教員と子どもの関係が信頼関係に基づいたものでなければならないこと。
②各校に共通する「科学的研究に基づいた教育」とはいかなるものか。各校は具体的にどのような取り組みを行っているのか。具体的調査と検証。自主教材と公開研究会。どう教えるかだけではなく、何を教えるかの大切さ。理由・根拠を常に考える授業。教員自身が学び続けることの大切さを感じました。
③この7校の特徴として、学校教育をその中だけにとどまるものではなく、理想とする社会を目指すためにあると謳っていることが挙げられます。だからこそ、その実践は授業だけだけではなく、学校生活全般にわたっているのでしょう。各校が目指す社会を語っていただきました。創立理念・教育方針が単なるお題目ではなく、教育活動の指針となっていることが分かります。
④新学習指導要領には、大正自由教育で語られてきた言葉が文面上、謳われています。<「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に充実し、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善>。これをいかにとらえるか。
目の前の生徒一人一人と向き合い、現場の教員自ら必要と感じる実践を積み上げてきた教育は一朝一夕でできるものではありません。今後、さらに我々の独自性が問われていくことになるでしょう。

短い時間ではありましたが、大正自由教育の流れを汲む7校が一堂に会したことは大きな意味があったように思います。赤井と小原がそうであったように、この7校が互いを意識し、刺激し合いながら、それぞれの歴史を刻んでいくことの大切さを感じました。
「こういう会を1回だけで終わらせず、次に続けましょう!」
そんな声で、シンポジウムは幕を閉じました。

(学園広報 堀内)

8月5日に夏の特別企画『みんなで哲学対話をしよう!』を実施しました。
7年生(中1)の授業で実施している哲学対話。今回の特別企画は新渡戸文化学園の中学生、明治大学の学生を明星学園にお招きし、一緒に哲学対話しました。
学園と新渡戸文化学園の先生合わせ総勢30名という人数が集まり、この日は2つの教室に分かれて対話をすることになりました。対話をするテーマはそれぞれのチームで決めていきます。私のチームでは、「友だちとは何か?」「争いはなぜ起こるのか?」など30個以上の問いが挙げられました。それらを黒板に提示し、みんなでそれらの問いを眺めます。そして、気になる問いについて提案者に意図を聞きながら、これから対話をする仲間と共に深めたい問いを決めていきます。私たちのチームで決めたのは、「『大丈夫』という言葉に、正しい使い方はあるのか?」です。
いよいよ対話のスタート。まずは、今の気持ちについて一言ずつ話してもらい場の空気が温まったところで対話を始めていきます。「大丈夫?ってっ聞かれることがあるけど、声をかけてくれる人は本当に解決してくれようとしてるのかな?」「確かに、大丈夫?って聞くとき、心配はしてるけど何か手伝おうという気持ちはそれほどないかもしれないなぁ」「結構、無責任な言葉だったりするのかな?」「でも、私は“大丈夫?”って聞かれて安心した経験があるよ」「確かにそれも言える」「“大丈夫?”っていう言葉は挨拶みたいなものなのかな?」「あなたと繋がりたいですっていうサインみたいなものだったりして」
こうした対話が40分ほど続きました。参加者が、知識ではなく自身の経験を言葉にして、様々な見方を交換しました。対話が終わった後は、新渡戸文化学園の中学生、明治大学の学生がお互いのことについて話をしながら交流を深める姿が印象に残ります。11月には新渡戸文化学園の皆さんが企画する「哲学対話」へ参加する予定です!
探究活動を通じて他者と出会い、言葉を交わし、ひとつの問いについて考えを深めることができる、とても貴重な体験でした。新渡戸文化学園の皆さん、明治大学の学生の皆さん、ありがとうございました。

 

(総合探究科 新坂彩子)

明星学園中学校と国際NGOピースボートがコラボして企画した「国際交流クルーズ」の記念すべき初めての旅が今夏、実施されました。

3ピースボートは主に地球一周の船旅をとおして様々な国や地域に暮らす人々と直接顔の見える交流や国際協力活動を行うNGO。1983年に設立され、第一回クルーズから40年の間にのべ9万人の参加者と世界中200以上の港を訪問しています。

今回、明星学園中学校とピースボートが協力し、2024年8月16日から12月1日までの108日間で地球一周をする「Voyage118(第118回クルーズ)」の横浜〜シンガポール区間に乗船し、船の中や行く先々で国際交流を行うというプログラムが実現しました。横浜港で船に乗り込み、深圳、香港、シンガポールの3カ所を訪問し、シンガポールからは飛行機で東京に帰ってくる13日間のプログラムです(残念ながら台風のために横浜出航が1日遅れ、深圳の寄港地は今回取り止めとなってしまいました)。

 

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参加者は8年生(中2)・9年生(中3)合わせて27名。

大海原を越えた大冒険の詳細な「航海レポート」は、こちら『中学校ニュース』よりお読みいただけます。
写真が豊富にあり、生き生きとした子どもたちの様子が見えるレポートになっています。

(学園広報 堀内)

