私は自粛期間前に、家族でスキーに行った。泊まったホテルから見える真っ白の雪がとても綺麗で印象的だった。また、そこに積もっていた雪はとても柔らかく、他のスキー場のような硬い雪ではなかったため、少し嬉しかった。他にも、車での移動だったため外の駐車場に止めたのだが、半日見ていなかっただけで結構たくさんの雪が積もっていた。いままで、車の上に雪が積もる光景はテレビでしか見たことがなかったため、「初めて」を今年の冬休みに見ることができて嬉しかった。

新学期が始まって、三学期もイギリスで学校生活を送れることを期待していたけれど、新型コロナウイルスの影響で行けなくなり残念な気持ちだが、家族と一緒に生活する時間が長くなったことは少し嬉しい気もする。また、一学期と同じようにオンライン授業が始まって、友達との距離を感じる気がする。メールやLINEでのやり取りというよりは、授業中、以前のような活気というものが感じにくいのだ。

新型コロナウイルスが早く収まり、また二学期のようにイギリスで皆と過ごせる日が早くこれば良いなと思う。
(中学部1年 女子)

2021年。ウイルスと世界が変わってゆく。

私がイギリスから帰って、1週間ほどたったときから、イギリスがニュースでよく取り上げられるようになっていた。それは、新型コロナウイルスの変異株。日を追うごとに、事態はどんどん悪化していった。そんな中で3学期に渡英できるのかという思いを抱えながらも、私の家は、ネット環境が悪いこともあり、「学校に行きます・渡英します」という選択肢を選んで学校に提出した。そんな状況を考えもせず、ウイルスは日々悪い方へと変わってゆく。世界中がウイルスと同じような方向へ変わってゆく。そして、とうとう学校から連絡がきた。

「3学期は、オンライン授業になります。」

この連絡が届いてから、私の家は残念だと思う暇もないくらい忙しくなっていった。今回のオンライン授業は、時差の関係で20時半くらいまで続くためリビングでやるのは厳しいと判断。自分の部屋にパソコンを移動したり、学習環境を整えたりした。ネット環境の工事ももちろん行った。幸いにもネット環境は以前と比べて随分良くなった。だが、ウイルスは良い方向へは向かってくれない。私の住む大阪府に緊急事態宣言が発令されたり、国内で変異株の感染確認が相次いで確認されたり。事態は、どんどん悪化していく。

「ああ、今年も大変な年になりそうだ。」そう思った。でも、活動が制限されるということは、また新しいことを始めるチャンスかもしれない。その制限下の中で何が出来るかを考えていけば、いいと思う。そこで、私はこんな言葉に出会った。

『Chance、Change、Challenge。』3つのCH。

「このチャンスを無駄にせず、日々新しいことにチャレンジして自分や自分の生活をチェンジしていこう。」

この言葉を胸にこのコロナウイルスを乗り越えて行こうと思います。

(小学部6年 女子)

僕は家族で1月14日に函館に行った。どんなところか知らなかったので楽しみだった。魚が美味しいと聞いたときには、ますます楽しみになった。函館では、イギリス旧領事館にたまたま通りかかった。三学期イギリスに行けなかったから、見れて嬉しかった。イギリス風の建物なのに、屋根が瓦だったのが面白かった。日本で作ったからかもしれない。イギリスの建物の屋根がどうなっているのか気になったから、イギリスに行ったら確かめたい。もっとゆっくり見て行きたかったのに時間がなかったのでまた見に行きたい。

一番良かったのは寿司屋だ。店に入る前に、雪に足が埋もれてしまって寒かった。この店はお父さんおすすめの店で、お父さんがおすすめのマツカワやウニ、シャコ、トロきゅうを食べた。マグロは普段食べているものよりとろっとしていて、美味しかった。ウニは、よく本土ではミョウバンが使われているが、ここのウニは使われていなかった。マツカワは、幻の高級魚で、釣ることが難しいらしい。ゴッコ汁というものも出てきた。コバンザメのように吸盤を大きな魚に吸い付けて生きているらしい。どれも北海道函館の噴火湾で取れた魚らしい。ちなみに、噴火湾は今は噴火してないらしい。20貫ぐらい食べたがどれもぺろりとお腹に入って、食べたあともまだまだ食べられた。

帰りの飛行機でもいいことがあった。帰りのルートがレアだったのだ。普通、伊丹空港に着陸する飛行機は、神戸の上を飛んで高度を下げ、そして着陸する。しかし、今回は神戸の上を飛び、奈良の生駒山の方を回って、大阪に入り、そして着陸した。お父さんによると、このルートは非常に珍しいらしい。何回も飛行機に乗ったことがあるが、自分の家の上を飛んだというのは初めてだった。どれが自分の家かを見ることはできなかったが、それでも嬉しかった。帰ってきてから僕は、また、函館に行きたいと思った。

(小学部5年 男子)

