車いすバスケットボール体験会車いすバスケットボール体験会車いすバスケットボール体験会

2月3日(金)に、本校に2016年リオパラリンピック車いすバスケットボール英国代表・Sarah Hope選手をお招きして、車いすバスケットボール体験会を行いました。Sarah選手は、現在は英国代表のアイスホッケー選手として更なる挑戦を続けています。ひたむきに挑戦し続ける姿勢にも、多くの生徒が刺激を受けました。

今年から立教英国学院は年間を通じて、パラスポーツを通じた教育活動に励んでいます。
パラスポーツとは、健常者の方も一緒に楽しめるスポーツであり、障がいや年齢など様々な違いを超えて誰もが楽しむことができるスポーツです。今回の体験会では、全員が実際に車いすに乗ってプレイすることに挑戦しました。
「車いすバスケットボール」という競技の面白さを、純粋に1つのスポーツとして味わえた貴重な1日となりました。

冬季休業中に日本で開催されましたギフマツナガカップでボランティアとして大会に貢献した、本校の有志団体「I’m Possibleチーム」も、体験会を全力でサポートしました。
経験を活かし、頼もしい活躍でした。体験会後はSarah選手のご厚意で、Sarah選手を交えてI’m possibleチームと試合をしていただきました。
以下、I`m Possibleチームより、生徒の感想です。

今回のSarah選手の体験会はかけがえのない体験となりました。障がいを持っている人もそうでない人も同じスポーツを通して楽しい時間を共有できることの素晴らしさというものを感じることができて本当に有意義な時間となりました。
【高等部2年男子】
車椅子バスケを教えてもらえるという経験をできたことは人生を生きていくうえで大きなものでした。教えに来てくれたSarah選手は僕達と全然変わらなくて、応援するし、笑うし、思いきり楽しんでいました。このことをもっとたくさんの人が知るべきだし知ることに価値があると思います。
【高等部2年男子】
僕達は「I’m Possible」のチームとしてSarah選手と立教の生徒のサポート役として、車椅子やビブス、ボールなど様々な用具を準備したり、プレイしている間や、練習時間でもボールを拾うなどのサポートもしました。みんなで協力して準備もしました。僕はサポートしながら、車いすバスケットボールが1つのスポーツとして面白い競技だなとも思いました。僕もやってみて、「不自由だからやるスポーツ」ではなく、「不自由な人も、健常者もみんな協力してやる」と改めて強く思いました。実際にチームに分かれて、体験の最後にSarah選手と試合をしました。僕は普段スポーツをしているときの気持ちと変わらず、ぶつかったりしてても、頑張ってボールを拾って攻めました。Sarah選手の車いすにぶつかることもありましたが、やったことのないスポーツを全力でプレイすることは楽しかったです。せっかく学校に競技用車いすがあるなら、これからももっと放課後の時間とかを使って楽しみたいです。また、Sarah選手に直接教えてもらったシュートを練習するのも楽しいです。

今回の体験は将来社会に出て、人と触れ合うときや、今回のように仲間とスポーツするときにつながるような大事な体験だと感じました。ここで経験したことを生かしてこれからの生活に役立てていきたいです。
【中学部1年男子】

芸術の美しさ

今学期のアウティングはナショナル・ギャラリーに行き、ロンドンを観光したあとにミュージカルの「レ・ミゼラブル」を鑑賞しました。歴史ある作品をたくさん見ることができ、とても記憶に残るアウティングになりました。

私はもともと芸術作品に興味があり、ナショナル・ギャラリーには好きな作品がたくさんありました。日本でも美術館に行くことはありましたが、約2300点以上の作品を所蔵しているだけあって迫力に圧倒されました。画面越しでしか見たことがなかった名画たちを実際に見ることができ、世界的に有名な美術館に訪れることができて本当に良かったなと感じました。

特に印象に残った作品が『レディ・ジェーン・グレイの処刑』です。以前にこの作品はメディアか何かで見たことがありました。また、Historyの授業でもジェーン・グレイについては勉強をしたので、より深く作品を見ることができました。美しい絵ですが、処刑前の光景を描いたものであるため、同時に恐ろしさも感じます。周りの人々も気の毒そうな表情をしており、このあとに悲しい結末が待っていることが想像できます。

