この夏も大活躍をしたダンス・チア部でしたが、各コンテストの結果や様子を顧問の小泉先生のレポートを交えて3回のシリーズでお伝えしたいと思います。
第1回は8月15日(日)に千葉県民文化会館で行われた『マイナビHIGH SCHOOL DANCE COMPETITION 2022 EAST vol.1』についてです。
通称『ハイダン』と呼ばれるこちらのコンテストは2~8人までの「SMALL部門」と9~40人までの「LARGE部門」に分かれ年間3回の予選が行われます。各部門予選で優勝した1チームのみが4月に両国国技館で行われる「FINAL」への出場権を獲得します。
本校ダンス・チア部は2年前の2019年の予選で優勝し「FINAL」へ進出。そこで2位になった経験があります。
今回はLARGE部門に3年生全員のチーム「LIVRA」とSMALL部門に1年生から選抜された5名で結成された「Elpis」の2チームがエントリーしました。それではコンテストの様子を小泉先生にレポートしてもらいましょう。
今回エントリーをした2チームにとって、このコンテストの持つ意味合いは全く違うものでした。1年生から選抜された5名で結成した「Elpis」はまだ入部して3か月で今シーズンが初めてのコンテストへの挑戦です。そういう意味では失うものもなく、思い切って臨むことができたと思います。
一方の3年生チームの「LIVRA」はこの『ハイダン』への挑戦は実は2年次から数えると4回目になります。仮に今回優勝したとしても「FINAL」は来年4月なので出場はできませんが、過去の悔しさを払拭し、優勝という最高の形で終えたいという本人たちの強い想いからエントリーをしています。正直なところ顧問としては3月の『ハイダン EAST vol.3』で2位に輝いているので、実績としては十分であり、本人たちが「FINAL」に出られないこともあってエントリーは見送ってもいいかなと考えていました。とはいえこれまで生徒の意志を最優先に活動してきているので、エントリーに至りました。
結果としては両チームの明暗がはっきりと分かれることになりました。まずLIVRAは本来のパフォーマンスが発揮できず、SPECIAL PRIZEつまり特別賞でした。このコンテストは1~3位と特別賞1チームのみが表彰されるので、十分素晴らしいとも言えるのですが、本人たちが目指していた優勝では無かったこと、何よりもチームが持っている力をステージ上で表現できなかったことに悔いが残ります。今回の作品の出来とこのチームの力があれば優勝も十分狙えると考えていたので残念でした。本人たちも想いが強い分自分たちにプレッシャーをかけすぎてのびのびパフォーマンスができなかったように感じます。
一方1年生チームの「Elpis」は優勝することができました。小さなミスはあったにせよ、ベストパフォーマンスだったと思います。「Elpis」というチーム名はギリシャ神話の希望の神から取りましたが、これから部の未来を考えた時もこの5人はまさに「希望」そのものであると思います。1年生にして本番に強い感じは、頼もしくもありますし、まだまだ伸び代がたくさんあるというのも楽しみです。来年の4月両国国技館でのパフォーマンスを期待したいです。
以上が小泉先生のレポートです。まずは1年生チーム「Elpis」のみなさん優勝おめでとうございます。そして3年生チームの「LIVRA」は3日後の18日に全国大会を控えている状況でベストパフォーマンスが出せなかったということでした。中2日でチームを立て直すことができたのでしょうか。その内容はシリーズの第2回で小泉先生にレポートしていただきましょう。
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