三学期、最後の学期をこのようにオンライン授業として過ごす事になってしまい、とても

残念でした。

三学期は卒業に向けての期間になってしまうので、直接学校に行くことができないのが悔しく思います。

一学期がオンライン授業になってしまったときは、「オンライン」という画面越しの関係

に少し戸惑いながらも、新しいクラスの仲間と仲を深めることができました。2学期に直接

対面して生活したときに最初はやはりぎこちなさもありましたが、すぐに仲良くなることが

できました。そのときに、お互いに向き合って直接コミュニケーションをとるということが

、今までとても当たり前だったのに、その当たり前のことが人と人を強く結びつけるとても

重要な鍵だったのだと気づかされる二学期でした。

三学期はオンライン授業になってしまいましたが、対面授業じゃなくても友達の顔を見る

ことができる今の時代はとても良い時代だと思います。コロナ禍の自粛生活に疲れを感じな

がらも、三学期がオンライン授業として始まり、久々に友達の顔を見ながら共に授業を受け

れるのは私の心の慰めになりました。

二学期の生活を通して、やっと仲良くなることができたクラスの仲間達と直接会えなくな

ってしまったのがとても残念です。ですが、オンライン授業になっても授業の課題について

先生と話し合ったり、友達と質問をし合ったりする時間は変わらずあり、普段の学校生活ま

での華やかさはなくても学校生活を楽しむことができています。課題の管理を自分で行うの

が少し大変ですが、あまりネガティブに考えずにオンライン授業はオンライン授業として何

か別の魅力があると信じて、楽しく生活できれば良いなと思っています。

2020年は最悪の年と考える人も多いようですが、私は2学期に作ることができた楽しい思

い出があるので、そうは思いませんでした。大切な人と過ごす時間をどのように過ごすべき

なのかを深く考えさせられる意味のある年だったと思います。コロナ禍になったからこそ、

周りの人に対しての接し方、いつも自分を支えてくれている人に対しての感謝を思いだし、考えることができました。

高校1年生という新たな始まりの前に自分を見つめ直すことができたので、今後は自分の

行動を慎重に考えて生活をしていきたいと思います。

(中学部3年 女子)

2021年、最近ハマっていることは、主に3つあります。

1つ目は、最近縄跳びにハマっています。でもぼくは、縄跳びが苦手です。だから、昔は縄跳びが嫌いでした。でも今は、縄跳びの二重飛びを練習してちょっとできるようになったりしているので、やっていくごとにどんどん好きになっていきました。でも少ししかできないです。だから、できる人に教えてもらいたいです。あと、僕の縄跳びの目標は、2重飛びを連続で飛ぶことです。

2つ目は、最近ケーキと料理とパン作りにハマっています。理由は、料理する動画を見て面白いなと思ったからです。今では、お料理教室に行って、ケーキと料理とパンを作りに行っています。お料理教室は、友達と行っているので、とても楽しいし、一緒に自分達が作った料理を食べるときも友達と一緒にいるからより美味しく感じます。ちなみに、今まで作ってきた中で一番好きなスイーツは、シュークリームで、料理では、ローストビーフです。パンは、作ったことはあるけれどパンの名前がわからないです。あと、将来は、ケーキ屋を作れたらいいなと思っています。

3つ目は、アイススケートにハマっています。友達とアイススケートに2日行きました。1日目は、初めてだったから壁を掴んで歩いていました。でも、先生が優しく教えてくれたので1日目の最後の方は、少し、真ん中で歩けるようになりました。2日目は、ある程度滑れていたので、滑っているときに足を開けたり、競争したりして難しいことをいっぱいしたのでうまくなったのかなと思います。ちなみに、アイススケートの会場に人は少なく、30人くらいしかいませんでした。2日しか行ってないので友達ともう1回行きたいです。これが僕のハマっていることです。

(小学部6年 男子)

本校、高等部1年生の男子生徒が居住地のシンガポールにて小学生に向けて「高校生が教えるロボットプログラミング特別講座」を企画・開催しました。

その取り組みをシンガポール最大発行数の週刊日本語フリーペーパーShingaLifeが記事にまとめてくださいました。

https://singalife.com/education/23414/

〈本人コメント〉

私は現在シンガポールに住んでおり、新型コロナウイルスの影響で学校へ帰寮することができませんでした。そんな中でも、今いる場所で何か新しいことに取り組めないかと考えました。そこで、自分の好きなロボットプログラミングをたくさんの人に知ってもらいたいと想い、今回の取り組みを企画・実行しました。挑戦して本当に良かったです。

今年度のコロナ禍騒動で、家の心地よさを知った。と同時に健康な生活が見事に崩れた。

元々私は自分から動き出す気力があるような人間ではないし、運動も好きではあるが得意ではなかったため、「自粛」という言葉がでた途端に家に閉じこもった。ちょうど入学前の春休みに友人にゲームを勧められたこともあり、ベットで寝転がっている時間が圧倒的に長かった。それから体育の授業が始まり、課題が出るようになると渋々動いたが、それ以上は動かなかった。あったかいお布団が気持ちよくて、スイーツが食べたいと思ったらいつでも作れて、可愛い猫がいて…そんな家の良さに気づいた。良さに気づいてしまったおかげでさらに家から出たくなくなった。そしてダイエットを始めたため、食べる量も圧倒的に減った。生活リズムも授業に合わせて段々と夜型になっていった。