初めて作品を見る感動と、知っている作品を見る感動は違うものですが、どちらも新鮮で印象深いものです。ただ、単純に美しいと思いながら見るのと歴史背景を理解しながら作品を見るのだと、圧倒的に後者の方が自分に感動を与えることができる鑑賞方法だと実感しました。これを踏まえて、もしまた美術館に行く機会があれば勉強してからにしようと思います。
(高等部2年生 女子)https://www.rikkyo.co.uk/new/studentsblog/beauty-of-art/

2022年11月30日に、日本ブラインドサッカー協会との体験型ダイバーシティ教育プログラム「スポ育」のオンライン授業を全校で行いました。日本ブラインドサッカー協会にとっては海外にある日本人学校とのオンライン授業は初めての試みであったとのこと。本校にとってもたくさんの気付きと学びがあり、大変貴重な機会となりました。障がい者への理解促進はもちろん、それぞれの個性の尊重やコミュニケーションの大切さなどを体験を通じて実感することができまいした。本校がキリストの教えに基づいた学校であることや日本とは違う環境下で暮らしていることから、生徒の反応や考え方にもオリジナリティがあったようで、生徒とブラインドサッカー選手・辻様との学び合いも充実したものとなりました。こうした経験を将来、社会へ向けて還元していってくれることを期待します。

当日、授業者を務めてくださった日本ブラインドサッカー協会・辻選手よりコメントをいただきました。

日本ブラインドサッカー協会の辻 一幸です。
この度はオンラインスポ育を実施させていただきありがとうございました。
初めて海外の学校に対して実施をしたので、少し緊張しましたが、ワークを実施していく中で、海外で生活しているからこそ身に付く考え方や発想に、驚かされる時間になりました。
私たちが実施している『スポ育』は、新型コロナウイルス感染症が流行する前まで、対面のみで実施していました。感染症拡大の影響により、対面で活動することが制限されてしまいましたが、『子どもたちが学べる環境を止めたくない。』という想いから、今回実施した『オンラインスポ育』が考案されました。オンラインでも私たちの想いが伝わるためにはどうすれば良いか、様々な試行錯誤をし、少しずつではありましたが、形になっていきました。あの時スタッフ全員が諦めずに考えたことで、現在では国内に留まらず、こうして海外の学校ともオンラインスポ育で繋がることができ、より多くの人に私たちの想いを伝えることができるようになりました。感染症の流行は決して良いことではありませんが、今思い返せば、もし感染症が流行していなければ、オンラインでの実施を考えることはなく、こうして皆さんと出会うこともなかったと思います。
物事の多くはポジティブな部分もあればネガティブな部分もあり、障がいも同様に、マイナスに捉えてしまうと『かわいそう』という印象だけで終わってしまいます。しかし、現に私は視覚障がい者になったからこそ、皆さんとこうして出会えたわけですから、障がい者になったことが、ネガティブな部分しかないというわけではありません。簡単なことではありませんが、どんな状況もポジティブに捉えることが出来るような世の中になっていくことで、『障がい者』という言葉がなくなっていくのではないかと思っています。
いつの日か、皆さん一人一人がよりよい世界をつくる存在になってくれることを期待しています。またどこかでお会いしましょう!
ありがとうございました。