夏休み期間の8月6日、小学校教務部主催の教員ワークショップが開催されました。講師は劇作家で演出家の平田オリザ氏。演劇の手法を取り入れた教育プログラムの開発にも力を注がれ、その手法は多様化する現代社会においてますます注目されています。
今年度の『小中公開研究会』の全体講師を快諾していただき、それに先立っての教員対象ワークショップとなりました。
私自身、平田氏の著作『わかりあえないことから―コミュニケーション能力とは何か』(講談社現代新書)、『22世紀を見る君たちへ―これからを生きるための「練習問題」』(講談社現代新書)など、これまでどれだけ参考にさせていただいたか知れません。
今回のワークショップには小学校の教員に加え、中学校・高等学校の有志の教員も参加し、ともに和気あいあいと楽しく時間を共有しました。
演劇教育と哲学教育は欧米においては教育の柱となっているものです。特に日本の学校において演劇を始めたのは、大正自由教育の学校やキリスト教系の学校と言われています。その伝統は明星学園小学校においても色濃く残っています。
クラス開きのゲームをしながら、問いの意味、質問の順番に隠れた配慮があることを解説してくれます。一方で、楽しく夢中になることへの危険性、教員が無意識に加害者になってしまう可能性についての指摘など、一人一人の子どもへの柔らかなまなざしを感じました。
「この世の中、いたるところでツモリのズレが起きている」「どんなツモリでその言葉を使ったのか それを探ることがコミュニケーションの原点」「イメージの共有」「いろいろなことを試してみる勇気と、それを認め合う雰囲気づくりの大切さ」「バラバラな人間がバラバラなまま、まとまることができる方法」それらがゲームを体験しながら具体的に説明されていきます。
「学校とは何か」「生徒とどう向き合えばよいか」「集団作りとはどうあるべきか」「わかりあうことの難しさと面白さ」。様々なことを感じるワークショップとなりました。次は、公開研での講演会。今から楽しみにしています。

(学園広報 堀内)

動画100年のあゆみ

『明星学園創立100周年記念~明星誕生祭』で紹介された短編動画『明星学園100年のあゆみ』(3:18)が、学園公式ホームページ内、創立100周年記念ページに掲載されました。
四人の創立同人が武蔵野の麦畑のある一地点に、担いで来た1本の標木を打ち立てる。「明星学園建設地」。高校生作成のアニメーションに、学園キャンパスや通学路(吉祥寺駅~井の頭・牟礼キャンパス)の今昔の写真をちりばめながら、感動的に仕上がっています。
どうぞ、こちらよりご視聴ください。

(学園広報 堀内)

渡邉一昨年6月、尾木直樹氏から始まった明星学園創立100周年記念「リレーエッセイ」第26弾は、絵本作家で「ぺぺぺ日めくりカレンダー」の作者でもある渡邉知樹さん(卒業生66回生)です。
テーマは、『300台のヒッチハイクと日常のちいさな旅』

テーマのタイトルからも分かるように、渡邉さんは行動し、危険なことも含め、さまざまな経験を積んできました。
<良いことも悪いことも、若い時に色々なことを経験したことは、結果的に今の心の豊かさに繋がっていると思います。>
明星学園在学中から考えていた自由について。自由とは何か。旅について。明星学園について。
<旅とは実は素朴なもので、日常の中に無限にあるものです。>
自由な心から素朴な旅が生まれる。将来への不安を抱える中高生にとって、とても勇気を与えてもらえる文章だと思います。

是非、こちらからご一読ください。

(学園広報 堀内)

AERA表紙7月9日に発刊されたAERA MOOK「偏差値だけに頼らない中高一貫校選び」で本校を紹介してもらったことは以前、お伝えしました。
さて、今回AERA MOOK本誌との併催企画として、WEBサイト「AERA with kids Plus」(朝日新聞出版教育専用サイト)において、「偏差値だけに頼らない中高一貫校選び2,025」サイトがオープンしました。

 

下記より、ご覧いただけます。
◇「選ばれる私学 本物の先進教育 首都圏共学実力校編」 明星学園ページ

(学園広報 堀内)

AERA表紙7月9日に発売された『AERA MOOK 偏差値だけに頼らない中高一貫校選び2025』に、明星学園中学校・高等学校がカラー2ページで紹介されています。
<特集>「選ばれる私学 本物の先進教育」の中に登場します。

「自走する卒業生~創立から100年経っても変わらない  夢や目標の実現に向けた教育プログラム」
明星学園のページは、こちらのページからお読みいただけます。

(学園広報 堀内)

明星学園中学校の「算数」入試問題が、AERA(2024年7月1日)号で取り上げられ、Yahoo!ニュースでも紹介されています。

『中学入試でインドの「ヴェーダ数学」を出題した学校は? 受験問題のプロがうなった過去問3選』
<中学入試では、学校の願いやカラーが見えるような問題が出題されている。年間500問の問題を解いてきた過去問のプロがうなった選りすぐりの3問を公開。>

インドの「ヴェーダ数学」を出題した学校とは、本学園のことです。
紹介された実際の問題(2019年度算数)も見ることができます。是非、挑戦してみてください。
ニュース記事は、こちらからご覧ください。

(学園広報 堀内)

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