おかげで二学期に帰寮した時はドミトリーの階段を登るのも一苦労、好きだった短距離走のタイムも大幅に落ちていた。学校にいる間は、短くても外を歩く時間が絶対あって食事も強制で大量に食べなければならないし、10時には絶対就寝だ。自分にとっては、立教に行ったら太ってしまうしゲームができないし…というマイナスな考えがあったが、今家に帰って振り返ってみるとここ最近で一番健康な生活だったと言っても過言ではない。夜型だった生活は治り、食べる量も増え、学期の終わりには階段もきつくなくなった。

正直にいうと、立教の寮生活が恋しくてたまらない。友達とワイワイした日々はとても楽しかった。家の良さに気づいてしまったが、家と比較して寮生活の良さにも気づいてしまった。来年度からは短くても学校で過ごす時間が欲しい。寮生活を楽しみに三学期のオンライン授業を頑張りたい。

(高等部1年 女子)

先学期は初めての立教生活を経験しクラスメイトとも直接会うことが出来ました。しかし、今学期はこのような状況となってしまいとても残念でなりません。オンライン授業になってしまったので友達と会う時間も限られています。もちろんLINEなどのSNSで会うことは出来ますがそれではあまり会った気がしません。24時間共に生活する友達だからこそ長い期間直接会うことが出来ないのは悲しいことだと思います。僕はこれらの経験を通してあることを学びました。それは家族や友人など身近にいる人の大切さです。2学期は家族の元を離れて生活していたので家族への感謝を改めて実感しました。そして、常に隣にいた友達も今学期は離れ離れになってしまったので友達との関わりがどれだけ大切かということを考えるきっかけとなりました。今学期はリモートでの授業となりますが、常に感謝の気持ちを忘れずに、またこの期間だからこそできることを見つけチャレンジし自分を成長させたいです。

(高等部1年 男子)

約一ヶ月半の冬休みも終盤にさしかかり、そろそろ学校に行く時間が迫ってきたというとき、三学期はオンライン授業になるという知らせが入った。家での時間を楽しめると思う一方で、学校に行けない寂しさも混じって、なんだか複雑な心境だった。友達とのLINEのやり取りの中には「寂しいね。でもオンラインで話せるからね」というメッセージが残されている。

そして、一週間前、三学期オンライン授業が始まった。コンピューター上でzoomを開く、1学期ぶりの久しい感覚が戻ってきた。先生からのzoom入室の許可を待って、耳にイヤホンをつける。その行為がオンライン授業への私のスイッチをオンにする。

画面上ではあるが、久しぶりにクラスメイトの顔を見て、少し安心した。1学期とは違って、ほとんどが顔見知りだったので、気も楽だった。授業は順調に進み、オンラインでもいつもどおりのやり取りができると思っていた。しかし、ホームルームで数人で会話をする時間で始まってしばらくの間、沈黙が流れてしまった。いつもなら、そのようなことはありえない。学校にいるときは常になにか話しているような、話好きな私達が話すことに戸惑っていた。そのときほど「ああ、学校に行きたかった。直接会いたかった」と思ったことはない。学校に行っていれば、みんなで自然にコミュニケーションを取ることができる。相手の呼吸を読み、その場の空気を感じて、会話をすることができる。しかし、オンラインではそれを感じることができるほど近くはない。少し距離があった。このとき、「これが会えないということの辛さか」と私は痛感した。3学期も学校に行きたかったなと思う。だが、こんなときだからこそ、前向きに考えなければいけない。「なんだか、オンラインだとちょっと話しにくいよね」と笑いながら言えるような、そんな雰囲気を作れるように、慣れていきたい。これも経験だ。この3学期のオンライン授業を体験したおかげで、学校へ行ったとき、その時間をより大切だと思うことができる。

次、学校に行くときにはもう高校2年生だ。新入生も入ってくる。高校1年生ではあまり行けなかった分、立教英国学院での生活を精一杯楽しめたらいいと思う。まだまだ状況は厳しいかもしれないが、ワクチンに希望を託して、コロナウイルスの収束を願いたい。学校へ行ける日を楽しみにとっておくつもりで、この8週間を過ごしていきたい。

(高等部1年 女子)

COVID-19の影響で、例年Elmbridge のケアホームで行うキャロリングが中止せざるを得ない状況となりました。しかし、生徒たちは、毎年待っていてくださるケアホームの方々に自分たちの気持ちを伝えようと、キャロリング動画を作ることになりました。

この状況のもと、毎年同様のクリスマスは過ごせないかもしれませんが、ぜひ生徒たちの演奏や歌唱をお楽しみください。

動画は近隣のケアホームや教会にプレゼントする予定です。

リンクはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=I8e13oBo_Ow&feature=youtu.be

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