当日、オンライン授業のファシリエーターを務めてくださった日本ブラインドサッカー協会・大山様よりコメントをいただきました。

日本ブラインドサッカー協会の大山湧です。

先日は、オンラインスポ育の実施、ありがとうございました。
私自信、海外の学校との実施が初めてでしたので、上手く進行ができるのか、海外で暮らしている皆さんにスポ育を楽しんでいただけるのか、不安な気持ちもありましたが、画面越しから見えた、皆さんの様子、実施後のアンケートの内容を拝見させていただき、楽しんでもらえた事を感じ、嬉しく思いました。また、立教英国学院の先生のご好意で、ビデオ上ではありましたが学校案内をしていただき、休み時間の皆様の様子や学校の雰囲気を伺うことができ、勉強になることもありました。この授業を受け、皆様には、コミュニケーションの大切さを知ってもらえたら嬉しいです。普段の生活で当たり前に伝わっていたことが、目を閉ざしたことで、伝える難しさを感じてもらうと同時に、一つの変化を加えるだけで、伝わることが出来ることも知っていただけたかと思います。自分の当たり前が相手にとっての当たり前ではないこと、人の数だけ当たり前が存在すること、そのことを知っているだけでも様々な人とコミュニケーションをとることが出来るのではないかと、私はこのスポ育を通して感じています。
今回感じたことを大事にしてもらい、今後の生活に活かしていってもらえると嬉しいです。
次回は、直接お会いできることを楽しみしています!本当にありがとうございました。https://www.rikkyo.co.uk/new/latestnews/online-class-with-the-japan-blind-football-association/

UCLで見つかった課題UCLで見つかった課題

1月20日に行われたUCLの見学。私はこれをすごく楽しみにしていました。先学期にサセックス大学に行ってみて、すごく大学に憧れ、それが今の私のモチベーションになりました。今回もUCLに行ってみてたくさんのことを学びました。特に印象深かったのは、そこで出会った学生の方たちです。UCL全体で日本人の学生は150人ほどいるとのお話がありましたが、私は今回5人の日本人の学生に出会いました。3人は質疑応答やキャンパスツアーをしてくださった方々で、2人は食堂でたまたま出会った方々です。

様々な質問をしてみて、まず私に必要なのは英語力だということを強く思いました。大学に限らず、海外の大学を志すならば、今の何倍もの英語力が必要だと考えました。授業のためにももちろんですが、海外の大学に入ると、いろんな地域、環境から来た人がいて、自分の視野を広げられることが魅力だと考えていました。そのためには、自分の専門分野の英語だけでなく、もっと広く深く英語を学ぶ必要があると考えました。

また、単に英語力だけでなく思考力も大きな鍵となるということを実感させられました。事実や、大多数の意見ではなく、自分の個人的な意見を考えて表現することが必要だと思いました。私は、最近になって自分は決断が苦手だと認識し、自分の意見をはっきりと表明することがあまりなかったのだと気が付きました。自分がどう思っているのか自分でもよくわからない、出した答えが自分の決断なのかわからないということがよくあります。これから、思考力を養うように意識する必要があると考えました。

私は今回見つかった課題に対して取り組む必要があります。英語力に関しては、これからは自分の注力する分野を分類して、英語に割く時間を増やしていこうと思います。夏休みのプログラムや、留学に参加できる英語力を持つことが今の目標です。思考力に関しては、人との関わりを増やしていくことで改善させることができると考えました。これまで人と話すことが苦手で避けてきたということが自分の思考力の低さの一因だと考えられます。冬休みに、車椅子バスケの大会に行ってみて、新しい世界に触れることの重要さを実感できました。新しい視点や発見があったので、その分考えさせられることがとても多かったです。

だから、今いる学校の友達などもそうですが、特にこれまで自分が関わってこなかった世界に飛び込むことでたくさん考え、思考力を鍛えることができるのではないかと考えました。

今回のUCL見学で自分の課題が見つかったので、それらについて自分をもっと成長させられるように励みたいと思いました。
(高等部1年女子)https://www.rikkyo.co.uk/new/studentsblog/issues-found-at-ucl/

レ・ミゼラブル鑑賞

私達は今回のアウティングでロンドンへ行き、レ・ミゼラブルのミュージカルを鑑賞しました。前日にみんなでレ・ミゼラブルの映画を日本語翻訳付きで見たので大体の内容は頭の中に入っていて、英語がわからなくてもすごく楽しむことができました。

ミュージカルは今まで2作品ほど見たことがあったのですが、どちらも日本でやっていたものなので、今回初めてイギリスでミュージカルを観ました。劇場は小さめの劇場だったので、より音がはっきりと聞こえて、良かったです。出演者の方々の歌やセリフが一つ一つはっきりとしていたし、歌などもものすごくうまくて、本物の歌手の方も混ざっているのではないかと思いました。また、ちょっとボケを入れてあったりしてクスッと笑ってしまうところも多々あって、映画とは違うミュージカルの良さがあってすごく良かったです。銃撃戦のシーンで銃の発砲音がすごく大きかったことと、ジャン・バルジャンが持っていた銃だけ実際に、赤い光と煙が出ていたのですごくリアルで驚きました。

ミュージカルがスタートしてすぐの時から全員ちょっとずつ年を取って行ったり、大人になっていったところでも、すごく物語を感じました。そして、すごく考えさせられる作品だなと思いました。特に「良い人、悪い人とは」について考えさせられる物語だったと思いました。ジャベールも途中から善悪についてわからなくなってしまって、自ら命をたってしまいました。この問題はきっと誰にも正解はわからないものだと思います。私も少しずつですが考えていこうと思いました。
(高等部2年生 女子)https://www.rikkyo.co.uk/new/studentsblog/appreciation-of-les-miserables/

ギフマツナガカップギフマツナガカップギフマツナガカップ

今年度、本校では、パラスポーツを通じた教育活動に年間を通して積極的に取り組んでいます。

共生社会を目指し、その実現のためにどのような視点や心構えが大切であるのかということを、多様な体験を通じて自ら問いながら、生徒一人一人がそれぞれに多くの気付き(Awareness)を得ることができています。

特に、現在車椅子バスケットボール競技を通じた教育活動に力をいれています。

今年度本校に多大なご尽力をいただいています、松永製作所様のご厚意もあり、2022 年 12月10日(土)に日本で開催しましたギフマツナガカップに本校より高校1年生の5名の生徒がイベントを支えるボランティアとして活動しました。

前日準備を含め、当日の様々な仕事を担当しました。具体的には男子生徒2名が体験会にて実際に車椅子バスケットボールをプレイし、女子生徒3名はチームのコーディネーター役として各チームでの補佐として、そして最終的にはチームMVPプレーヤーの選出も行いました。
前日には松永製作所の社内を見学することもできました。また、当日は東京2020パラリンピックで銀メダルを取った日本代表選手ならびに若いジュニア選手もいらっしゃり、間近で車椅子バスケットボール競技の迫力やその臨場感に触れることもできました。障がいを持った多くの方々にお会いする機会はこれまであまりなかったと思いますが、今回の活動を通じて、多くの学びがあったようです。こうした貴重な経験をした生徒がリーダーシップを発揮し、今後学校や社会に還元していけるような活躍を期待したいです。

 

以下、参加生徒の感想文です。

私は実際に日本代表の選手たちの試合を見て、車椅子バスケは自分が思っているよりも接触が多くて、激しいスポーツだということを知りました。車椅子同士の接触がとても激しく、接触により車椅子が浮いたり、転倒したりしていて、実際に代表選手の試合を生で見るからこそ感じられる、画面上では伝わらない迫力がありました。

また、松永製作所を見学して、車椅子のことをたくさん知ることができて、とても貴重な体験をすることができました。【高等部1年男子】
私は今回の試合を通して、車いすバスケの面白さを知りました。実際に選手の方々の試合を目の前で見てみてすごく熱狂しました。そこで、車椅子はただの一つのスポーツだということを強く思いました。パラスポーツと聞くと、普通のスポーツよりも制限があったり、特別だというイメージを抱きがちですが、バスケットボールはバスケット競技として、車椅子バスケットボールは車椅子バスケットボール競技として、違うルールがあり、違う魅力がある、確立した競技だということを実感しました。今回のことをきっかけに、健常者のスポーツと障がい者のスポーツという区別がなくなり、それぞれのスポーツという意識を持てるようになりました。【高等部1年女子】
この貴重な体験を通して、私は車椅子バスケを初めて見ることができ、また車椅子を作る工程を知ることができました。

実際に車椅子に乗ってバスケをしてみると、座りながらボールを扱うことは想像以上に大変だと感じました。車椅子に乗っている・乗っていないに関係なく、いちアスリートとしてトレーニングをしている選手たちに感動しました。

松永製作所の社長は、幼い頃から車椅子に乗っている方が身近にいたことから差別や区別を受ける人の気持ちを理解できたとおっしゃっていました。わたしは今まで車椅子を身近に感じることがなかったので、この大会を通して初めて車椅子に乗っている方の気持ちを考えることができたと思います。差別や区別のない社会を築いていくには、他者の気持ちをちゃんと考えることが大切だと感じました。【高等部1年女子】
私は、小学生の時に車いすバスケの体験会があって実際に体験したことがあります。その際、感じたことのないバランス感覚と面白さがあったことを覚えています。今回のギフマツナガカップにスタッフとして参加して、その事を思い出しました。しかし、プロの試合はその場でしか味わえない臨場感があり、小学校の頃とはまた違う体験ができました。また、マツナガ製作所の見学では、車椅子のプロセスを学ぶことができました。一つ一つの部品が依頼者の希望通りに作るための工夫をこの目で見ることができてよかったです。

この二日間での事を忘れずに、これらの体験を生かしていきたいと考えています。【高等部1年女子】
私はギフマツナガカップを通して色々なことを学ぶことができました。この大会に参加するきっかけになったのは一学期にコロナウイルスに感染し、帰宅が遅れた時に松永製作所の岡川さんが実際に学校に来てくれて、車椅子バスケを体験したのがきっかけでした。そして、大会では前日に会社を見学させてもらいどのような思いで車椅子を作ってるかやどのように作られているかなど実際に行ってみないと分からないことを学ぶことができました。事前準備でも沢山の社員さんと関わることができとても貴重な経験になりました。ギフマツナガカップ当日には体験会に参加しました。体験会では車椅子バスケのことだけでなく普段から車椅子を使っている人たちの思いなどを知ることができました。この大会を通して沢山のことを学ぶことができましたが想像以上のものでした。【高等部1年男子】https://www.rikkyo.co.uk/new/latestnews/gifu-matsunaga-cup-20221210/

肌で感じたロンドンの魅力

今回のアウティングではロンドン市内を周り、ナショナル・ギャラリーとレ・ミゼラブルの演劇を鑑賞した。

友達がロンドンについて詳しく、Barbourなどのイギリス発祥のブランドを見て回り、また、ご飯を楽しんだ。特にご飯について、世界中の料理が一つの地区にまとまっていることに一種の感動を覚えた。イギリスらしさこそなかったものの、グローバル化に伴う食事の拡大について肌で感じることができ良い体験だった。

街を散策すると、レンガ造りの建物の連なりや建築構造にロンドンらしさを感じることができ、Historyでも学んでいるイギリス史からも町並みの知識を活用することができた。

また、ナショナル・ギャラリーでは世界の傑作が多く展示されており、写真ではなく直接見ることによる感動が多くあった。特にゴッホ作の「ひまわり」はいつかひと目でも見たかった絵なので立ち止まってゆっくりじっくり鑑賞し、感動を味わうことができた。

レ・ミゼラブルの演劇は今までのどの演劇よりも迫力があり、且つ光の調整の仕方、立体感がとても印象的であった。世界の中心で上演される劇はやはり素晴らしいものであった。映画さながらの迫力で飽きることなく楽しめ、最高の経験となった。

今回、人生で初めてロンドンを散策したが、半日ではとても回りきれない街だったのでまたロンドンに訪れ、散策の続きをしたい。その時にみんなとの思い出を振り返りながら、個人的にも大事な街の一つとして街巡りができたらと思う。
(高等部2年生 男子)https://www.rikkyo.co.uk/new/studentsblog/the-charm-of-london/

高等部2年 ロンドン・アウティング高等部2年 ロンドン・アウティング高等部2年 ロンドン・アウティング高等部2年 ロンドン・アウティング高等部2年生の3学期アウティングは念願のロンドン、しかも晴天・穏やかな一日でした。

昨年からコロナ禍の後アウティングが再開したものの、ロンドンへのアウティングは約3年ぶり。今日のこの日がロンドン初訪問という生徒たちもいて、誰もが待ちに待ったアウティングでした。

12時を少し回った頃にトラファルガー広場に到着。記念撮影をした後は各グループに分かれて昼食をとりました。早速中華街でお腹いっぱいに食べたグループ、メインは夕食に回して軽くカフェで済ませて晴天のロンドン散歩を楽しんだグループなどそれぞれ計画通りの時を過ごし、1時半にナショナル・ギャラリーに集合した後は、約1時間半の世界名画鑑賞。先生方が準備してくれた栞の中にある「クイズ」の答えを探しながら広い館内をグループごとに回りました。大小さまざまな額の向こうから色々な時代の人達に見つめられているような不思議な感覚、部屋から部屋へ進みながら世界中の風景の中を彷徨っているような錯覚に陥りながら夢心地の時間を過ごすことが出来ました。

外へ出ると眩しい光と現実の世界に引き戻されて、今度はショッピングと散策、そしてグループごとに夕食をとりました。お小遣いの殆どを「食」に費やしたグループもあったとか? 中華料理やインド料理、ファーストフードにフィッシュアンドチップス、そして勿論、久しぶりの日本食・・・とこちらも世界体験が出来たロンドンならではの食事でした。

そして最後の締めくくりはミュージカル「レ・ミゼラブル」。前日に皆で映画版を見てしっかり予習した甲斐もあり、複雑なストーリーもしっかり理解して映画とはまた違う感動を味わうことが出来ました。生演奏の迫力ある音響効果、次々とどこからともなく現れる舞台セットの巧みさ、そして何よりホールの隅々にまで響き渡る役者さんたちの歌声は圧巻の一言。最後は皆総立ちで拍手を送りながらロンドン・アウティングのフィナーレとなりました。

好きで苦手で得意なダンス好きで苦手で得意なダンス

僕の初めてのフリースタイルダンス。結果から言うとボロボロでした。でも人生で一番ダンスを楽しいと思えた日でした。僕自身ダンスをやったことがほぼありません。立教英国学院に来る2ヶ月前からK-POPっていうブレイクやヒップホップダンスとは程遠いダンスしかしてませんでした。立教に来てからもずっとK-POPだけをやってました。僕はK-POP以外には興味なくヒップホップとかは難しくて自分には絶対にできないダンスだと思ってました。

僕は一時期ダンスに飽きてました。自分のやってることは本当にダンスなのかと思い、段々自信がなくなっていきました。そしたらブレイクダンスが好きな先生がダンス経験者を文化祭のために集めていると聞きました。そのダンスに参加すれば自分の自信を取り戻せるかもと思い参加を希望しました。そしたら先生は快く受け入れてくれました。その当時は文化祭でしか踊らないのかと思ってました。僕以外にメンバーが3人いたのですが全員文化祭でだけ踊ると思ってました。そして文化祭が終わり自分自身に自信が戻ってダンスの楽しさを思い出しはじめ、ちょっとずつ楽しいと思い始めてました。その後、先生に急にビッグニュースがあると言われました。皆で集まってそのニュースを聞くとEPIC JAMというダンスのクラブで文化祭で踊ったダンスを踊ると言われました。その時皆驚き喜んでました。文化祭で解散されるグループで一生一緒に踊らないと思ってたからです。そのクラブでサイファーという皆がフリースタイルで音楽にのり踊るというイベントに僕達5人は参加しました。そのために練習をいっぱいしました。ダンスの披露もしサイファーでも踊るという貴重な経験を先生は僕達にさせてくれました。

本番になり僕達はロンドンに行きました。ロンドンに到着しクラブに行くまでの道のり僕はドキドキしてました。最初は緊張してるのかと思ってました。でも今思うとワクワクしてるからドキドキしてたのだと思います。クラブに入ったら司会者にまず会いました。司会者の人はノリノリで緊張で固くなってるのが和らぎました。そしてFROZENというダンサーの授業が始まりました。まず皆にフリースタイルダンスが自分にとってどんなものかを聞いてました。僕はフリースタイルなんかやったことがなくてフリースタイルに対する感情なんて微塵もありませんでした。だから僕の思うフリースタイルダンスを言い、それで得られるスキルを求めてると言いました。実際に僕はそんな希望を持ってました。

ダンスのレッスンが終わって僕達のダンスのショーケースが始まりました。まずは自己紹介から始まりました。何故か僕がグループの紹介をしました。何を話すか準備もせずに即興で挨拶をしました。僕達のグループ名や、メンバーの紹介をしました。その後、音楽がかかりダンスが始まりました。色んなダンスの経験者に見られるダンスは僕にとって苦痛でした。ダンスの未経験者が経験者に見られて盛り上がるわけもなくダンスは終わりました。強いて言うなら僕達の先生だけが湧きました。やっぱりダンスはかっこよさを求めると思います。ダンスの上手さではなく表現力だと思います。僕は表現が下手です。自分のダンスのスタイルを未だに見つけられてません。やっぱり僕はダンスが苦手です。

そしてサイファーが始まりました。トイレに行って帰ってきたらサイファーがもう始まってました。やっぱり皆かっこよく回ったり表現豊かにダンスをしている。僕とは大違いだと思いました。ちょっと経ったら一人のダンサーがサイファーの真ん中に入っていきました。その人のダンスは他の人とは違って自分を魅せるのではなく相手も巻き込む踊り方だと思いました。僕はそのダンスに惹かれました。見たことないダンス、サイファーでしか見れないダンス。とにかく心が擽られました。ダンスにはこんな踊り方があるのだと知りました。これからの僕の目標が見つかりました。その日僕は合計6回サイファーの真ん中に入りました。そのうち4回は自分を表現するのではなく相手も巻き込むダンスを試してみました。やっぱりそう簡単には踊れないことを知りました。今の自分にはできないダンスだと思いました。今の僕ではあの表現力で周りを一緒に踊りたいと思わせたいダンスはできません。もしかしたらこれからもできないかも知れません。それは今の僕にはわかりません。でもあの人とはもう一度あってその時の進化した僕を魅せたいと思いました。

僕はやっぱりダンスが苦手です。ダンスで得られることも限られてると思います。でもダンスのジャンルの壁を乗り越えて新しいダンスを覚えられたら他の人とは違う何かが見れると思いました。確かに僕はダンスが苦手と言いました。でもK-POPは得意です。だからこそ得意なダンスと苦手なダンスを組み合わせてこれまではなかったダンスを魅せたいと思いました。

(高等部1年男子)https://www.rikkyo.co.uk/new/studentsblog/likes-dislikes-and-good-at-dance/

ロンドンのHIPHOPイベント『EPIC JAM』に参加しましたロンドンのHIPHOPイベント『EPIC JAM』に参加しました

11月12日、ロンドンのPeckham Levelsで行われたHIPHOPイベント、『EPIC JAM』に参加してきました。参加者はH1生徒4名、オープンデーでダンスのショーを行ったメンバーです。

同イベントは芸術・文化を通した異文化コミュニティーの形成を目指す社会的企業、EPIC(Every Person Is Capable)が主催するイベントで、HIPHOPの4大エレメントであるラップ・ブレイクダンス・DJ・グラフィティを融合して様々なプロジェクトを行っています。

イベントでは、フランスから訪れたダンサーのFrozenさんによるワークショップに参加したり、オープンデーで行ったショーを会場で披露したりしました。またその後は、DJが流す音楽に合わせ、輪の中心で即興で踊る「サイファー」と呼ばれるコンテンツに参加しました。

生徒たちは緊張した様子でしたが、周囲のフレンドリーなダンサーが積極的に話しかけてくれたり、ショーを褒めたりしてくれたことで段々と緊張がほぐれていったようでした。サイファーに1人で入りこみ、周囲の人の前でフリースタイルダンスを踊るということは相当な勇気と経験が必要です。生徒も最初はなかなか一歩が踏み出せませんでしたが、「最低5回はサイファーで踊る!」といった目標を立てたことで全員がサイファーに参加できました。

スキルを競い合うだけでなく、カルチャーを通して人々がつながり合うことを楽しめるこのイベントは、言葉の壁を越えるダンスの可能性を再認識させてくれました。「また行きたいです」「次はもっと上手くなって来たいです」という生徒の声を聞き、新たな国際交流の場ができたな、と感じた1日でした。https://www.rikkyo.co.uk/new/latestnews/peckham-levels-epic-jam/

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